マッチをつける方法

この記事には:マッチをつける基本マッチをつける様々な方法火のついたマッチを持つ5 出典

火を必要としている時にマッチがあると、とても便利です。最も古く、信頼のおける火の起こし方とも言えるでしょう。マッチは、横薬(ストライカー)でマッチの先端(頭薬)をこする時に生じる熱を利用して少量の可燃性燃料を点火させます。簡単で安全に使用することができますが、さらに複数の異なるつけ方を身につけておくと見慣れない種類のマッチでも悩むことがないでしょう。基本のつけ方を理解することができたのであれば、マッチ箱を使わずに火をつける方法も学んでみましょう。

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マッチをつける基本

マッチの扱いに慣れていて普段とは異なる方法で点火させてみたいという人は「方法2」に進みましょう。

木製マッチ

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    マッチ棒の中央部分をしっかりと持つ 人差し指と親指を使い、軸の中央部分を持ちましょう。必要に応じて他の指も使ってマッチ棒を安定させましょう。
    • 初めてマッチを使うという人は、マッチ箱を用いて木製マッチをつける方法を用いましょう。これが最も簡単な使い方です。慣れてきたようであれば、紙マッチや横薬を用いない点火方法にも挑戦してみると良いでしょう。
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    マッチの先端(頭薬)部分を横薬の面に押し当てる マッチ箱のざらざらとした手触りの側面(茶色になっています)を見つけましょう。この部分を横薬またはストライカーと呼びます。この面にマッチの先端(頭薬と呼ばれる丸くなり色がついている部分)を押し当てましょう。まだ動かしません。
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    素早くマッチをする 力を抜かずにマッチ棒の先端をストライカーに当てたまま手を動かしましょう。この動きにはある程度の速度と力が必要です。1度の荒い動きで頭薬を擦りつけるような要領で行うと良いでしょう。正しく行えていれば、すぐに火がつきます。突然火がつくので驚かないようにしましょう。
    • 力の入れ具合は個々のマッチやストライカーによって変わります。マッチ棒が折れてしまわないよう注意する必要がある一方で、力が弱すぎると火がつきません。ちょうど良い加減を見つけましょう。2~3回練習をするとコツが掴めるでしょう。
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    必要に応じてもう一度マッチをする 必ずしも1回で点火されないこともあります。すぐに火がつかないとしても、心配する必要はありません。マッチ棒を擦る動きを繰り返しましょう。1回目の手の動きが弱すぎた可能性がある場合、2回目は若干力を加えてみると良いでしょう。
    • 何度も擦っていると頭薬の可燃性燃料(恐らく塩化カリウムと赤リン)が落ちてしまいます。[1]このような場合は、同じマッチの先端の反対側を擦ってみましょう。
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    点火されたマッチ棒をマッチ箱から遠ざける 点火されるとすぐに分かります。煙が発生し、ほぼ即座に火がつきます。この段階で軸の中央部分でなく下の方に持ち替え、早速使用しましょう。他のマッチ棒にうっかり点火させてしまうことがないよう、マッチ箱を安全な場所に遠ざけましょう。無事にマッチをつけることができました!

紙マッチ

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    一本分を切り離す 紙マッチのケースは箱ではなくボール紙が折りたたまれたれたような見た目をしていて、その中にに紙製の軸で作られた平らなマッチが入っています。軸にあたる紙の底の部分が容器に接着されています。使用する際は、まずそのうちの1本を手で持ち、残りのマッチと反対方向に折りたたみ、むしり取るようにして取り出します。
    • 木製のマッチと比べると点火しづらく感じられるかもしれませんが、練習をすればすぐにコツが掴めるでしょう。このセクションで紹介されている方法を何度も試さなければならなかったとしても心配する必要はありません。
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    ストライカー部分に合わせてマッチ棒を寝かせて持つ 紙マッチの点火方法はいくつかありますが、その中でも最も簡単なものでも木製マッチの点火方法とはある程度異なります。まず、頭薬をストライカー(ケースの側面に色のついた細長い部分があるはずです)の上に合わせてマッチを寝かせて持ちましょう。ストライカーの中央部分にマッチの頭薬を配置し、ケースから軸が突き出しているように持って構えます。
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    ケースのふたを閉じてマッチを挟む マッチ棒自体は動かさずにケースのふたをパタンと閉じマッチ棒を挟みましょう。つまり、頭薬部分が隠れ軸の部分だけが外から見える状態になっているはずです。ケースの外から優しく力を加え、頭薬の部分の丸みが指先に感じられることを確認します。
    • この時、頭薬の部分がしっかりとケースで隠れているようにしましょう。少しでもはみ出ている状態でマッチをすると親指を火傷する恐れがあります。
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    強く引く 軸を利き手で持ちます。反対の手でケースを持ち頭薬の部分をギュッと押しましょう。そのまま素早い動きでマッチをすります。正しく行われていれば、ぐっと引き出した瞬間にストライカーと頭薬の間に摩擦が生じ火がつきます。
    • 木製マッチと同様に、全て手順通りに行っていても点火されないこともあります。必要に応じて2~3回繰り返してみましょう。どうしても点火されない場合は頭薬の反対側を使い、もう一度すってみましょう。
    • ケースを強く押し過ぎると軸が破れてしまうかもしれないので力加減を工夫しましょう。破れてしまったマッチは無駄になるので、残りの本数が少ない時などは注意深く行うことが大切です。
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    あるいは、ふたで挟まずに点火させてみる ストライカーとふたで頭薬を挟まずに点火させることも可能です。指を火傷する恐れが高いので慣れていない人は気をつけなければいけませんが、挟む方法よりも点火が若干早くなります。下記の手順に従って試してみましょう。
    • 利き手の親指と中指でマッチ棒を持ちます。人差し指は頭薬の後ろに添えます。反対の手でマッチのケースを持ちましょう。
    • 人差し指でマッチの先を抑えながらストライカーに沿って手早くこすりつけましょう。木製のマッチを点火させる時と大まかな要領は似ています。
    • 火がついたら即座に人差し指を炎から遠ざけるか、マッチを反対の手に持ち替えましょう。時間をかけすぎると火傷をしてしまいます。

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マッチをつける様々な方法

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    何でもストライカー代わりにしてみる ほとんどのマッチは、乾いた表面で先端を擦り、十分な摩擦を生じさせて頭薬に熱を与えていれば、ストライカーがなくても点火させることができます。ただ、「ストライクエニウェアマッチ」という製品も存在します。「どこでもすれるマッチ」という製品名からも分かるように、様々な表面を利用して点火させることができるので、一番簡単でしょう。
    • ストライクエニウェアマッチは木製マッチであることが多く、種類がケースにも明記されています。日本ではオンラインショップなどで販売されています。ロウマッチとも呼ばれています。[2]
    • ストライクエニウェアマッチは乾いた表面でなければ点火させることができません
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    石を使いマッチをする これは、キャンプやハイキングなどをする人であれば屋外のサバイバルスキルとして身につけるべき方法です。表面が平らで手触りが少し「粗い」、乾いた石を見つけることがポイントです。歩道のコンクリートような手触りを目安にしましょう。既に説明しているように、この時の石もまた乾いていなければマッチを点火させることはできません。乾いた石が見つけられない時は、条件を満たした濡れている石を見つけ、衣類で水気を拭き取り、2~3時間ポケットに入れて持ち運ぶか、適切な場所に置いて乾かしましょう。
    • マッチを中指と親指で持ち、人差し指で頭薬の部分を石の表面に押し当てます。これは、ケースのふたで挟まずに紙マッチを点火させる時と同じ持ち方です。石の表面が粗いほど簡単に摩擦が生じるので、点火させやすくなります。
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    目の粗い建材を用いる 自然の中でなく日常的な生活空間でストライカーを使わずにマッチを点火させる必要がある時は、身の周りのもので代用してみましょう。何らかの表面を用い、通常のストライカーあるいは石を使う時と同じ要領で擦ってみましょう。目が粗ければ力を抜いて点火させることができます。ただし、この方法を用いる際も表面が完全に乾いていることが必須です。例えば次のような材料を利用することができます。
    • コンクリート
    • グラウト(タイルの目地の部分)
    • れんが
    • セラミック
    • マッチをすることで建材の表面に痕が残ることもあります。従って、他人の所有物を使ってマッチに火をつけないようにしましょう。
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    紙やすりを用いる この方法はガレージや作業場などでマッチ箱がないという時に便利です。目の細かい仕上げ用紙やすりが最も適しています。目が粗いものになると、擦った時に頭薬部分が取れてしまうこともあります。使い方は簡単です。紙やすりを小さく切り、平面に置きましょう。その上にマッチの頭薬部分を押し当て、マッチ箱のストライカーを用いる時と同じ要領で擦りましょう。
    • 乾燥した木材が保管されているそば(紙やすりがあるということは、こうした木材も恐らくあるでしょう)で点火させないよう注意しましょう。簡単に火事になってしまいます。
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    ジッパーを用いる(慎重に) これはパーティーなどの場で披露すると盛り上がりますが、自分が怪我をしたり、他人に怪我を負わせることがないよう注意が必要です。まず、ボトムスのジッパーを下げましょう。一方の手で生地を伸ばし、ジッパーの部分をできる限り平らにします。反対の手でマッチを持ち、ジッパーの一番上に頭薬の部分を押し当て、軽く力を入れながらシュッと下に向かって擦ります。コツがわかり慣れてくるまでは恐らく何度も失敗するでしょう。
    • 必ずジッパーの上から下に向かって擦りましょう。逆方向は危険です。上から下に動かしていれば、火のついたマッチが万が一、手元から離れてしまったとしても床に落ちるだけでしょう。逆方向だと服に引火する恐れがあります。
    • この点火方法を試すことができるのは、丈夫な素材のボトムスを着用している時のみです。デニムといった分厚い生地であれば恐らく引火することはないでしょう。また、ショーツやサンダルを履いている時は試さないようにしましょう。
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    窓を用いる 完全に滑らかなガラスの表面でもマッチをつけることが実はできます。ただし、しっかりと力を加えながら擦る必要があるので、マッチ棒の後ろに人差し指を添えましょう。頭薬の部分をガラスの表面に押し当てます。そして1回の素早い動きでマッチを下に向かって強く擦ります。火傷をしてしまわによう点火されたら即座に人差し指を離しましょう。
    • この方法を用いると、ガラスの表面にマッチの痕が残るかもしれません。人目につきやすい窓ガラスなどでは試さない方が良いでしょう。ただ、こうした痕は簡単に拭き取ることができます。
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    上級者は歯を試す 披露するとかなり周囲が盛り上がるでしょう。ただし、自分を含め怪我人を出さないよう十分な常識をもって行いましょう。まず、清潔な布やペーパータオルを使って前歯の水分をできる限り取り除きます。次に、頭薬の部分を前歯に押し当て、力を入れて素早く動かします。点火されていないと思われる時も素早くマッチを口元から遠ざけましょう。無事に火をつけることができた後は口の中を水ですすぎましょう。
    • 前歯の裏側にマッチを押し当てて、歯の付け根の部分から先の方向に、外に向かって擦るという方法を試すこともできます。
    • 言うまでもなく、歯を用いる時は十分に注意を払いましょう。かなり高い確率で口の中や唇に火傷を負う恐れがあります。頭薬に含まれている化学物質が歯にどのような影響を及ぼすのかもあまり分かっていないので、何度も繰り返し試さない方が良いでしょう。

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火のついたマッチを持つ

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    少し下に傾けて持ち火を長持ちさせる 火は昇っている時が最もよく燃える性質を持っています。[3] マッチのような小さな炎でもこの性質は変わりません。そこで、マッチを少し床の方に傾けて持ち、上向きの通り道を作りましょう。
    • このように少し傾ける程度であれば、明るい炎を維持しつつ、すぐに燃え尽きてしまうということもありません。できる限り長く持たせたい時は角度をさらに上に調整しましょう。
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    大きく下に傾けて炎を大きくさせる できる限り早く炎を大きくさせる必要がある時はマッチ棒を1~2秒間ほど下に傾けましょう。こうすと軸に沿って速く燃え進んでいくので、炎が大きくなります。ただし、指先に近づくにつれて熱くなるので気をつけましょう。
    • 先端を真下にして持たないようにしましょう。あっという間に燃え進み指先を火傷する恐れがあります。
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    ゆっくりと燃え尽きさせたい時は真上に向ける 真っすぐ上を向かせた状態でマッチを持つと、燃え方が緩やかになります。つまり、ゆっくりと燃え尽きていきます。徐々に自分の指先に炎が近づき、自然に燃え尽きるでしょう。
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    風に注意する 屋外でマッチに火をつける際は風に注意しましょう。マッチに火がついた状態で風が吹くと消えてしまい無駄になるかもしれません。風がおさまるのを待つか、風のない場所でマッチをつけましょう。
    • 風が吹いている状況でマッチをつけた時は手を使って風を遮り炎を守りましょう。[4]

ポイント

  • 軸の長いマッチ(キャンドルなどを灯す際に便利です)を用いる時は、擦るときの力で折れてしまわないよう頭薬から5センチほどの位置で持ちましょう。
  • 燃え尽きた後でも煙から再び点火されることもあります。
  • ここで紹介したつけ方以外にも、既に灯されている火(ガス台、キャンプファイヤー、あるいは別のマッチの火など)を借りて点火させるという方法もあります。

注意事項

  • 絶対に燃料、薪、化学溶剤といった可燃性物質のそばでマッチをつけないようにしましょう。
  • 燃え尽きた後でもマッチには熱が残っています。ゴミ箱の中で火事を起こすことがないよう使い終えたマッチは水に浸し、完全に火が消えていることを確認しましょう。
  • 自分の体と逆の方向に、上から下にマッチをすりましょう。[5] 自分の体に火のついたマッチを近づけるのは危険です。
  • マッチを用いる時は身の周りを常に確認しましょう。無防備な子供やペットなどの近くでマッチを用いないようにしましょう。
  • 子供にマッチで遊ばせるのは大変危険です。やめましょう。

記事の情報

wikiHowは「ウィキ」サイトの一つであり、記事の多くは複数の著者によって共著されています。 この記事は、匿名の筆者を含む40人が執筆・推敲を行い、時間をかけて編集されました。

カテゴリ: 住まいと暮らし・ガーデニング

他言語版:

English: Light a Match, Español: encender un cerillo, Italiano: Accendere un Fiammifero, Português: Acender um Fósforo, Русский: зажечь спичку, Deutsch: Ein Streichholz anzünden, Bahasa Indonesia: Menyalakan Korek Api, Français: allumer une allumette, العربية: إشعال الثقاب, Nederlands: Een lucifer aansteken, 中文: 点燃火柴

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