ミントを育てる方法

共同執筆者 Andrew Carberry

この記事の内容 ミントを手に入れる ミントを植える ミントの世話をする さらに1項目を表示 項目を隠す 関連記事 参照

ミントは風味が良く、汎用性が高いハーブです。フルーツサラダ、肉料理や魚料理、アイスティーやカクテルなど、様々な場面で利用できます。ミントには数多くの種類がありますが、どの種類も育てるのは簡単で、適切に世話をすれば何年も育てることができます。しかし、ミントは周囲への侵食力が非常に強い植物です。何も対策をしていないと、どんどん周囲に侵食して他の植物の分まで栄養を奪い取ってしまいます。ミントは鉢植えで育てるか、もしくは根が地中で拡散しないように対策を施す必要があります。

パート 1
ミントを手に入れる

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    今あるミントから挿し木を取得しましょう。ミントは種から育てるのが難しい植物です。ペパーミントなど、一部の種類では実質不可能です。10cmほどの小枝を切り取りましょう。同じ場所からまた新しい枝が生えてくるように、分岐点から1cmほど残して切りましょう。葉がたくさん付いている必要はなく、基本的にどのような小枝でも構いません。コップに水を入れて、取ってきた小枝を浸けておきましょう。水に沈む部分の葉は予め取り除いておきます。[1]一週間以内に、水に浸かっている部分から白くて小さい根が生えてきます。根がある程度の長さに育つまで、更に数日から一週間ほど待ちましょう。
    • 必要に応じて水を足しましょう。水が腐らないように、4~5日に1回は水を取り替えましょう
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    ミントの芽、もしくは苗を買いましょう。ミントの苗は殆どのホームセンターや園芸店で購入できます。スウィートミント、チョコレートミント、スペアミント、レモンミント、アップルミント、ペパーミントなど、非常にたくさんの種類があります。料理に最もよく使われるのはスペアミントです。ミントは生長が速くて繁殖力も強いので、初めて育てるのには最適な植物です。
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    今あるミントからランナー(地下茎)を取得しましょう。ミントはランナーと呼ばれる長い茎を地中に伸ばし、そこで新たに根を張ります。ランナーは、掘り出して別の場所に移植することができます。お友達がミントを育てている場合、移植できるランナーが手に入るかもしれません。

パート 2
ミントを植える

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    最適な時期にミントを植えましょう。春に植えるのが理想的ですが、霜が降りない地域にお住まいの場合は秋でも構いません。ミントは丈夫な植物ではあるものの、できるだけ良い環境で育てましょう。
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    苗、もしくは根が生えた小枝を植木鉢に移植しましょう。ミントは鉢植えで育てるのが最も一般的です。すぐに料理に使えるように台所の近くに置いておけるだけでなく、状態を常に確認できるという利点があります。ミントは生長スピードが速く、根が他の植物の根を締め出してしまいます。[2]ミントと同じ植木鉢に他の植物を植えるのは避けましょう。植木鉢は幅が30~40cmのものを使いましょう。
    • 吸水性ポリマーを土に混ぜると土の湿度が保たれるため、乾燥を防ぐことができます。吸水性ポリマーの代わりにパーライトやバーミキュライトも使用できます。[3]
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    苗、もしくは根が生えた小枝を植えて、根がちょうど隠れる程度に土を被せましょう。一つの植木鉢に複数の苗を植える場合は、生長に必要なスペースを確保するために間隔を15cmほど空けましょう。
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    日当たりの良い場所に置きましょう。ミントを植える場所、或いは植木鉢を置く場所は、午前中は日当たりが良く、午後は少し日陰になる所にしましょう。日光は重要ですが、土を完全に乾燥させてはいけません。ミントは深くて湿り気のある土を好むため、その状態を維持しましょう。日当たりさえ良ければ、植木鉢の置き場所は屋内の窓際でも構いません。
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    地面に植える場合は、場所をよく考えましょう。ミントを地面に植える場合は、日光が程よく当たり、尚且つ湿度もある場所を選びましょう。[4]ミントの栽培に最も適しているのは、栄養分が豊富でpH値が6~7の土壌です。そのままでも問題なく育ちますが、数週間に一度の頻度で肥料を与えても構いません。根を守るために周囲にマルチングを行い、土の湿度を保ちましょう。[5]
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    花壇に植える場合は、植木鉢を埋めましょう。ミントを花壇に植える場合は、植木鉢やメッシュバッグなどの容器を少なくとも13cmほど埋めましょう。根が植木鉢から出ないように、植木鉢の縁は地上に出しておきましょう。植木鉢を完全に埋めてしまうと、ミントはあっという間に周囲に広がります。[6]
    • レイズドベッドを利用する、花壇を丸ごとミント専用にする、或いは根が拡散しないようにレンガや木材で花壇を区切るという方法もあります。

パート 3
ミントの世話をする

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    時々水をやりましょう。最初の年はこまめに水をやりましょう。[7]指で土の乾き具合を確認し、湿った状態を常に保ちましょう。ただし、水浸しにしてはいけません。直射日光が当たる場所に植えている場合は、一層こまめに水をやりましょう。水の過不足には常に注意を払いましょう。
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    上部を剪定しましょう。ミントが高く伸びすぎないように剪定しましょう。高さを一定に保つことで、葉が綺麗に横に広がります。[8]更に、収穫にも良い影響が出ます。水やりの必要性を確認する際に、高く伸びすぎていないかも併せて確認しましょう。
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    花を剪定し、過剰な生長を防ぎましょう。ミントは主に6月から9月にかけて、小さな花を咲かせます。花が開く前に剪定しましょう。無制限にミントが生長するのを防ぐことができます。更に、蕾を摘み取ると収穫可能な期間が長くなります。
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    2~3年に1回、株分けをしましょう。[9]株分けは、植木鉢やプランターで育てている場合のみ必要です。植えてから数年経つと、ミントは植木鉢と同じぐらいの大きさまで生長し、根が窮屈になってきます。植木鉢から抜き出して、慎重に複数の株に分けましょう。2~3年、或いは3~4年に1回、ミントを植え直しましょう。香りや風味を維持、強化できます。
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    サビ病にかかった場合は、防カビ剤を噴霧しましょう。サビ病とは、カビによって葉の裏側にオレンジ色の斑点ができる病気で、ミントがかかりやすい数少ない病気の一つです。
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    害虫や病気に注意しましょう。ミントは病気(ベルチシリウム病や炭疽病など)にかかったり、害虫(ノミトビヨロイムシ、カミキリムシ、ハダニ、ゾウムシなど)が付いたりします。[10]ただし、虫や害虫は基本的にミントが放つ強い香りを嫌うため、それほど頻繁には発生しません。空気の循環と土の水はけを良くするだけで、ミントは健康に育ちます。虫が付いていた場合は、ホースで水をかけて洗い流しましょう。
    • 葉への殺虫剤(体に害の少ないもの)の散布も効果的です。
    • 害虫が付いていないか、葉の裏側も確認しましょう。害虫は主に葉の裏側に隠れています。

パート 4
ミントを収穫する

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    必要に応じて、新鮮な緑の葉を収穫しましょう。春の終わりから秋の初めまで収穫できます。一度に3分の1以上収穫してはいけません。次の収穫は葉が十分に再生するまで待ちましょう。必要以上に収穫してはいけません。
    • ミントを乾燥させたい場合は、茎ごと逆さに吊るしましょう。数本ずつ紐や輪ゴムで束ねて吊るすか、もしくは平らな場所に広げて乾燥させましょう。葉や茎が十分に乾燥したら、茎から葉をむしり取ります。その葉を瓶やジップロック、タッパーに入れて、蓋をしっかり閉めておきましょう。[11]
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    霜が降りる時期になる前に、できるだけたくさん収穫しておきましょう。霜が降りても根は枯れず、春になると回復します。しかし、地上に出ている部分は枯れてしまいます。冬になる前にマルチング材を被せ、根を保護しましょう。収穫する際は茎ごと摘み取りましょう。花が開く直前まで待つと、大量に収穫できます。葉を数組だけ残して、丸ごと切り取ってしまいましょう。
    • 通常、1シーズンに3回程「大収穫」が可能です。
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    ミントを使いましょう。ミントの使い道は無数にあります。何でも、入れたいものに入れて使いましょう。しかしながら、定番と呼べる使い道を知っておいても損はありません。いくつか代表例をご紹介します。
    • 魚料理や肉料理などの引き立て役
    • 野菜の風味付け(ニンジン、グリーンピース、ジャガイモなど)
    • サラダの風味付け(フルーツサラダ、イチジクと大根のサラダ、ナッツとチーズのサラダなど)
    • 飲み物の風味付け(アイスティー、パンチ、レモネードなど)
    • モヒートやミントジュレップなどのカクテル

ポイント

  • 庭にミントを植える場合は、ミントが拡散しないように仕切りを作りましょう。底が無いバケツなどを土に埋め、その内側に植えましょう。ミントが際限無く広がっていくのを防ぐことができます。
  • 汎用性が高くてどのような料理にも利用できるミントはスペアミントとペパーミントです。特徴が強いミントを育てたい場合は、ホワイトペパーミント、チョコレートミント、アップルミント、ベルガモットミント、バジルミント、レモンミント、ライムミント、カーリーミントなどを選びましょう。
  • ミントは他の植物とは離れた場所に植えましょう。あっという間に広がって、周辺一帯を占領してしまいます。
  • 収穫で茎や葉を切り取る際は、葉を一房以上残します。メインの茎一本につき、少なくとも一房は葉を残しましょう。メインの茎は、地上10cm以上の場所を切りましょう。この切り方は枝の分岐や葉の生長を促します。その結果、低く生い茂った状態(良い状態です)を作ることができます。

注意事項

  • 地面や他の植物を植えている植木鉢などに、鉢植えのミントが垂れ下がらないように注意しましょう。若くて健康な枝は、本体と繋がったままでも地中に根を伸ばすことができます。
  • 花を見つけたらすぐに摘み取って、葉の品質を保ちましょう。花を残しておくと見た目は綺麗かもしれませんが、葉の生育に必要なエネルギーが花に奪われてしまいます。
  • ミントは侵食力が強い植物です。環境が良いと、非常に速いスピードで拡散します。鉢植えにするか、他の植物から離して植えましょう。植木鉢の割れ目にも注意が必要です。そのような隙間からも、ミントの根は簡単に広がってしまいます。

必要なもの

  • ミントの芽
  • ミントの苗
  • 植木鉢、プランターなど
  • 底が無いバケツなど
  • 水を入れたコップ

記事の情報

カテゴリ: 園芸・ガーデニング | 住まいと暮らし・ガーデニング

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