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「Hibiscus syriacus」の学名を持つムクゲは、ピンク、紫、白色などの花をたくさん付ける落葉低木です。手間のかからない植物ですが、時々剪定をすると、葉が茂り美しい樹形に仕立てることができます。休眠期の晩冬から初春にかけての剪定を習慣にするとよいでしょう。剪定するには、まず枯れた枝や傷んだ枝を切り戻します。次に、交差している脇枝、絡まっている枝や混み合っている枝などの外観を損なう枝を剪定しましょう。

方法 1 の 2:
新芽の生長を促す

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    ムクゲの剪定は冬から初春に行う ムクゲは一般的に手間のかからない植物で、特別な世話は必要としません。それでも、ムクゲの手入れが必要な場合は、気温が低い休眠期に行いましょう。そうすると、春に新芽が元気よく生長します。[1]
    • ムクゲの剪定に最適な時期は、一般的に開花前の3月から5月の初旬です。[2]
    • ムクゲの剪定が早すぎたり遅すぎたりすると株にショックを与え、厳しい気候に耐えられず健康な新芽の生長に影響を与えます。
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    枯れた枝や傷んだ枝を切り戻す 枝をよく観察し、腐敗したり、もろくなっている枝、あるいは変色している枝を切り戻し、強く健康な枝だけを残します。脇枝はできるだけ根元で切り戻しましょう。剪定バサミでほとんどの枝を切ることができるはずです。[3]
    • 太い枝や硬い枝は、丈夫な刈り込みバサミまたは剪定ノコギリを使う必要があるかもしれません。[4]
    • 枝が枯れているか不確かな場合は、樹皮を少しだけ剥いでみましょう。樹皮の下の組織が緑がかった色をしていたら、その枝は残しましょう。
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    交差した枝を取り除く 株の内側に交差したり絡まったりしている脇枝がないかを調べましょう。2本の枝で曲がりが強いほうを根元で切り戻します。両方とも剪定する必要はありません。株の外側にある絡まったり捻じれたりした枝も切り戻しましょう。[5]
    • 樹形を整えることに加え、交差した枝を切り戻すと、株の内側にも空気が循環して害虫や病気を予防します。
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    吸枝は根元で切り戻す 吸枝は、ムクゲなどの灌木の根から上に向かって生える細い枝です。大抵の場合、主幹の根元または株の周囲の地面から現れます。吸枝をできる限り根元で切って根との接点をなくすと、吸枝の再発生を遅らせることができます。[6]
    • 吸枝が一度発生すると、たいていの場合は数か月以内に再び現れます。そのため、1年に2、3回は吸枝を切り戻す必要があるでしょう。[7]
    • 吸枝は外観を損なうだけではなく、土中から株に必要な栄養も奪うため、すぐに切り戻す必要があります。
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    全体の大きさの2/3まで刈り込む ムクゲが健康に生長していたら(または大きく生長したら)、かなり大幅に刈り込んでも問題ありません。丈夫な基幹や枝が残っていれば、再び枝葉が生長して優美な花を毎年咲かせます。[8]
    • 株全体の大幅な剪定は、「強剪定」と呼ばれています。強剪定を行うと、古い株または不健康な株における健康な新芽の生長が促進されます。
    • 休眠期であれば、ムクゲを60~90cmの高さまで切り戻しても構いません。
    • 多くの枝を切り戻すほど、付ける花の数は減少します。ただし、株全体に栄養が行き渡るため、生き生きとした色鮮やかな花を咲かせます。
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方法 2 の 2:
株の大きさを調整する

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    種サヤが開く前に取り除く 大きな葉が密生している中心部に種サヤがないかを調べましょう。サヤを見つけたら、鋭利な剪定バサミで茎を切り取ります。種が土に落ちて発芽しないように、サヤは廃棄しましょう。[9]
    • サヤが開かないように、慎重に扱いましょう。
    • サヤが成熟すると庭中に種をまき散らし、ムクゲが群生してしまいます。
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    ムクゲの高さを調整する ムクゲは横方向ではなく上に向かって生長します。高さを抑えるには、上部にある他の枝より伸びている枝を切り戻すとよいでしょう。樹形を美しく保つには、まっすぐに切り揃えるのではなく、上部をなだらかな山型もしくは円形に整えるとよいでしょう。[10]
    • 自然な外観にするには、枝を1本ずつ切ってわずかに違う長さにしましょう。[11]
    • 剪定をしなければ、ムクゲは2~4mほどの高さに生長します。
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    周囲の環境に合わせて樹形を整える ムクゲの下部と側面の余分な枝を、周囲の状況に合わせて剪定しましょう。株全体の2/3まで切り戻しても問題ないため、必要であれば大幅に刈り込むこともできます。[12]
    • 定期的に剪定をすると、生長しすぎた鉢植え、歩道にはみ出している枝、または隣家に侵入している枝の手入れがしやすくなります。
    • 開花している枝を切り戻すと、翌年の生長期に再び花を付けます。
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    ムクゲを樹木のような形に仕立てる 株の根元で最も太い枝が交わっている箇所を探し、刈り込みバサミまたは剪定ノコギリを使って、周りの細い枝をすべて切り戻します。幹の半分ほどの高さまで細い枝をすべて切りましょう。こうすると、混み合っていたムクゲが、サルスベリやカエデのような真っすぐですっきりとした樹形に整います。[13]
    • 主幹から新たに生長した脇枝は、すぐに切り戻して美しい樹形を保ちましょう。[14]
    • ムクゲは実際には顕花低木ですが、手入れがしやすいため背の低い樹木のような形で育てる栽培者がたくさんいます。
    • 庭の広さに限りがあり大きく生長したムクゲを植えるスペースがない場合は、ムクゲを樹木のように仕立てると便利です。
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ポイント

  • ムクゲはローズオブシャロン、ハチスなどとも呼ばれています。世界の大部分の地域では、ムクゲは「hibiscus syriacus」として知られるハイビスカスの仲間です。
  • ムクゲは手間のかからない植物で、剪定は主に樹形を整えるために行います。
  • 樹木の大きさや樹齢によっては、2、3年おきの生長期にわずかな剪定が必要かもしれませんが、長年放任しても問題ない場合もあります。
  • 剪定を始める前に、剪定道具が鋭利であるかを確認しましょう。きれいな切り口で簡単に枝を切れない場合は、道具を研ぐ必要があるでしょう。
  • 剪定の前後に必ず道具を消毒しましょう。また、病気の株を剪定する場合は、次の株の剪定に移る前に道具を消毒する必要があります。
  • 剪定する際は手を守り、道具をしっかりと握れるように、丈夫な園芸用手袋を着用しましょう。
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必要なもの

  • 剪定バサミ
  • 長い柄の刈り込みバサミ(太い枝の剪定用)
  • 剪定ノコギリ(任意)
  • 園芸用手袋

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このwikiHow記事について

Maggie Moran
共著者 ::
ホーム・ガーデン専門家
この記事の共著者 : Maggie Moran. マギー・モーランはペンシルバニア州に住むプロの園芸家です。
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