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モザイクとは、ガラスやタイルなどの欠片を組み合わせて絵や模様を描く技法で、最後にグラウト材で塗り固めます。大聖堂の複雑な天井装飾として用いられていることが多いですが、よりシンプルなデザインもコーヒーテーブルの台などに取り入れられています。練習をして、自分だけのモザイクを作ることができるようになりましょう。

パート 1
パート 1 の 3:
デザインを用意する

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    ガラスやタイルを貼りつける土台を用意する ほぼ何でも土台になります。ただし、モザイクに用いる素材、接着剤、そしてグラウト材の重さに耐えられるものである必要があります。テーブル、プランター、鳥の水浴び用容器、踏み石などが適しているでしょう。[1]
    • 土台として用いる前に必ず表面の埃や汚れを落としましょう。頑固な汚れは湿らせたスポンジでこすり落とします。また、水気が完全に乾いてから制作を開始しましょう。
    • 土台の形に決まりはありませんが、急な曲線が含まれていると、モザイクに用いる欠片をかなり小さなものにしなければ角を埋めることができないので注意しましょう。
    • 屋外に設置するモザイクであればコンクリートが最も耐候性が高く理想的です。ホームセンターなどで薄いコンクリート板を探してみましょう。
    • 装飾性の高いガラス製ジェムを用いたモザイクであれば、ピザ金網が特に合います。
    • テラコッタ製の土台は、凍害に弱いため屋外に設置するモザイクの土台としてはあまり適さないかもしれません。テラコッタ製の植木鉢にモザイクを施すといった場合、寒い日はその植木鉢を屋内に入れたり、グラウト材を何度も重ね塗りするなどして、風雨から守りましょう。
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    デザインに用いる素材を選ぶ モザイクのデザインに用いる欠片をテッセラと呼びます。ガラス、石、磁器、貝殻など幅広い素材を用いることができます。手元に使えそうな材料がないのであれば、モザイクタイルをホームセンターやクラフト用品専門店で探してみましょう。[2]
    • モザイクのデザイン全体の大きさを考慮しながら材料を集めましょう。まだ決まっていないのであれば、土台全体にちりばめてみましょう。土台の表面全体を覆える量が必要です。
    • 過去に用いた素材を再利用する場合は、表面の埃や汚れを必ず事前にせっけんと水で洗い流しましょう。完全に乾かしてから制作に入ります。
    • その他にも、磁器製の小さな花といった装飾用品をモザイクに用いることができます。
    • 使わなくなった磁器の皿を砕いてモザイクの欠片として用いることもできます。1枚ずつビニール袋に入れて、上から金槌でたたきましょう。タイルペンチがあると、より大きさや形を制御しながら割ることができるようになります。中くらいの大きさのモザイク(50センチ×60センチほど)に対してこうした皿が5~7枚必要になるでしょう。ティーカップは皿ほどモザイク向きではありません。割った破片が平らではないことから、並べにくく貼りつけにくいためです。[3]
    • 丸いガラス製ジェムは、鋭い角で怪我をする心配もないので、子供でも安心して使用することができます。クラフト用品を取り扱う店舗で探してみましょう。様々な色や大きさで販売されています。[4]
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    デザインを下書きする 塗り絵の模様や柄を写すことも、独自のシンプルな模様を描くこともできます。詳細になればなるほど、モザイクに用いる欠片も小さなものが必要になるということを忘れないようにしましょう。[5]
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    まだ接着剤は使わずに、欠片をデザインの線に合わせて並べる モザイクに用いる欠片をデザインの線に合わせて並べ、見え方を確認しながら配置を調整します。接着剤で貼りつけるのはそれからになります。欠片の表面に埃や汚れが付着していないことを確認して並べましょう。
    • 必要に応じて、金槌やタイルペンチで、欠片をさらに小さくしましょう。
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パート 2
パート 2 の 3:
欠片を糊付けする

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    適した接着剤を用いる セメントを用いたモルタルが伝統的に用いられています。セメント、砂、そして水を混ぜ合わせたものです。アクリル系接着剤、エポキシ樹脂、あるいは構造用接着剤を使うこともできます。自分の用途に適した接着剤をクラフト用品専門店やホームセンターで探してみましょう。製品を手に取り、用途に関する説明をまず読みましょう。土台と欠片の両方に用いることのできる接着剤が必要です。[6]
    • 屋外用のモザイク作品なのであれば、耐候性のある接着剤が必須です。
    • 水に塗れることが多いモザイク作品(浴室の床など)はThinset(タイルを張る下地)を用いましょう。[7]
    • アクリル系接着剤は使いやすいですが、かなり強力なので磁器やガラスといった滑りやすい表面に適しています。
    • エポキシ樹脂は金属の表面と相性が良いですが、周辺が汚れやすく、強い臭いも発します。
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    使用方法に従い、必要に応じて接着剤を混ぜる 製品のラベルを読み、使用する前に混ぜ合わせる必要があるか確認しましょう。モルタルやエポキシ樹脂は使用前に混ぜる必要があります。チューブ式のアクリル系接着剤は、そのまま使用できます。
    • 粉末性の接着剤を用いる場合は、防塵マスクを着用し、塵粒子を吸い込まないよう注意しながら外で混ぜ合わせましょう。
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    (左官用の)コテやヘラで塗り伸ばす 手に接着剤が付着しないようゴム手袋を着用して接着剤を扱いましょう。土台の表面全体に接着剤を塗り伸ばします。[8]
    • 土台ではなく、貼りつける欠片の表面に接着剤を直接塗ることもできます。トーストにバターを塗る様子を想像しましょう。接着剤の塗られた欠片を土台に直接貼りつけ、押しつけながら固定します。チューブ式の接着剤の場合は特にやり易い方法でしょう。
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    欠片を並べる 接着剤が乾く前にガラスやタイルの欠片を優しく押し当てて並べていきましょう。下絵の一角から開始し、列をなすように進めていきましょう。欠片同士の隙間は3ミリ以下にするのがポイントです。[9]
    • 貝殻といった、くぼんだ形状の欠片を用いる場合は、貝殻の裏面に接着剤を塗り、くぼみの内側を接着剤で埋めてから貼りましょう。
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    接着剤を固まらせる 固まるまでの時間は使っている接着剤とモザイクの場所によって左右するので、製品のラベルに記載されている使用方法を読みましょう。接着剤が固まったたようであれば、湿らせたスポンジで表面を拭き取り、表面に浮き上がってきた余分な接着剤を取り除きましょう。[10]
    • モルタルも、不要な分は固まり次第すぐに拭き取りましょう。完全に硬化するまで(一般的に固まってからさらに24時間)待ってしまうと、拭き取ることがかなり難しくなります。
    • 伝統的なモルタルを用いたのであれば、屋内用のモザイクの場合24時間あれば充分です。屋外用のモザイクは固まるまで72時間を要します。
    • アクリル系接着剤とエポキシ樹脂は、一般的に12~24時間で完全に固まります。
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パート 3
パート 3 の 3:
グラウト材とシーリング材を加える

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    グラウト材を選ぶ グラウト材(よりきめ細かい質感のセメントモルタル)を塗ることで欠片同士の隙間を埋めることができます。また、1つの作品としてまとめ、デザイン性を高める働きもします。グラウト材には様々な色があるだけでなく、自分で好きな色に調整することもできます。対照的な色を選ぶと、デザインが際立つでしょう。[11]
    • ざらつきのある欠片や多孔性の欠片(貝殻やいびつな形の石など)が用いられているのであれば、グラウト材は必要ないでしょう。
    • グラウト材の色が決められない場合、黒が一般的に最善策でしょう。また、純粋な白はモザイクのデザインを引き立てやすいという特徴があります。より柔らかい色が良いのであれば、クリーム系の色を試してみましょう。
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    グラウト材を用意する 製品の使用方法を読み、手順に従いましょう。周囲が汚れ、埃っぽくなるので、混ぜる作業は外で行うのが良いでしょう。また、ゴム手袋、安全ゴーグル、防塵マスクを着用し、自分の安全を確保しましょう。[12]
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    ヘラでグラウト材を塗り伸ばす 作業台に新聞を敷き、土台をその上に置きます。グラウト材をヘラで塗り伸ばしながらモザイク全体を覆い、素材の表面のしわも埋めましょう。欠片同士の隙間も塗り固める必要があります。この作業は、風通しの良い場所で行いましょう。[13]
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    グラウト材を固まらせ、不要な分を拭き取る グラウト材の製品ラベルを確認し、固まるまでの時間を把握しましょう。恐らく20分程度でしょう。固まったところで清潔なスポンジとぬるま湯でモザイクの表面を拭き取ります。何度もスポンジを洗いながら表面のグラウト材を取り除いていきます。[14]
    • なかなか取り除けない部分がある場合、あるいは時間を置きすぎてしまった場合は、糸くずのでない布(清潔なもの)あるいは丸めた新聞紙を1枚用意し、不要なグラウト材を取り除いてみましょう。大きな塊は、傷のつかないナイロン製の台所用スポンジ、あるいは小さな木の棒で取り除きましょう。
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    シーリング材で表面を保護する ガラスやタイルの欠片の表面を破損から(特に、屋外に設置するモザイクを気温の変化や悪天候による破損から)守ります。また、光沢のある仕上がりになり、色合いが際立つでしょう。
    • シーリング材が乾いてからモザイクを使用しましょう。
    • 光沢のある仕上げにしたくないのであれば、ツヤなしのシーリング剤を使ってみましょう。
    • 屋外に設置するモザイクは2~3回重ねてふきかけましょう。必ず前回の層が乾いてから重ねましょう。
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ポイント

  • 材料を別々に買い揃える手間を避けたいのであれば、モザイク用のキットを探してみましょう。
  • モルタルやグラウト材を選ぶ際は、モザイクを設置する環境で長持ちする製品を選ぶことが大切です。屋外の場合は特に重要な検討項目でしょう。
  • 間違えてしまっても焦る必要はありません。マイナスドライバーやノミを使って、思い切って欠片を剥がして、やり直しましょう。
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注意事項

  • 安全ゴーグルと手袋を必ず着用してモザイクの制作を行いましょう。ガラスやタイルの欠片は端が鋭くなっていることがあります。割ったり砕いたりする際に目や肌に怪我を負わないよう、細心の注意を払いましょう。
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必要なもの

  • タイルやガラスなどの欠片
  • 土台
  • 下絵を描く際の鉛筆、またはボールペン
  • トレーシングペーパー(必要に応じて)
  • タイルペンチ(必要に応じて)
  • モルタル、またはその他の接着剤
  • 左官用のコテ
  • ヘラ
  • グラウト材
  • スポンジ
  • バケツ1杯のぬるま湯
  • シーリング材
  • 新聞紙
  • 安全用ゴーグル
  • ゴム手袋
  • 防塵マスク

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このwikiHow記事について

Amy Guerrero
共著者 ::
美術工芸専門家
この記事の共著者 : Amy Guerrero. 美術&工芸専門家のエイミー・ゲレロはアリゾナ州フェニックスにある 工芸スタジオ「Sunshine Craft Co.」の経営者です。マクラメ編とDIY工芸を専門とし、繊維アートの講師も務めています。同スタジオでは毎月対面及びオンラインワークショップを開催しているほか、ホームプロジェクト用のDIY工芸キットの開発も行っています。フィラデルフィア大学にて工業デザインの学士号を取得。自身のスタジオを設立する前はグラフィックデザイナーとして活躍していました。芸術の発信地Sunshine Craft Co.では人々の創造性を刺激すること、また社会への献身を目指し、広範にわたる工芸プロジェクトのワークョップ、ツール、そしてリソースを提供しています。 この記事は1,234回アクセスされました。
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