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この記事の共著者 : Nicole Bolin. ニコール・ボーリンはアリゾナ州フィニックスにあるDIY手芸スタジオ 「Stencil」の最高経営責任者で、手芸専門家です。専門はインテリアデザイン、手芸全般、DIYプロジェクト。 イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校にて動物科学の学士号を取得。キャリア変更をするまで15年ほど科学分野の仕事に従事していました。 ニューヨーク・インスティテュート・オブ・アート・アンド・デザインにてインテリアデザインの認定コースを修了後、2017年にオープンした同スタジオで、生活スタイルに合わせたDIYプロジェクトを作成する指導を行っています。
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モッドポッジは、デコパージュアートのシールや仕上げに最もよく使われるクラフトのりです。正規ブランドのものは少々値が張ることがありますが、手芸用接着剤や小麦粉などの一般的な材料を使用して、自宅で手作り品を作ることができます。
材料
接着剤ベースのモッドポッジの材料
- 手芸・クラフト用接着剤 225 ml
- 水 120 ml
- 水溶性仕上げ剤(任意)大さじ2杯
- 細かいラメ(任意)大さじ2杯
小麦粉ベースのモッドポッジの材料
- 小麦粉 210 g
- グラニュー糖 60 g
- 水 225 ml
- オリーブオイル(任意)小さじ ¼ 杯
- 酢(任意)小さじ ¼ 杯
ステップ
方法 1
方法 1 の 4:
接着剤ベースのモッドポッジの作り方
-
1密閉容器を洗います。355 mlの容量がある、蓋がしっかりと閉まる密閉容器を用意しましょう。容器はガラスでもプラスティックでも構いません。
- 光沢のあるモッドポッジや、ラメ入りモッドポッジを作る場合は、少し大きめの容器が必要です。
-
2手芸用接着剤を用意します。白い液状接着剤を約225 ml用意しましょう。学校の工作などで使うタイプです。225 ml入りか、それに近い容量の接着剤であれば、計量の必要はありません。容器に接着剤が225 ml以上入っている場合は、計量カップで必要量を計りましょう。
- スクラップブック用の無酸糊でも代用できます。無酸糊は、手芸用接着剤より耐久性があり、変色しにくい特徴があります。
- アメリカの学校などでよく使われるエルマーズグルーは最適です。
-
3ボトルの蓋を開け、接着剤を容器に移します。接着剤のボトルを逆さにし、容器の縁に立て掛けると、接着剤が自然に流れ出ます。または、接着剤をボトルから絞り出すこともできます。接着材が濃くてボトルから出にくい場合は、少量の熱湯をボトルに入れ、蓋をしっかり閉めてボトルを振ります。熱湯で接着剤が薄まり、扱いやすくなります。再度ボトルの蓋を開け、容器に注ぎましょう。接着剤を簡単に容器に移せるはずです。
- 接着剤を電子レンジで30秒間温め、柔らかくすることもできます(レンジのワット数によっては30秒以内)。温めることで、接着剤をボトルから早く簡単に出すことができます。
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4容器に水を注ぎます。接着剤を容器に入れた後、120 mlの水を容器に注いで混ぜ合わせます。
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5光沢のある仕上がりにするには、仕上げ剤を加えます。接着剤と水で作るモッドポッジはつや消しの仕上がりですが、大さじ2杯の水溶性仕上げ材を加えると、光沢が出ます。水を注いだ後、仕上げ剤を入れましょう。[1]
-
6光輝くモッドポッジを作りましょう。大さじ2杯のラメを加えると、きらびやかなモッドポッジができます。ラメを仕上げ剤と一緒に入れると効果的です。[2]
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7蓋をしっかりと閉めて容器を振ります。容器にすべての材料を入れたら、蓋をきつく閉めて振り、材料をよく混ぜ合わせます。蓋の隙間からモッドポッジが漏れ出たら、湿めった布で拭き取りましょう。本物のモッドポッジは時間が経っても黄ばみませんが、エルマーズグルーは黄ばむため、注意が必要です。広告
方法 2
方法 2 の 4:
小麦粉ベースのモッドポッジを作る
-
1プロジェクトの仕上がりを考える。ここで紹介する小麦粉ベースのモッドポッジは、小麦粉と砂糖で作るため、少々きめが粗い仕上がりになります。コーティングに使う場合は、仕上がり具合も考慮しましょう。
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2清潔な密閉容器を用意します。355 mlの容量がある、しっかりと蓋が閉まる密閉容器を用意しましょう。容器は、ガラスまたはプラスチックのどちらでも結構です。
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3鍋に小麦粉と砂糖を入れます。210 gの小麦粉と60 gのグラニュー糖をふるいにかけ、鍋に加えます。この段階では、まだ鍋は火にかけません。
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4鍋に水を加えて混ぜ合わせます。225 mlの水を鍋に注ぎ、滑らかになるまで泡だて器で素早く混ぜます。
- 小さじ1杯のオリーブオイルを加えると、光沢のある仕上がりになります。
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5鍋を火にかけ、材料を混ぜ合わせます。火は中火にし、材料が沸騰しないように注意しましょう。沸騰させると、濃度の濃い接着剤のようになってしまいます。濃度が濃すぎる場合は、水を入れてかき混ぜましょう。
- 酢を加えることもできます。小さじ¼杯の酢を入れると、モッドポッジにカビが発生しにくくなります。酢を使う場合は、鍋を火からおろした後に加え、材料を再度混ぜ合わせます。
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6鍋を火からおろして冷まします。材料にとろみがついたら火を止め、鍋敷きなどの耐熱面に鍋を置きます。材料を完全に冷ましてから、次の手順に進みます。熱いままでは、後でモッドポッジが発酵してしまいます。
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7モッドポッジを容器に移します。容器の上で鍋を傾け、モッドポッジを注意深く容器に流し入れます。スプーンやゴムベラを使うと、無駄なくすくい取れます。必要であれば、容器に移してから再度混ぜ合わせましょう。
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8容器に蓋をして涼しい場所に保管します。モッドポッジが完全に冷めてから、蓋をしましょう。天然材料で作られたモッドポッジは、冷蔵庫などの冷所に保管する必要があります。1~2週間以内に使い切り、腐敗したり、カビが生えてきたら廃棄しましょう。[3]広告
方法 3
方法 3 の 4:
モッドポッジを使う
-
1容器にラベルを貼りましょう。シールにオリジナルデザインをプリントして、ラベルを作りましょう。もしくは、紙にデザインを描いて、テープで貼ることもできます。モッドポッジを容器に入れて振った後、ラベルを作りましょう。下記の方法で、コンピューターやプリンターを使わずにラベルを作ることができます。[4]
- 小さな紙片に、「モッドポッジ」または「デコパージュ」と記入します。
- 透明な梱包テープを、ラベルより大きく切り取ります。
- ラベルの表を下にし、テープの中央に置きます。
- 容器にラベルのテープを貼ります。テープを撫でつけて空気を抜きましょう。
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2モッドポッジを使い、箱や他のアイテムに装飾しましょう。装飾したい部分に、ペイントブラシでモッドポッジを薄く塗ります。ペイントブラシの代わりに、スポンジブラシを使うこともできます。モッドポッジが乾く前に、布や紙を箱に貼ります。歪み、皺、気泡ができたら、撫でつけてスムーズにします。張った布や紙の上に再度モッドポッジを塗ります。最初のコーティングが乾いたら、モッドポッジを塗り重ねることもできます。[5]
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3モッドポッジに色を付けます。接着剤ベースのモッドポッジにフードカラーを入れ、メイソンジャーに塗ってみましょう。カラフルなメイソンジャーを作ることができます。光沢のある仕上がりにするために、大さじ2杯の水溶性仕上げ剤を入れましょう。
- シーグラスの様な曇った仕上がりにする場合は、仕上げ剤は加えません。
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4仕上げにコーティングをしましょう。手作りのモッドポッジは、市販のものほど耐久性がありません。作品を長持ちさせるには、モッドポッジを完全に乾燥させてから(数時間後)、アクリルスプレーでコーティングします。
- スプレーを箱から15~20 cm離し、一定の速さで薄く箱に吹き付けます。コーティングが乾いたら、必要に応じて塗り重ねましょう。
- 光沢のある仕上がりにする場合は、つやありタイプのアクリルスプレーを使いましょう。
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方法 4
方法 4 の 4:
メリットとデメリットを考慮する
-
1手作りと市販のモッドポッジの性質は異なります。手作りと市販のモッドポッジの違いを留意して使いましょう。このセクションでは、ふたつのモッドポッジの相違点をご紹介します。
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2手作りのモッドポッジは、市販のものに比べ安価に作れます。高価なモッドポッジの代用として、家庭にある材料で手作りするクラフト愛好家はたくさんいます。
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3手作りのものと市販のものでは、品質が異なります。一般的に、手作りのモッドポッジは、水で薄めた接着剤です。そのため、手作りモッドポッジには、市販のものにある特性がいくつか欠けています。市販のモッドポッジは、接着剤とコーティングの両方の性質を備えているため、耐久性があります。一方手作りモッドポッジは粘着性がやや弱く、コーティングの役目は果たしません。[6]
- 手作りモッドポッジで作った作品を長持ちさせるには、モッドポッジが乾いた後、アクリルスプレーでコーティングしましょう。ふたつのモッドポッジは、異なる仕上がりになります。市販のモッドポッジには、光沢仕上げ、柔らかな光沢、つや消しまで、様々な種類があります。さらに、夜光やラメ入りも揃っています。仕上げ剤やラメを入れない限り、手作りモッドポッジはつや消しの仕上がりです。
- 小麦粉ベースのモッドポッジの表面には、粒子とざらつきが残る場合があります。
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4小麦粉ベースのモッドポッジは、保存がききません。小麦粉のような無添加の食品を使ってモッドポッジを作ると、長期保存はできません。小麦粉ベースのモッドポッジは、時間が経つと腐敗するため、冷所に保管して1~2週間で使い切りましょう。広告
ポイント
- 接着剤ベースのモッドポッジを作る際、熱湯を使うと素早く接着剤と混ぜ合わせることができます。
- 手作りのモッドポッジは、市販のものと比べると、持続性や耐久性がありません。繰り返し使うものには、市販のモッドポッジを使いましょう。
- 保管の際、子供やペットの手の届かない場所に置きましょう。また、乾燥しないように、蓋をしっかりと閉めましょう。
- 接着剤を電子レンジで約30秒(ワット数によっては30秒以内)温めると、簡単に容器に移すことができます。
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必要なもの
- 蓋の付いたガラスまたはプラスティック容器
- 鍋(小麦粉ベースの場合)
- スプーンまたは泡だて器(小麦粉ベースの場合)
- 計量カップ
出典
- ↑ [https://paintedfurnitureideas.com/homemade-mod-podge-recipes/ Homemade Mod Podge Recipes
- ↑ https://paintedfurnitureideas.com/homemade-mod-podge-recipes/ Homemade Mod Podge Recipes
- ↑ http://www.minieco.co.uk/recipe-for-homemade-glue/ Recipe for Homemade Glue
- ↑ Babblings and More, Homemade Mod Podge
- ↑ Nathalie's Creations, How to Make Your Own Modge Podge
- ↑ Mod Podge Rocks Blog, Why You Shouldn't Make Your Own Mod Podge
このwikiHow記事について
他言語版
English:Make Mod Podge
Italiano:Creare il Mod Podge
Português:Fazer Mod Podge
Français:faire du vernis colle (Mod Podge)
Русский:сделать клей Mod Podge
Bahasa Indonesia:Membuat Mod Podge
Nederlands:Mod Podge maken
Čeština:Jak vyrobit Mod Podge
Tiếng Việt:Làm keo Mod Podge
中文:自制摩宝胶
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