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モッドポッジは、デコパージュアートのシールや仕上げに最もよく使われるクラフトのりです。正規ブランドのものは少々値が張ることがありますが、手芸用接着剤や小麦粉などの一般的な材料を使用して、自宅で手作り品を作ることができます。

材料

接着剤ベースのモッドポッジの材料

  • 手芸・クラフト用接着剤 225 ml
  • 水 120 ml
  • 水溶性仕上げ剤(任意)大さじ2杯
  • 細かいラメ(任意)大さじ2杯

小麦粉ベースのモッドポッジの材料

  • 小麦粉 210 g
  • グラニュー糖 60 g
  • 水 225 ml
  • オリーブオイル(任意)小さじ ¼ 杯
  • 酢(任意)小さじ ¼ 杯
方法 1
方法 1 の 4:

接着剤ベースのモッドポッジの作り方

  1. 1
    密閉容器を洗います。355 mlの容量がある、蓋がしっかりと閉まる密閉容器を用意しましょう。容器はガラスでもプラスティックでも構いません。
    • 光沢のあるモッドポッジや、ラメ入りモッドポッジを作る場合は、少し大きめの容器が必要です。
  2. 2
    手芸用接着剤を用意します。白い液状接着剤を約225 ml用意しましょう。学校の工作などで使うタイプです。225 ml入りか、それに近い容量の接着剤であれば、計量の必要はありません。容器に接着剤が225 ml以上入っている場合は、計量カップで必要量を計りましょう。
    • スクラップブック用の無酸糊でも代用できます。無酸糊は、手芸用接着剤より耐久性があり、変色しにくい特徴があります。
    • アメリカの学校などでよく使われるエルマーズグルーは最適です。
  3. 3
    ボトルの蓋を開け、接着剤を容器に移します。接着剤のボトルを逆さにし、容器の縁に立て掛けると、接着剤が自然に流れ出ます。または、接着剤をボトルから絞り出すこともできます。接着材が濃くてボトルから出にくい場合は、少量の熱湯をボトルに入れ、蓋をしっかり閉めてボトルを振ります。熱湯で接着剤が薄まり、扱いやすくなります。再度ボトルの蓋を開け、容器に注ぎましょう。接着剤を簡単に容器に移せるはずです。
    • 接着剤を電子レンジで30秒間温め、柔らかくすることもできます(レンジのワット数によっては30秒以内)。温めることで、接着剤をボトルから早く簡単に出すことができます。
  4. 4
    容器に水を注ぎます。接着剤を容器に入れた後、120 mlの水を容器に注いで混ぜ合わせます。
  5. 5
    光沢のある仕上がりにするには、仕上げ剤を加えます。接着剤と水で作るモッドポッジはつや消しの仕上がりですが、大さじ2杯の水溶性仕上げ材を加えると、光沢が出ます。水を注いだ後、仕上げ剤を入れましょう。[1]
  6. 6
    光輝くモッドポッジを作りましょう。大さじ2杯のラメを加えると、きらびやかなモッドポッジができます。ラメを仕上げ剤と一緒に入れると効果的です。[2]
  7. 7
    蓋をしっかりと閉めて容器を振ります。容器にすべての材料を入れたら、蓋をきつく閉めて振り、材料をよく混ぜ合わせます。蓋の隙間からモッドポッジが漏れ出たら、湿めった布で拭き取りましょう。本物のモッドポッジは時間が経っても黄ばみませんが、エルマーズグルーは黄ばむため、注意が必要です。
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方法 2
方法 2 の 4:

小麦粉ベースのモッドポッジを作る

  1. 1
    プロジェクトの仕上がりを考える。ここで紹介する小麦粉ベースのモッドポッジは、小麦粉と砂糖で作るため、少々きめが粗い仕上がりになります。コーティングに使う場合は、仕上がり具合も考慮しましょう。
  2. 2
    清潔な密閉容器を用意します。355 mlの容量がある、しっかりと蓋が閉まる密閉容器を用意しましょう。容器は、ガラスまたはプラスチックのどちらでも結構です。
  3. 3
    鍋に小麦粉と砂糖を入れます。210 gの小麦粉と60 gのグラニュー糖をふるいにかけ、鍋に加えます。この段階では、まだ鍋は火にかけません。
  4. 4
    鍋に水を加えて混ぜ合わせます。225 mlの水を鍋に注ぎ、滑らかになるまで泡だて器で素早く混ぜます。
    • 小さじ1杯のオリーブオイルを加えると、光沢のある仕上がりになります。
  5. 5
    鍋を火にかけ、材料を混ぜ合わせます。火は中火にし、材料が沸騰しないように注意しましょう。沸騰させると、濃度の濃い接着剤のようになってしまいます。濃度が濃すぎる場合は、水を入れてかき混ぜましょう。
    • 酢を加えることもできます。小さじ¼杯の酢を入れると、モッドポッジにカビが発生しにくくなります。酢を使う場合は、鍋を火からおろした後に加え、材料を再度混ぜ合わせます。
  6. 6
    鍋を火からおろして冷まします。材料にとろみがついたら火を止め、鍋敷きなどの耐熱面に鍋を置きます。材料を完全に冷ましてから、次の手順に進みます。熱いままでは、後でモッドポッジが発酵してしまいます。
  7. 7
    モッドポッジを容器に移します。容器の上で鍋を傾け、モッドポッジを注意深く容器に流し入れます。スプーンやゴムベラを使うと、無駄なくすくい取れます。必要であれば、容器に移してから再度混ぜ合わせましょう。
  8. 8
    容器に蓋をして涼しい場所に保管します。モッドポッジが完全に冷めてから、蓋をしましょう。天然材料で作られたモッドポッジは、冷蔵庫などの冷所に保管する必要があります。1~2週間以内に使い切り、腐敗したり、カビが生えてきたら廃棄しましょう。[3]
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方法 3
方法 3 の 4:

モッドポッジを使う

  1. 1
    容器にラベルを貼りましょう。シールにオリジナルデザインをプリントして、ラベルを作りましょう。もしくは、紙にデザインを描いて、テープで貼ることもできます。モッドポッジを容器に入れて振った後、ラベルを作りましょう。下記の方法で、コンピューターやプリンターを使わずにラベルを作ることができます。[4]
    • 小さな紙片に、「モッドポッジ」または「デコパージュ」と記入します。
    • 透明な梱包テープを、ラベルより大きく切り取ります。
    • ラベルの表を下にし、テープの中央に置きます。
    • 容器にラベルのテープを貼ります。テープを撫でつけて空気を抜きましょう。
  2. 2
    モッドポッジを使い、箱や他のアイテムに装飾しましょう。装飾したい部分に、ペイントブラシでモッドポッジを薄く塗ります。ペイントブラシの代わりに、スポンジブラシを使うこともできます。モッドポッジが乾く前に、布や紙を箱に貼ります。歪み、皺、気泡ができたら、撫でつけてスムーズにします。張った布や紙の上に再度モッドポッジを塗ります。最初のコーティングが乾いたら、モッドポッジを塗り重ねることもできます。[5]
  3. 3
    モッドポッジに色を付けます。接着剤ベースのモッドポッジにフードカラーを入れ、メイソンジャーに塗ってみましょう。カラフルなメイソンジャーを作ることができます。光沢のある仕上がりにするために、大さじ2杯の水溶性仕上げ剤を入れましょう。
    • シーグラスの様な曇った仕上がりにする場合は、仕上げ剤は加えません。
  4. 4
    仕上げにコーティングをしましょう。手作りのモッドポッジは、市販のものほど耐久性がありません。作品を長持ちさせるには、モッドポッジを完全に乾燥させてから(数時間後)、アクリルスプレーでコーティングします。
    • スプレーを箱から15~20 cm離し、一定の速さで薄く箱に吹き付けます。コーティングが乾いたら、必要に応じて塗り重ねましょう。
    • 光沢のある仕上がりにする場合は、つやありタイプのアクリルスプレーを使いましょう。
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方法 4
方法 4 の 4:

メリットとデメリットを考慮する

  1. 1
    手作りと市販のモッドポッジの性質は異なります。手作りと市販のモッドポッジの違いを留意して使いましょう。このセクションでは、ふたつのモッドポッジの相違点をご紹介します。
  2. 2
    手作りのモッドポッジは、市販のものに比べ安価に作れます。高価なモッドポッジの代用として、家庭にある材料で手作りするクラフト愛好家はたくさんいます。
  3. 3
    手作りのものと市販のものでは、品質が異なります。一般的に、手作りのモッドポッジは、水で薄めた接着剤です。そのため、手作りモッドポッジには、市販のものにある特性がいくつか欠けています。市販のモッドポッジは、接着剤とコーティングの両方の性質を備えているため、耐久性があります。一方手作りモッドポッジは粘着性がやや弱く、コーティングの役目は果たしません。[6]
    • 手作りモッドポッジで作った作品を長持ちさせるには、モッドポッジが乾いた後、アクリルスプレーでコーティングしましょう。ふたつのモッドポッジは、異なる仕上がりになります。市販のモッドポッジには、光沢仕上げ、柔らかな光沢、つや消しまで、様々な種類があります。さらに、夜光やラメ入りも揃っています。仕上げ剤やラメを入れない限り、手作りモッドポッジはつや消しの仕上がりです。
    • 小麦粉ベースのモッドポッジの表面には、粒子とざらつきが残る場合があります。
  4. 4
    小麦粉ベースのモッドポッジは、保存がききません。小麦粉のような無添加の食品を使ってモッドポッジを作ると、長期保存はできません。小麦粉ベースのモッドポッジは、時間が経つと腐敗するため、冷所に保管して1~2週間で使い切りましょう。
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ポイント

  • 接着剤ベースのモッドポッジを作る際、熱湯を使うと素早く接着剤と混ぜ合わせることができます。
  • 手作りのモッドポッジは、市販のものと比べると、持続性や耐久性がありません。繰り返し使うものには、市販のモッドポッジを使いましょう。
  • 保管の際、子供やペットの手の届かない場所に置きましょう。また、乾燥しないように、蓋をしっかりと閉めましょう。
  • 接着剤を電子レンジで約30秒(ワット数によっては30秒以内)温めると、簡単に容器に移すことができます。
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必要なもの

  • 蓋の付いたガラスまたはプラスティック容器
  • 鍋(小麦粉ベースの場合)
  • スプーンまたは泡だて器(小麦粉ベースの場合)
  • 計量カップ

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このwikiHow記事について

Nicole Bolin
共著者 ::
手芸・DIY専門家
この記事の共著者 : Nicole Bolin. ニコール・ボーリンはアリゾナ州フィニックスにあるDIY手芸スタジオ 「Stencil」の最高経営責任者で、手芸専門家です。専門はインテリアデザイン、手芸全般、DIYプロジェクト。 イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校にて動物科学の学士号を取得。キャリア変更をするまで15年ほど科学分野の仕事に従事していました。 ニューヨーク・インスティテュート・オブ・アート・アンド・デザインにてインテリアデザインの認定コースを修了後、2017年にオープンした同スタジオで、生活スタイルに合わせたDIYプロジェクトを作成する指導を行っています。 この記事は11,750回アクセスされました。
カテゴリ: 趣味・工芸 | 趣味・DIY
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