避妊用ピルやその他の避妊薬品、化学的手段に頼らない避妊法を模索している女性が増えています。月経周期に伴っておこる体の変化に注意し、妊娠しやすい期間中の性行為を避けることで、避妊用具に頼らずに 妊娠を防ぐことができるでしょう。生理的変化を元に排卵日を予測してその間の性行為を避ける避妊法(リズム法)は、自分の体を深く理解し、より良い性生活を送る手助けになります。

パート 1 の 5:
妊娠しやすい時期を知る

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    排卵について学ぶ 排卵とは卵巣で成熟した卵細胞が排出される現象です。排出された卵細胞は卵管を下降し始め、12〜24時間以内に精子と出会う(受精する)と受精卵となります。受精卵は更に卵管を下降し続け子宮へと運ばれます。それが妊娠です。卵細胞が12〜24時間以内に受精しなければ、子宮内膜と一緒に放出されます。それが月経です。[1]
    • ほとんどの場合、排卵は月経周期の中頃で起こります。月経の平均周期は28日ですが、24〜32日の範囲内と考えるのが最も一般的です。ただし、24日以下、あるいは32日以上の場合もあります。月経が始まると同時に周期が始まります。
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    妊娠しやすい時期について学ぶ 性行為により精子が女性の体内に射精されます。体内に射精された精子の寿命は最大で5日間だと言われています。[2]排卵の5日前から排卵日までの間は妊娠可能な時期だと考えられ、避妊せずに性行為をすれば妊娠する可能性があります。妊娠を避けたいのであれば、この期間無防備なセックスを避けなければなりません。
    • 簡単に聞こえるかもしれませんが、実際、月経周期は人により異なり、その始まりと終わりを特定するのは極めて困難です。
    • 避妊の目的は、生理的変化を利用するリズム法であろうと薬品や避妊用具を使う手法であろうと、女性が妊娠しやすい時期に精子と卵子が出会うのを防ぐことです。
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    生理的変化を利用するリズム法がどのように機能するかを理解する リズム法は「生殖能力啓発」または「自然家族計画」とも呼ばれるものですが、2つの要素で構成されます。1つ目が妊娠しやすい時期の始まりと終わりを特定できるように月経周期を確認すること。2つ目がその時期に性行為を避けることです。その時期は妊娠の可能性が高くなりますが、完璧に行えば90%の確率で妊娠を防ぐことができます。一般的には85パーセントの確率で有効です(コンドームより1パーセント有効性が低い数字です)。[3]
    • 月経周期を理解するために毎日行うべき事項が3つあります。1つは基礎体温を計ること、2つ目はおりものをチェックすること、3つ目は記録の分析結果をカレンダーに記録することです。これら3つを守ることを徴候体温法と呼びます。記録することでデータ分析が可能となり、月経周期の始まりと終わりがだいたい特定できるようになるでしょう。
    • 注意が必要なのは、妊娠の不安なく性行為ができる日とそうでない日を見極めることです。妊娠しやすい時期の始まりの数日前からその時期の最終日の後の数日間、性行為を避ける女性がたくさんいますが、その間も性行為をする場合には、コンドームや他の避妊法を合わせて使った方が良いでしょう。
    • 月経周期は機械のように精密なわけではありません。体重の増減や、ストレス、病気、加齢などの要因で劇的に変化することがあります。リズム法を効果的に使うには、自身の体の変化を厳密に記録し、長い期間をかけてデータを取り、分析を行うことが不可欠です。
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パート 2 の 5:
基礎体温を計る

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    基礎体温計を購入する 基礎体温は1日(24時間)の中で最も低い体温です。排卵直後に体温は僅かに上昇します。基礎体温を継続的に計ることで、最も妊娠しやすい時期の始まりがわかるでしょう。基礎体温計は薬局などで購入でき、体温を記録するための表も合わせて付いてきます。
    • 基礎体温計はほんの僅かな体温の変化も測定できるので、入手するメリットは大きいと言えます。熱が出た時に計る通常の体温計では、微妙な変化が測定できず周期を特定するのに役立ちません。[4]
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    毎朝、基礎体温を計り記録する 基礎体温を正確に計るには、毎日同じ時刻に測定します。朝目覚めたら、起き上がって行動を開始する前に体温を計ると最も正確な数値が取れます。体温計をベッドのそばに置き、朝一番に体温を計る習慣をつけましょう。
    • 基礎体温は膣または口の中のどちらでも計ることができますが、より正確な値を出すには膣で計る方が良いでしょう。どちらで計るにせよ、数値に一貫性を持たせるためにも毎日同じ方法で計りましょう。[5]
    • 体温を計る前に説明書をよく読み、体温計を設定してから膣内に挿入しましょう。挿入後30秒から1分経つとビーという音が鳴ります。体温計を抜いて体温を確認し、体温計を購入した時についてきた表か日記帳に体温を記録しましょう。日付も一緒に付けましょう。
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    7〜12日間高温状態が続く時期を確認する 排卵前の体温は36.2度から36.5度の間が平均値ですが、排卵後2〜3日経つと0.7〜1.8度程急激に上がります。高温状態は7〜12日間持続し、その後低温に戻ります。[6]毎月の体温の変化を追っていくとパターンが明らかになり、次の排卵日を予測できるようになります。
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    少なくとも3ヶ月間は毎日体温を計る 3ヶ月以上体温を測定し続けないと正確な月経周期を知ることはできませんが、周期が規則的であれば、3か月分のデータだけでも次の妊娠可能時期を予測することは可能でしょう。[7]
    • 月経周期が不規則な場合には、6ヶ月以上計測を続け妊娠しやすい時期を検討する必要があります。
    • 病気、ストレス、飲酒、その他の要因によって体温は変化します。そのため、基礎体温のパターンが何らかの理由で狂ってしまう場合を考慮して、基礎体温以外の方法も併用して準備をすることが大切です。
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    体温の変化にパターンを見つけ排卵を予測する 3か月以上毎日体温を計り続けた後で、体温の変化を確認し次の排卵日を予測しましょう。日にちを特定するのは困難かもしれませんが、数ヶ月分のデータを元におおよその時期を予測することができるでしょう。次にデータの解釈の仕方を説明します。
    • 表から各月の体温の上昇日を確認します。
    • 体温の上昇日の2〜3日前を排卵日としてカレンダーに記します。排卵後2〜3日経たないと体温は上昇しません。
    • リズム法では、排卵がありそうな日の5日前から排卵日までの間、無防備な性行為を避けます。
    • 基礎体温方式と合わせて他の方法も一緒に使うと、妊娠しやすい時期をより正確に予測することができるでしょう。
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パート 3 の 5:
子宮頸管粘液(おりもの)を確認する

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    おりものを毎朝確認する 生理が終わりかけの頃にチェックを始めましょう。膣分泌物として排出される子宮頸管粘液(おりもの)は、月経周期を通して質、色、匂いなどが変化します。毎日おりものを確認して特徴を見つけ、妊娠しやすい時期を予測しましょう。[8]
    • おりものを確認するには、まず手を洗い、膣に指2本を挿入しておりものをかき出します。
    • 綿棒でおりものを拭き取っても良いでしょう。ただし、質感を調べるには直接指で触る必要があります。
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    質感と色を確認する ホルモン分泌のレベルによっておりものの性質は日々変化します。その特徴によって排卵が近いか、すでに始まっているかがわかります。月経周期中に変化するおりものの性質を次に示します。
    • 生理後の3〜5日間はおりものの量は少ないか全くないでしょう。この時期に妊娠する確率はとても低いと言えるでしょう。
    • おりものが少ないか全くない時期を経ると、濁った粘着質の強い性質に変化します。この時期の妊娠の確率も低くなりますが、全く妊娠しないという保証はありません。
    • 粘着質のあるおりものの後は、白色か黄身がかった色、あるいは乳液のようなクリーム色に変化します。この時期に性行為をすると妊娠する可能性が高くなりますが、その確率が最高に達するというわけではありません。
    • クリーミーな状態を経ると、卵白のように指と指の間で薄く広げられる程の伸縮性を持ったおりものが排出されます。排卵は、この期間の最後の日か、その直後に起こります。卵白状のおりものがあったら妊娠する確率が非常に高いと判断できるでしょう。
    • その後は再び粘着質を帯びて濁った状態になり、数日間その状態が続きます。
    • 生理が始まると同時に月経周期が終わります。
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    おりものの特徴を詳しく記録する 色、質感を毎日記録しましょう。基礎体温を記録している表に書き込むと、2種類のデータを一箇所で管理できます。記録には日付も忘れずに書き込みましょう。次に記録の一例を紹介します。
    • 4月22日:ネバネバしていて色は白。
    • 4月26日:白っぽく卵の白身のようにフワフワでトロトロしている。
    • 4月31日:生理が始まる。多量の出血がある。
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    おりものの変化を記録しパターンを見つけて状況を理解できるようにする 3ヶ月以上記録し続けるとデータの信憑性が高くなります。規則的な変化を見つけることで、次の妊娠しやすい時期を予測することができます。
    • 卵白のようなおりものが排出される時期に最も妊娠しやすくなります。ただし、卵白状のおりものが予測される日の数日前から実際に卵白状のおりものがあった後の数日間のみ性行為を避ければ良いと考えるのは誤りです。おりものがネバネバ状からクリーム色に変化したら性行為を避けた方が良いでしょう。
    • 基礎体温に照らして日々のおりものの変化を確認しましょう。体温上昇前の数日間はおりものに粘り気があり湿っていることが多いでしょう。排卵は通常、おりものが変化した日から体温の上昇が起こる日の間で起こります。
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パート 4 の 5:
カレンダーに月経周期を記録する

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    自分の月経周期を知る 体温測定やおりものチェックに加えて、カレンダーに月経周期を記録すると妊娠しやすい時期を容易に予測できるでしょう。月経周期は通常26~32日の間ですが、それよりも短い場合、長い場合があります。月経周期の第1日目に生理が始まり、周期の最終日に次の生理が始まります。[9]
    • 月経周期が月々で変わることがよくあります。ストレス、病気、体重の増減、その他の要因により月経周期は変化します。
    • 月経周期記録用のカレンダーを役立たせるためにも、基礎体温やおりものの確認を忘れずに行いましょう。
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    カレンダーに月経周期を記録する 毎月、月経周期の第1日目に印をつけましょう。丸印などで1日目が分かるようにしましょう。また周期の最終日には周期日数を記録しましょう。
    • 周期日数を正確に把握するためにも最低8周期間、記録をつけましょう。[10]
    • 周期ごとに周期日数を記録し、パターンを見つけて目安にしましょう。
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    目安を使って次回の妊娠しやすい時期を予想する これまでの記録から周期日数の一番短い周期を確認し、その日数から18を引いた数字を書き留めます。次に現在の周期の第1日目をカレンダーで確認し、その日から先ほど書き留めた数字の数だけ日数を進め、辿りついた日にちが妊娠しやすい時期の最初の日となります。
    • 妊娠しやすい時期の最終日を割り出すには、これまで記録した中で一番長かった周期日数から11を差し引き書き留めます。現在の周期の第1日目を確認し、そこから先ほど書き留めた数だけ前に進んだ日にちが妊娠可能時期の最後日です。
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    月経周期をカレンダーに記入するだけでなく基礎体温とおりものの確認も怠らない 体温測定やおりものの確認が面倒になることがあるかもしれませんが、月経周期をカレンダーに記録するだけでは妊娠可能時期の予測には不十分です。体温測定とおりもののチェックも合わせてカレンダーを使い、妊娠可能時期を予測しましょう。[11]
    • 月経周期の日数に影響を及ぼす要因が数多くありますので、月経周期のデータだけに頼るのはリスクがあります。
    • 月経周期が不規則な場合には、この方法はあまり役に立たないでしょう。
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パート 5 の 5:
データの分析結果を使う

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    一番妊娠しやすい時期を確認する 妊娠可能時期は、全ての要因が排卵開始を示している時に始まります。数ヶ月間体温、おりもの、月経周期を記録した後で初めて、妊娠しやすい時期が分かるでしょう。次のような現象が起こると妊娠可能時期だと考えられます。[12]
    • これまでのデータから、体温の上昇が3〜5日後に起こると考えられる時。
    • おりものに湿り気があり卵白状になる直前の、色が白か黄色、あるいはクリーム色の状態の時。
    • 月経周期を記録しているカレンダーが妊娠可能時期の開始日を示す時。
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    性行為のタイミングについて賢い判断をする 妊娠しやすい時期はほとんどの場合、排卵日の5日前から排卵日までの6日間です。[13]予測される排卵日の少なくとも1週間前、また排卵日の後数日間は安全対策として性行為を避ける人がいる一方で、排卵予定日の前の5日間だけ性行為を避けるという人もいます。十分なデータが得られていれば、決断はあなた次第です。
    • リズム法を学んでいる最中は、慎重に行動しましょう。危険を犯す前に十分な時間をとって自分の体を理解しましょう。
    • 徴候体温法を6ヶ月または1年間試した後で、自分の月経周期が理解できるようになるでしょう。その頃になれば詳細なデータが収集でき、それを元に性行為を避けるべき時期を不安なく判別できるでしょう。
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    記録し忘れてしまったら他の避妊法を用いる 休暇中などに体温測定を忘れたり、おりもののチェックを怠ってしまったら、リズム法だけに頼るのは危険です。リズム法を効果的に用いるには少なくとも2〜3ヶ月間のデータが必要です。十分なデータが揃うまでは、コンドームや他の避妊用具を用いて妊娠を防ぎましょう。
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注意事項

  • リズム法では性感染症の予防はできません。性感染症の予防にはコンドームを使いましょう。
  • 避妊法はどれをとっても完璧ではありません。性行為を避けるのが何よりの避妊法です。
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