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新鮮なリンゴが切った後にすぐに茶色に変色してしまうのは本当に厭なものです。それでも、リンゴの変色を防ぐ方法は幾つかあります。この記事では、きれいな色で食感のよいリンゴがいつでも食べられる方法をご紹介します。

方法 1
方法 1 の 2:

酸化を防ぐ

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    レモン汁を使う リンゴが茶色く変色する理由は、フルーツに含まれる酵素が空気中の酸素と反応するからです。これを「酸化」と言います。レモン汁に含まれるクエン酸はこの酸化を防ぐ働きを持ち、効果的な抗酸化剤です。[1] 生のレモン汁、または還元レモン汁のどちらでも使うことができますが、レモン汁には酸味があるので、この方法は特に甘いリンゴに適しています。切ったリンゴの変色をレモン汁で防ぐには、二通りの方法があります。
    • ボウルに切ったリンゴとレモン汁を入れて、リンゴの側面をレモン汁でコーティングするように混ぜ合わせます。また、料理用のブラシを使ってリンゴの側面にレモン汁を塗る方法もあります。どちらの方法もリンゴに少し酸味が加わります。
    • 切ったリンゴを冷水とレモン汁を混ぜた液に浸けて、リンゴの変色を防ぐこともできます。水240ccに対して、レモン汁小さじ1の割合で漬け込み液を作ります。漬け込み時間は3ー5分程で、その後リンゴを取り出して水で洗い流します。[2]
    • レモン汁の代わりにライム汁で代用することもできます。ライムにはレモンと同様に酸化を防ぐクエン酸が含まれています。またパイナップルジュースでも代用できます。
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    塩を使う 塩は自然な保存剤でリンゴの変色を防ぐことに効果的です。この方法では、水1L弱に対して、塩小さじ1/2を加えます。切ったリンゴをこの液に3ー5分浸します。その後、ざるで液体を切り、リンゴを水洗いします。この方法でリンゴはしばらく変色しません。[2]
    • フルーツに塩味が付くことを心配する必要はありません。適度な塩と漬込み時間、その後の水洗いでフルーツは塩辛くなりません。
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    炭酸水を使う クエン酸を含む炭酸飲料もリンゴの酸化を防ぐことに効果的です。レモンライムソーダとジンジャーエールはその代表で、切ったリンゴを漬込むことに利用できます。
    • お好みの炭酸飲料に切ったリンゴを3ー5分漬込むだけでも大丈夫です。その後、リンゴを水洗いするか、リンゴを洗わずに炭酸飲料の味を残すこともできます。
    • セルツァー炭酸水でもリンゴの酸化を防ぐことができます。お手元にある場合はぜひ試してみてください。[2]
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    フルーツフレッシュを使う フルーツフレッシュはクエン酸とアスコルビン酸の混合粉末で、フルーツの変色を最大8時間まで防ぐために作られたものです。スーパーの缶詰コーナーで見つけることができます。[3]
    • フルーツフレッシュの使い方: リンゴ1カップ強に対してフルーツフレッシュ小さじ1/2を振りかけて、リンゴをコーティングします。[3]
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    リンゴを湯がく リンゴを湯がくとリンゴの変色を防ぐことができます。湯がくとリンゴに含まれる酵素が非活性化されて、空気中の酸素と反応することを防ぎます。[4] 切ったリンゴを湯がくには、お湯にリンゴを5分程入れて沸騰させ、湯を切りった後に水で冷やします。
    • この方法はリンゴの食感を柔らかくしてしまうため、そのまま食べるリンゴの変色防止には向いていません。一方、料理や焼き菓子に使うリンゴの変色防止には適しています。[5]
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    ラップで覆う リンゴの変色を防ぐ一番簡単な方法は、リンゴを食品包装用ラップで包むことです。こうするとリンゴが空気に触れないのでリンゴの酸化を防ぎます。ラップでリンゴをしっかりとしわが寄らないように固く包みます。
    • この方法は小さく切ったリンゴではなく、ラップで包み易い半分の形状に切られたリンゴの酸化防止に向いています。
    • ラップの中に空気が残っているとリンゴは酸化してしまいます。ラップ内の空気を完全に取り除くのは難しいので、これは一番効果的な方法とは言えません。
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    輪ゴムを使う方法 輪ゴムを使う方法は画期的かつ簡単にリンゴの変色を防ぐことが出来ます。ただし、皮付きのリンゴを丸ごと切った時だけにしか使えません。これはリンゴの切り口を全く空気に触れさせないようにする原理です。 [6]
    • リンゴを切ります。それからジグソーパズルを組み立てるように、リンゴをもとの形に戻します。リンゴがあたかも切られていないように輪ゴムでしっかりと締めます。[6]
    • この方法は職場にリンゴを持参する時や子供がお弁当用として持っていくときに向いています。
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方法 2
方法 2 の 2:

その他の考慮点

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    リンゴを選ぶ リンゴの種類には変色し易い品種とそうでない品種があります。ですからリンゴを切る予定があるのなら、変色し難い品種を選びましょう。研究によると、アランゲ・リンゴが一番変色し難いと言われています。グラニー・スミスとゴールデン・スモティーも変色し難いリンゴです。ゴールデン・デリシャスは中くらいで、レッド・デリシャスは最も変色し易いリンゴです。"[1]
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    切ったリンゴをきちんと保存する 切ったリンゴを保存する一番の方法(上記いずれかの変色防止方法を行った後)は、保存用ビニール袋に入れて中の空気を出来るだけ取り除いて密封することです。食べる前または盛りつける直前まで、袋は冷蔵庫に入れおきます。驚くほど新鮮で歯ごたえのあるリンゴのまま保存できます。 [2]
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    清潔で切れ味の良い包丁を使う 古い包丁を使うと包丁が有機酸で腐食し、果物の表面に鉄塩を残してしまいます。この鉄塩は酸化プロセスを促進させ、リンゴの変色を早めます。したがって清潔で切れ味の良い包丁を使うことは酸化プロセスを遅らせるための大切な要因になります。 [1]
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    変色を隠す 果物がすでに変色してしまっていたら、切ったリンゴにシナモンを振りかけて誤魔化すこともできます。シナモンの風味はリンゴと良く合いますし、赤茶色に変色したリンゴもカモフラージュできます。シナモンはマイルドな抗酸化剤なので、軽く振りかけることでさらなる変色を防ぐこともできます。 [5]
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    同じ方法で他の果物の変色を防ぐ ここで紹介した方法はリンゴだけでなく、バナナ、梨、桃、アボガドなどの変色し易い他の果物にも使うことができます。[7]
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ポイント

  • この方法は、例えばチーズとフルーツの盛り合わせなどで2ー3時間ほどリンゴを変色から防ぐための方法であり、永久に変色を防ぐ方法ではありません。
  • 上記の方法はジャガイモの変色を防ぐ方法としても使えます。基本的原理は同じです。
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注意事項

  • 喉に詰まらないように、リンゴはしっかりと噛みましょう。
  • 種を間違えて飲み込んでしまっても、無理に吐き出さないようにしましょう。医者を呼ぶ必要もありません。
  • 手を切らないように、包丁の取扱いには十分に注意しましょう。
  • リンゴの芯は食べないように!
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このwikiHow記事について

wikiHowは「ウィキ」サイトの一つであり、記事の多くは複数の著者によって共著されています。 この記事は、匿名の筆者を含む68人が執筆・推敲を行い、時間をかけて編集されました。 この記事は68,109回アクセスされました。
カテゴリ: 食・おもてなし
記事のサマリーX

切ったリンゴの変色を防ぐには、レモン汁大さじ1杯と水240mLを、大きめのボウルに一緒に入れます。次に、切ったリンゴをボウルに入れ、3~5分間浸します。リンゴを取り出して、冷たい水で洗い流します。すぐに食べない時は、切ったリンゴをジッパー付きの袋に入れ、できるだけ中の空気を出すようにして密封します。切ったリンゴは、食べるまで冷蔵庫に保管しておきましょう。 リンゴの変色を防ぐのに、輪ゴムを使ってリンゴをまとめておく方法もあります。以下の記事を読みましょう。

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