リンゴの種を植える方法

共同執筆者 Andrew Carberry

この記事には:リンゴの種を摘出して準備する種を屋外に植える種を屋内の鉢に植える17 出典

リンゴの木を育てるのに、園芸店で種を買う必要はありません。好きな種類のリンゴの芯の中の種を使えば良いのです。種からリンゴの木を育てるのには何年もかかるうえ、種を蒔いた種類とは違ったリンゴが実ることもありますが、何年もかけて種が実際のリンゴの木に育っていくのを見るのは楽しいものです。学校でリンゴの種の蒔き方を習った、もしくは種から育つのかという興味がある等理由は何にせよ、努力の結果として果実を実らせるには、発芽と植え付けの細かい工程について理解することが重要です。

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リンゴの種を摘出して準備する

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    数個のリンゴの芯から種を取り出す 食べごろのリンゴを数個購入して食べるか、カットして芯を取り出します。芯から丁寧に種を取り出しましょう。種を全て取ったことを確認してから芯を捨てましょう。[1]
    • リンゴの木は接ぎ木により農家や園芸家が育てたものがほとんどです。リンゴの木はタイプや種類によっては成長するという確証がないため、種から育てても実がなるかは不確定です。
    • 食べるには不向きの酸っぱい野生リンゴではなく、食べられるリンゴがなる木を育てるには、種をたくさん蒔けば蒔くほど良いでしょう。10粒蒔いた種のうち1粒が食べられるリンゴがなる木に育つといわれています。
    • 春先に種が植えられるように、秋の間に種の準備を始めると良いでしょう。
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    ペーパータオルの上で種を乾燥させる リンゴの実から種を取り出したら、水を張ったボウルに入れましょう。浮いてきた種は育つ可能性が低いため処分します。残りの種をペーパータオルの上で3~4週間乾燥させましょう。[2]
    • 種の裏と表が均等に乾燥するように2日おきに種を裏返しましょう。
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    種をピートモスに混ぜる 種を乾燥させて数日したら、ピートモスを購入しましょう。大さじ数杯のピートモスをペーパータオルの上に乗せて、そこに水を数滴垂らします。そして、手でピートモスと種を混ぜ合わせましょう。[3]
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    袋に入れた種とピートモスを冷蔵後に入れる 種とピートモスを混ぜたら、密封できるビニール袋に入れます。マジックで袋に日付を記録して、冷蔵庫に入れ3ヶ月ほど待ちましょう。[4]
    • 種を冷たく湿気のある環境で保存する工程を層積処理といいます。層積処理を行うと種の外側の硬い部分が柔らかくなり、種の中の胚の発芽の開始が促進されます。
    • 3ヶ月経ったら冷蔵庫から袋を取り出して、種を植えられる状態になるように温めます。

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種を屋外に植える

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    植える場所の雑草を取る 庭や菜園のリンゴの種を蒔く場所を決め、雑草を根から引き抜いて土地を整えます。また、大きな石等も取り除き、大きな土の塊を砕きましょう。[5]
    • 日当たりが良く、栄養豊富で水はけの良い土のある場所を選びましょう。
    • 水はけの良い土は、地面に水溜まりができずに水が土を通ってすぐにしみ込みます。こういった土はねっとりとした粘土質の土ではなく、肥沃で暗い色をしています。
    • 種は春先に植えましょう。
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    土に堆肥を撒く 発芽した種を植える前に、土ができるだけ良好で栄養豊富なことを確認しましょう。雑草を抜いた土の上に、堆肥を2.5cmの厚さ程度に撒きます。コンポスターの堆肥を使用するか、園芸店で購入しましょう。
    • 堆肥を撒くと土の栄養価が増し、土に空気が入るため、水はけがよくなります。
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    わだちを作る 手や鋤を使って深さ2.5cmのわだちもしくは溝を作ります。種をたくさん植える場合は、一つのわだちを長く作り、種を1つ植える毎にわだちを30cm延長していきましょう。[6]
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    地面に発芽した種を植える 溝を掘ったら、地面に30cm間隔で種を植えます。種と種の間にスペースを開けることで、成長分のスペースを確保し、それぞれの種に土の栄養が行き渡るようにします。[7]
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    種に土をかける 発芽した種を植えたら、わだちの上に薄く土を被せて種を守りましょう。そして、その上に厚さ2.5cm程度の砂をかけます。砂を敷くことで、種が土の上に芽吹く妨げとなる冬の寒い時期の土壌のクラスト化を防ぐことができます。[8]

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種を屋内の鉢に植える

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    ピートモスと種を分ける まずは、冷蔵庫から種とピートモスが入った袋を取り出します。冷蔵庫で3ヶ月保管している間に、種が土に蒔ける状態になります。袋を冷蔵庫から出す時期は春先が一番良いでしょう。[9]
    • リンゴの木は、外ではなく屋内の鉢植えで育て始めることが可能です。ただし、リンゴの木は初めから屋外に植える方が健康的に育つということを覚えておきましょう。
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    生分解性の鉢に園芸用土を入れる 蒔きたい種の数に合わせて生分解性の5号鉢を準備します。鉢の上部約2.5cmを残して、中に園芸用土を入れます。鉢の底に排水孔があることを確認しましょう。[10]
    • ピートポット等の生分解性の鉢を使用すると、移植が楽になり実生に刺激を与えなくて済むでしょう。
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    各鉢に種を2粒植える 鉢にローム土を入れたら、土に深さ2.5cmの穴を2つ開けます。穴の間隔は7.5cm程度あけて、中に種を入れましょう。全ての種が成長するとは限らないため、育てたい木の数の5~10倍の数の種を植えると良いでしょう。[11]
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    実生に水をやり土をかける 穴に全ての実生を入れたら、各鉢に水をあげましょう。こうすると土が移動して実生をうまく覆ってくれるはずです。実生が露出している場合は、やさしく土を被せましょう。[12]
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    鉢を屋内の温かく日当たりの良い場所に置く 実生を植えた鉢を直射日光の当たる所に移動させます。温室があれば理想的ですが、家の中の温かくて窓がたくさんある所で構いません。[13]
    • リンゴの木は最終的に屋外の成長に適した環境に移植しなければなりません。[14]
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    週に2回鉢に水をやる 屋内で育てるリンゴの実生には、週に2回水をあげましょう。土が湿って色が変わる程度に水をやりますが、水の与えすぎで土が水浸しにならないようにしましょう。[15]
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    庭に移植する準備をする リンゴの実生はずっと屋内においてはおきません。リンゴの木は成長するスペースがあって、より良い太陽光と栄養豊富な土がある屋外で健康に育ちます。種が休眠する秋に、庭の草を抜き大きな石を取り除きましょう。[16]
    • 庭の中でも水はけの良い土がある所、つまり水を大量に土に流してもすぐに地面にしみ込む所を選びましょう。
    • また、庭の中で直射日光の当たる場所という条件も大切です。
    • 土に2.5cm程度の厚さに堆肥を撒いて栄養を与えます。
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    土に穴を掘り鉢を入れる 小さなシャベルで地面に穴を掘ります。穴は鉢の深さと同じ深さに、そして幅は鉢の倍の大きさにします。そして実生が植えてある生分解性の鉢を各穴に優しく入れましょう。
    • 生分解性の鉢は最終的に分解し、リンゴの実生は地面の土と隔たりなく接することができます。
    • 鉢を埋めたら、土から鉢の縁のみが出ている状態になっていることを確認しましょう。
    • 分解性の鉢の中には底が簡単に抜けるものがあります。植物が土に早く馴染むように、鉢の底をカットしても良いでしょう。
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    土を戻して水をやる 掘り起こした土は鉢の縁の周りに集めて、鉢と地面の間に隙間が無くなるように軽く叩きます。そして、植物と土にたっぷりと水を与えましょう。[17]
    • 寒い地域に住んでいる場合は、土の上に厚さ2.5cm程度の砂を被せると良いでしょう。砂があると寒い気候での地面のクラスト化を防ぐことができます。

ポイント

  • 食べられるリンゴが実る木を本気で育てたい場合は、種から育てるのではなく接ぎ木を購入することを検討してみましょう。
  • 定期的に雨が降らない乾燥地帯に住んでいる場合は、週に1回木に水をやりましょう。
  • 木を健康に保つため、定期的に雑草を抜きましょう。
  • 種からリンゴの木を育てるのは、高確率で失敗するという事を頭に入れておきましょう。リンゴから種を100粒取り出して発芽させて植え付けたとして、ほんの5~10粒が生き残り、木にまで成長します。
  • リンゴの木を種から育てるには忍耐が必要です。4年かけて木は1.2mほどに成長し、実がなるまでには10年もかかります。

注意事項

  • 最初の5年ほどは木を剪定してはいけません。若い木の成長を妨げることがあります。

必要なもの

  • リンゴ
  • 鋼製金網
  • 生分解性の鉢とローム土(任意)
  • 堆肥
  • ピートモスもしくはピートモスベースの園芸用土

出典

  1. http://www.bhg.com/gardening/vegetable/fruit/how-do-i-plant-seeds-from-grocery-store-apples/
  2. http://pioneerthinking.com/gardening/grow-apple-trees-from-seed/
  3. http://www.tlehcs.com/question%20of%20the%20week/archive%20questions/Tree%20and%20Small%20Fruits/appleseeds.htm
  4. http://www.tlehcs.com/question%20of%20the%20week/archive%20questions/Tree%20and%20Small%20Fruits/appleseeds.htm
  5. http://homeguides.sfgate.com/grow-seeds-storebought-apples-53725.html
  6. http://homeguides.sfgate.com/grow-seeds-storebought-apples-53725.html
  7. http://homeguides.sfgate.com/grow-seeds-storebought-apples-53725.html
  8. http://homeguides.sfgate.com/grow-seeds-storebought-apples-53725.html
  9. https://steemit.com/gardening/@englishtchrivy/how-to-grow-your-own-apple-trees-from-seeds
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記事の情報

この記事はAndrew Carberryが共著しています。 アンドリュー・カーベリーは2008年より、学校の菜園や農場、そしてそれらに関する教育プログラムに携わってきました。現在は非営利団体、「Winrock International」において、地域社会に基づくフードシステム計画の開発に取り組んでいます。

カテゴリ: 園芸・ガーデニング

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