リンパ節の腫れを和らげる方法

共同執筆者 Marsha Durkin, RN

人間の体に存在する数多くのリンパ節は、健康に害を及ぼす細菌やウィルスが体内に回るのを防止するフィルターのような役割をしています。リンパ節が腫れたら、その原因である怪我、病気、感染症などを治療すると腫れが治まります。腫れが生じるリンパ節は通常、首、脚の付け根、わきの下に存在します。2か所以上のリンパ節が腫れる場合は、病気にかかっている可能性があります。リンパ節の腫れを治すには、原因となっている疾患を治療する必要があります。通常、細菌感染には抗生物質が処方されます。また、ウィルス感染には症状を抑える薬が処方されますが、症状を抑えながら自然に治るのを待ちましょう。がんの疑いがあれば、生体検査により診断と治療が行われます。詳細は医師に相談しましょう。[1]

方法 1 の 3:
短期的に腫れを緩和する

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    腫れているリンパ節を見つけます。腫れや痛みを感じ始めたら、肌を指でなぞって腫れているリンパ節を見つけましょう。リンパ節は首、脇の下、脚の付け根に存在します。腫れたリンパ節の大きさは豆粒からオリーブ大、さらにそれより大きくなるものもあります。[2]
    • 同時に数か所のリンパ節が腫れることもあります。
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    市販薬を服用します。アセトアミノフェンやイブプロフェンでリンパ節周囲の腫れを抑えることができます。これらの薬には、発熱などの症状を抑える効果もあります。市販薬を服用する際は、添付の用量・用法を守りましょう。[3]
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    腫れた部分を温めます。蛇口から温水を出してタオルを濡らします。そのタオルを腫れたリンパ節にあてて温めましょう。タオルが冷めるまであてておきます。1日3回繰り返して腫れや痛みを緩和します。[4]
    • 患部を温めると血液循環が良くなるので腫れが緩和します。
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    腫れたリンパ節を冷やします。冷たいタオルを腫れたリンパ節に10~15分間隔であてます。腫れが治まるまで1日3回繰り返しましょう。
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    リンパマッサージを受けましょう。リンパ節をやさしく押したりこすったりすると、血行が良くなり腫れが軽減します。専門店でマッサージを受けるか、自分でマッサージすることも可能です。指を心臓に向けて押しながらリンパ節をやさしくこすります。[5]
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    腫れた箇所をきつく押し潰さないように気を付けます。リンパ節を強く押すと周囲の血管が破れ、症状の悪化や感染症につながる恐れがあります。特に子供はイライラして自分でリンパ節を潰そうとするかもしれません。注意しておきましょう。[6]
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方法 2 の 3:
治療を受ける

  1. 1
    医師の診察を受けましょう。特に大きな問題がなくてもリンパ節が腫れを繰り返すことがあります。ただし、長く続く腫れや硬くなった場合は医師の診察を受けましょう。通常医師が身体検査をします。また、疑わしい疾患によっては血液検査や画像診断をすることもあります。[7]
    • 伝染性単核症、結核、耳の感染症、レンサ球菌扁桃炎、麻疹(はしか)をはじめとする様々な感染症が原因でリンパ節に腫れが生じます。
    • 突然または1晩でリンパ節が大きくなった場合は、医療機関で治療を受けましょう。
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    どんな感染症も早めに治療を受けて、危険な合併症を予防します。感染症が原因でリンパ節が腫れている場合は、感染症が治らなければリンパ節も元の大きさに戻りません。基礎疾患の治療に時間がかかると、リンパ節周囲に膿瘍ができる恐れがあります。極端な例では、細菌により血流感染が起こることもあります。[8]
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    処方された抗生物質を服用します。リンパ節の腫れが細菌感染によるものだと医師が診断すると抗生物質が処方されます。途中で症状が良くなっても、処方された抗生物質は最後まで服用する必要があります。ウィルス感染の場合は抗生物質は処方されません。[9]
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    その他の症状に注意します。リンパ節の腫れの原因が病気や感染症の場合は、その他の症状が現れます。それらの症状に気づくと、医師が基礎疾患の治療法を決定するのに役立ちます。発熱、鼻水、夜間の発汗、のどの痛みなどの症状が出る可能性があります。[10]
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    症状が治まるまでには時間がかかります。リンパ節の腫れが1晩で治まることもありますが、きわめて稀なケースです。一般的にリンパ節の痛みが治まるまで数日間、腫れが引くまでには数週間かかることもあります。[11]
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    リンパ節の切開手術を受けます。感染症が進行すると、リンパ節に膿汁の詰まった膿瘍ができることがあります。その場合は、より深刻な合併症を予防するために、膿汁を排出する手術が医師の手で行われることもあります。膿瘍が首にできた場合は特にこのような処置がとられます。[12]
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方法 3 の 3:
自然療法で腫れたリンパ節を手当てする

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    生のニンニクを食べます。ニンニクに含まれる化学物質はリンパ系の感染症に効果があります。生のニンニク2~3片を潰し、パンに乗せて食べましょう。毎日繰り返し、腫れが改善するか確認します。[13]
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    リンゴ酢を水で薄めて飲みましょう。グラス1杯の水道水にリンゴ酢大さじ1杯(15ml)を混ぜます。症状が改善するまで1日2回飲みましょう。酢に含まれる酢酸には殺菌作用があるので、腫れたリンパ節の内部で膿瘍を形成する恐れのある有害な細菌に効果的です。[14]
  3. 3
    ビタミンCを多く摂りましょう。ビタミンCが不足すると、人体は感染症と効果的に闘うことができません。不足しているビタミンCをサプリメントで補充するか、オレンジやイチゴなどを食べて補います。サプリメントで摂取する場合は、あらかじめ医師の許可を取りましょう。[15]
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    腫れた部分にティーツリーオイルをこすりつけます。ティツリーエッセンシャルオイル2~3滴とココナッツオイル2~3滴を混ぜます。このオイルを綿棒で腫れたリンパ節に塗りましょう。肌荒れ防止のため、このオイルを塗るのは1日2回を限度とします。
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ポイント


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注意事項

  • 首や頭部のリンパ節の腫れが原因で呼吸困難に陥った場合は、直ちに救急治療を受けましょう。
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このwikiHow記事について

正看護師
この記事はMarsha Durkin, RNが共著しています。 マーシャ・ダーキンはウィスコンシン州在住の正看護師で、イリノイ州のマーシーホスピタル・医療センターで検査機関情報スペシャリストとして勤務しています。1987年にオルニー・セントラル大学にて看護学の準学士号を取得。
カテゴリ: 全般的健康
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