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レコードの傷を修復する際、絶対に確実な方法といったものはないものの、木工用ボンドを使って埃を取り除き、表面を平らに整えることができます。レコード用ブラシ、クリーナー、あるいは爪楊枝を使って、取り切れない汚れやごみを取り除きましょう。新しい傷がついてしまわないように、レコードを手に取る時は常に縁を持ち、使っていない時は正しく保管しましょう。複数の方法を試しても音飛びが続く場合は、新しく買い直す必要があるかもしれません。

方法 1
方法 1 の 3:
木工用ボンドを使う

  1. 1
    レコードプレーヤーで回転させながらレコード全体に木工用ボンドを塗る 木工用ボンドの先端をセンターラベル側の端に軽く押し当てましょう。レコードを回転させながらボンドを押し出すと、グルグルと線が引かれていきます。外側の縁に達した時点で止めましょう。等間隔の細い線が内から外に向かって続いている状態になっているはずです。[1]
    • レコードの円形の溝に沿ってボンドの線が見えるでしょう。
    • 木工用ボンドを出し過ぎても焦る必要はありません。後で均等にならすことができます。ただし、外側の縁に近い位置で多く出し過ぎた時は、ペーパータオルで不要な分を拭き取っておきましょう。
    • レコードプレーヤーに木工用ボンドが付着してしまうことが心配であれば、レコードをテーブルに置いてボンドを乗せることもできます。レコードプレーヤーは回転を利用することができるので、ボンドを伸ばしやすいという利点があります。
  2. 2
    厚紙やカードストックを使ってボンドを伸ばす 5センチ程の幅のある厚紙あるいはカードストックを用意し、レコードの外側の縁にあてましょう。レコードを引き続き回転させると、ボンドが伸び広がって行き渡っていきます。次に、一旦厚紙を引き上げ、今度は内側の端にあて、ボンドをすべて伸ばしましょう。[2]
    • 手は動かさずにレコードプレーヤーの回転を利用してボンドを伸ばしましょう。
    • 滑らかな木工用ボンドが均一に行き渡りレコード全体が覆われた状態になります。
  3. 3
    回転を止め24時間乾かす レコードはそのまま一晩レコードプレーヤーに置いておきましょう。指先で表面に触れて木工用ボンドが乾いているか確認します。ベタついている場合は、さらに1~2時間放置して、しっかりと乾かします。[3]
    • レコードプレーヤーを用いなかった場合は、新聞紙を広げた上にレコードを置いて乾かすこともできます。
  4. 4
    乾いた木工用ボンドをレコードの外側から剥がす 人差し指と親指を使って、レコードの外側からボンドを引き上げるように浮かします。しっかりと持ち上げ、一定の力で全体を剥がしましょう。フェイスパックのように少しずつ、ゆっくりと、1枚の状態のまま剥がすことがポイントです。[4]
    • 破れてしまったりして1枚の状態で剥がせなくても焦る必要はありません。再び端を浮かせ、全て取り除けるまで剥がしましょう。
    • この時、レコードの表面に触れてしまわないよう注意しましょう。
  5. 5
    レコードを再生して音を確認する 針を落とし、ターンテーブルを回転させましょう。音を聴き、音飛びが発生していた箇所がきれいに聴こえているかどうか確認します。木工用ボンドを使うと、頑固な汚れやほこりを捉えて取り除きやすくなります。[5]
    • ただし、木工用ボンドを使うことでレコードが絶対に修復できるというわけではありません。
    • 木工用ボンドを用いると、汚れやごみがレコード全体から取り除かれ、表面が滑らかに整います。
    • 音飛びが改善されなかった場合は、もう一度木工用ボンドを塗ってみるか、他の方法を試してみましょう。また、レコードを修復する専門業者をインターネットで検索してみるのも良いでしょう。
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方法 2
方法 2 の 3:
汚れを落とす

  1. 1
    レコード用ブラシを使って表面の汚れや埃を取り除く レコードプレーヤーにレコードを乗せて回転させます。回転させながら、レコード用ブラシを優しく表面に押し当てて不純物や静電気を取り除きましょう。ブラシを持ったまま1~3周、回転させます。次に、レコードの縁で斜めに傾け、ゆっくりと取り上げます。[6]
    • レコードブラシは、ほとんどの場合、刷毛が2列になって配置されています。1列目は埃を、2列目は静電気を取り除く役割を担っています。
    • 使うたびにブラシを掃除しましょう。こうすることで、ブラシに付着した汚れをまき散らしてしまうことも防げます。
    • この方法で傷を修復することはできないものの、針が読み取れる溝を最大限増やすことができるので、音飛びしている箇所が避けやすくなります。
  2. 2
    レコードクリーナーセットを購入してプロ仕様の洗浄製品を用いる レコード店を訪れたりネットショップを検索してクリーナーセットを購入しましょう。一般的に、液体の洗浄剤、ブラシ、さらにブラシの汚れを取り除くための小さなブラシが含まれています。購入したら、製品に含まれている使用方法に従って表面のごみを取り除きましょう。[7]
    • 恐らく、まず洗浄剤を用い、次にブラシで汚れを掃き出すという手順のものが多いでしょう。
  3. 3
    自分で洗浄液を作り費用を抑える 濃度90~99%のイソプロピルアルコールを60ミリリットル、蒸留水を180ミリリットル、さらに食器用洗剤を1~2滴、スプレー容器で混ぜ合わせましょう。マイクロファイバークロスを敷いた上にレコードを置き、洗浄液をふきかけます。洗浄液が溝に届くまで30秒待ち、別のマイクロファイバークロスで拭き取ります。次に、3枚目のマイクロファイバークロスを用意して蒸留水に浸し、レコードの表面を拭きましょう。[8]
    • この手順を行うと、市販のレコード用ブラシでは取り除けない指紋や垢がよく落ちます。
    • センターラベルに洗浄液をふきかけてしまわないよう注意しましょう。
    • 同じ手順でレコードの両面の汚れやごみをしっかりと落とすことができます。
  4. 4
    爪楊枝で傷を前後に優しくこする 傷がついている場所を特定し、爪楊枝を1本用意して斜めに傷にあてましょう。少し力を入れて傷を前後にこすります。他にも傷がある場合は、同じ手順を繰り返しましょう。爪楊枝でこすると、小さなヒビまで届き頑固な汚れも浮き上がらせることができます。[9]
    • 爪楊枝を扱う際は、ゆっくりと時間をかけて汚れを取り除きましょう。他の部分に逆に傷を作ってしまわないよう注意深く作業します。
    • この方法で傷を修復することはできませんが、表面のごみを取り除くという点では効果的です。
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方法 3
方法 3 の 3:
レコードを保護する

  1. 1
    聴き終えた後はインナースリーブ(内袋)に入れて保管する インナースリーブには紙製のものとビニール製のものがあります。レコードを保護する基本として、聴き終えたものはスリーブにしまいましょう。[10]
    • 購入時、レコードはインナースリーブに入っています。また、オンラインショップやレコード店でインナースリーブのみ購入することもできます。
  2. 2
    使わない時はレコードジャケット(外袋)にしまって保管する レコードを購入すると、厚紙製のジャケットに入っています。また、ビニール製のアウタースリーブ(外袋)を別途購入し、代わりに用いることもできます。インナースリーブにしまったレコードをそのままジャケットや外袋に入れておきましょう。アウタースリーブがあることで、より厳重に保管できます。[11]
    • ジャケットがすり減ってしまいレコードの輪が見えるようになった時は、代わりのビニール製アウタースリーブの購入を検討しましょう。
  3. 3
    レコード専用の収納棚あるいは木箱を用意する レコードを1~2枚からさらに増やしていく時は、破損を防ぐために適切に保管することが重要です。棚や木箱に安全に収納しておきましょう。必ず垂直に並べて保管しましょう。[12]
    • 棚や木箱はインテリアショップやオンラインショップを探してみましょう。手作りをすることもできます!
    • 積んで保管しておくとレコード本体やカバーにたわみが生じる原因となります。
  4. 4
    外側の縁とセンターラベル以外は触れない レコードは正しく持つことで、傷、汚れ、指紋の付着を防ぐことができます。レコードの溝は繊細で、再生時に不可欠な情報が含まれている部分なので、できる限り触れないよう気をつけましょう。
  5. 5
    使っていない時はレコードプレーヤーのダストカバーを閉めておく ダストカバー(蓋)がついているレコードプレーヤーもあります。レコードを聴き終えたら、このカバーを閉めて、空気中の埃や汚れの侵入を防ぎましょう。
    • このように埃の侵入を防ぐことができると、レコードプレーヤーからレコードに埃が移ってしまう可能性も低くなり、管理しやすくなるでしょう。
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ポイント

  • 直射日光、熱、あるいは寒さを避けてレコードは保管しましょう。保管環境が大きく変わるとレコードがたわんだり、再生時の聴こえ方にバラつきが生じる原因となります。
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注意事項

  • レコードを掃除する際に、消毒用アルコール、ライター燃料、家具用クリーナー、歯磨き粉、スチールウールは絶対に使わないようにしましょう。どれもレコードに永久的な損傷を与えます。[13]
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