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レザーは、乾燥したり日光にさらされること、でひび割れを起こすことが多々あります。レザーの繊維がお互いをすり減らすという特徴も原因しています。びが割れてしまったことによる破損は元に戻すことはできませんが、多くの場合良質なコンディショナーで再び潤いを与えることで簡単に隠すことができます。より深ひびはフィラーを用いて埋めたり、染料で溶けこませる処理をする必要があるかもしれません。正しく扱えば、大切なレザー製品も生まれ変わるでしょう。

方法 1 の 3:
コンディショナーを使って潤いを取り戻す

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    皮革用クリーナーとマイクロファイバークロスで表面を拭き取る 前処理には市販の皮革用クリーナーを用いるのが最も簡単な方法でしょう。クリーナーを布にふきかけ、レザー表面の汚れを拭き取りましょう。ひび割れが悪化しないようレザー表面の目に沿ってこすりましょう。[1]
    • 市販のクリーナーがない場合は、低刺激のせっけんと蒸留水(1:8の割合)を混ぜ合わせて使いましょう。赤ちゃん用せっけんや液体食器用洗剤、液体ハンドソープなどが適しています。
    • レザーを傷めずにせっけんを洗い流せるよう、少量の水を使いましょう。マイクロファイバークロスを湿らせ、余分な水気をしぼります。目に沿ってレザーの表面を拭き取ります。
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    レザーが乾くのを待つ 表面に触れて状態を確認しましょう。ひび割れはレザーが乾燥した時に起こるので、5~10分が過ぎる頃には乾いている様子が感じ取れるでしょう。マイクロファイバークロスで表面を拭き取ると乾燥が速まります。
    • せっけんやクリーナーがコンディショナーの浸透を妨げないよう、必ず手で触れて乾いていることを確認しましょう。
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    強力なレザーコンディショナーをひびに染み込ませる ボトル容器に入った皮革専用のコンディショナーを選びましょう。レザーを修繕し潤いを補給できる製品です。少量を指先あるいは柔らかいアプリケーター(スポンジや布など)に乗せます。次に、コンディショナーを直接ひび割れている部分にすりこむことで、繊維表面の孔を空にし、コンディショナーが浸透しやすい状態に整えます。
    • 皮革用コンディショナーは皮革製品を取り扱っている店舗、オンラインショップなどで販売されているでしょう。
    • レザーはクリーナーをあっという間に吸収します。徐々に乾燥していったレザー製品に見られる反応です。定期的にコンディショナーで手入れをしておくと、柔らかくしなやかな状態を維持しやすくなります。
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    コンディショナーをさらに追加してひび割れの部分を滑らかにする たっぷりのコンディショナーをアプリケーターに乗せましょう。今度は、ひび割れとその周辺をごしごしとこすります。目に沿ってこすりましょう。ひびを隠しながら色合いが均一になっていきます。
    • しばらくコンディショナーを用いた手入れをしていなかった場合は、全体を同じようにケアしておいても良いでしょう。こうした手入れをしておくことで、新たなひび割れを防ぐことができます。
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    コンディショナーが乾くまで最低2時間放置する コンディショナーの使用方法を確認しましょう。乾くまでの目安の時間が記載されているはずです。レザーがコンディショナーを吸収し終えるまで、たっぷりの時間が必要です。触ってみて乾いていることが確認できるようになってから次の手順に進みましょう。。
    • 時間に余裕がある場合はそのまま一晩乾かしておいても良いでしょう。少し長めに時間をかけると、コンディショナーがよりしっかりと染み込み、潤いが戻ります。
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    ひびがまだ見える場合はもう一度コンディショナーを塗る コンディショナーによっては、複数回処置を繰り返す必要があるものもあります。アプリケーターにさらにたっぷりのコンディショナーを乗せ、ひび割れの上からこすりましょう。充分な時間をかけて乾かし、翌朝もう一度レザーの状態を確認します。
    • ひび割れが見えなくなるまで、あるいはレザーがこれ以上コンディショナーを吸収しなくなるまで処置を続けましょう。コンディショナーは吸収しなくなったものの、まだひび割れは見えるという場合は、フィラーや染料が必要かもしれません。
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方法 2 の 3:
皮革用フィラーを使ってひびを埋める

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    せっけん、あるいは皮革用クリーナーで汚れを取り除く ボトル容器に入った皮革用のクリーナーまたは低刺激のせっけんを用意しましょう。赤ちゃん用せっけんや低刺激の食器用洗剤あるいはハンドソープが安心して使うことができます。荒い表面や頑固な汚れに特化した洗剤やせっけんは使えません。クリーナーをマイクロファイバークロスにふきかけ、レザーの表面に付着している埃や屑を取り除きましょう。[2]
    • せっけんを使う場合は、まず蒸留水と混ぜ合わせます。このせっけん水で軽く湿らせた布を使いましょう。
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    一晩かけて完全に乾かす レザー表面に水気が少しでも残っているとフィラーがひびに密着しにくくなります。清潔なマイクロファイバーで表面を拭き取っておくと、乾きも速くなるでしょう。傷の修繕を実際に始める前に、汚れが残っていないこと、触った感触が乾いていることを確認しましょう。[3]
    • 表面に残っているせっけんを落とすために水を使うことができますが、布に湿らせる程度にしましょう。大量の水にさらされると、レザーが今以上に破損してしまいます。
    • 直射日光を避け、風通しの良い場所で乾かしましょう。熱や直射日光にさらされると、カラーレザーの色が落ちします。
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    600番の紙やすりで表面を整える 優しくこすりましょう。触った時の感触が同じになるまでこすります。次に、乾いたマイクロファイバークロスで拭き取ります。ひびに詰まっている埃やかすも、すべて取り除きましょう。[4]
    • 数字の大きい、目がかなり細かい紙やすりは安心して使うことができますが、目の粗いものは控えましょう。数字の小さな紙やすりは粗く、レザーの表面を引っかいてしまう可能性が高いでしょう。
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    パレットナイフでひび割れ全体にフィラーを伸ばす 皮革用フィラーはペースト状の製品で、小さな筒状の容器に入っています。ナイフで少量取り、ひび割れの表面に薄く塗り伸ばしましょう。ひび割れが全体的に埋まるまで、必要に応じてペーストを付け足します。[5]
    • パレットナイフは薄く、先端も鋭くないので、ペーストを塗る道具として最適です。持っていない場合は、同様の、先が鋭くないもので代用しましょう。クレジットカードなどが使えます。通常のナイフのように、レザー表面を破損させてしまいそうなものは使えません。
    • 皮革用フィラーはオンラインショップやホームセンターなどで探してみましょう。皮革修繕キットとして販売されていることが多く、フィラーの他にサンディングパッドとアプリケーターナイフが含まれているかもしれません。
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    余分なペーストはナイフの縁を使って取り除く フィラーを塗り伸ばしたら、それなりの量が表面に余っているかもしれません。こうした場合は、パレットナイフを横向きに持ち、端を優しく滑らせてみましょう。余分なペーストをこそぎ落とすことができます。ひびの外に残っているペーストが見えなくなるまで続けます。[6]
    • 取り除いた余分なフィラーは容器に戻すか、ナイフごと洗い流してしまいましょう。
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    フィラーが固まるまで6時間待つ フィラーを空気乾燥させましょう。屋外の空気だと、より速く乾きます。ただし、直射日光や高温は避けましょう。[7]
    • ヒーターやオーブンといった熱源の近くに置くとレザーが乾き、さらにひび割れが悪化する可能性があります。
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    必要に応じてさらにフィラーを塗り重ねひび割れていた部分をならす フィラーは乾くと縮むので、2層目を重ね塗りする必要があるでしょう。パレットナイフあるいは似た道具を使って、さらにフィラーを塗り伸ばしましょう。余分は取り除き、乾くのを待ちます。修繕が終わると、ひび割れは見えなくなっているでしょう。[8]
    • ひび割れの深さによっては、さらに3層目が必要になるかもしれません。5層必要になることもあります。しっかりと埋まるまで繰り返しましょう。
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方法 3 の 3:
皮革用染料を用いて溶け込ませる

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    ひび割れをフィラーで処理し色を馴染ませやすくする フィラーを用いない場合は、染料あるいは塗料を直接レザーに塗ることになります。ほとんどのひび割れの場合は、そのような方法で大丈夫ですが、比較的、目につきやすいままの状態で残ります。フィラーは無色なので、ひどい傷を隠す際は使ったほうが賢明です。
    • 深く目障りなひびは、まずフィラーを使って目立ちにくくしましょう。[9]
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    600番の紙やすりで表面をこすり、かすを拭き取る まずは、ひび割れの部分を滑らかにして染料を塗る準備をしましょう。紙やすり、あるいはサンディングパッドを優しく押し当て、目に沿ってこすりましょう。手触りが滑らかになるようにしましょう。マイクロファイバークロスで紙やすりのかすを拭き取ります。[10]
    • 布を使ってひび割れ部分に詰まっているかすも、しっかりと拾いましょう。残っていると色が染み込みこみ方にムラが出ます。
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    皮革用染料をスポンジで薄く塗る 皮革用染料には様々の色があるので、皮革製品と同じ色を選びましょう。次に、少量の染料をスポンジあるいはアプリケーターに出します。ひび割れの部分をこすり、染料を伸ばしていきます。[11]
    • 皮革用染料はオンラインショップ、画材店、クラフト用品を取り扱う店舗などで探してみましょう。紙やすりとアプリケーターと一緒にセットで販売されていることもあります。
    • スプレー塗料やラッカーシンナーを用いてひび割れに色を塗ることもできます。レザーに合った色のスプレー塗料(皮革製品にも安全に用いることができるもの)を選びましょう。少量を布にふきかけ、さらにラッカーシンナーを注ぎます。この布でひび割れの部分をこすりましょう。[12]
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    2分間ヘアドライヤーの熱をあてて乾かす ヘアドライヤーに電源を入れ、染料が塗られている部分にあてましょう。レザーが乾いてしまわないように、行ったり来たりするように動かします。乾いていれば触れても何もつきません。[13]
    • ヘアドライヤーがない場合は、ヒートガンなどで代用しましょう。ただし、ヒートガンはあっという間にレザーを焦がしてしまう可能性があるので注意深く扱いましょう。ヒートガンを使う場合は常に動かして一か所に熱が集中することを避けましょう。
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    必要に応じて染料を重ね塗りする 一般的に、ひび割れの修繕が完了するまで2~5回塗る必要があります。前回より多めに染料を塗ってみましょう。今回は、ひび割れの内部に直接塗り込み、次にひび割れの周辺もこすることで、色を溶け込ませましょう。[14]
    • 毎回ヘアドライヤーで乾かしましょう。ひび割れが目立たなくなるまで繰り返します。
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    皮革用シーラーで染料を保護する シーラーを清潔なスポンジまたはアプリケーターにふきかけます。次に、ひび割れがあった部分をこすります。染料のを塗った部分全体を覆いたいので、必要に応じてシーラーを付け足しましょう。シーラーは、コンディショナーのような役割を果たすだけでなく、ひび割れた部分を染みやさらなる破損から守る働きもします。[15]
    • オンラインショップなどで皮革用シーラーを探してみましょう。
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    ヘアドライヤーで2分間シーラーに熱をあてて硬化させる 修繕が完了したらドライヤーの電源を入れましょう。レザーの表面に近づけて構え、処理された部分に直接向けましょう。行ったり来たりするように動かして、一か所に熱が集中することを防ぎましょう。触れても大丈夫なほど乾いたのであれば、完成です。見た目を確認しましょう。[16]
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ポイント

  • レザーのひび割れ予防として、3か月に1度はコンディショナーを塗りましょう。乾燥によってひび割れるので、良質のコンディショナーがあれば、こうした破損のほとんどを防ぐことができます。
  • 直射日光や高温を避けましょう。熱によってレザーが乾き、ひび割れが生じる原因となります。頻繁にひび割れているようであれば、それは熱にさらされていることが原因となっているかもしれません。
  • 皮革用グルーで裂け目や破れを修繕しましょう。グルーを伸ばし、破れてしまったつなぎ合わせて固定します。次に、このつなぎ合わせた部分にフィラーあるいは染料を用いて、馴染ませましょう。
  • 合成皮革の表面に色を塗る場合は、皮革用染料あるいは塗料を用いましょう。
  • 高価な(あるいは大切な)皮革製品が酷く破損してしまった時は、専門の修繕サービスに依頼したほうが良いでしょう。専門のサービスであれば、大がかりな修繕も可能です。場合によっては張り替えまで対応しているかもしれません。
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注意事項

  • 皮革製品は繊細なので、手入れの過程で傷んでしまうこともあります。大切な皮革製品を台無しにしてしまわないか心配なのであれば、目立ちにくい場所で小さく試して反応をまず確認しましょう。
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必要なもの

コンディショナーで潤いを取り戻す

  • 皮革製品
  • マイクロファイバークロス
  • 皮革用クリーナー、あるいはせっけん
  • 皮革用コンディショナー
  • アプリケーター、スポンジ、あるいは両方

皮革用フィラーでひびを埋める

  • 皮革製品
  • マイクロファイバークロス
  • 皮革用クリーナー、あるいはせっけん
  • 皮革用フィラー
  • パレットナイフ

染料で溶け込ませる

  • ひび割れがひどい場合に用いるフィラー
  • 皮革用染料
  • スポンジ、またはアプリケーター
  • ヘアドライヤー
  • 皮革用シーラー

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カテゴリ: 家具
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