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ローズウォーターは値段が高く、あまり店頭で見かける機会もありませんが、簡単に手作りすることができます。ローズウォーターがあれば、菓子やケーキの風味付けに、または化粧品を手作りする際の材料としても使えます。また、化粧水やシーツの香りづけに使うこともできます。ここではローズウォーターを作る4つの方法を紹介します。

材料

エッセンシャルオイルを使ったローズウォーター[1]

  • バラのエッセンシャルオイル12滴
  • 蒸留水240㏄(カップ1)

乾燥花びらを使ったローズウォーター[2]

耐熱保存ビン(大きめの広口密閉ビン)

  • バラの乾燥花びら1/3カップ
  • 熱した蒸留水300㏄(カップ1 ¼)

生の花びらを使ったローズウォーター[3]

  • バラの花びら1カップ強(バラの花2つ分)
  • 蒸留水500㏄弱
  • ウォッカ小さじ1(お好みで)

擦りつぶした花びらを使ったローズウォーター[4]

  • バラの花びら19~24カップ(500g)
  • 蒸留水(必要に応じて)
方法 1
方法 1 の 4:

エッセンシャルオイルを使って作る

  1. 1
    道具をそろえる バラのエッセンシャルオイル、蒸留水、保存ビンを用意します。ローズウォーターをスプレーして使う場合、霧吹きも用意します。保存容器はガラス製か強化プラスチック製のものを使いましょう。金属製の容器や低質なプラスチック容器は避けます。
  2. 2
    保存ビンに蒸留水を入れる 水道水ではなく、必ず蒸留水を使いましょう。水道水には雑菌が潜んでいることがあります。蒸留水を用意できない場合は、濾過した水を沸騰させ、室温で冷まして使いましょう。
  3. 3
    ローズのエッセンシャルオイルを12滴加える あらかじめ、ウォッカ小さじ2~3杯にエッセンシャルオイルを溶かします。こうしておくと、エッセンシャルオイルが水の表面に浮かばず、混ざりやすくなります。フレグランスオイルではなく、必ずエッセンシャルオイル使いましょう。香り付け専用のフレグランスオイルには、バラやその他のエッセンシャルオイルのような効能はありません。
  4. 4
    ビンの蓋をしっかり閉めて振る しばらくビンを振ってエッセンシャルオイルと水を混ぜ合わせます。
  5. 5
    ローズウォーターを別の容器に移して使う ローズウォーターを使用する際は、漏斗を使って必要な分だけ霧吹きに移し、シーツ類や顔に吹き付けましょう。
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方法 2
方法 2 の 4:

乾燥花びらを使って作る

  1. 1
    道具をそろえる バラの乾燥花びら、お湯、濾し器、耐熱保存ビン(メイソンジャーなど食品保存に使う大きめの広口密閉ビン)2つを用意します。
  2. 2
    バラの乾燥花びらを片方の保存ビンに入れる ローズウォーターを料理に使う場合は、食用バラ(ロサ・ダマスケナ、ロサ・ケンティフォリア、ロサ・ガリカなど)の乾燥花びらを使いましょう。[5] 料理の風味付けに最適です。
  3. 3
    沸騰直前の熱湯を花びらに注ぐ 必ず雑菌を含まない蒸留水を使いましょう。蒸留水がない場合は、濾過水を使うこともできます。
  4. 4
    保存ビンの蓋を閉めて冷ます 室内の温度にもよりますが、10~15分ほど冷まします。
  5. 5
    もう片方の保存ビンに濾し器をのせる 濾し器を使ってローズウォーターと花びらを分けます。
  6. 6
    ローズウォーターを保存ビンに注ぐ ローズウォーターを濾し器に注ぐと、ローズウォーターはビンに入り、花びらは濾し器に溜まります。ローズウォーターがすべて瓶に入ったことを確認し、濾し器に残った花びらを捨てます。
  7. 7
    保存ビンを密閉し、冷蔵庫で保存する ローズウォーターは1週間以内に使い切りましょう。
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方法 3
方法 3 の 4:

生の花びらを使って作る

  1. 1
    新鮮で香りの良いバラを選び、水ですすぐ バラが新鮮なほど、香り豊かなローズウォーターができます。[6] なるべく有機栽培のバラを使いましょう。丁寧にすすいでも、農薬や殺虫剤の化学成分を完全に落とすことはできません。また、バラの種類をひとつに統一しましょう。バラの香りは品種によって大きく異なります。異なる品種のバラを混ぜると、ローズウォーターの香りが複雑になってしまいます。花びらを丁寧にすすぎ、土、虫、農薬や殺虫剤を落とします。
    • ローズウォーターを料理に使う場合は、食用バラ(ロサ・ダマスケナ、ロサ・ケンティフォリア、ロサ・ガリカなど)の花びらを使いましょう。[7]
  2. 2
    バラから花びらを外す カップが一杯になるまで花びらを集めます。花のサイズにもよりますが、大体2つ分のバラの花が必要です。
  3. 3
    小鍋に花びらを入れて水を注ぐ 鍋に花びらを均等に広げ、花びらが浸かる程度に水を入れます。水を入れ過ぎると、ローズウォーターの香りが弱くなります。[8]
    • ウォッカを小さじ1杯加えてみましょう。ウォッカを加えると、香りを損なわずに長期間保存が効きます。[9]
  4. 4
    鍋に蓋をして弱火にかける 沸騰させたり、煮出したりすると色や香りが劣化するので注意しましょう。20分ほどしたら、花びらの色が抜け、水が花びらの色に染まります。
  5. 5
    大きめの耐熱保存ビンの上に濾し器を置く 容量500㏄程度の保存ビンを用意します。ビンはしっかりと洗浄しておきましょう。こし器を使ってローズウォーターと花びらを分けます。
  6. 6
    ローズウォーターを保存ビンに注ぐ 濾し器を片方の手で支え、慎重に鍋の中身を濾し器に移します。濾し器を乗せたビンにローズウォーターを静かに注ぎます。ローズウォーターがビンに入り、花びらが濾し器の中に溜まります。
    • ローズウォーターを小さいビンに移し、小分けにして使います。小さいビン方が使いやすくなります。ローズウォーターがなくなったら、大きいビンから補充します。
  7. 7
    冷蔵庫で保存する。ローズウォーターは冷蔵庫で1週間ほど保存できます。[10] ウォッカを加えれば、もう少し長く保存できます。
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方法 4
方法 4 の 4:

すり潰した花びらを使って作る

  1. 1
    バラの花びらを二山に分ける 一つ目をすり潰し、二つ目は後で使います。
  2. 2
    乳鉢と乳棒を使って最初の一山をすり潰す すり潰すと、花びらの汁が出てきます。その汁がローズウォーターになります。または、濾し器に花びらを擦りつけることもできます。濾し器をビンの上に乗せ、スプーンの裏側を使って花びらを濾し器の網目に擦りつけます。
  3. 3
    すり潰した花びらを汁ごと陶器のボウルに入れる ガラス瓶やガラスボウルを使ってもよいでしょう。花びらを汁ごとボウルに入れて数時間おくと、さらに花びらから汁が染み出してきます。
  4. 4
    擦りつぶした花びらに残りの花びらを加えて24時間おく 擦りつぶした花びらに生の花びらを加えて混ぜます。ボウルに蓋をして、そのまま24時間おきます。
  5. 5
    花びらを汁ごと耐熱ガラスの鍋かホーローの鍋に入れる 花びらに含まれる油分は金属と反応するため、金属製の鍋を使ってはいけません。
  6. 6
    花びらと汁を弱火で煮詰める 花びらを汁ごと鍋に入れ、弱火にかけます。花びらを煮詰めます。花びらから泡が出てきたら、鍋を火から外します。
  7. 7
    ビンに濾し器を乗せ、ローズウォーターを注ぐ 濾し器として、コーヒー用のフィルターや紅茶用の布製フィルターを使ってもよいでしょう。鍋に花びらの破片がなくなるまで繰り返し注ぎましょう。
    • ローズウォーターを化粧水として使う場合は、蒸留水で薄めて好みの濃度にします。
  8. 8
    ビンを密閉し、数時間日光に当てる 太陽の熱で上質な天然の油分が抽出されます。
  9. 9
    ローズウォーターを冷蔵庫で保存する 1週間以内に使い切りましょう。
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ポイント

  • 香り豊かなローズウォーターを作るには、香り豊かなバラが必要です。
  • バラにはさまざまな種類があり、香りもそれぞれ異なります。香りが混ざらないよう、同じ種類のバラを使いましょう。
  • ローズウォーターは素敵な贈り物になります。手作りのローズウォーター、バラの香りのマッサージオイル、石鹸、ろうそくなどを包装して贈り物にしましょう。
  • 手作りのローズオイルを化粧水や香水に使いましょう。シーツやタオルに吹き付けて香りを楽しむこともできます。[11]
  • ローズウォーターで手作りの化粧品を作りましょう。[12]
  • 風味づけに、ケーキ、飴、菓子類、お茶にローズウォーターを加えてみましょう。[13]
  • ローズウォーターには防腐作用、抗炎症作用、抗菌作用などさまざまな効能があります。化粧水として使うと、肌のpHバランスを整えるのに効果的です。[14]
  • ローズウォーターを霧吹きに使う場合は、ガラス製か強化プラスチック製の容器を使いましょう。
  • つぶしたイチゴにローズウォーターを混ぜたものを肌につけると、肌が明るくなります。
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注意事項

  • 水道水を使ってはいけません。水道水には雑菌が潜んでいます。必ず蒸留水または沸騰させた濾過水を使いましょう。[15]
  • ローズウォーターを保存する際は、金属製の容器や低質のプラスチック容器を使ってはいけません。金属の容器はローズウォーターに含まれる天然の油分と反応します。質の悪いプラスチック容器の場合、プラスチックの成分がローズウォーターに溶け出し、劣化の原因となります。[16]
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必要なもの

エッセンシャルオイルを使ったローズウォーター[17]

  • 保存ビン
  • 霧吹き

乾燥花びらを使ったローズウォーター

  • 耐熱保存ビン
  • 濾し器

生の花びらを使ったローズウォーター[18]

  • 濾し器
  • 消毒した容量500㏄程度の保存ビン
  • 小さめのビン(任意で)

擦りつぶした花びらを使ったローズウォーター

  • 乳鉢と乳鉢
  • 陶器のボウル
  • ホーロー鍋または耐熱ガラス鍋
  • 濾し器(紅茶用の布製フィルター、コーヒーフィルターも可)
  • 保存ビン

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出典

  1. One Good Thing by Jillee, DIY Coconut Oil Body Wash
  2. A Delightful Home, How to Make Rosewater
  3. She Knows, DIY Rosewater Toner
  4. Reader's Digest, Back to Basics, p. 342, (2003), ISBN 0-86449-028-3
  5. The Beauty Gypsy, How to Make Rosewater
  6. Free People, DIY: How to Make Rosewater
  7. The Beauty Gypsy, How to Make Rosewater
  8. She Knows, DIY Rosewater Toner
  9. Soap Deli News, Homemade Rosewater Recipe

このwikiHow記事について

Joanna Kula
共著者 ::
エステティシャン
この記事の共著者 : Joanna Kula. ジョアンナ・クーラはフィラデルフィアにある「Rescue Spa」のエステティシャンです。自然素材を利用して肌の状態を回復させるトランスフォーム・トリートメントを専門とし、スキンケア業界での経験は8年を超えます。 この記事は21,605回アクセスされました。
カテゴリ: メイク | 趣味・DIY
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