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大きすぎてクローゼットにしまい込んでいるワンピースを捨てる必要はありません。体にフィットするようにウエストを詰めれば、ワンピースを新調した気分になるでしょう。両脇の縫い目に沿って、袖下からウエストにかけて余分な生地をつまみ、待ち針で留めます。こうすると、脇を詰めた時にワンピースにしわが寄りません。また、ゆったりしたワンピースを詰める場合はウエストにあて布を縫い付け、ゴムを通してウエストを締めましょう。

方法 1
方法 1 の 2:
ウエストを両脇で詰める

  1. 1
    ワンピースのウエストをつまんで、どれくらい詰めるか決めましょう。普段通りにワンピースを着てフィット感を確認し、どれくらい詰めるか考えます。好みの具合にウエストが締まるように、ウエストのくびれた部分で両脇の生地をつまみましょう。つまんだ部分に定規をあて、詰める幅を確認します。[1]
    • 左右対称に仕上げるために、ウエストの左右の縫い目で同じ幅を詰めましょう。
    • たとえば、左右を1.5㎝ずつ詰めるとウエストがぴったりになるかもしれません。
  2. 2
    ワンピースを裏返し、脇の縫い目を待ち針で留めましょう。ワンピースを裏返して平らな場所に置き、脇の縫い目の上、脇の下にあたる部分を目の前に置きます。ワンピースに定規をあて、詰める部分を待ち針で留めましょう。待ち針は、縫い目と同じ方向に刺します。待ち針と脇の縫い目の幅を測り、詰める幅と同じになっているか確認しましょう。
    • 袖下からウエストのくびれた部分まで、2~3㎝間隔で待ち針を打ちましょう
    • 表と裏の2枚の生地を貫通するように待ち針を刺しましょう。
  3. 3
    ワンピースを試着し、必要に応じて待ち針の位置を直しましょう。ワンピースの生地を切ったり縫ったりする前に、裏返しのままワンピースを試着します。余分な生地を待ち針で留めたので、ウエストが好みの具合に締まっているでしょう。
    • ウエストがまだ緩いようなら、待ち針の位置を直してさらに詰めましょう。ウエストがきつければ、詰める幅を減らしましょう。
  4. 4
    ワンピースを脱ぎ、脇の下からウエストまでの左右の縫い目に印をつけましょう。ウエストの締まり具合に問題がなければ、ワンピースを脱いで作業する場所に置きます。チャコペンを使って、待ち針に沿って線を引きましょう。この線を縫ってウエストを詰めます。できれば、元の縫い目と同じ曲線を描くように印をつけましょう。[2]
    • ウエストだけでなく、脇の下からウエストまでを詰めるようにすると、仕上がったワンピースにしわが寄りません。
  5. 5
    印に沿って直線縫いで縫いましょう。ワンピースと同じ色の糸をミシンにかけ、印に沿って両脇を縫います。待ち針の上を縫わないように、待ち針を外しながら縫い進めましょう。[3]
    • ワンピースを手縫いで詰めることも可能ですが、ミシンで縫ったほうが丈夫に仕上がり、縫い目も揃います。

    ポイント:裏地付きのワンピースを詰める場合は、表地と裏地をつなげている糸ループを切りましょう。表地の両脇を詰めてから、裏地も同じだけ詰めます。最後に、ワンピースの内側で糸ループをつなぎ直し、表地と裏地をつなげましょう。

  6. 6
    ワンピースを表に返して試着しましょう。ウエストの締まり具合に問題がなければ完成です。ワンピースの内側の詰めた生地が気になる場合は、縫い目から0.5㎝のところで切り落としましょう。[4]
    • 洗濯表示を確認してアイロンをかけるか決めましょう。場合によっては、アイロンをかけたほうがきれいに仕上がるかもしれません。
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方法 2
方法 2 の 2:
ウエストをゴムで詰める

  1. 1
    ワンピースを裏返しに着て、ウエストに細いベルトをつけます。ウエストを詰めるワンピースを裏返しましょう。裏返しのままワンピースを着て、ウエストに細いベルトを巻きます。ウエストのくびれた部分が丁度よく締まるように、ベルトを引き締めましょう。[5]
    • ゴムで引き締めたい部分にベルトを巻きましょう。

    ポイント:ウエストをゴムで詰める方法は、レーヨンやリネン、コットンなどの薄手の生地で作られた、ドレープがあるゆったりしたワンピースや大きめのワンピースに適しています。

  2. 2
    ウエストの周りにチャコペンで印をつけます。ベルトで締めたウエストの周りに、チャコペンで印をつけましょう。所々に印をつけるか待ち針を打つほうが簡単なら、それでもかまいません。その場合は、ワンピースを脱いでから印や待ち針で留めた部分をメジャーでつなぎ、直線を引きましょう。[6]
    • 後ろに印を付けるのは難しいので、この手順は友人に手伝ってもらうと良いでしょう。
    • チャコペンでつけた印は、ワンピースを洗えば落ちます。
  3. 3
    テーブルの上にワンピースを置き、ウエスト周りを測りましょうワンピースを裏返したまま、テーブルの上に置きます。印をつけたウエスト部分にメジャーをあて、ワンピースのウエストを測ります。[7]
    • サイズ表の値を使うのではなく、実際に測る必要があります。サイズ表に示されているサイズごとのウエストの値は、服によって大きく異なる場合があります。
  4. 4
    ワンピースのウエストより3㎝長く生地を切りましょう。ワンピースと同じ生地を0.6~1.2m用意して広げます。ワンピースのウエストより3㎝長い長さと幅4.5㎝で、この生地を切ります。[8]
    • 例として、ワンピースのウエストが97㎝の場合は、幅4.5㎝、長さ100㎝で生地を切りましょう。
  5. 5
    生地の幅を半分に折り、端から0.5㎝のところを縫いましょう。生地の表を内側で合わせ、幅を半分に折ります。ミシンを使って、長いほうの端を直線縫いで縫いましょう。端から0.5㎝のところを縫います。最後の5㎝を残してミシンを止めましょう。
    • 折り目にアイロンをかけ、平らにしておくと縫いやすいでしょう。
    • 細長い筒のようなあて布ができあがります。
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    あて布の端に安全ピンを留め、引き抜いて生地の表を出しましょう。生地を指で表に返そうとすると、ねじれたり抜けなくなったりするかもしれません。端に安全ピンを留め、生地の内側を通して反対の端から出すようにすると、簡単に表に返せます。これで、あて布の表が外側に出るでしょう。[9]
    • あて布を平らにするには、表に返してからアイロンをかけましょう。
    • あて布を表に返したら安全ピンを外しましょう。
  7. 7
    ワンピースの印をつけた部分のすぐ下にあて布を留めます。ウエストの印のすぐ下にあて布を置きましょう。あて布の両端は、裏返しにしたワンピースの縫い目に合わせます。縫い目の位置はワンピースにもよりますが、例えば脇や背中の縫い目に合わせましょう。あて布を待ち針で留めます。[10]
    • あて布がずれないように、3~5㎝間隔で待ち針を打ちましょう。
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    あて布の上下に端ミシンをかけて、ウエストに縫い付けます。普通の押さえ金を使い、あて布の端から0.3㎝のところに上下とも端ミシンをかけましょう。ウエストに沿って縫い付けます。あて布にゴムを通せるように、最後の5㎝を残してミシンを止めましょう。[11]
    • ミシンに端ミシン押さえがついていれば、それを使いましょう。あて布の端を端ミシン押さえのガイドに揃えて縫うと、きれいに縫えます。
  9. 9
    自分のウエストより3㎝長く平ゴムを切りましょう。幅5㎜の平ゴムを用意し、ウエストと同じ長さになるように広げます。自分のウエストに3㎝を加えた長さで平ゴムを切りましょう。[12]
  10. 10
    平ゴムの端に安全ピンを留め、あて布の中に通しましょう。安全ピンを留めると、ゴムを通しやすくなります。あて布に通した安全ピンを引っ張って、反対側から出しましょう。[13]
    • 平ゴムの反対側の端があて布の中に入らないように、反対側にも安全ピンを付け、あて布の近くの生地に留めておきましょう。
    • この時点でワンピースを試着して、ウエストの締まり具合を確認しましょう。
  11. 11
    ジグザグ縫いで平ゴムの両端を縫い合わせ、あて布の端を閉じます。平ゴムから安全ピンを外し、両端を3㎝重ねましょう。ここをジグザグ縫いで縫い合わせ、あて布の端を直線縫いで縫って閉じます。ワンピースを表に返し、ウエストが締まったワンピースを着てみましょう。[14]
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ポイント

  • ウエストのあて布を目立たせたければ、ワンピースに合う別布を使いましょう。
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必要なもの

ウエストを両脇で詰める

  • ワンピース
  • チャコペン
  • ミシン
  • 定規
  • メジャー
  • 待ち針

ウエストをゴムで詰める

  • ワンピース
  • 細いベルト
  • 待ち針
  • ミシン
  • はさみ
  • 5㎜幅の平ゴム
  • ワンピースと同じ生地
  • チャコペン
  • メジャー
  • アイロンとアイロン台(任意)

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Essie Karimi
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テーラー
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