PDF形式でダウンロード PDF形式でダウンロード

妊娠を希望しているのに1年たっても自然妊娠しない状態を不妊症と言います。自分が不妊症かもしれないと気づいたら、すぐにでも不妊治療を受けましょう。初めて不妊治療施設を訪れるのは心細いことでしょう。実際、不妊治療は女性にとって身体的・精神的負担が大きいものです。時間や費用の心配もあるかもしれません。そして何よりも、パートナーの協力が欠かせません。すべてを考慮した上で赤ちゃんが欲しいかどうかを真剣に考え、欲しいという結論に達したら、勇気を出して不妊治療を受けましょう。

方法 1
方法 1 の 3:
専門家に相談する

  1. 1
    不妊治療専門施設を受診する 不妊治療は、不妊治療専門病院やクリニック、産婦人科や婦人科の不妊科、総合病院や大学病院の不妊科などで受けられます。近くに専門施設がなければ、まずは最寄りの婦人科を受診しましょう。
    • 日本では多くの場合、不妊治療を受けるにあたりパートナーの同意書が必要になります。なるべく初回からパートナーと一緒に受診しましょう。
    • 最寄りの婦人科では高度不妊治療(体外受精以上)を受けられない場合があります。不妊治療専門施設なら、治療の段階を上げることも可能です。子連れの来院に制限を設けているところなら、不妊治療中の精神的苦痛が少ないでしょう。
    • 持病がある場合は、総合病院や大学病院なら他の科と連携を取りながら不妊治療を進めることが可能でしょう。
  2. 2
    検査を受ける 初診では、問診のほかに一般的な婦人科検診(内診を含む)、採血(ホルモン検査、感染症・抗体検査)、子宮がん検診などが行われます。また、基礎体温表の指導や治療の説明がなされるでしょう。
  3. 3
    基本検査を受ける 次回の診察から、以下の基本検査を受けるでしょう。パートナーも検査を受けることになります。[1]
    • 基礎体温
    • 一般精液検査(男性)
    • 頸管粘液検査
    • フーナーテスト
    • 子宮卵管造影
    • 経腟超音波検査
    • 自治体によっては、不妊検査費用の助成があります。要件についてお住いの地域の保健課などに問い合わせましょう。
    広告

方法 2
方法 2 の 3:
不妊治療を受ける

  1. 1
    タイミング法 基本検査で不妊原因が見つかった場合は、投薬や手術で原因を取り除きます。しかし、特に問題が見つからない場合は不妊治療を開始します。最初は、基礎体温表とホルモン検査、超音波検査によって排卵日を予想し、それに合わせて性交渉を持つことで自然妊娠を目指します。これをタイミング法と呼びます。
    • 女性の年齢が上がるにつれ、卵子の質が低下し、妊娠率が低下し流産率が増加することが知られています。[2] そのため、タイミング法を飛ばして最初から人工授精を勧められることもあります。
  2. 2
    人工授精(IUI) 人工授精とは、採取した精子から運動している成熟精子だけを洗浄・回収して、妊娠しやすい期間に器具を使って子宮内に注入して妊娠を試みる方法です。[3] 名称のイメージとは異なり、人為的に受精させることはありません。当日は原則としてパートナーも一緒に通院します。
    • 妊娠しやすいタイミングを作るために、ホルモン薬が使用される場合もあります。
    • 排卵のタイミングに合わせるため、排卵日近くには頻繁に受診して検査する必要があります。また、人工授精の日程は数日前にならないと確定しません。
  3. 3
    体外受精(IVF) 体外受精とは、採卵手術により排卵前に体内から取り出した卵子と精子の受精を体外で行う治療です。[4] 卵子の周りに精子をふりかけることで、自然に受精が起こります。その受精卵を体外培養後、可能な限り良好な胚を選んで子宮内に胚移植します。
    • しばしば採卵手術に先立って、成熟卵を得るためにホルモン薬が使用されます。また、一般的に、採卵手術の2日前の夜(34~36時間前)に排卵誘発剤を注射します。
    • 採卵手術時には、全身麻酔または部分麻酔が施される場合があります。
  4. 4
    顕微授精(ICSI) 体外受精を実施しても受精が成立しない場合や、精子に原因があり受精が成立しないと思われる場合は、顕微授精を行います。器具を使って顕微鏡で確認しながら精子1個を卵子に直接注入します。[5] 受精卵を体外培養後、子宮内に肺移植します。
    • 卵子が多く採取できて受精卵が複数発育した場合は、残りを凍結保存して、次回以降の体外受精・顕微授精に使用できます。[6]
    広告

方法 3
方法 3 の 3:
不妊治療をしながら生活する

  1. 1
    妊娠しやすい身体作り せっかく高度不妊治療を受けても、残念ながら受精卵が育たなかったり、出産まで妊娠を継続できなかったりすることもあります。不妊治療と並行して、妊娠しやすい身体を整えるため、以下に気をつけましょう。
    • 適切な体重を保ちましょう。太りすぎは多嚢胞性卵巣症候群を、痩せすぎは生理不順を引き起こす可能性があります。妊娠した場合、妊娠中毒症や、流産、難産のリスクが高くなります。[7]
    • 食事に気をつけましょう。加工食品を避け、子宮内膜を厚くするとされる漢方やサプリメントを試してもよいでしょう。
  2. 2
    パートナーの男性の協力 不妊治療は主に女性側が受ける物ですが、たとえ不妊の原因が男性側になくても、男性もできることをしましょう。良い精子が多く採取できるよう、食事に気をつけ、定期的に運動し、喫煙者は禁煙しましょう。
  3. 3
    気にしすぎない 不妊治療を始めても、すぐ結果につながらないかもしれません。生活が不妊治療のスケジュール中心になるので、いつも治療のことを考えてしまいがちになります。ホルモン治療を重ねることで、身体的な負担が大きいだけでなく、精神面でも不安定になるかもしれません。数回試して成功しない場合は、しばらく治療を休むのもよいでしょう。仕事や趣味で日々を充実させ、気力が回復したところで再挑戦しましょう。
  4. 4
    不妊治療を止める 治療を頑張った末、成果もなく諦めるのは辛いことですが、不妊治療を何回、何年したら必ず赤ちゃんを授かれるというものではありません。できれば早い時期に、治療を止めるタイミング(回数、年齢など)をパートナーと話し合っておきましょう。
    • 年齢が上がるほど治療の成功率は下がり、30歳で19.9%、35歳で16.3%、40歳で7.7%、45歳で0.6%というデータがあります。[8]
    広告

ポイント

  • 高度不妊治療(体外受精以上)を受ける前には、治療内容、治療成績とリスク、時間的・費用的負担について十分説明を受け、納得してから開始しましょう。
  • 住んでいる自治体の不妊治療費助成制度について調べてみましょう。
  • 不妊治療の甲斐なく自分の赤ちゃんが生まれなくても、絶望することはありません。養子を迎えるなど、他の方法を検討しましょう。
広告

注意事項

  • 法律的な夫婦以外の間で人工授精以上の不妊治療を受けることは、条件付きで可能です。不妊治療施設で尋ねてみましょう。
  • 現在日本では、非配偶者間の体外受精を受けるために以下の条件があります。夫以外の第三者から提供された精子による体外受精は、女性に体外受精を受ける医学上の理由があり、かつ、精子の提供を受けなければ妊娠できない(法律上の)夫婦に限って容認するとされています。また、卵子提供は、医学的な理由等、適合性を審議して承認を得た夫婦に限って容認するとされています。[9]
広告

関連記事

お酒の酔いを早く覚ますお酒の酔いを早く覚ます
爪が割れたときの対処
自分で身長を測定する自分で身長を測定する
勃起を抑える勃起を抑える
吐き気を止める
声を低くする声を低くする
割れた足の爪を処置する割れた足の爪を処置する
二重関節かどうか見分ける二重関節かどうか見分ける
キスマークを偽造するキスマークを偽造する
生理をはやく終わらせる生理をはやく終わらせる
2週間でお腹周りの脂肪を落とす2週間でお腹周りの脂肪を落とす
胸骨をポキッと鳴らす胸骨をポキッと鳴らす
自分が酔っているかどうかを知る自分が酔っているかどうかを知る
白血球数を減らす白血球数を減らす
広告

このwikiHow記事について

wikiHowは「ウィキ」サイトの一つであり、記事の多くは複数の著者によって共著されています。 この記事は、著者の皆さんがボランティアで執筆・推敲を行い、時間をかけて編集されました。
カテゴリ: 健康 | 家族
このページは 378 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告