中国語を習得する方法

共同執筆者 Godspeed Chen

この記事には:基礎をマスターする中国語のレベルを上げる中国語漬けになる7 出典

日本語話者にとって、中国語(標準語)の学習は、読み書きがクリアできても、発音が難しく感じるかもしれません。しかし、日々の努力を欠かさなければ、マスターすることは十分に可能です。教材を使って独学、中国語が話せる友達と会話練習、オンライン中国語会話サービスを利用する、など色々な選択肢があるので、自分にあった方法を選びましょう。まずは、中国語を習得するにあたって重要なポイントを簡潔にまとめたこの記事で学びましょう。

パート 1
基礎をマスターする

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    四声(声調)を練習する 中国語は声調言語であるため、たとえ発音とアルファベットの表記が同じでも、声調が変わると言葉の意味も変わります。そのため、声調をしっかりと学ぶことが中国語を正しく話すためには必要不可欠です。中国語には次の4つの声調があります。
    • 第一声は高く平らな音です。声の自然な高さに保ち、上昇したり、低く抑えずに発音しましょう。「ma」というスペルの言葉を例に、声調の表記方法を見てみましょう。たとえば、第一声は mā と表記されます。
    • 第二声は上昇する音です。低い音から高い音まで引き上げて発音します。びっくりした時の「えぇ!?」をイメージすると分かりやすいでしょう。また、第二声は má と表記されます。
    • 第三声は低く抑える音です。なお、第三声の音節が並んだ場合、後の方は第三声のまま、一つ目の方は第二声に変化して発音します。第三声は mǎ と表記されます。
    • 第四声は下がる音です。高い音から低い音へ一気に下げて発音します。カラスが「カァッ」と鳴く声か、または、「ハァッ」とため息をつくイメージしてみましょう。第四声は mà と表記されます。
    • 簡単だと感じた場合はそのまま頑張りましょう。難しいと感じた場合でも慌てることはありません。正確な発音を把握するのに文字だけでは限界があるので、ネイティブスピーカーが発音している声調を聞いて学習するようにしましょう。
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    簡単な語彙を覚える どの言語を学習するにしても、言葉の引き出しが多ければ多いほど、上達が速くなります。したがって、次のステップは中国語でよく使われる語彙を覚えていくことです。
    • 役に立つ語彙のタイプの例: 時間帯(朝:zǎo shàng、午後:xià wǔ、夜:wǎn shàng)、体の部分(頭:tóu、足:jiǎo、手:shǒu)、食べ物(牛肉:niú ròu、鶏:、卵:jī dàn、麺:miàn tiáo)、その他にも色の名前、曜日、月、交通手段、天気など。
    • 日本語で何かしら言葉を聞いた時、それは中国語で何と言うのか、常に気にしてみましょう。もし分からなかったら、さっと書き留めておいて、後で調べましょう。小さなメモ帳を持ち歩いておくと便利です。また、中国語を書いた小さいメモ(漢字、ピンイン、発音を含む)を鏡やテーブル、調味料の容器など、家にある物に貼り付けましょう。自然に目にすることで、意識せずに覚えていくことができます。
    • 幅広い語彙をもつことは大切ですが、中国語においては「正確さ」の方がより重要です。正しい声調を使って正確に発音できない言葉をやみくもに覚えていくことは良いとは言えません。発音が違っていると、意味がまるっきり変わってしまいます。例えば、「母」を意味する を、 と発音してしまうと、「痺れる」という意味になってしまいます。
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    数字の数え方を覚える 中国語の数字の数え方はとてもシンプルで論理的なので、十まで習えば、九十九まで数えることができます。
    • 一から十まで、ピンイン(発音表記記号)とカタカナで書き表した読み方を併記しました。正しい声調を意識しながら、数字の言い方を練習しましょう。
      • 一: と表記、「イー」と発音。
      • 二: èrと表記、「アル」と発音。
      • 三: sānと表記、「サン」と発音。
      • 四: と表記、「スー」と発音。
      • 五: と表記、「ウー」と発音。
      • 六: liùと表記、「リュー」と発音。
      • 七: と表記、「チー」と発音。
      • 八: と表記、「バー」と発音。
      • 九: jiǔと表記、「ジュウ」と発音。
      • 十: shíと表記、「シー」と発音。
    • 一から十までをマスターしてしまえば、2桁の数字は、10の位数字を入れ替えるだけで、数えることができます。
    • 例えば、48はsì shí bā(四十八)、30はsān shí(三十)、19はyī shí jiǔ(一十九)となります(しかし、頭の(一)は特に必須ではないとされているので、ほとんどの地域で、省略して使っています)。
    • 百は baǐ と発音します。したがって、100は一百 - yì baǐ 、200は二百 - èr baǐ、300は三百 - sān baǐとなります。
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    基本的な会話フレーズを覚える 語彙と発音の基礎がつかめたら、次は基本的な日常会話のフレーズを勉強しましょう。
    • こんにちは- 你好- nǐhǎo、「ニーハオ」と発音。
    • お名前(苗字)は何ですか?(丁寧な表現)- 您贵姓? - nín guì xìng、「ニン グイ シン」と発音。
    • または 你姓什么?- nǐ xìng shén me (カジュアルな表現)、「ニー シン シェンマ」と発音。
    • 名前は何ですか?- 你叫什么名字? - nǐ jiào shén me míng zì、「ニー ジャオ シェンマ ミンズー」と発音。[1]
    • はい- 是 - shì、「シー」と発音。
    • いいえ- 不是 - bú shì、「ブー シー」と発音。
    • ありがとう- 谢谢 - xiè xiè、「シエ シエ」。
    • どういたしまして- 不用谢 - bú yòng xiè、「ブー ヨン シエ」。
    • ごめんなさい- 对不起 - duì bu qǐ、「ドゥイ ブー チー」。
    • 分かりません- 我不懂 - wǒ bù dǒng、「ウォー ブー ドン」。
    • さようなら- 再见 - zài jiàn、「ザイ ジエン」。

パート 2
中国語のレベルを上げる

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    基礎の文法を勉強する 中国語には文法がない、と言われることがありますが、それは間違いです。中国語にはしっかりと文法が存在します。日本語とは違う語族に分類される言語なので、文法の仕組みは大分違っています。中国語はとても分析的な言語であり、学習者にとっては、良い面も悪い面も持ち合わせていると言えます。
    • 例えば中国語には、西洋言語で出てくるような、動詞の活用、主語・動詞などの一致、名詞のジェンダー、複数形、時制といった複雑なルールはありません。ほとんどの言葉は一つの音節で成り立ち、それらを合わせて熟語を作っています。そのため、文の構造も非常に単純です。
    • 助数詞、主題優勢(主語ではなく、主題を重視する)、アスペクト(過去・現在・未来における動作の状態を表すこと)など、日本語との共通点もあります。一方、補語(結果補語、可能補語、方向補語など)といった中国語独自の文法ルールもあるので、それもしっかり理解しながら学習していく必要があります。
    • 語順に着目すると、「S+V+O」(主語+動詞+目的語)など、英語とよく似たパターンが多くあります。例えば、英語の「he likes cats」は、中国語では「tā (he) xǐ huan (likes) māo (cats)」となります。
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    ピンインの使い方を覚える ピンインとは、アルファベットで示した中国語(標準語)の発音表記方法のことです。汉语拼音(ハンユー ピンイン)は、多くの教科書や教材に採用されている、最も一般的なローマ字表記の方法です。
    • ピンインを学ぶことで、漢字に頼らず、発音に集中することができます。アルファベットが使われているとはいえ、日本語のローマ字表記の発音とは違うものが多くあるので、使い方をしっかり勉強しておく必要があります。
    • 例えば、ピンインの場合、"c" という表記は "ツ" に近い音、 "e" という表記はのどの奥で "ア" と発音するイメージ、 "q" という表記は "チ" に近い音です。日本語の発音とは完全に一致はしないため、ピンインを使う前に、しっかりと正しい発音を学んでおくことが大切です。それが学習する上での手がかりになります。
    • ピンインの発音は慣れないうちは難しくて辛く感じるかもしれませんが、ものにすると、その後の学習がぐんとしやすくなります。
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    中国語の簡体字を練習する 日本語と同じ字もありますが、簡体字の多くは異なっているので、しっかり学ぶ必要があります。時間はかかりますが、暗記と練習を継続することさえできれば、身についていきます。
    • イギリスの国営局BBCによると、存在する漢字の数は5万個を超えるといいます。しかし、日常で使われるものは限られています。知識層の中国人は約8,000文字知っているといわれていますが、新聞を読むのに必要なのは約2,000文字程度です。[2]
    • 中国語で一般的に使われる漢字の部首は214個といわれています。日本語の漢字との共通点、違いを意識しながら覚えましょう。
    • 漢字の書き順を意識するのは大事なことです。左右、縦棒、横棒など、ルールを今一度確認しましょう。
    • 簡体字の正しい書き方を覚えるために、書き取り練習用のドリルがあれば購入しましょう。現地の小学生向けのものが大半ですが、簡体字の練習をするにはちょうどよいでしょう。日本人向けの教材で、日本語の説明が載っているものがあれば、それが最適です。
    • 簡体字を学ぶことで、日本の漢字について再発見することもあるかもしれません。

パート 3
中国語漬けになる

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    ネイティブスピーカーを見つける 新しい言語をレベルアップするためには、ネイティブスピーカーと会話練習をすることが最も効果的な方法の一つだと言えます。文法や発音の間違いを適宜直してもらったり、教科書では学ぶことができない生きた口語表現を教えてもらえます。
    • 最も効果的なのは、熱心に教えてくれる中国語を話す友人を持つことです。もしいない場合は、地元紙やオンライン媒体に募集広告を出してみたり、地域で中国語会話サークルなどがないか調べてみましょう。
    • 中国語話者が近くにいないという場合は、Skype で探してみましょう。言語交換として、中国語と日本語、それぞれ15分間程度で会話しましょう。
    • もしSkypeでも見つからない場合は、QQ(中国語、英語サイト:オンラインで検索すれば、検索結果の一番上に出てくるはずです)を試してみましょう。中国でよく使われているメッセージツールで、語学学習グループやトークルームがあり、日本語を学習している人もいます。ぜひ日本語学習者のグループに参加して、言語交換パートナーを探しましょう。喜んで会話してくれるはずです。
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    中国語教室に通う もっとモチベーションを高めたい、整った環境の方がしっかり勉強できる、という場合は、中国語教室に参加しましょう。
    • 地域のカルチャーセンターなどで低価格で中国語クラスが開講されていることもあります。もしくは、オンライン中国語会話サービスを利用するのもよいでしょう。
    • 近隣の大学等やコミュニティーセンターで、中国語コースの開講情報を探しましょう。
    • 一人でクラスに参加するのは少し勇気が要るというなら、友人を誘いましょう。リラックスして楽しむことができ、授業の合間に会話練習もできます。
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    中国語の映画・ドラマやアニメを観る 中国語のDVD(字幕付き)やオンラインの中国アニメをチェックしてみましょう。中国語の音と構造に自然に慣れていくことができ、なにより、自分自身が楽しみながら学習できます。
    • この方法を極めるなら、台詞のセンテンスごとに映像をストップして、発音を真似てみましょう。自然に中国語のアクセントが身についていきます!
    • もし中国語のDVDやビデオを購入する手段がない場合は、レンタルショップの外国語コーナーを探してみましょう。もしくは、地元の図書館に中国語のDVDやビデオがないか探すか、取扱っていないか職員の人に訊いてみましょう。
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    中国語の音楽やラジオを聴く 中国語の音楽やラジオも、自分を中国語の環境に置く良い手段です。たとえ全く分からなくても、キーワードになる言葉を掴めば、重点を理解することは可能です。
    • 携帯に中国語ラジオアプリをインストールして、いつでも聞ける状態にしましょう。
    • 中国語のポッドキャストをダウンロードして、運動や家事をしている時に聴きましょう。
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    中国への旅行計画を立てる 中国語の基礎が大分身についてきた、と感じたら、中国や台湾へ旅行してみましょう。中国語にたっぷり浸かるなら、やっぱり本場を訪れるのが一番です。
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    自分に厳しくしすぎない 言語は徐々に習得していくものです。とにかく、こつこつと続けましょう。中国語は最も難しい言語の一つだと言われています。焦らず、ゆっくりと学習しましょう。

ポイント

自分の学校や地元の大学の公開講座などで、中国語の入門コースが開講されていたら、まずはそれを受講するのがよいでしょう。正しい発音・声調を学ぶことができ、自信がつきます。基礎をしっかり固めれば、今後の学習を飛躍させていく土台になります。なお、受講するなら、日本語を基本的に使わない、中国語だけで行なわれる授業が理想的です。例えば、日本語教師として中国に行ったとしたら、教室では日本語で話すべきだ、と言えば想像しやすいでしょう。それと同じことです。

  • 中国の人々は自国の文化に誇りをもっています。大抵の人があなたの中国語学習を喜んで手伝ってくれるはずです。遠慮せず、中国語ネイティブスピーカーにお願いして、会話練習をしましょう。
  • 「継続は力なり」です。中国語に関する知識が身についてきたと感じても、努力を怠れば忘れてしまいます。復習やさらなる勉強を続けましょう。
  • 中国語のローマ字表記については賛否両論あるのは事実です。しかし、ローマ字のキーボードで中国語を打とうとする時に、ピンインは非常に役に立ちます。
  • 中国語で最も重要なのは声調と発音です。新しい語彙を学ぶときは、必ず声調を練習する時間を取りましょう。
  • 時間が無いことを言い訳に、1日、数週間、と怠けないようにしましょう。人は簡単に忘れてしまうものです。せっかく覚えたものを一からやり直す羽目になることは避けましょう。
  • 中国語を急いで学ぶ必要がある場合は、語学学習ソフト(例:ロゼッタストーン、またはDuolingoなどの無料アプリ)や利用したり、寝る前にフラッシュカードで勉強するようにしましょう。インタラクティブな学習方法を通して、「話す・書く・読む」を楽しみながら勉強できます。
  • 中国本土で話されている中国語と、台湾で話されている中国語とはほぼ同じですが、発音、語彙、文法などに多少の違いがあります。アメリカ英語とイギリス英語の関係のようなもの、といえばイメージしやすいでしょう。
  • 中国では簡体字、台湾では繁体字が使用されています。

注意事項

  • 俗語を使うときは、冗談めかしたニュアンスで使いましょう。中国語の俗語は非常に強いインパクトがあるので、注意が必要です。

Quick Summary

記事の情報

wikiHowコミュニティーの信頼できる共著者の一人、Godspeed Chenがこの記事を共著しています。ゴッドスピード・チェンは中国に住むプロの翻訳家です。ゴッドスピードは翻訳、そしてローカリゼーション(現地語化)の仕事を15年以上続けています。

カテゴリ: 言語

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