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この記事の共著者 : Ashley Pritchard, MA. 高校・大学のスクールカウンセラー、キャリアカウンセラーとして3年以上の経験を持つアシュリー・プリッチャードは、現在ニュージャージー州フレンチタウン市にあるデラウエア・バレー・リージョナル高校にてスクールカウンセラーとアカデミックカウンセラーを務めています。コールドウェル大学にてスクールカウンセリング心理学(精神衛生学専攻)の修士号を、カリフォルニア大学アーバイン校にて独立系教育コンサルタントの認定資格を取得。
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中学校生活に上手く適応するのは大変です。中学校では様々な教科をこなし、多くの先生と上手く付き合う必要があります。また、普段の授業と宿題に加えて長期的な課題が出されるかもしれません。しかし、しなければならないことが増えたからと言って成績が悪くなるとは限りません。物事をまとめる能力と時間管理能力を身に付けて軌道に乗り、集中して授業に参加することで成功へのチャンスをつかみましょう。ただし、1番大切なことは楽しむ気持ちを忘れないことです!
ステップ
方法 1
方法 1 の 4:
整理整頓する
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1手帳やスケジュールアプリを使って予定を整理しましょう。特に、1日にいくつもの授業を受けることに慣れていないうちは、全ての宿題を覚えておくのは難しいことです。しなければならないことを忘れてしまわないように、1週間単位で使える手帳に宿題、小テスト、試験、研究課題などを全て書き込んでおきましょう。そして、それを毎日確認して提出するべきものを確認しましょう![1]
- 授業の大部分をオンラインで行う場合は、スケジュールアプリを使って宿題を把握した方が良いでしょう。また、学校によっては課題を管理するためのオンラインツールが用意されているかもしれません。
- 宿題の提出日を常に把握しておけば、自信を持って授業に参加できるでしょう。
- 手帳には、誕生日や休暇など覚えておきたい楽しい予定を書き込んでも構いません。
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2プリントやメモは全て1つのバインダーにまとめましょう。一般的な3穴のリングバインダーを用意し、仕切りを使って授業ごとに分けて整理します。穴の開いていない紙を保管するにはクリアポケットを使うのが良いでしょう。プリントやメモが増える度すぐにバインダーの正しい場所に保管すれば、失くすことがなくなるはずです。[2]
- 例えば、英語、数学、理科、社会のように教科ごとに分けてみましょう。
- 授業後にプリントやメモをかばんの中に詰め込むと、シワが付いてごちゃごちゃになってしまいます。そうなると重要な宿題を出し忘れたり、親のサインが必要な許可証を紛失したりする可能性があります。
- 授業の大部分をオンラインで行う場合であっても、プリントなどを印刷する可能性が高いはずです。そのため、オンラインで授業を受ける際にもバインダーが役立ちます。
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3学用品は1か所にまとめてきちんと整理整頓しましょう。いつも鉛筆や電卓を探していては授業をしっかり受けることはできません。オンラインで授業を受けるにしろ、対面で授業を受けるにしろ、教科書やノートなどの全ての学用品は同じ場所に置くようにしましょう。整理整頓ができていれば、必要なものを素早く簡単に手にすることができます。[3]
- 筆記用具は小さなケースや筆箱の中に入れましょう。こうすれば鉛筆を無くした時やペンのインクが切れた時にも代わりを探しやすくなります。
- 各授業の前には必要なものがそろっているかどうか必ず再確認しましょう。例えば、ロッカーに全ての教科書を置いている場合は、休み時間に必要な教科書を入れ替えます。
- 各授業に必要なものを色分けしておくと便利です。例えば、数学の教科書に赤色のカバーを掛け、ノートなどその他数学の授業に必要なもの全てに赤色のシールを貼ります。[4]
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4毎晩、次の日に必要なものを準備する時間を取りましょう。毎晩、宿題を終えたら次の日の授業に必要なものが全てそろっているか確認する時間を取ります。手帳を見ながら宿題を全て終わらせたか確認し、各授業に必要な教科書、ノート、その他備品をかばんに入れましょう。[5]
- 次の日良いスタートを切るために、朝起きた時に着る服を準備しておくこともできます。
- このように毎日授業の準備をしておけば忘れ物がなくなり、授業に集中しやすくなります。これが最終的には成績向上につながります。
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51〜2週間ごとにバインダー、かばん、机を綺麗に整理しましょう。たとえ整理整頓ができていたとしても、1週間授業を受けているうちに少しずつ散らかってくる可能性があります。そのため、定期的にかばんやロッカー、机を整理する時間を設けて散らかりすぎないようにしましょう。プリントやメモなどを分類して大切なものはバインダーにしまい、学用品もきちんと整理するようにします。[6]
- 例として、毎週金曜日の放課後にメモやプリントに目を通して不要なものを捨てます。このようにすれば翌週月曜日には新鮮な気持ちで1週間を始めることができます。
- すでに写し終わったノートや数学の問題を解くのに使った紙切れなど、不要なものはリサイクルしましょう。
- 再び必要になるかどうか分からないものは念のために取っておきましょう。試験勉強をする時に役立つかもしれません。また、今後必要になるかどうかを先生に尋ねるのも良いでしょう。
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方法 2
方法 2 の 4:
授業に参加する
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1
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2授業に集中しましょう。時には授業になかなか集中できないこともあるかもしれませんが、先生が話している時には常に耳を傾けることが非常に重要です。通常、先生はまず単元を紹介し、それを基に小テストやプリントを解かせたり、宿題を出したりします。授業中に先生の話を聞いていないと後に宿題を理解するのがかなり難しくなるでしょう。[9]
- 授業中に集中力が続かない場合は、クラスメイトに気を取られにくい前方の席に座ってみましょう。
- オンライン授業になかなか集中できない場合は、学習場所を変えて気が散る原因になるものを遮断しましょう。また、タブレットやスマートフォンにメールやSNSの通知を止めるアプリをインストールして使うのも良いでしょう。
- 授業中、たまには考え事をすることがあっても構いません。これは誰にでもあることです!ただし、その状況に気づいたらすぐに集中力を取り戻しましょう。
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3先生全員と知り合いになりましょう。小学校の時にはおそらく担任の先生が1人いて、その先生は1クラスのみを担当していたはずです。中学校では教科ごとに先生が変わり、先生は1人で100人以上の生徒を担当することもあります。そんな中学校では、先生と気軽に話ができるようになれば成績も上がるでしょう。なぜなら、授業で分からないことがあれば質問しやすくなるからです。また、先生が生徒を知れば知るほど、生徒がちょっとした手助けを求めていることに気づきやすくなります。[10]
- 先生が忙しそうでない限り、教室に入る時には目を合わせて挨拶をしましょう。また、授業が終わった時にも挨拶をしましょう。
- 授業のほとんどがオンラインで行われる場合、学期の初めに自己紹介メールを送りましょう。また、自己紹介に関する課題にはなるべく多く取り組みましょう。
- 多くの先生は生徒との交流の機会を楽しみにしています。遠慮せずに話しかけましょう!
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4討論に参加しましょう。授業に全力で参加すれば学んだことの多くを長期間記憶することができ、集中力も上がりやすくなります。例えば、先生に質問された時には答えが分かっていれば挙手をし、何か分からないことがあれば遠慮せずに聞きましょう。また、討論に参加することも大切です。討論で優位に立つ必要はありませんが、言いたいことがあればいつでも発言しましょう。[11]
- 恥ずかしがり屋の人は、授業中に発言をするのが怖いと思うかもしれませんが、恥ずかしさは捨ててみましょう。練習すれば楽に発言できるようになります。
- クラスメイトや先生が話している時には必ず敬意を持って話を聞きましょう。
- 場合によっては、授業への参加度そのものが成績に直結することもあります。
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5先生が話している時にはメモを取りましょう。各授業の初めに、何も書かれていない紙を取り出して(もしくはノートの新しいページを開いて)1番上に日付を書きます。そして、授業中に先生が言った大事なことを書き留めていきます。先生が話したこと全てを書き留める必要はありません。そうしてしまうとむしろ先生の話に集中できなくなってしまいます。その日学んだことを思い出すのに役立つキーワードやフレーズのみをメモしましょう。[12]
- 授業中に疑問が浮かんだらそれをメモしておき、解決した時にはその答えを記入しましょう。
- 先生がある単語やフレーズを繰り返した場合、おそらくそれは重要なことだと思われます。必ずメモしておきましょう。
- ノートの取り方が良いと試験勉強がしやすくなります。
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6何か分からないことがあれば助けを求めましょう。中学校では、それぞれの学習内容の概念がお互いに関連し合っています。そのため、1つ分からなくなるとその後に習うことも理解が難しくなります。学習についていけていないと感じたら、授業中に手を挙げたり、授業後に残って教えてもらったり、家庭教師について両親に相談したりしてすぐに助けを求めましょう。
- 授業中における質問は、授業のほとんどは理解しているが一部だけ分からないという場合に有効です。
- 普段は得意としている科目なのに最近はついていけていないと感じた時には、授業後に先生に相談してみましょう。授業後に残れない場合はメールを送っても構いません。
- クラスメイトよりもかなり遅れていると感じる時にはマンツーマンの家庭教師が効果的です。
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方法 3
方法 3 の 4:
効率的に勉強する
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1宿題や勉強専用の空間を作りましょう。まず、家の中で誰にも邪魔されずに勉強できる場所を探します。オンライン授業や宿題、勉強などに最適な場所を見つけましょう。可能であれば学用品はこの場所に置いておき、それができない場合は近くの収納場所に保管してすぐに使えるようにしておきましょう。[13]
- 自分の部屋の学習机など専用の勉強場所がある場合は、友達の写真やポスター、自分が笑顔になれるような小さな置物を飾って自分だけの空間を作りましょう。また、「あきらめるな!」、「やればできる!」などのやる気が出る言葉を書いても構いません。ただし、気の散るようなものは入れないようにしましょう。
- できれば、他の人がいない静かな場所を選びましょう。それが不可能であれば、家族に頼んで勉強中は静かにしてもらうようにしましょう。
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2規則正しく宿題をする習慣を付けましょう。毎日同じ時間に宿題をすることを習慣にします。宿題を毎日の日課にしてしまえば忘れる可能性が低くなります。まず、自分に合った時間帯を見つけてみましょう。例えば、帰宅後30分ゆったりしてから宿題を始めるというのも良いでしょう。
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3長時間勉強する際には休憩を取りましょう。何時間も連続で本を読むことが勉強ではありません。そうではなく、30〜45分ごとに15分間の休憩を取りましょう。休憩時間には立ち上がって歩き回り、必要であれば軽食や飲み物を取っても構いません。このように休憩を取ることで、勉強内容がぼやけてしまうのを防止でき、またより多くの情報を記憶するのに役立ちます。[16]
- 疲れ果てたり気が遠くなったりしてしまうのを防ぐこともできます。
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4毎日、学校で学んだことを復習しましょう。毎晩、その日の授業中に取ったノートに目を通します。先生が説明したプリントや教科書の章を読み直すのも良いでしょう。復習をすれば学んだことが頭に定着するため、後で思い出しやすくなります。[17]
- ノートを読みやすいように綺麗にまとめ直してみましょう。また、後で勉強する時に理解しやすいように詳しい説明や疑問点、図を書き足しても構いません。
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5新しい内容を大量に勉強する必要がある場合は、それを細かく分けて勉強しましょう。事前に計画を立て、それぞれを勉強する時間を十分に確保しておけばかなり処理しやすくなります。
- 例えば、週末までに英単語を20個覚えなければならないという時は単語を5個ずつ、4つのパートに分けましょう。そして毎晩異なるパートの単語を勉強します。すでに勉強した単語を忘れてしまわないように必ず見直しをしましょう。
- 大きな試験の前には、勉強しなければならない内容を細かく分けて計画を立てましょう。数週間、1日に25〜45分ずつ勉強するようにします。
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6長期的な課題は手帳に書いて管理しましょう。中学校に入ると、数週間〜学期全体にわたる課題が出されることもあります。また、期末試験は非常に広い範囲が対象になります。大きな課題がある時には手帳に提出期限を書き込み、計画的に進めましょう。また、毎日するべきことを書き留めて準備しましょう。
- 例として、長いレポートを書く時には図書館で調査をするのに1日、構成を考えるのに1日、残りの期間は毎日1〜2時間下書きと清書に当てると良いでしょう。
- こうすれば大きな課題に対して気が遠くなることはなくなるでしょう。また、締め切り直前に急いで完成させなければならないという事態を防ぐことができます。
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方法 4
方法 4 の 4:
自己管理をする
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1学校生活により適応するために友達を作りましょう。授業の合間に友達とおしゃべりをすることに対して罪悪感を覚える必要はありません。学校に仲良しの友達がいると成績にも良い影響を与えます!反対に、学校で完全に孤立していると感じると授業への集中が難しくなり、良い成績が取れなくなります。気の合う人を探して、機会があれば一緒に過ごすよう心がけましょう。[18]
- 同じ趣味を持った人を探すには、自分の好きなことができる部活動に参加するのが1番です。
- 授業の前後には隣に座っている人に話しかけてみましょう。笑顔で挨拶をするだけでも親しみやすく温かい印象を与えることができます
- 友達作りは難しいかもしれませんが、すぐに友達ができなくてもくじけてはいけません。人に優しく、自分を大切にすることを継続しましょう。そうすれば、いずれは気の合う友達ができるはずです。
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2集中力を高めるために運動をしましょう。1週間を通して体を動かすことのできる方法を探します。運動は体だけでなく精神にも良いものです。運動をすると、授業や勉強の際に集中しやすくなります。[19]
- 運動が得意な人はチームスポーツやダンス、陸上競技に参加してみましょう。
- 協調性や体力がないと思う人でも、毎日起きて30分でも運動をすれば効果があるでしょう。
- 勉強したいのに集中できないという時には、早歩きやジャンピングジャック、好きなダンスの動きをしてみましょう。
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3しっかり食べて脳を働かせましょう。食事を抜いてはいけません。体が食事からのエネルギーを必要とするのと同じように、深く考えるためには食事を取って脳に燃料を与える必要があります。毎日の登校前には健康的な朝食を取り、栄養価の高い昼食を食べ、家族との夕食を楽しんで1日を締めくくりましょう。また、ナッツ類やグラノーラバー、果物などの健康に良いおやつを少し食べても構いません。[20]
- 中学校では、必ずしも自分で食事を選べるわけではありません。ただし、選択肢がある時には健康に良いものを選ぶようにしましょう。例えば、自動販売機で飲み物を買う時には炭酸飲料水ではなく水を選びましょう。
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4毎晩ぐっすり寝て元気を回復させましょう。疲れている状態で良い成績を収めることはほぼ不可能です。週末を含めて毎日同じ時間に寝るようにしましょう。また、毎日同じ時間に起きられるように目覚まし時計をかけましょう。こうすれば体がすぐに眠りにつきやすくなり、休むべき時に眠れないということが少なくなります。[21]広告
出典
- ↑ http://kidshealth.org/en/teens/back-to-school.html?WT.ac=ctg#
- ↑ https://www.boyd.k12.ky.us/userfiles/321/Classes/23862/HowtoGetGoodGrades.pdf
- ↑ https://kidshealth.org/en/teens/focused.html
- ↑ https://www.additudemag.com/school-organization-101-cleaner-backpacks-and-bedrooms/
- ↑ https://www.boyd.k12.ky.us/userfiles/321/Classes/23862/HowtoGetGoodGrades.pdf
- ↑ https://www.boyd.k12.ky.us/userfiles/321/Classes/23862/HowtoGetGoodGrades.pdf
- ↑ https://www.boyd.k12.ky.us/userfiles/321/Classes/23862/HowtoGetGoodGrades.pdf
- ↑ https://kidshealth.org/en/parents/school-help-middle.html
- ↑ https://www.boyd.k12.ky.us/userfiles/321/Classes/23862/HowtoGetGoodGrades.pdf
- ↑ https://www.theatlantic.com/education/archive/2014/10/kids-get-better-grades-when-they-share-similarities-with-teachers/381464/
- ↑ https://www.boyd.k12.ky.us/userfiles/321/Classes/23862/HowtoGetGoodGrades.pdf
- ↑ https://www.reading.ac.uk/internal/studyadvice/StudyResources/Reading/sta-effective.aspx
- ↑ https://www.boyd.k12.ky.us/userfiles/321/Classes/23862/HowtoGetGoodGrades.pdf
- ↑ https://www.boyd.k12.ky.us/userfiles/321/Classes/23862/HowtoGetGoodGrades.pdf
- ↑ https://www.boyd.k12.ky.us/userfiles/321/Classes/23862/HowtoGetGoodGrades.pdf
- ↑ http://kidshealth.org/teen/school_jobs/school/test_terror.html#
- ↑ http://kidshealth.org/teen/school_jobs/school/test_terror.html#
- ↑ https://www.amle.org/BrowsebyTopic/WhatsNew/WNDet/TabId/270/ArtMID/888/ArticleID/750/Transitioning-Young-Adolescents-from-Elementary-to-Middle-School.aspx
- ↑ https://www.scientificamerican.com/article/why-do-you-think-better-after-walk-exercise/
- ↑ https://kidshealth.org/en/parents/school-help-middle.html
- ↑ http://www.mayoclinic.org/healthy-lifestyle/adult-health/expert-answers/how-many-hours-of-sleep-are-enough/faq-20057898
- ↑ https://kidshealth.org/en/parents/school-help-middle.html
- ↑ http://www.nhlbi.nih.gov/health/health-topics/topics/sdd/why
- ↑ https://kidshealth.org/en/parents/school-help-middle.html
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