どのような天気になるのかを確認したい時、天気予報に頼るのが一般的です。ただ、観察力や天気のパターンに関する知識で予測することも可能です。自分で天気を予測するのは面白い趣味となり得るだけでなく、ハイキングやキャンプなどのアウトドアの活動を好む人にとっては、とても役に立つスキルとなるでしょう。どこに着目すべきかを知っておけば、天気予報や特別な機材に頼らずに自分で予測できるようになります。

方法 1 の 4:
風と空気の状態をみる

  1. 1
    風向きを確認する 気圧の高いところから低いところへ向かって空気が移動することで風が発生します。天気は西からやって来るので、西風は悪天候がすでに東へと去っていった後の好天を意味します。東風は悪天候がこれからやって来るということを示唆しています。[1]
    • 芝生や花びらを見ることで風向きを確認することができます。手に取った芝や花びらを宙に投げ、どの方向に流れ落ちていくのかを確認しましょう。
    • その他にも、指先を濡らして宙に手を掲げても良いでしょう。冷たく感じる側に風が吹きつけていることを意味しています。
  2. 2
    火から立ちのぼる煙を確認する 気圧によって煙が流れていく方向は変わります。気圧が高い時、煙は直接、上へと立ちのぼっていきます。気圧が低いときは、火元の周りをらせん状に回ります。地面の方へ向かってらせん状に下がっていく様子が確認できる際は、悪天候がこちらに向かっている可能性が高いということを意味しています。[2]
    • 煙がらせん状に下がっていっているとき、悪天候がかなり近くまで迫っていると考えましょう。低気圧は既にあなたのいる地域に既に到達しています。
  3. 3
    静けさに注意する 嵐が近づいている時、通常の風の動きは低気圧によって押し出されてしまいます。この現象によって、一時的に嵐の前の静けさが訪れます。無風の状態になり、辺りが静かになったことに気がつくでしょう。水辺にいる際は水面も穏やかになっているでしょう。こうした静けさは嵐の前触れです。
    • この時点で、真っ暗な雲といった嵐の到来を告げる特徴が目視できるでしょう。[3]
  4. 4
    深呼吸する 目を閉じて空気の臭いをかいでみましょう。嵐の前は湿気が増すことでこの臭いが強くなります。[4]さらに、嵐の前は草木が自らの老廃物を放出するので堆肥のような臭いに気がつくかもしれません。堆肥の臭いが空気中に漂い始めた場合、嵐が近づいている可能性があります。
    • 沼地の近くにいる場合、嵐の直前に沼気ガスに気がつく人もいるかもしれません。[5] 沼気ガスは腐敗した草木から発生することから、腐った卵のような臭いを放ちます。[6]
  5. 5
    湿度を確認する 嵐の前には湿度が高まるので、髪がまとまらない、木々の葉がカールする、木が膨張するといった湿気の多さを示す兆候に注意しましょう。こうした兆候が現れている場合は嵐が近くまで来ているかもしれません。[7]
    • 松ぼっくりは湿度が高い時は閉じ、低い時は開いています。良い判断材料となるでしょう。[8]
    • 湿度が常に高い地域に住んでいる場合は他の方法で天気を予測しましょう。
  6. 6
    海のうねりを確認する 海が近い場合はうねりを見てみましょう。うねりは水面で嵐を吹き上げている風によって起こっていることもあります。こうした時はじきに雨が降りだすかもしれません。[9]
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方法 2 の 4:
雲の状態をみる

  1. 1
    雲の形状を確認する 雲の種類によって天気に関する様々な予測をすることができます。一般的に、白く高い雲は良い天気、暗く低い雲は雨や嵐の訪れを示唆しています。
    • 白くかすみのような雲からは晴天を期待することができます。
    • 平らな雲は大気が安定していることを意味し、モクモクとした雲からは逆に不安定な空模様になることを予測することができます。[10]
    • 小さくフワフワした雲は穏やかに感じられますが、一日の間で大きく成長していくこともよくあります。こうした雲が見える時は嵐がゆっくり生まれている最中なのかもしれません。[11]
  2. 2
    雲の位置を確認する 雲の位置が高い時は通常、距離があることを意味していますが、6時間後に悪天候の原因となっていることも考えられます。雲の位置が低い時、悪天候は既に近いでしょう。天気が怪しくなるにしたがって雲が徐々に下がってくる様子が確認できるでしょう。[12]
  3. 3
    雲の色を確認する 白、灰色、黒、さらに茶色といった様々な色合いの雲を日々目にしますが、色合いによって天気にも何かしらの違いが生じています。
    • 黒い雲は強風を伴わない嵐が近づいていることを意味しています。
    • 茶色い雲は強風を伴った嵐が近づいていることを意味しています。
    • 白い雲は良い天気を意味しているものの、後で嵐がやって来る場合もあります。[13]
    • 灰色の雲は新しく発生した弱い嵐が近づいていることを意味しています。ただし、こうした嵐は広範囲に及び、しばらく停滞する恐れもあります。[14]
  4. 4
    雲の動きを確認する 雲の移動する方向によって天気が崩れるのかを予測することも可能です。また、複数の雲が徐々に合体しているのか、逆にバラバラに離れていっているのかどうかも確認すると良いでしょう。
    • 低く下がりながら集まっていっている雲は、天気の崩れを示唆しています。
    • 高く昇りながら分離していく雲は、天気の回復を意味しています。[15]
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方法 3 の 4:
空の状態をみる

  1. 1
    朝焼けを確認する 天気は西から東へ移動していきます。逆に太陽は東から昇り西に沈んでいきます。つまり、朝、空が赤い場合は太陽の昇る東の位置が晴天である一方で、西で天気が崩れているということを意味しています。天気のパターンと同様に西の荒れ模様も徐々にこちらに近づいてきます。
    • 空はオレンジ色や濃い赤といった色に映ることもあります。
    • 夕方に赤い空が確認できる日は安心できるでしょう。こちらに向かってくるの西の空は晴れていて、悪天候は東に遠ざかったことを意味しています。
    • 「夕焼けは羊飼いの喜び、朝焼けは羊飼いの警告」という言葉を覚えておきましょう。[16]
  2. 2
    西の空に虹を探す 西の空に虹が見える時は、西、これからやって来る天気がある方向の湿気が朝日の輝きによって照らされていることを意味しています。つまり後で天気が崩れ、荒れ模様となることが予測されます。
    • 東の空に虹が見えるときは、悪天候がすでに去り、これから空も晴れていくことを意味しています。
    • 「朝の虹は雨、夕方の虹は晴れ」と覚えておきましょう。[17]
  3. 3
    月を確認する 月がどの程度見えるか確認しましょう。晴れた空で簡単に見つけることが出来れば、気温が少し下がる可能性があります。さらに、近づいている低気圧によって空気中の塵が飛ばされ、空が晴れていることも考えられます。この場合、雨雲が近づいていることを意味しています。月が見えるときは、月のまわりに幅の広い光の輪を探しましょう。光の輪は巻雲が月明かりによって照らされる時に発生し、雨が予想されます。[18]
    • 「月が暈をかぶると雨」という古い言い伝えを覚えておきましょう。輪がかかっている月は、暖かい空気が雨を運んでくることを意味しています。輪は月の周辺を通り過ぎる氷の結晶が水晶のように作用して起こります。[19]
    • 輪が二重になっている時は、近づいている嵐に強風が伴う可能性があります。[20]
    • 「月が澄んだ夜は霜がおりる」と覚えておきましょう。空が澄んでいるということは地球の熱を留める雲がないということを意味しています。つまり文字通り霜がおりることはないとしても、その夜と翌朝は気温が低くなっているだろうということが予想できます。[21]
  4. 4
    星を数える 嵐が来そうな気配を感じたら星を見上げてみましょう。10個以上の星を確認することができれば、近づいている嵐は軽いものになるでしょう。逆に見える星が10個を切る場合、比較的大きな嵐となるでしょう。[22]
    • 星が見えない時は近づいている嵐から発生した厚い雲に空が覆われていることを意味しています。たくさんの星が見える時、空は晴れ上がっています。
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方法 4 の 4:
動物の動きを観察する

  1. 1
    背の高いアリ塚を探す 嵐が近づくとアリは側面が急斜面になった高い塚を築きます。以前は低かった塚が高くなっている時は特に天候の悪化が見込まれます。[23]
  2. 2
    低空飛行している鳥、止まり木で休んでいる鳥を探す 嵐の前に気圧が下がると、鳥は耳に不快感を覚えます。これによって普段よりも地上に近い高さで飛んだり、低木の枝や電線に止まります。また、鳥が地表の虫を食べているところを見かけるかもしれません。こうした行動は皆、嵐が来ることを意味しています。[24]
    • 鳥が空高く飛んでいる時は、晴天になるでしょう。
    • 海に近い場所では浜辺に海鳥が止まっていないか確認しましょう。鳥が浜辺で休んでいる時は、嵐が来るというサインです。
    • 鳥が群れになって止まり木で休んでいないか探しましょう。
    • 鳥は嵐の前に静かになります。鳥が賑やかに歌いさえずっている時は天気を心配する必要はないでしょう。
  3. 3
    鳥の移動を確認する 鳥は気圧を感じながら移動に適した天気を待ちます。鳥の群れが空を移動しているところを見かけた場合、その日の天気は良好でしょう。[25]
  4. 4
    嵐の最中に鳥がエサを食べているか確認する 嵐が短いものになる場合、鳥は嵐が過ぎるのを待ってからエサを探しに出ていきます。嵐の最中にも関わらず鳥がエサを食べている時は、嵐が長引くことを意味しています。鳥は気圧の変化を感じとり、天気を予測しています。[26]
  5. 5
    蜂や蝶を探す 嵐が来る前に、蜂や蝶は身の安全を守るために巣に戻ってきます。さらに、蜂は群れのために食料を保存します。花畑などにいるにも関わらず、蜂や蝶の姿が見えないときは嵐が近づいているのかもしれません。[27]
  6. 6
    放牧されている牛を確認する 牛は嵐の前に仲間と固まって座る傾向があります。これは嵐の前に気温が低下するためだと考えられています。牛は元来、気温が下がっている時に仲間と集まって座ることを好みます。つまり、牛が集まって地面に座っている時は雨がじきに降りだす可能性が高いでしょう。[28]
    • この行動から悪天候が予測できるのは牛だけで、他の家畜には当てはまりません。
  7. 7
    蛇を探す 蛇はたとえ真冬であっても荒れ模様になる前に巣を離れます。巣に居るはずの時期に予想外の場所で蛇を見かけた場合は、嵐が来るのかもしれません。
    • 蛇は地震を予期することも度々あります。蛇が常軌を逸した様子で巣から逃げ出す姿を見かけたら、その後すぐに地震が起きるのかもしれません。[29]
    • 通常、蛇は低体温で寒さを嫌うため、暖かく晴れた日に巣から出てきます。[30] 外が晴れて暖かくないにも関わらず蛇が外へ這い出してきた時は天気の崩れに備えましょう。
  8. 8
    亀の様子を観察する 亀は嵐の前に高い位置にある地面を探すので、そのような動きをしていないか観察してみましょう。嵐の1~2日前に道路上を移動している姿を見かけるかもしれません。[31]
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ポイント

  • 関節炎を患っている人は、気圧や気温が下がると、いつも以上に痛みを感じることがあります。
  • 芝生にも目を向けてみましょう。露に濡れた芝生は、その日が晴れた1日になることを示しています。逆に朝の芝生が乾いて風が強く吹いている時は、嵐が来るでしょう。[32]
  • 晴雨計を用いて気圧の変化を測定しても良いでしょう。ノートを用意して、気圧の変化と共に他に何か変わったことがないか観察しましょう。しっかりと注意を向けて調べていくと、自分の住んでいる地域に特化した天候変化のパターンをまとめることができるかもしれません。

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注意事項

  • 竜巻といった深刻な天候は、確実な予測をすることが困難です。その地域の天気予報をこまめに聞き、嵐が近づいている時は安全を確保する方法を把握しておきましょう。
  • ここで紹介されている方法は科学とは言い切れない側面もあります。こうした予報方法を試すために自分や他人の命を危険にさらすことがないよう気をつけましょう。
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Meredith Juncker, PhD
共著者 by
科学研究者
この記事の共著者 by Meredith Juncker, PhD. メリディス・ジュンカーは生物化学と分子生物学の博士候補生です。ルイジアナ州立大学ヘルスサイエンスセンターにて、タンパク質と神経変性疾患(アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症等)の関連性に焦点をおいた研究に取り組んでいます。 この記事は3,465回アクセスされました。
カテゴリ: 科学・技術
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