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突き付け継ぎ(二枚の板を加工せず単に付き合わせる継ぎ方)から複雑な蟻継ぎ(木材の一方に凸、もう片方に対応する凹を作ってはめる継ぎ方)まで、木を継ぐ方法は沢山あります。木の板を横に並べて大きな平面を作りたいときは、突き付け継ぎが最適でしょう。板を綺麗な見た目になるよう並べ、木工用接着剤とクランプを使って繋ぎ合わせます。留め継ぎ(45度に切った2つの木材を合わせて90度する継ぎ方)のような角継手や、シンプルな突き合わせ継手が必要な場合は、接着剤だけでは強度が足りないでしょう。このような場合は、ポケットホールを開けてネジで接合を強めましょう。幸いポケットホールジグ(穴あけガイド)は高価でなく、素早く簡単に作業ができるようになります。

方法 1
方法 1 の 2:
突き付け継ぎを作る

  1. 1
    板を配置し、チョークで印を付ける 完成したときに、板の一番良い面がよく見える位置にくるように板を配置します。板を動かしてみて、木目が自然で魅力的な模様になるところを見つけましょう。配置に満足したら、チョークかランバークレヨンで2枚の板にまたがるように大きなVの字を書きます。[1]
    • 例えば、テーブルを作るときは、板の一番美しい面をテーブルの表面に使うと良いでしょう。また、明らかに継ぎ合わせたように見えたり、チグハグになったりしないよう、木目や色も合わせましょう。
    • Vの字は完璧に直線である必要はありません。板全体にわたって形が書けていれば問題ありません。こうすることで、板を正しく配置したときだけVの字だとはっきり分かるようになります。
  2. 2
    板を細長い端材の上に置く 薄くて大きさが同じ細長い木板を、板の両端に設置し、板を作業場から浮かせます。板に接着剤をつけてクランプで固定する時、余分な接着剤が継ぎ目から滲み出てきます。板を持ち上げておくことで、作業場の表面を綺麗に保てます。[2]
    • 使用する板が長くて傾く心配がある時は、真ん中にもう1本端材を追加しましょう。
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    板の端に沿って、接着剤を均等な玉状に付ける 木工用接着剤を均等な玉状に伸ばすために、容器の底を片手で持ち、もう片方の手で容器のノズルを持ちましょう。ノズルを端に沿って素早く着実に動かします。[3]
    • 接合する端の両方に接着剤をつけてはいけません。接着剤が多すぎても単に汚くなるだけです。
  4. 4
    板をクランプで固定し、板同士が平面になっていることを確認する 板の端同士を押し合わせ、クランプで固定します。両端にクランプを付け、板の長さによっては中央にもう一つクランプを付けます。接着剤が乾いた後に、板のズレをやすりで削らずに済むように、板を完璧な平面にしましょう。[4]
  5. 5
    20分経ったら余分な接着剤を拭き取る 掃除を楽にするために、上面の余分な接着剤は即座に濡れた布で拭き取っても構いません。20分経ったらクランプを外して慎重に板を裏返し、裏面を綺麗にします。裏面はパテナイフを使って余分な接着剤を削ぎ落としましょう。[5]
    • 接着剤が完全に乾くには数時間かかるので、接着した板は優しく取り扱いましょう。
    • 湿気の多い環境では、クランプを外すのに1時間以上待たなければいけない場合もあります。
  6. 6
    接着剤が乾燥するまで一晩置く クランプは短時間で安全に外すことができますが、接着剤が最大の強度を発揮するには数時間かかります。板に他の作業をする前に、一晩乾かしましょう。[6]
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方法 2
方法 2 の 2:
角継ぎでポケットホールを開ける

  1. 1
    ドリルで穴を開ける前に計画を立てる 継ぎ合わせる板を、完成したときの配置に並べます。鉛筆でポケットホールを開けたい場所に印をつけましょう。木口面に穴を空けると接合が弱くなってしまうので、穴を空けるのは、柾目面もしくは板目面にします。[7]
    • 表面の質感や年輪の位置を確認することで、木口面を柾目面や板目面から見分けることができます。木口面は他の面よりも荒く、多孔質です。加えて、年輪の断面は木口面でのみ見られます。綺麗に整えられた曲線の集まりのような見た目です。[8]
    • この作業を完成させるには、板の1枚に下穴を開けてもう1枚の板と合わます。それから、1枚目の板の下穴を通して2枚目の板にネジを入れ込みます。ポケットホールをドリルで開けたことがない人は、感覚がつかめるように廃材で練習すると良いでしょう。
  2. 2
    ジグの深さを板の厚さに合わせる 質の良いポケットホールジグには目盛りのついた位置合わせガイドが付いています。位置合わせガイドは、ガイドホールがある軸に組み込まれており、ジグの本体から出し入れして調節することができます。木材の厚さに対応する目盛りの線を見つけ、ジグの設定をしましょう。[9]
    • 目盛り付きガイドとクランプがついたジグを選びましょう。これらの機能が付いていない安価な製品もありますが、正確さに欠けて使いにくいでしょう。[10]
  3. 3
    ジグのガイドホールにドリルビットを差し込み、カラーを調節する  ポケットホールのドリルビッドには、カラー(穴の深さを設定するためリング)がついています。六角レンチ(ビットに含まれているはずです)を使い、カラーをドリルビットから緩めましょう。ドリルビットをガイドホールの1つに差し込み、先端がジグの底から約0.32cmに達するまで入れます。カラーをドリルビットの端からいれて、ジグと平面になるように締めます。[11]
  4. 4
    板をジグに入れてクランプで固定する 板をジグの中に入れて、つけた印をジグのガイドホールに合わせます。それからクランプで固定しましょう。ガイドホールに向いている面に穴を開けるので、完成した時にその面が見えない場所に来るか必ず確認しましょう。[12]
    • 例えば、枠を作る場合は、完成した時に表面になる面ではなく裏面に穴を開けましょう。
    • 留め継ぎを作るために板を45度に切った場合は、角度がついた面がジグの底面と平らに合わさるように板を置きましょう。
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    ドリルを使って高速で下穴を開ける ドリルビットを電動ドリルに取り付け、綺麗な穴を空けるためにドリルを高速に設定しましょう。ジグのガイド穴の1つにドリルビットを差し込み、ビットの先端とカラーの中間まで穴を開けたら、一度ビットを引き出して削り屑を取り除きます。[13]
    • 中間で止めて削り屑を取り除いたら、ドリルビットをまたガイドホールに差し込み直し、カラーが当たってそれ以上深く穴を開けられないところまで掘り進めましょう。[14]
    • ドリルビットを板の反対側に並んだガイドホールに差し込み、この作業を繰り返します。
  6. 6
    板を組み合わせ、継ぎ目をクランプで固定する 板を並べてみて、下穴が正しい方向に空いているか再度確認します。継ぎ合わせる端のどちらかに接着剤を均等な玉状に付け、端同士を押し合わせます。それから継ぎ目をクランプで締めて板を固定しましょう。[15]
    • 板をクランプで固定せずにネジを締めると、継ぎ目が平面になりません。
    • ネジだけでも十分継ぎ合わせられますが、木工用接着剤を使えば季節的に木が収縮したり膨張したりしても継ぎ目を平らに保ちやすくなります。[16]
  7. 7
    プロジェクトに合う適切なネジを選ぶ 硬材には細目のポケットホールネジを、パイン材のような軟材には並目ネジを使いましょう。[17] 正しいネジの長さは、板の厚さによって異なります。例えば、1.9cmの板には3.2cmのネジが必要です。
    • ポケットホールネジの包装には指標となる表が付いていることもあります。 またサイズの指標はオンラインでも見つけられます。[18]
    • ポケットホールネジ以外は使用しないようにしましょう。ポケットホールネジには組み込み式のワッシャーがついているので、ポケットホールドリルビットで開けた穴の平面にぴったりと合います。
  8. 8
    下穴にゆっくりネジを入れ込む ドリルにネジを取り付け、きつく締まるまで慎重に下穴からネジを入れましょう。それからドリルで開けた他の下穴にもネジを締めます。ネジを締め終わったら、クランプを取り除きましょう。[19]
  9. 9
    余分な接着剤を拭き取るか削り取る 接合部分から接着剤が染み出ていたら、濡れた布で拭き取りましょう。乾燥し始めてゼリーのような状態の場合はパテナイフで削り取ります。
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必要なもの

突き付け継ぎ

  • チョーク、鉛筆、もしくはランバークレヨン(木材マーキング用のクレヨン)
  • 木工用接着剤
  • クランプ
  • パテナイフ
  • 濡れた布

ポケットホールを開ける

  • チョーク、鉛筆、もしくはランバークレヨン
  • ポケットホールジグ (穴あけガイド)
  • ポケットホールドリルビット
  • 六角レンチ
  • 電動ドリル
  • クランプ
  • ポケットホールネジ
  • 木工用接着剤

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