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人との関係に終わりが来た時、人生を続けていくことが不可能に思えることもあるでしょう。その人のことが頭から離れず、前進する選択肢なんてありえないような気がしますが、そうあるべきではありません。環境を変えて自分の考えを理解し、忙しい生活を送ることで、簡単に過去のことにもなりうるのです。この記事では、誰かを忘れて、幸せで健康で素敵な人になれる方法を紹介します。
ステップ
パート 1 の 3:
辛いことを思い出させるものを避ける
パート 1 の 3:
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1物理的な接触を断ち切る その人にずっと会い続けていたり、その人のことや行動が常に耳に入ってくるようでは、その人を忘れることはできません。下記の方法を試してみましょう。 [1]
- 日々の行動の中で、その人に偶然出会わないように気をつけましょう。同じ時間に買い物に行く、もしくは職場からの帰宅経路が同じ場合は、時間帯を少し変えると会う可能性は低くなります。
- 当面は、その人が行く可能性のある懇親会などに行くのは控えましょう。主催者には、イベントの成功を願っていると丁寧に伝え、ある人に会うのが辛いという理由で参加を遠慮したい旨を伝えましょう。
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2デジタルライフからその人を削除する 今の時代では、画面を通して人々とつながることがよくあります。その人に会わなくても、何をしているかを簡単に知ることができます。厳しいようですが、利用している全てのSNSからその人を削除しましょう。[2]
- その人の連絡先情報を、スマートフォンとEメールアカウントから削除しましょう。
- その人のFacebookプロフィール、Twitter、Instagramなどをブロックしましょう。
- 余計な接触を避けるために他の対策もとりましょう。必要に応じてEメールアドレスを変更しましょう。
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3その人の行動を自分に報告しないよう、共通の友人にお願いする 何か面白い情報がある場合も、その事を知る必要はありません。友人がそのことを忘れて、うっかりその人の話をしてしまった時には、「ごめんね、彼のことを考えるととても辛いの。話題を変えてもいい?」などと友人に穏やかに伝え、お願いしたことを思い出してもらいましょう。[3]
- この決め事に、次のことをひとつ追加するとよいかもしれません。知る情報によっては、時に気持ちの整理に役立つことがあります。もしかするとその人は煙草を吸い始めたかもしれませんし、他の町に引っ越したり職を失ったかもしれません。自分がその情報を得ることで気持ちに整理がつくだろうと友人が判断した時には、その情報を教えてほしいと友人に伝えましょう。
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4その人を思い出させるものを手放す その人との辛い記憶を甦らせる全てのものを処分しましょう。日々このようなものを見ずに過ごすと、気持ちを切り替えやすくなります。[4]
- どうしても特別な物を処分できない時は袋にしまい込み、家族か親しい友人に依頼して自宅の簡単には取り出せない場所に保管してもらいましょう。最低6ヶ月間はあなたの手の届かない所に保管してもらえるようにお願いしましょう。
- プレイリストを確認し、その人を思い出させる歌を全て削除しましょう。代わりに励みになる明るい曲を入れると、自信をもって前に進めるように勇気づけてくれるでしょう。
- その人との間に子供やペットがいる場合は、言うまでもなく放棄はできません。代わりに、子供やペットを育てるためにこれまでしてきたことに意識を向けて、良い生活を送れるようにしてあげましょう。
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パート 2 の 3:
視点を変える
パート 2 の 3:
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1復讐願望を募らせない 相手を嫉妬させ、苦しませ、後悔させたりして復讐したいと思うことは、まだその人のことを考えていると見なされます。復讐が頭から離れない限り、乗り越えることも忘れることもできません。復讐心を消し去ることを学びましょう。[5]
- 崇高な力や、カルマ(因果応報の法則)、ある種の宇宙的正義を信じているのであれば、その人は最終的に適切な報いを受けるに違いないと考えましょう。
- 他の誰かが代わりに仕返しをしてくれるのでなければ、世の中は不公平だという事実を受け入れましょう。その人は不当にあなたを傷つけたかもしれませんが、だからといって感情をむきだしにする資格はありません。
- ジョージ・ハーバート(イギリスの詩人)の昔の言葉を思い出してみましょう。「優雅な生活こそが最高の復讐である」。いつも通りの生活を続け、相手のレベルに落ちないようにすると、過去の出来事は大したことではなく、自分はそれに左右されないことを相手に分からせることができます。
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2感情を出す時間をとる 全ての方法を試してもなお、その人のことを考えてしまう場合は、新しい方法を試しましょう。ゆっくり腰を下ろして、1~2時間程度の時間を制限し、起こった出来事に対する気持ちを全て書きだしてみましょう。時間が終わるか、もう書くことが無くなったら(どちらが先でも)、書いたものをどこかにしまいましょう。またその人のことを考えたくなった時は、「だめ、それに関しては自分の感情を全て出したはず。また同じことを繰り返して時間を無駄にしてはいけない」と自分に言い聞かせましょう。[6]
- どうしても感情的になる時間が必要な場合は、毎日10~15分間だけ時間を作りましょう。時間が終わったら、また翌日に考えようと自分に言い聞かせましょう。日が経つにつれて、この時間が徐々に短くなっていくでしょう。考える時間が短くなっていることに気づくだけでも、気分がよくなるでしょう。
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3気を紛らわす 幸いなことに、自分の気持ちは自分でコントロールします。ある事について考えたくない時には、考えなくてもよいのです。学校、仕事、プロジェクトなど、意識を集中できることをして忙しく過ごしましょう。他に考えることがあると、その人の存在は徐々に消えていきます。[7]
- その人のことを考えている自分に気づいたら、意識をそらしましょう。人々は誰もが空想し、その事を考えているという事実に驚くような事を考えるものです。その人のことが意識に入りこんだ瞬間、それについては考えない、もしくは後で考える(恐らく必要はないですが)と自分に言い聞かせましょう。話せる人や楽しめるゲームなど、他に集中できる何かを見つけましょう。たった数分であっても、必要なのはそれだけなのです。
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4感傷的な音楽や映画は避ける 誰かを忘れようとすることは、気分変動や気分が落ち込む原因となります。今は自分がとても弱い立場にいるような気がするかもしれません。この感情を高めてしまうような外部刺激は絶対に必要ありません。音楽を聴く時は明るいものを選び、テレビや映画も楽しい気分になれるものだけを見るようにしましょう。[8]
- 友人にもそのことを覚えておくようにお願いしましょう。友人は、過去を忘れられるように気楽でさりげなく接してくれるでしょう。励ましてほしい時は友人に連絡すると、きっと元気づけてくれるでしょう。
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5自分を大切にする 可能性として考えられるのは、忘れようとしている相手が何かしらの失敗をしたということです。その人があなたを大事にすべきところ、結果的にそうしなかったのです。いずれにせよ、このようなタイプの人はあなたの人生に存在すべきではないのです。自分を大切にすると、そのことをよく実感できるようになります。自分を大事にしなかったのは相手の方で、そのことはそのことです。自分を大切にしてくれる人とだけ親しくしましょう。[9]
- 自尊心を念頭に置いておくと、何かを始めるきっかけになります。自分は素晴らしい人だということを思い出しましょう。自分の目の前に広がっている世界にはチャンスがあふれています。自分が次にしたいことは何ですか?
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パート 3 の 3:
幸せを取り戻す
パート 3 の 3:
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1好きなことを追いかける その人と過ごすはずだった時間(もしくはその人のことを考える時間)の代わりに、新しいことを実践して正しい方向に進みましょう。以前から挑戦してみたかった趣味を始める、室内スポーツに参加する、もしくは試したことがない種類の運動を始めるなどしてみましょう。何を始めるにしても、他のことを考える暇がないほど面白くて夢中になれるはずです。[10]
- 新たな技術を習得して自分を向上させると肯定的な気持ちになれます。自分が生まれ変わって良い人間になったように感じる上に、自尊心も高まり、自分は忘れようとしている相手には勿体ない人間だと感じるでしょう。このような状況で自分を向上させることは、自分、自尊心、心の安らぎのために最も良いことです。
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2正しい食生活をして運動する ファーストフードを食べるのがやめられず、やりたい事といえばソファに座って意味のないリアリティー番組をテレビで見ることだけ、という時期を過ごしたことはありませんか?これには落とし穴があり、むしろ気分が落ち込みます。怠けたり不健康でいると非常に気分が悪いものです。正しい食生活と運動をすると元気が回復しやすくなり、自分や自分のいる状況に対して前向きでいることができます。 [11]
- 主に果物、野菜、全粒穀物、そして赤身肉の食事をとりましょう。繊維、たんぱく質、複合炭水化物、魚、ナッツ、オリーブオイルなどに含まれる良質な脂肪をバランスよくとりましょう。加工食品であるファーストフードを食べると始めは元気になりますが、最後には活力が衰えてしまうため、ファーストフードは控えましょう。
- ウォーキング、水泳、ランニング、ダンス、家の掃除など、一日30分の運動を目標にしましょう。まとまった時間が取れない場合は、短い時間で少しずつ実践しましょう。建物の入り口から遠いところに車を停めるなどの小さな努力でも、徐々に大きな変化が現れます。
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3友人や家族と一緒に過ごす 意識をそらし、予定を埋め、前向きでい続ける一番の方法は、自分のことを気にかけてくれる素晴らしい人達に囲まれて過ごすことです。母親、姉妹、親友、演劇グループ、バスケットボールチームなどの気にかけてくれている人達と一緒に過ごしましょう。その人達はあなたを笑顔にしてくれるでしょうし、どんなことでもできる可能性に気づかせてくれるでしょう。[12]
- どこかに誘われても、引きこもって隠れていたいと感じる時もあるでしょう。そんな時には、1時間程度だけ家にいることにしてから気持ちを切り替え、その誘いを受けいれることにして外出し、社交的になりましょう。はじめはそんな気分になれないかもしれませんが、夜が終わる頃には誘いを受けてよかったと感じるでしょう。
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4自分に時間を与える 人間の脳は驚くほど自己治癒するものです。「時は全ての傷を癒す」という古い格言は真実であり、これからもそうあり続けるでしょう。必然的に脳は今現在のことに集中しはじめ、過去を忘れて適切に修復します。まだ数週間しか経っていないのであれば、心配はいりません。こういうことは時間がかかるものです。辛抱強くしていれば、脳が働いてくれるはずです。[13]
- 悲しむ過程は自然なものであり、大抵の場合は必ず通らなければならない道です。この過程は5段階あり、達成には時間がかかるかもしれません。辛抱強くしていれば、時と共に改善するでしょう。
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5許し、忘れる 結局のところ相手を許さない限り、その人のことを忘れることはほぼ不可能です。この記事に記されている方法を試してもなお、相手を忘れられない場合は、代わりに許すことに集中しましょう。相手は人間で、いろいろなことがあるものです。それでも人生を歩んでいかなければなりません。[14]
- 自分を許すことを忘れてはいけません。大抵の場合、人に恨みを抱くより自分に恨みを抱きがちです。あの時点では、自分が正しいと思ったことをしたのだということを忘れてはいけません。それは相手も同じで、誰のせいでもないのです。過去は過去としてそこに留まります。それが最善の方法であり、やっと自由になって前に進むことができるのです。
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ポイント
- 誰かを忘れることで前に進めるようになりますが、その関係から得たことを忘れないようにしましょう。何か得るものがあったのであれば、無駄な時間はなかったとということです。
- 決して相手に手を差し伸べようとしてはいけません。相手はあなたに連絡をとろうとするかもしれませんが、決意を貫き相手を受け入れてはいけません。自分が別れる決意をした理由を思い出しましょう。
- どんな時でも、長く続いた関係を忘れることは困難ですが、自分にはもっとふさわしい人生があり、完璧な人間などいないことを理解しましょう。
- 「関係を終わらせること」に執着してはいけません。今は連絡を絶ち、大げさなことをしたくなる衝動(別れの長文メールを送ったりすること)を抑えましょう。
- その人と一緒にするかもしれなかったこと以外のことをして、新たに行動範囲を広げてみましょう。
- 物を取り戻すことはあきらめましょう。ダイヤモンドの指輪など、よほど特別な物でない限り、何かを返してもらうために連絡をするのは好ましくありません。DVD、洋服、予備の歯ブラシなどは潔くあきらめましょう。これらは単なる所持品です。自分のボクサーパンツを取り返すためだけに相手に会って心を痛める意味があるのでしょうか?自分の尊厳をつまらない所持品と引き換えにしてはいけません。
- 過去を忘れるために新しい関係を始めようと焦ってはいけません。こうすると必ず失敗します。
- その人を嫌いになろうとしてはいけません。嫌いになろうとするほど執着して心を奪われてしまい、絶えずその人のことを考えたくなってしまいます。その結果、その人のことを忘れられなくなってしまうのです。
- その人は心の中にまだしばらく(もしくは永遠に)いつづけるかもしれませんが、ほんの少しだけのはずです。
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注意事項
- 絶対に暴力的手段に頼ってはいけません。
- 何ヶ月たってもまだその人のことが忘れられない場合は、精神分析医に相談しましょう。
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出典
- ↑ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3743119/
- ↑ https://www.breakthesilencedv.org/abuse-staying-safe-social-media/
- ↑ https://www.psychologytoday.com/us/blog/the-mysteries-love/201611/getting-over-abusive-ex
- ↑ https://www.psychologytoday.com/us/blog/meet-catch-and-keep/201602/is-why-its-crucial-get-over-your-ex
- ↑ https://www.apa.org/monitor/2009/06/revenge.aspx
- ↑ https://www.health.harvard.edu/healthbeat/writing-about-emotions-may-ease-stress-and-trauma
- ↑ https://www.psychologytoday.com/us/blog/the-mysteries-love/201610/how-stop-thinking-about-ex
- ↑ https://www.scientificamerican.com/article/why-does-music-make-us-fe/
- ↑ https://www.mentalhelp.net/articles/after-the-abuse-has-ended/
- ↑ https://www.psychologytoday.com/us/blog/happy-trails/201509/six-reasons-get-hobby
- ↑ https://www.livescience.com/55407-eating-more-fruits-veggies-linked-with-life-satisfaction.html
- ↑ https://www.psychologytoday.com/us/blog/ulterior-motives/201407/why-other-people-are-the-key-our-happiness
- ↑ https://www.webmd.com/balance/normal-grieving-and-stages-of-grief
- ↑ https://www.psychologytoday.com/us/blog/in-therapy/201303/forgiveness-vs-reconciliation
このwikiHow記事について
他言語版
English:Forget a Person
Italiano:Dimenticarsi di una Persona
Deutsch:Jemanden vergessen
Português:Se Esquecer de uma Pessoa
Français:oublier une personne
Nederlands:Een persoon vergeten
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हिन्दी:किसी की यादों से बाहर आयें
العربية:نسيان شخص ما
Tiếng Việt:Quên một Người
한국어:이별을 극복하는 방법
Türkçe:Bir İnsan Nasıl Unutulur
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