人生をコントロールする方法

共同執筆者 Trudi Griffin, LPC, MS

多くの人が、健康で、幸福感に包まれ、仕事に満足し、自分を受け入れ、尊敬され、人間関係に恵まれた人生を送ることを望んでいます。忙しく、単調で、不完全な人生を送っていると感じるのであれば、今一度人生を見直し、コントロールすることが必要です。人生において価値のあるものとは、時間、努力、集中力を要し、またそれを得るまでの道のりで苦労することもあるでしょう。考え方を変え、生活習慣を改善し、生産性をあげることで、なりたい自分になり、生きたい人生を送りましょう。

方法 1 の 3:
考え方を変える

  1. 1
    コントロールを定義する 人生をコントロールするとは、自分にとってどういうことなのかを考えましょう。運命を左右する、目の前のことをしっかりと管理する、あるいは後ろ向きの態度を制御する能力なのか、またはただ単により強い意志を持ちたいだけなのかを考えます。人生をコントロールする過程で、自分自身の物の見方を変える、自信をつける、行動を起こすなど様々な挑戦に立ち向かうことが必要です。コントロールしたい事柄を特定すると、そこに集中的に力を注ぐことができるでしょう。[1]
  2. 2
    自分を受け入れる 何においても成功するためには、まず自分の強みと限度を知り、受け入れることから始めましょう。自分に対して思いやりの心を持ちつつ、長所だけではなく短所も受け入れます。好きではないことや苦手なことを改善できるよう、常に努力しましょう。
    • 自分の行動を理解し、自分を許しましょう。自分を省みることは、健全且つ肯定的な行為です。逆に、自己批判や罪悪感は、効果があるというよりむしろ害になる非生産的な行為です。こういった後ろ向きな感情に陥ったら、問題解決のためにより健全な方法があることを思い出しましょう。最善を尽くしたことを認め、何度も自分自身に言い聞かせます。[2]
    • 自分の優れている点、人から褒められる点、心から楽しめることを3つ書き出し、洗面所や冷蔵庫など、よく行く場所に貼っておきましょう。
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    価値感について考える 自分の価値観とは何かを把握すると、自分の中の優先順位を正しく理解することができます。自分にとって、自由、幸せ、平等、お金、家族など、何が・誰が大切かを考えます。最低でも10個ほど書き出し、順位をつけると尚良いでしょう。[3]
    • 価値観を重んじるために心がけている現在の行動を見返し、その価値観が自分の人生にどのような影響を与えるかを考えましょう。尊敬する人物が、自分の価値観についてどう思うのかを想像し、その答えによって自分の価値観が変わるのかを考えても良いでしょう。
    • 自尊心や人生における満足感を向上するために、何をするべきなのかを決めましょう。なりたい自分を思い浮かべ、理想の性格や考え方、行動パターン、生活について考えましょう。
  4. 4
    良い特性を育む 良い特性や長所を伸ばすと、人生をよりコントロールできるようになります。これはその長所が、目標の達成や身につけたいと思っている別の資質の獲得を後押しするためです。勇気、自制心、知恵、自己鍛錬が、良い特性と言えるでしょう。
    • 勇気とは、いかなる逆境にあっても、自分のすべきこと・したいことを達成するための力と意志を引き出すことです。例えば、事業であえてリスクを取ったり、学校で良い成績を収めたり、あるいは他の人には真似できないような無私無欲な行動を取ったりといったことが挙げられます。勇気とは、恐れの対岸にあります。勇気を育むには、自分自身を危機的な状況に追い込む、自分が何を恐れているのかを把握し、その恐怖に自分をさらすなど、日頃から「勇気ある行動」を心がけましょう。[4]
    • 物事への見方、冷静さ、自分を制御する心を一定に保つには、自制心(節度と抑制力)が鍵を握ります。例えば、謙虚に振舞い、傲慢な態度を自制することで、円滑な人間関係を保つことができるでしょう。
    • 知恵があると、知識と経験が得やすくなるだけではなく、人へ奉仕したり生活の質を向上させたり、より高い目的のために情報を活用できるようになります。知恵は、新しい経験をする、試行錯誤をする、知識を深めることで得ることができます。
    • 自己鍛錬には、全ての意思を行動に移す力があるので、人生をコントロールするには必要不可欠です。大きい目標を実現するまでの小さい目標を達成するたびに、自己鍛錬が培われるので、時間と実践が必要です。目標は、既に実現したかのように、常に心に描くと良いでしょう。例えば、ドアを開ける時は左手を使うなど些細なことでも良いので、小さな変化をつけ、毎日実践し、自制心を身に付けましょう。小さな変化をつけるようにしておくと、大きな変化もつけやすくなります。[5]
  5. 5
    意欲を引き立てるものを把握する 多くの人は何かしら情熱を持っています。楽しく、人を成功へと突き動かす物事です。人生で何でもできるとしたら、何をしてみたいですか。何も思い浮かばなければ、行っていて気分が良いアクティビティを書き出してみましょう。自分のスキルや才能についてだけではなく、自分自身にインスピレーションを与えるものを考えてみましょう。
  6. 6
    目標を立てる 家、良い仕事、健全な人間関係など、今年、本当に手に入れたいものを考えてみましょう。全ての目標を書き出し、その実現に役立つアイデアを考えます。次にそのアイデアに基づき、「お金を貯める」など、前向きな実行文を書き出します。最後に、全てを見直して目標を3つに絞り、1つの目標につき3つの実践項目を選びましょう。[6]
    • 「もう人見知りな自分や孤立はこりごりだ」など、後ろ向きな文章は避けましょう。これでは、どの方向に向かうべきか、または目標達成のために必要な行動がはっきりしません。代わりに、「今年は社交の場への誘いを断らず、週に一度は友達を誘って一緒に何かをして、人間関係を構築する」など、前向きで具体的な文章が良いでしょう。
    • 選択肢について、考えましょう。自分の問題点ではなく、今後の選択肢で自分を定義付けましょう。[7] 例えば、住宅ローンの支払いに苦労しているのであれば、自分の資産不足を嘆くのではなく、昇給、副業、転職に意識を集中させましょう。
    • 仕事、健康面、人間関係など、人生における異なる分野別に目標を立てても構いません。目標は、短期(日・週単位)と長期(月・年単位)に分けて設定します。例えば、「1日6皿分の野菜と果物を食べ、週に4日運動し、1年で5キロ痩せる」など、細分化すると良いでしょう。
    • 時間の経過と共に、目標やアイデアを変えても構いません。そうすることで、何が効果的で何が効果的でないかを把握することができるでしょう。要は、自分の人生と方向性を自分でコントロールすることが大切です。
  7. 7
    感情をコントロールする 感情は、素晴らしい経験を作り出すこともできますが、不適切な表現方法を行うと、目標が達成できなかったり、人間関係に支障をきたしたりしかねません。健全で自分のためになる方法で、感情の理解・処理・反応の仕方を学ぶ必要があります。
    • 深呼吸やリラクセーション法を取り入れると、状況に対応する際、発言や行動の前に、気持ちを落ち着けることができるでしょう。
    • 息を吸い、止め、吐く行為を各5秒間掛けて行いましょう。心拍数の増加など、身体的な反応が落ち着くまで繰り返します。
    • 人と話す、日記をつける、武術など体を動かすアクティビティをするなど、感情の健全なはけ口を見つけましょう。[8]
  8. 8
    精神的な負担を取り除く 後ろ向きな考えや経験が、なかなか忘れられず、考えをめぐらせてしまうこともあるでしょう。それが自分を定義付けていると感じる人、またはそういったことを考えること自体が習慣化してしまい、その習慣が無くなることが不安になる人、ただ単に自分を解放する方法が分からない人など、様々でしょう。自分自身が問題なのではなく、またその問題が人間としての価値や、日々の選択に影響を与えるものではないことを心に刻みましょう。過去の問題から精神的に解き放たれると、問題の解決に焦点を置けるようになるだけではなく、視野が広がり、人生をコントロールできるようになります。[9]
    • マインドフルネスを取り入れましょう。過去から自分を解き放つ方法の一つとして、現在に焦点を置くことが挙げられます。マインドフルネスでは、自分のからだや顔に当たる日差しを感じるなど、積極的に今この瞬間に目を向けます。[10] 自分の考え(または自分自身)を判断するのではなく、それらを観察し、注意を向けることが大切です。[11] マインドフルネスの取得には練習が必要ですが、その恩恵は計り知れません。
    • 行動を修正しましょう。過去の過ちにとらわれている場合は、行動を改めると良いでしょう。[12] 妹をからかってしまった自分を責めている人は、直接または手紙で妹に自分の行為を謝り、自分のせいで妹がどんな気持ちになったかに耳を傾けましょう。行動を改めたからといって、一度壊れてしまった人間関係を必ずしも修復できるわけではないことには留意すべきですが、過去から解放され前に進むことができます。[13]
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方法 2 の 3:
生活習慣を変える

  1. 1
    自立する 精神面や生活習慣において他人と共依存の関係にある場合、または人に指図されないと行動できない場合、自分の人生をコントロールできているとは言えません。自分自身の問題を解決することを学び、一人で考えて内省するための時間を作りましょう。本当に必要な場合にのみ周りの人に助けを求め、その助けから学び、次回から自分で問題を解決できるようにしましょう。[14]
    • 自分の生計は自分で立てましょう。人のすねをかじって生活している場合は、仕事をして自立し、一人で暮らしましょう。
    • 「今日、何をしたいか?」と自問し、自分の意思で答えましょう。好きなことや情熱を注いでいることを思い浮かべ、他人の意見に自分の行動や嗜好を委ねないようにします。[15]
  2. 2
    整理する 整理をすることは、自分の人生をコントロールする上で重要です。頭の中や家の中が混沌状態であると、どこから片付けて良いのかの判断が難しいでしょう。自宅や職場では、なるべく整理整頓するようにすると、散乱したものの中で作業することがなくなります。また、使ったものを元の場所に戻すことも大切です。物事は先延ばしするのではなく、リストを作成したり、カレンダーを活用したりして、決断しましょう。[16]
    • 書類やメール、郵便物はすぐに読み、破棄する、支払いをする、返事をするなど、すぐに対応しましょう。
    • 買い物、家族と過ごす時間、約束、するべき事など、日毎に1週間のスケジュールを立てましょう。
    • 半年間使わなかったものは、捨てましょう。今後使う可能性があると、とっておかないようにします。
    • 整理整頓は、クローゼットなど狭い場所から始め、一度につき一箇所のみ取り組みましょう。終わったら、次の場所の整理をします。
  3. 3
    身だしなみに気遣う 自分が人の目にどう映っているかに神経を向けると、気分も良くなり自分自身をコントロールするのに大いに役立ちます。髪を切ったり染めたり、または新しいヘアアレンジをしてみても良いでしょう。新しい服を、買ったり借りたりしましょう。出来るだけ笑顔で過ごすことも大切です。しかし、身だしなみにかける費用には注意し、自分の経済状態をきちんと把握しましょう。
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    体調管理をする 食事内容や量に気を配り、毎日運動しましょう。意志力を伸ばすためには、エネルギー源の高い食べ物を少量ずつ、3時間毎に食べると良いでしょう。例えば、脂肪分の少ないタンパク質(肉類や豆類)、複合糖質(全粒穀物、果物、野菜)が相当します。砂糖や脂質、塩分が多く含まれたもの、過度な加工がされたものを食べると、気分が悪くなるだけではなく、人生をコントロールするために必要なエネルギーが作られません。
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    睡眠をとる 疲れていると力が出ず、自制心を維持できなくなったり、必要最低限のことしかできなくなったりします。人生をコントロールするには、現状把握と進みたい方向性に意識を向け、認知する必要があります。目覚めた時、疲れが取れていると感じるのに十分な睡眠を取りましょう。一般的には、およそ8時間が目安とされています。温かいお茶を飲む、歯を磨く、ベッドに入るなど、就寝前の儀式を行い、就寝30分前からリラックスするようにします。また、就寝・起床時間は、毎日ほぼ同じ時刻にすると良いでしょう。[17]
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    前向きな人間関係を構築する 自分と似た価値感や目標を持った人たちと、接するようにしましょう。尊敬できる人と知り合い、時間を共に過ごすようにすると、良い影響をもたらしてくれるでしょう。自分の価値感や目標と合った場所やイベントに参加し、新しい出会いを求めましょう。そういった場で近くにいる人と話すと、人生をよりコントロールするための助けになります。
    • 要求やニーズを伝え合い、相互で理解し合うことが大切です。相手の話を聞き、お互いにとって良い解決策を打ち出しましょう。また、常に感謝の気持ちを表現することも忘れないようにします。
  7. 7
    やるべきことを減らす 常に、仕事を終わらせるために絶え間ない競争をしている、急いでいる、様々な方向から振り回されていると感じる場合は、優先順位を見直す必要があります。時間を必要とする全ての物事に目を通し、本当に自分の神経を集中できる大切なもののみに絞り、やるべきことを減らしましょう。[18]
    • やるべきことを減らすことに抵抗を感じるかもしれません。しかし、このままでは、引き続き物事を終わらせることに奮闘し、睡眠時間や家族との時間を削り、他の目標にも影響を及ぼし、芳しくないあるいは中途半端な仕事をし、何かをあきらめることになりかねません。
    • やるべきことを減らすことと同じように、今まで多くを背負いすぎていたこと、または全ての課題を終わらせることができないことを認めても良いのです。やるべきことを諦めた結果として恐れていたことが、実際には起こらないということが良くあります。
    • 気を散らすものを最小限に減らしましょう。やるべきことの障害になるようなものは、避けるか取り除きます。例えば、健康になりたい場合、お菓子や体に悪い食べ物は処分してしまえば無理なく避けられます。仕事中は、携帯電話の電源や、メールの着信音を切り、目の前の仕事を終わらせることに集中しましょう。
  8. 8
    楽しむ 苦労だけをして、楽しみがないのが人生ではありません。趣味を楽しみ、休暇を取り、好きな人と共に過ごす時間を作りましょう。アイスを食べたり、新しい靴を買ったりするなど、時々自分だけの喜びに浸るのも良いでしょう。ここまでのステップを実践すれば、あなたは既に自分の人生をコントロールできています。人生を存分に楽しみましょう。
    • 毎朝、少しだけ早く起き、運動・散歩・瞑想などをして、5~15分ほどを自分に費やしてみると、必ず人生に変化が生まれます。
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方法 3 の 3:
生産性を上げる

  1. 1
    朝の早い時間から取り組む 朝、自分のために数分費やしたら、最重要課題に取り組む時間です。毎日のストレスを減らすためにも、すぐに最重要課題を片付けるのが大切です。人は朝のほうがエネルギーがあり、集中しやすく、より質の良い仕事ができるので、多くの仕事をこなすことができます。
    • 重要な仕事や課題は、最初の1~2時間以内に片付けましょう。
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    一度につき、一つのことに集中する まず何を一番最初に終わらせるべきかを判断し、その課題が終わるまで集中して取り組みましょう。同時に複数のことをすると、生産性が落ちます。また、集中を課題から課題に移行し、それに時間がかかるため、作業にかかる時間が25%増えることがわかっています。その日にやるべきことが終わらなかったからといって、心配する必要はありません。自分をコントロールし、一度につき一つのことに集中すれば、着実に前進することができます。[19]
  3. 3
    時間を無駄にしない 世の中には、気を紛らわすものがすぐ手の届くところにあふれています。それでも、一つの仕事に集中するのか、またはモバイル・ゲーム、テレビ、フェイスブック、メールなどに注意を散漫させるのかは、自分の意志次第だということを念頭に置きましょう。帰宅後、簡単に時間が潰せるテレビを見るのではなく、生産的なことややるべきことをこなし、時間管理をしましょう。体を動かす、趣味に没頭する、人間関係を構築することも、生産的で楽しい気晴らしと言えます。[20]
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    休憩を取る 人間は、一度に90分間集中することができます。その後、疲れを感じ、頭が働かなくなります。一度に休憩なしで90分集中し、その後最低でも数分は休みましょう。気持ちがリセットできるだけではなく、体が回復し、精神的にもリラックスすることができます。[21]
  5. 5
    良い習慣を身に付ける 人間の意志力には限りがあるので、自制の方法として意志の力だけに頼らないことが大切です。特定の状況に直面したときに、決まった動きを繰り返し行ってその行為を習慣化すると、他の状況でも行動や考えを思い通りにコントロールしやすくなります。例えば、自宅でネックレスを触りながら、「私は落ち着いている」と繰り返し自分に言い聞かせます。そうすると、ストレスの多い状況に直面したとき、ポケットに忍ばせたネックレスを触ると、落ち着くことができます。
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    行動に移す どんな目標でも持つことはできますが、行動に移さなければ達成することはできません。やり遂げたいことやたどり着きたい場所に到達するために、やるべきことをしましょう。少しずつ前に進むのも大切ですが、課題をこなす、前向きな考え方を取り入れる、書類を揃えるなど、目標達成のために毎日何かに取り組むことも大切です。
    • 今の人生を楽しめないくらい、将来にとらわれないようにしましょう。目標達成までの道のりを楽しみ、今までにやり遂げた全てのことに対し感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
    • プロジェクト、試験、娯楽など、いかなる目標であっても、ベストを尽くしましょう。努力を要することを達成すると、自分に自信が持て、他のことを達成するやる気を引き起こすこともできます。
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ポイント

  • 今日、上手くいかなくても、明日は明日の風が吹きます。いつでも、自分の人生をよりコントロールするために、翌日再チャレンジできることを忘れないようにしましょう。
  • 人を助けると、気分が良くなります。時間があるときに、ボランティアをしてみましょう。動物保護施設、フード・バンク、学校などでは、常に人手を必要としています。

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注意事項

  • あなたは、あなたのままで良いのです。人生をコントロールするために、他人になろうとしてはいけません。自分らしく生きつつ、他人から尊敬されるようなリーダーや手本となる人物になる努力を惜しまないようにしましょう。
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このwikiHow記事について

認定カウンセラー
この記事はTrudi Griffin, LPC, MSが共著しています。 トゥルーディ・グリフィンはウィスコンシン州に住む認定カウンセラーで、依存症と精神衛生を専門としています。個人治療や地域医療の場で、依存症、精神病、心的外傷に苦しむ患者のカウンセリングにあたっています。2011年にマーケット大学にて臨床精神衛生カウンセリングの修士号を取得。
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