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妊娠・出産・育児の情報サイト『ベビカム』によると、仕事と子育ての両立に不安を感じる女性の数は86.4%に上っています。[1] 共働きが当たり前になった時代、ワーキングママの数も年々増えていて、これからもその数が増えていくのは必至です。仕事と子育ての両立問題は女性だけでなく男性側も同じで、夫婦であれシングルマザー、シングルファーザーであれ、仕事と子育てをうまく両立するためには工夫が必要です。家事の時短テクニックを身につけ、子育て支援サービスを利用、さらには周囲の協力を仰ぎ、時短勤務などの制度を積極的に使い、場合によっては仕事自体を変えましょう。

方法 1 の 4:
家事の「時短」をする

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    料理は作り置きする 家事の中で最も時間を取られることと言えば、食事の準備です。家族全員の食事を用意するのはかなりの時間が取られます。料理は工夫次第でかなり時短できますので、時短テクニックを身につけましょう。料理はまとめて作って作り置きが基本です。休日などにおかずを一気にまとめて調理し、ラップでくるんで保存しておくと、忙しい平日はレンジで解凍するだけで調理が済み、料理を時短することができます。
    • 野菜は切り分け、下ゆでして、食事1回分ごとに分けて冷蔵庫で保存しましょう。よく作るメニュー別にカット野菜として分けて保存すると分かりやすくなります。
    • カレー・シチュー・肉じゃがは調理工程がほぼ同じです。あらかじめ作った野菜セットが流用できます。
    • 焼き魚・ハンバーグも作り置きすると、毎日のお弁当は温めるだけになります。[2]
  2. 2
    買い物は宅配サービスやネットスーパーで済ませる 最近ではインターネット上でも多くのネットスーパーが展開されています。毎日買い物に行くと結構な時間を取られてしまいます。2時間単位で配達時間の指定ができるスーパーもあり、ネットならあらかじめ包装された状態で届きますので、ネットスーパーで買い溜めをしましょう。最近では、日替わりでさまざまな食材を自宅に届けてくれる宅配サービスも増えてきていますので、利用してみましょう。毎日の買い物から解放されて、かなりの時間節約になります。[3]
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    時短家電を使う 電子レンジ、炊飯器、冷蔵庫など白物家電は奮発して良いものを買いましょう。共働き世帯が増えているこの時代背景を考慮に入れて、最新の家電には豊富な時短機能がついています。優れた家電を使わなくても家事はできますが、時間を節約するためなら自己投資として惜しんではいけません。家電に頼ることは恥ずかしいことでもありません。[4]
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方法 2 の 4:
子育て支援サービスを活用する

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    『ファミリーサポートセンター』を利用する 今、各地方自治体で『ファミリーサポートセンター』という組織が増えています。ファミリーサポートセンターはその地域に暮らしている育児や介護の援助を受けたい人、行いたい人の双方が会員となることで、育児や介護を互いに助け合う互助組織です。[5] 育児を行いたい人が、預け先の見つからない子どもの一時預け先となってくれて、親が迎えに来るまで面倒を見てくれます。例えば荒川区では生後6ヵ月以上の子どもから預けることが可能で、子どもがかなり幼い時期から利用できます。[6]
  2. 2
    『保育ママ』を利用する 規模の小さい保育園のようなサービスが2010年から全国で始まった『保育ママ』サービスです。3歳未満時及び3歳までの子どもを自治体の認定を受けた保育ママ(家庭福祉員、家庭的保育者)の自宅に預けることができます。家庭的な温かさの中で子どもが育つことができるという通常の保育園にはないメリットがあります。[7]
  3. 3
    ベビーシッターに来てもらう 0歳〜12歳までの子どものお世話をしに自宅まで来てくれるのがベビーシッターです。ベビーシッターは夜遅くまで対応してくれて、子どもの世話をしてくれるだけはなく家事も代行してくれる人もいます。ベビーシッターを活用すればするほど働く時間を増やすことができます。[8]
  4. 4
    子どもに学童保育に通ってもらう 学童保育は、正式名称を『放課後児童健全育成事業』といい、あらゆる町に設置されている、放課後に子どもが遊び、生活できる場所のことです。日中親が家にいない共働き家庭の小学校に通う子どもなら誰でも入所することができます。学童保育には専門の指導員がついていて子どもを見守ってくれますので、親としては安心できます。18時ごろまで預かり可能なので、小学生の子どもがいる場合は、利用してみましょう。
    • 自治体が運営している公立の学童保育は月6000円ほど、民間の学童保育でも月9000円ほどと、費用もそれほどかかりません。[9]
  5. 5
    0〜1歳から保育園に預ける 自分たちを育てた旧世代の母親からは「ママに育ててもらえなくてかわいそう」などという声も聞かれるかもしれませんが、共働きも増えてきた昨今、0歳や1歳で子どもを保育園に入れる選択は何ら後ろめたいことではありません。保育園に空きがあれば、仕事との両立のために、子どもが0歳、1歳のときから利用することは可能です。乳児のころから保育園に入ることで、子どもは早くから家庭以外の世界があることを、意識はできなくても肌で感じ、集団生活にも早く慣れることができます。保育士は育児のプロです。しっかりとプロの目線で子どもの面倒を見てくれますので不安がる必要はありません。家に帰ってから、短くとも濃厚な親子の時間を過ごしましょう。[10]
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方法 3 の 4:
周囲の協力を仰ぐ

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    夫婦で家事を分担する 夫や妻、どちらか一方に家事を任せきりにしてはいけません。共働きの夫婦は働きながら子どもを育てる同志であり、戦友とも言えるかもしれません。たとえどちらかが働いていなくても、負担を減らすためにお互いに「自分のことは自分でする」「洗濯や料理などの家事は分担制」という心がけが不可欠です。[11]
    • お互いに気持ちよく協力し合うためには、密接なコミュニケーションが不可欠です。時間を取ってよく話し合い、自分たちに合った無理のない家事分担を模索していきましょう。
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    子どもが自分でなにかできるようにする ある程度のことができる年齢になったら子どもにも家事を教えましょう。洗濯物の畳み方、掃除の仕方、手先の器用な子には簡単な料理まで、徐々に覚えてもらいます。子どもが自分で家事ができるようになると親の負担はかなり減り、子どもの自発的な成長も促せます。[12]
  3. 3
    親類に頼る 自分たちを育てた父と母(義父と義母)は働く親にとって貴重な子育ての援軍であり知恵袋の役を担ってくれます。自分だけでなんとかしようとせず、どちらかの父・母が近くに住んでいるのであれば、仕事しているときは面倒を見てもらうように頼みましょう。叔父や叔母などでも構いません。それに特に祖父母にとって孫は非常にかわいく映るので、子どもに深い愛情を注いでくれます。とはいえ、「面倒を見てもらって当たり前」ではありません。彼らも貴重な時間を割いて子供の面倒を見てくれているわけですから、常に感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。[13]
    • 長期休暇になったら、遠方に実家がある場合はその実家に、もしくは付き合いの深い親戚の家に子供だけでお泊まりさせてみましょう。子どもが家にいない間、親は仕事に集中できますし、子どもにとってもリフレッシュできるだけでなく、普段暮らす町とは違う場所で生活を送ることで、その後の人生に役立つ新鮮な体験を味わえます。[14]
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方法 4 の 4:
仕事環境を変える

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    会社の「時短勤務制度」を活用する 働く親にとって嬉しいのが、会社が用意している時短勤務制度です。「育児介護休業法」によって、時短勤務制度はすべての会社で義務づけられています。この制度を活用すればオフィスの滞在時間を短くして子どもを保育園に迎えに行けたり、子どもと家で過ごす時間を長く取ることができます。現場に混乱を生じさせないように産休に入る前に上司に相談し、産休から復帰する1ヶ月前には申請をしましょう。[15]
    • 3歳未満の子どもがいる被雇用者は、会社に対して所定外労働(残業)を断ることができます。さらに子どもが小学校に入学するまでは、月に24時間・年に150時間を超える法定時間外労働をさせてはいけないことになっています。
    • 未就学児の子どもがいる被雇用者に22時〜翌朝5時までの深夜労働はさせてはいけない決まりになっています。
    • 未就学児の子どもが体調を崩したときは「子の看護休暇」を申請できます。この制度を使って被雇用者が会社を休んでも、会社側はその被雇用者が不利益・不平等を被るような査定をしてはならない、と法律上定められています。
    • 未就学児の子どもがいる被雇用者は、有給休暇とは別に「育児目的休暇」を申請できます。子どもの行事参加の際などに使いましょう。[16]
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    飲食店のホール・キッチンで働く どうしてもフルタイムでの仕事が厳しい、通常のオフィスワークが難しい場合は、働く親たちが活躍している業界や、シフトに自由が効く仕事に転職するのも手です。飲食店のホールやキッチンはパート従業員も多く、シフトが比較的自由に決められ、短時間で働くことも可能です。子どものことで急な予定が入ったら、シフト調整をしてもらいましょう。特に女性は、多くの子持ちの人が飲食業界で働いています。[17]
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    在宅ワークに切り替える 近年、リモートワークがかなり人々の間に普及してきています。Lancerds、クラウドワークスなどクラウドソーシャルワーキングサイトにはさまざまな在宅ワークの募集が常時されていて、中にはテープ起こしなど未経験でも始めやすいもの、記事ライティングなど自分の経歴を活かせる仕事も募集されています。仕事を全て自宅で完結できれば、いつでも子どものそばにいられ、拘束されないので時間にとらわれることもありません。雇われる生き方を止め、在宅ワークを始めるのも一つの案です。 
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    工場や軽作業の仕事をする 登録制で働く工場内での仕分けやライン作業では、多くの主婦が働いています。倉庫から荷物を取り出すピッキングなどの軽作業にもパートタイムで働く人が多く在籍しています。単純作業なので未経験でも始めやすく、入れたい日だけ仕事を入れることが可能です。[18]
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    コールセンターで働く 企業の商品や企業への問い合わせに対して回答をするコールセンター業務は未経験でも始めやすく、比較的高給です。急な休みをとりやすかったり、シフト制や短時間労働制度を採用している企業もあり、子どもを育てながら働きやすい職種となっています。[19] またコールセンターは、前職を離職してからブランクがある人でも始めやすい仕事の1つです。
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ポイント

  • 仕事から帰ってきて、疲れた身体でさまざまな家事をこなすのは大変です。起床時間を早めにし、さまざまな家事をするようにすると気持ちにゆとりが持てます。[20]
  • 育児に優先順位をつけましょう。1日のスケジュールを立てて、家事・育児の予定に優先順位をつけます。明日できることは明日、1週間後にできていればいいことはさらに後回しにし、本当に今日必要なことのみができるようにしましょう。[21]
  • 子どもとただ長くいれば良いわけではありません。子どもが寂しさを感じるかどうかはその子ども次第です。子どもとの時間は「量」より「質」と考えましょう。たとえ一緒にいられる時間が少なくても、その分、わずかなその一緒にいられる時間に存分に愛を注いであげましょう。[22]
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注意事項

  • 育児と仕事の両立を完璧にこなそうと思い込まないようにしましょう。仕事と育児は対極にあるものであり、両方ともを完璧にこなそうしてもどうしても無理が生じてきます。手の抜きどころを作り、自分を追い詰めないようにしましょう。[23]
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カテゴリ: 仕事 | 子供
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