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誰でも時折、予定外の余暇や精神衛生上の理由で、会社を休みたくなることがあります。しかし残念ながら、正当な理由があったとしても、職場は社員のそのような自発性は評価しないでしょう。でも嘆く必要はありません。まさにそのような状況下で、できる事があります。仮病で休むという方法です。確かに頻繁に使えるテクニックではありませんが、この方法なら、どうしても必要な休みを手に入れることができます。仮病で休むには、前日から体調がかなり悪かったということを同僚に信じてもらい、上司には電話で、体調不良で出勤できずにとても申し訳なく感じていると、大げさにならない程度に伝えましょう。

パート 1
パート 1 の 3:

職場に電話する

  1. 1
    欠勤する当日の早朝に上司に電話する 連絡は遅くならないように、早ければ早いほど良いでしょう。[1] また、起床直後は声がかなりかすれているので、真実味が増します。さらに、朝早くに電話をすれば上司の留守電に繋がるか、電話にでた上司の不意をつく可能性が高いと言えます。連絡が遅すぎると、上司に十分な配慮をしていないと思われてしまいます。
    • 会話は短めにしましょう。自分が装っている「病気」についてよく知っておくと心の準備もできそうですが、ここで忘れてはいけないのは、一般的に嘘は大げさに語られがちだということです。あまりにも詳細に話すのではなく、体調が悪いので出勤できないことだけを伝えましょう。「昨日、一晩中眠れなかったんです」「腹痛が酷くて」等と、上司に信じてもらうのに十分な情報だけを伝えます。
    • また、「昨日、仕事の終わりに一言言っておくべきだったんでしょうが、一晩寝れば良くなるだろうと思っていまして」等と言うのも良いでしょう。あまり見え透いた嘘にならない程度に、どれ程出勤したかったかを必ず伝えるようにします。
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    体調の悪そうな口調で話す 上司に電話する際、あまり自分を作り過ぎてはいけませんが、やや病人っぽく話すのは構いません。早朝のかすれ声に加えて、たまに鼻をすすったり咳をしたりすれば、上司は、あなたが大げさにするまでもなく本当に体調が悪いのだと思うでしょう。また、ゆっくりした口調やか細い声で話すと、体力が低下している様子を出せるでしょう。こうした話し方を声に出して練習して、説得力のある雰囲気が出せるようにしましょう。
    • 声を更にもっとかすれさせたいなら、上司に電話する前に、枕に顔をうずめて10秒程叫びましょう。ただし喉を傷めてしまうので、そうする価値がある時だけにします。[2]
    • また、ややボーっとして頭がぼんやりした感じで話すように努めましょう。上司の質問にあまりにもしっかりとした口調でハキハキ答えては、病人であるという説得力に欠けます。
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    質問に備える あなたの上司は詮索好きなタイプですか?上司からどんなことを尋ねられそうか想像してみます。例えば、食品産業の分野で働いているとしたら、上司は、あなたが感染性の病気に疾患したのか知りたいかもしれません。そして、回復して出勤できるように万策を尽くしたのか尋ねてくる可能性もあります。その場合は、感染性の病気にかかったように思われ、できる限りのこと(鎮痛剤、制酸薬、水分補給など)をしたが、どれも効果がなかったと伝えるのが一番です。
    • 医療機関に電話して診察の予約を取ろうとしたが、空きがなかったため折返しの連絡を待っていると軽く伝えておきましょう。風邪やインフルエンザの流行する時期は、診察を受けられるまで数日かかることもあります。職場に復帰した際、上司に診断書を求められたら、週末まで診察の予約が取れなかったと言えば良いでしょう。そうすれば、医者に駆け込む時間が稼げます。
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    好印象を与えてから会話を終える 上司との会話を終える時は、できる限りポジティブな印象を残すようにします。翌日には仕事に復帰できるよう、回復に全力を尽くすと伝えると同時に、理解を示してくれる上司に感謝の意を述べましょう。自分がどれほど仕事に真摯に向き合っているか、また、早く職場に戻り、自分の責務を果たすことをどれほど切望しているかを大げさすぎない程度に示しましょう。テレビを見たくて仕事をさぼっているのではなく、欠勤せざるを得ないことを心から申し訳なく思っていると上司に感じさせましょう。[3]
    • 上司に助けが必要かもしれないと思うなら、尋ねたいことがあれば連絡を頂きたいと伝えておくと良いでしょう。会社を休んでいる間、仕事の用件で邪魔されても構わないなら、「今日は一日中横になっているつもりなので、必要なら電話してください」と言っておきましょう。但し、欠勤により上司に多大な迷惑がかかると考えられる場合に限ります。
    • 理解を示してくれる上司に感謝を述べてから、会話を終えましょう。
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パート 2
パート 2 の 3:

計画を全うする

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    職場に復帰しても体調不良を装う 仮病で休んだ翌日、すっかり健康そうな様子で出勤するのはやめましょう。まだ体調が万全でない様子で、鼻を数回かんだり軽く咳をしたりしましょう。作りすぎたり、苦しそうな感じを大げさに演じたりする必要はありません。体調不良については自分から語らず、他人が尋ねてくるのを待ちましょう。尋ねられたら、「実際、もうそんなに気分は悪くないんだ」「あと一晩寝ればすっかり良くなると思う」等と、大したことはないように見せると真実味が増します。
    • 更にもっと真実味のある雰囲気を出したいなら、やつれて疲れた面持ちで出勤できるように、前の晩は寝過ぎないようにします。そうしておけば、次回、体調不良で欠勤することがあっても、信ぴょう性を確保できます(ついでに、夜更かしできる言い訳もできます)。
    • その日は少し大人しくして過ごしましょう。同僚に対しフレンドリーすぎたり、おしゃべりしすぎたりしないように注意して、誘いがあっても断りましょう。まだ、体力を抑える必要があることを忘れないようにします。
  2. 2
    仮病だったことは同僚に明かさない 同僚とは親しい間柄で、上司に告げ口することはないと思うかもしれませんが、病気のふりをしていたことを暴露するには注意が必要です。同僚はハイタッチして良くやったとは言わないでしょうし、あなたのことを無責任、あるいは単に迷惑だと思うでしょう。加えて、同僚のひとりがそのことを別の社員に話し、それが上司に伝われば、窮地に陥るだけでなく、仮病で休むことはもう二度とできなくなります。 
    • また、仮病で休んだことが上司に知れたら、次回、本当に病気で仕事を休まなければならなくなった時、上司はもっと疑い深くなるでしょう。その職場で働く間、ずっと自分を弁護しなければならない事態は避けたいはずです。
    • 誰でもたまには仕事を休むことが必要です。それは疑いの余地もありません。しかし、仮病で会社を休んだことを自慢してよい訳ではありません。実は真面目に仕事をしていないと周囲に捉えられてしまいます。
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    上司には友好的に接する 仕事に復帰したら、上司には好意的な態度で接しましょう。体調不良についてふれたり、理解を示してくれたことに感謝を述べる必要はありません。好意的な態度でポジティブなオーラを上司に送りましょう。自分が優れた社員であることを上司に思い出してもらい、仮病で休んでいたかもしれない等とは微塵も感じさせないようにしましょう。
    • フレンドリー過ぎたり、あるいは、どれほど仕事が好きか、仕事にどれほど意義を感じているかを延々と語る必要はありません。
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    周囲に好印象を与える 職場に復帰する日は、努めて周囲に好印象を与えるようにしましょう。この日、1時間も遅れて出勤したり、私的な電話や次のバカンスの予約取りに何時間も費やすのは止めましょう。必要な限り常に働き、会議に出席し、メールは迅速に返答し、その他好印象を与えられることは何でも行いましょう。
    • 職場で同僚に愚痴るのが好きな人もいるかもしれませんが、仮病で欠勤した翌日は愚痴を控えて、いつもよりポジティブでいることを心がけます。休ませてもらったのに愚痴っていることが上司の耳に入っては困ります。
    • 仮病で休むのはたまになら良いですが、全般的に怠け癖がついてしまっては、職を失うことになりかねません。職場に復帰したら、できるだけ楽しく仕事に取り組む努力をしましょう。
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パート 3
パート 3 の 3:

電話をかける準備をする

  1. 1
    仮病で休むのに適当な日を選ぶ 仮病で休むのはいつでも良いと思うかもしれませんが、実行しようと決めたら、その日をいつにするかよく考慮する必要があります。日の選定を誤ると、もっともらしい理由を作るのが困難になります。その日に計画を実行すれば成功率が高いことを見極めたうえで、以下のことに留意しましょう。
    • 月曜日か金曜日に仮病で休む場合は、より一層信ぴょう性を高める必要があります。長い週末、本当に体調を崩したから休みを取るのか、上司に信じてもらうのがより困難だからです。
    • 最近、病気をしていなかったか、休みを多く取っていなかったか確認しておきましょう。
    • 職場で誰かと口論になったり、多いに不平を漏らした後に、仮病を使って休むのはやめましょう。仮病という手段を使って侮辱していると上司に思われては困ります。前日の職場での仕事ぶりに全く問題がなければ、仮病を装っても休んでも信じてもらいやすくなります。
    • 特に出勤したくない日に都合良く休むのは避けましょう。月例会が怖くて出席したくないのを上司が知っているならば、この日は特に仮病で休むべきではありません。休めばどんなに気が楽か分かっていてもです。
    • 仮病で休むのは、できれば、他の社員が病気の時やインフルエンザの流行る時期にしましょう。他の社員の多くが体調不良を訴えていれば、上司に仮病を疑われる可能性は低いでしょう。
  2. 2
    事前の準備をする 仮病で休む計画があるなら、その前日から、見え透いた芝居にならない程度に体調が悪い様子を装います。一日中偽りの咳をするのではなく、やや気分が優れない様子で振舞い、少しだけ鼻をぐずぐずいわせ、同僚から具合が悪いのか尋ねられても軽くあしらいます。体調不良を装いながらも否定することで、同僚はそれが芝居だと疑うことはないでしょう。休む前日に素地を作っておけば、翌日欠勤しても信じてもらいやすくなります。
    • 前日は、控えめに過ごしましょう。エネルギッシュにしていた日の翌日に病気で仕事を休めば、周囲は驚きます。休む前日は、同僚にランチやレストランのサービスタイムに誘われても断りましょう。
    • 同僚の前で、鎮痛解熱剤を「ごく少量」摂取してみましょう。
    • いつもよりやや頻繁に鼻をかみます。
    • 同僚とランチに行くなら、食欲があまりない様子を見せるために食事を残しましょう。
    • 少しだらしない恰好をしましょう。髪の毛を手で少しぐしゃぐしゃにして、上等な服は着て行かないようにします。目の周りが少し疲れた様子はそのままにしておきます。
  3. 3
    装っている病気について知り尽くす 上司から質問攻めにされることはないかもしれませんが、欠勤の電話をする前に、自分が装っている病気について知っておくことは重要です。単に体調が悪いと言うよりも、片頭痛、胃腸炎、または風邪だと伝えた方が、話に信ぴょう性があります。いつから気分が悪いのか、いつ職場に復帰できるのか、医者に行く予定はあるのか等、上司から尋ねられる可能性のあることについて答えを用意しておくのが良いでしょう。不確かな答え方をすると、嘘を疑われてしまいます。
    • 数日間休みを取りたい場合は、それ相応の病気を装いましょう。片頭痛や酷い胃腸炎ならいつでも発症し得るし、長引くこともあるので、2日間以上は休めるでしょう。結膜炎や咽頭炎はもっと長引く場合があります。何の病気を装うにしろ、しっかりと下調べをし、その症状について明確に説明できるようにしておきましょう。
    • 当日上手くできるように、親しい友人を相手に予行演習をしておいても良いでしょう。上司に、胃腸や喉がどう悪いのか詳細まで聞かれることはないでしょうが、万が一に備えておくのが一番です。
  4. 4
    家でのんびりと過ごす 仮病で会社を休み、奥さんとハイキングに出かけたり、友人とどんちゃん騒ぎをするのは止めましょう。病気と偽りながら、社交的すぎる行動をとれば上司の知れるところとなります。そうではなく、ただベッドでゴロゴロしていたい、近所をブラブラしたい、のんびり過ごしたい時こそ仮病を使って休むべきでしょう。実際に病気の時、気分が不快でなければするようなことをして過ごしましょう。
    • 仮病で休んだ日を野外で過ごし、翌日、日焼けした顔で出勤すれば、かなり疑わしく見えてしまいます。
    • 休んでいる間、SNSを使いたくなるかもしれませんが、ログオフしておくのが最善策です。そうしておけば、病気で衰弱しているはずの時にハイキングしている自分の写真や、元気な様子を窺わせるコメントを上司がたまたま見つけてしまうという事態を避けられます。
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ポイント

  • 逆さまになってベッドから身を投げ出しましょう。鼻の感染症にかかったような声が出せます。更に、練習すれば上手にできるようになります。
  • 月曜日か金曜日を頻繁に仮病で休むのは避けましょう。週末をまたいで休むと、上司や同僚の印象に残りやすくなります。火曜日に時々休む方がもっと信じてもらいやすいでしょう。また、締め切りに間に合うように、チームで時間を超過して取り組まなければならない時などの、重要な日に欠勤するのが癖にならないようにしましょう。そうした行いは、同僚との関係性を害する恐れがあります。あなたの欠勤を仮病と怪しんでいる同僚がいれば、尚更です。
  • 評判を高めておきましょう。本当に体調が悪い時に出勤しておけば、仮病を使って欠勤しても、上司に疑われることはありません。酷い(感染性のある)病気が原因で、職場から自宅に返された経験が2、3度あれば、病気で休むという連絡に上司はむしろほっとするでしょうし、周囲のアドバイスをやっと受け入れて自宅療養する決心をしたのだと考えるでしょう。
  • 仕事への忠実さに定評があれば、上司や同僚のあなたに対する猜疑心は払拭されるでしょう。しかし、怠け癖があって、どんな仕事からもいつも逃げ出そうとするタイプなら、この計画はそう簡単には遂行できないかもしれません。
  • 欠勤日を事前に「計画」するのは止めましょう。その日仮病で休むことを、2週間も前に周囲に予告していたことが上司に知られたら、解雇されてしまう可能性もあります。
  • 仮病を使って会社を休もうとしていることは、くれぐれも、誰にも言わないようにしましょう。誰かに上司や他の社員に密告でもされたら、あなたはピンチに陥ります!
  • 至急の仕事に取り組まないといけない時に休みたい場合は、午前中だけ出勤しましょう。やるべき仕事を終わらせ、物静かにしていましょう。誰かに大丈夫かと尋ねられたら、気分が良くないとだけ言いましょう。早退しようと決めたら、上司に気分が優れないので退社する旨を伝えます。その日の至急の仕事は全て片付けたと言えば、上司は断れないでしょう。
  • SNSを利用しているなら、ステータスの更新も忘れず行いましょう。簡潔に、「体調かなり悪い……今、おかゆを作っています」等と書けば十分です。高熱で出勤できないはずなのに、買い物、スイミング、スキー等に出かけたことを自分のSNSに投稿するのは、最もしてはいけないことです。
  • 親しい同僚と同じ日に、仮病で欠勤するのはできるだけ避けましょう。
  • 病気で欠勤した場合は医師の診断書が必要、という職場が最近増えています。会社を休む前に、会社の就業規則とそれに違反した場合記録が残ってしまわないか、確認しておく必要があります。
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注意事項

  • 仕事を休めば、同僚全員に影響が及びます。同僚に負担や迷惑をかける前に、注意深く考えましょう。
  • もっと休みが必要と感じているならば、今の仕事を再評価してみましょう。自分の仕事にうんざりしていて、不安、心配、憤り等で健康を害しているのかもしれません。その場合は、職場や進路を変えることを時間をかけて真剣に考えてみる必要があります。
  • 身内の死を欠勤の理由として使うのは止めましょう。上司はその真偽を確認することができるので、嘘は発覚します。その上、実際に身内が亡くなった時に上司に信じてもらいにくくなります。
  • 嘘をついて休むことで、同僚に不必要なストレスを与えてしまうという点においては、仮病で欠勤するのは好ましいことではありません。職場で何か問題を抱えているのなら、上司と個別に面談してもらい、解決できるように手助けしてもらいましょう。
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