カリウムは、神経や筋肉が適切に作用するために必要な栄養素ですが、体内に過剰に蓄積すると逆に害になることがあります。カリウム値が高く(高カリウム血症と呼ばれる疾患です)、治療せずにおくと重篤な状態になる危険性があります。水分を多く摂り、カリウムを多く含む食品や飲料の摂取を減らすことで、カリウム値を自然に下げられます。ただし、カリウム値が高い原因がわからない場合や、高カリウム血症の症状がある場合、また、何をしても値が下がらない場合は医師の診察を受けましょう。

方法 1 の 3:
飲料を調整する

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    水を多く摂りましょう。脱水は高カリウム血症の主な原因の1つです。1日にグラス10~12杯の水を飲むと、カリウム値が安定するでしょう。
    • 水が嫌いなら、果物のスライスで味をつけて飲みましょう。水の代わりにお茶を多く飲む方法もあります。
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    乳製品はカリウムが豊富なので、牛乳の摂取を減らしましょう。1日グラス2杯(500mlを超えないように)が限度です。一般的に、ライスミルクを代用品として飲むことは構わないとされています。

    ポイント:コーヒーや紅茶を飲むのは問題ありませんが、乳製品ではないクリームを使いましょう。

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    ジュースを飲むのをやめましょう。果物や野菜ジュースの多く(特にオレンジジュースやキャロットジュース)はカリウムを多く含んでいます。ブドウやクランベリーはカリウムが少ないので、飲んでも構わないのですが、複数の果物をブレンドしたフルーツジュースも多くあるので、カリウムを多く含む果物や野菜がジュースに含まれていないかを確認する必要があります。
    • スムージーに気を付けましょう。バナナを大量に含むスムージーが多く、バナナはカリウムを非常に多く含む果物です。
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方法 2 の 3:
カリウムの少ない食生活に変える

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    カリウムが豊富な食品を避けます。バナナ、トマトソース、ビートの若葉、二枚貝(ハマグリ、アサリなど)、プルーン、アボカド、オレンジ、ゆでたブロッコリー、ゆでたほうれん草などを食べないようにします。

    ポイント:新鮮な果物を数時間水に浸けてから食べると、果物に含まれるカリウムを減らすことができます。

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    カリウム値の少ない食品を食生活に取り入れます。玄米やパスタ、そのほかの全粒穀物(ふすまなど)をやめて、白米やパンなどカリウムの少ない食品に変えましょう。また、果物ではブドウやベリー類、野菜はケール、カリフラワー、トウモロコシなどを食生活に取り入れましょう。
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    脂分の少ないたんぱく質を摂ります。少量であれば、脂分の少ないたんぱく質を低カリウムの食生活に取り入れても構いません。鶏肉、七面鳥、豚肉を食べる際は、こぶし大くらいの量を限度にします。
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    加工食品を避けましょう。加工食品には、塩分の代わりに塩化カリウムを加えている物が多くあります。カリウム値を下げる必要があるのに、塩化カリウムを摂取するのは特に危険です。冷凍食品や缶詰のトマトソースを選ぶ際は成分表を見て、塩化カリウムが含まれていないことを確認しましょう。
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    食品からカリウムを浸出します。カリウムが豊富な食品からカリウムを浸出しても、完全には取り除けないので効果はあまりありません。ごくたまに行う程度にとどめましょう。例えば、どうしてもカリウムを豊富に含んだ食物を食べたい時は、この方法でカリウムの摂取量を減らすことができます。この方法は、じゃがいも、サツマイモ、ニンジン、ビーツ、冬かぼちゃに使うことができます。[1]
    • 皮をむき、変色を防止するために冷水に浸します。
    • 3㎜位の厚さに切ります。
    • 数秒間お湯ですすぎます。
    • 野菜の10倍量のお湯に最低2時間浸しましょう。長く浸す場合は、4時間ごとに新しいお湯に交換します。
    • 数秒間、温かい流水ですすぎます。
    • 野菜の5倍量の水で調理します。[2]
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方法 3 の 3:
医療機関で治療を受けるべきか見極める

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    カリウム値が高い原因がわからない場合は、医師に相談しましょう。カリウムの値が高くなるのは、多くの場合、何らかの基礎疾患の影響によるものです。つまり、医師は基礎疾患の治療を行って、カリウム値を下げることになります。[3] 脱水や薬が原因の場合もありますが、腎疾患などの深刻な病気が原因でカリウム値が高くなることもあります。カリウム値が高くなる主な原因は下記のとおりです。[4]
    • 脱水
    • β遮断薬などの薬
    • カリウムサプリメントの過剰摂取
    • 急性腎不全
    • 慢性腎臓病
    • アジソン病
    • 1型糖尿病
    • 赤血球破壊
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    高カリウム血症の症状があれば、直ちに医師の診察を受けましょう。カリウム値が少し高くなっても症状が出ない場合があります。ただし、カリウム値が上昇するにつれ、医療的治療が必要な、重篤な症状が現れ始めるでしょう。次のような症状があれば、救急外来で治療を受けましょう。
    • 筋疲労
    • 衰弱
    • 麻痺
    • 心拍の異常(不整脈)
    • 吐き気
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    食生活を変えても効果がなければ、医師の診察を受けましょう。食事や飲み物を変えると通常は効果が出ますが、それでもカリウム値が下がらないこともあります。自分でいろいろ試しても結果が出なければ、医師の診察を受けましょう。医師が、効果的な治療計画を立ててくれるでしょう。[5]
    • 医師が、基礎疾患の治療を別の方法で行うこともあります。

    ポイント:医師が管理栄養士を紹介する場合もあります。管理栄養士は患者と相談しながら、患者の好みの食材を中心に低カリウム食のメニューを提案して、食事療法を助けてくれます。

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    ほかに手段がなければ、カリウム吸着薬について医師に相談しましょう。カリウム吸着薬は体内の過剰なカリウムに吸着し排出する薬です。食生活を変えても効果がなければ、この薬で効果が得られるかもしれません。ただし、万人に適した薬ではないので、まずは医師に相談して、医師の判断に従いましょう。[6]
    • カリウム吸着薬の副作用で、極めて不快な胃のむかつきが起こる人もいます。そのため、医師は副作用より得られる効果が大きい場合に限って、この薬を勧めるでしょう。[7]
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    定期的に血液検査を受けてカリウム値を確認しましょう。医師は全血球計算(全血算)を行ってカリウム値を確認します。カリウム値が下がり安定するまでは、この血液検査を定期的に受けましょう。検査の結果で、医師は症状が改善しているかを確認します。[8]
    • 多少の不快感があるかもしれませんが、通常採血はそれほど痛くありません。採血は診察中に行われます。
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ポイント

  • 高カリウム値の原因となっている基礎疾患を治療中の人は、支援団体への加入を検討しましょう。例えば日本腎臓財団や糖尿病情報センターは疾患や治療に関する情報を発信しています。
  • 現在服用している薬を医師に伝えましょう。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、ACE阻害薬、 β遮断薬、 ヘパリン、 シクロスポリン、トリメトプリム、スルファメトキサゾールなどの薬剤はカリウム値を上げることがあります。
  • カリウムの値が低すぎるのも危険です。積極的にカリウムの値を下げようとしている場合は、定期的に医師の診察を受けて、カリウム値を監視することが大切です。

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このwikiHow記事について

Zora Degrandpre, ND
共著者 by
自然療法医
この記事の共著者 by Zora Degrandpre, ND. デグランプリ医師はワシントン州バンクーバー在住の自然療法医で、米国国立衛生研究所と米国国立補完代替医療センターにおいて論文査読者も務めています。2007年に国立自然医学大学にて自然療法医師学位を取得。 この記事は3,475回アクセスされました。
カテゴリ: 健康

医療免責事項

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