信頼関係を築く方法

共同執筆者 Tasha Rube, LMSW

信頼は、良い人間関係を築くための最も重要な要素かもしれません。[1] 自分をさらけ出すことができ、何でも受け入れてもらえると感じる時、そこに信頼が生まれます。信頼関係を持てるかどうかはあなたの努力しだいです。つまり、信頼できる人間であることを行動で示せるかどうかにかかっています。[2]

方法 1 の 4:
信用される人になる

  1. 1
    言行一致 信頼の基盤を築くための重要なステップの1つは、行うと言ったことを行うことです。[3] ささいなことでも行うと言ったことを取り消したり最後までやらなかったりすると、他の人はあなたを完全に信頼することができなくなるでしょう。
    • 物事を最後までやり終えられないことは時々あることで、たいしたことではないと感じるかもしれません。しかしそれが繰り返されると、周囲の人はあなたを信頼のおける人と見なくなるかもしれません。
  2. 2
    約束を守る 人は、あなたがこれからもずっと頼りになる人だということを確信して初めて、あなたを信頼します。[4]したがって約束したことは果たさなければなりません。
    • やむを得ない事情が生じて約束を果たせなくなったのであれば、実際に相手に会って、その理由を説明しましょう。
    • その約束が重要なことであれば、説明だけでは不十分でしょう。約束をし直す必要があるかもしれません。新たな約束は何が何でも果たさなければなりません。
    • 最初に交わす約束を軽く考えないようにしましょう。その約束事は、あなたにとってそれほど重要に思えないとしても、相手にとっては非常に重要な場合があります。きちんと約束を果たさなければ、相手を大変落胆させることになります。
  3. 3
    必ず言ったとおりに行う ずっと信用される人になる 言った事柄をその通りに行い、それを長期にわたって何度も実証する人でなければ信用されません。したがって信用できる人とは、まず間違いなく頼りになる人と定義できるでしょう。
    • 1度や2度言ったとおりに物事を行っただけでは、あなたが望む確固たる信頼を得られるわけではないことを覚えておきましょう。[5]
    広告

方法 2 の 4:
正直に行動する

  1. 1
    できる限り真実を語る 真実をありのまま語ることが倫理的な観点から賢明とは思えない状況があるとはいえ[6]、ほとんどの場合、正直であることは最善の方策です。
    • おそらく、嘘が有利に働くときこそ、真実を語ることが重要です。[7] 不利を承知で真実を語ることで、あなたが他の人との関係を大切なものと考えていることを示せます。また、あなたが自分よりも相手のことをを重要だと考えていることを示すことにもなります。[8]
    • 例えば、友人から借りた本の上にコーヒーをこぼしたとしましょう。本をどこかにしまって見つからないと言ったり、同じ本を見つけてきて何もなかったかのように振る舞ったりすることもできるでしょう。しかし真実を友人に話すのは重要です。真に問題なのは汚れた本ではなく、真実が明らかになれば(あるいは、あなたが嘘をついているのではないかと友人が勘ぐると)、信頼が損なわれるということです。
  2. 2
    嘘をついたことを認める 時には嘘をつかざるを得ないと感じることもあるでしょう。思わず嘘をついてしまうこともあります。そのような時は、相手に嘘をついたことをできるだけ早く打ち明けるのが賢明です。どういうつもりだったのかを説明し、本当に後悔していることを伝えましょう。[9]
    • 嘘が発覚した時は、それを認めましょう。否定すると嘘の上塗りをすることになり、あなたに対する信頼はさらに損なわれることになります。
  3. 3
    心から話す 相手を傷つけたくないため、あるいは相手の不愉快な反応を恐れて嘘をつきたくなる時は、話す際に銘記すべき点を見つけます。相手の良いところを会話の中で取り上げ、強調すると良いでしょう。
    • 伝えるべき悪い知らせについてくどくどと話すのではなく、相手の良い点を認めていることをはっきり伝えるようにしましょう。
    • 進んで聞こうとする態度を示しましょう。そのために役に立つのは、「自分には~と思えるんだけど、そうかな?」や「~ということなのね?」という言い方です。あくまでもこれが真実に対する自分の考えだということを強調するためです。[10] そうすれば、異なる意見や見解を喜んで聞く姿勢を示すことができるとと共に、信頼関係を維持する助けにもなります。
    • 例えば、友人の間違いを本人に話さなければならない時は、批判的な言葉を避けつつ何が間違っていたのかを説明します。友人の長所や、自分にとって友人がどうして大切なのかを伝えるようにしましょう。可能であれば、友人がどのように損失を埋め合わせることができるかも考えます。そして友人の言い分を尋ね、それを一心に聞きます。しかし、実際にすべての問題が解決されるのでない限り「大丈夫、大丈夫」などと言うのは避けましょう。
    • 一例として次のような会話を考えてみましょう。「恵理、レポートで大きなミスをしてしまったようね。今回はあなたにプレッシャーのかかるプロジェクトだったから無理もないわ。あなたの本当の実力や才能を私はわかっている。でも、とにかくクライアントにすぐ報告して、新しいレポートを受け入れてくれるかどうか尋ねてみましょう」。
  4. 4
    自分の気持ちを言葉にする ただ厳然たる事実のみを話す人に人間味や親しみを感じる人はいません。その人を信頼しようという気持ちにもなりません。
    • 考えつくままに起きたことについてまくし立てるのは簡単かもしれません。しかし、そこに同情心のこもった言葉や理解ある言葉がなければ、他の人はあなたが人の不幸を喜んでいると取るかもしれません。
    広告

方法 3 の 4:
隠し立てをしない

  1. 1
    進んで情報を提供する 話を曖昧なままにしておくことができる時でも、さらなる情報提供が的確かどうかを検討しましょう。大抵は、進んで情報を提供して、隠し立てするつもりがないことを示すのは良いことです。[11] 以下の例をご覧ください。
    • 新しくつきあい始めた人がいるとしましょう。「今日はどうだった?」との質問に「これと言ったことは何もなかった」と答えたとしたら、信頼関係を築くことはできないでしょう。実のある情報を何も提供していないからです。
    • こう答えるならばどうでしょう。「今日は医者の予約があってね。いつものように終わると思っていたんだけど、医者が心臓から雑音がでているかもしれないと言うんだよ。今は何もはっきりしたことは言えないから来週検査したいって言うんだ。ちょっと不安だよ」。このように包み隠さず情報を提供することは二人の信頼関係を築きます。
    • 上述の状況で、はっきりとした結果がでていないという理由であなたは診察のことを彼女に話さないことにするかもしれません。それでも彼女は不愉快な気持ちになるでしょう。満足いく情報が与えられないと親しい関係が損なわれます。次回の検査のことを不安に思っているあなたを見て、不安の理由がわからない彼女も心配になります。本当のことがわかれば助けになれるかもしれないのにと思う場合もあるでしょう。
  2. 2
    重要な情報を省略しない 重要な情報を省かない主な理由は、情報を省くとあなたの話すことの筋が通らなくなるからです。他の人はあなたの話のつじつまが合わないことにやがて気づきます。わずかな情報を省いただけだとしても、あなたは信用を失うことになるのです。
    • 信頼関係を築くためには、相手が知る必要のあることや相手が満足する情報を伝えましょう。
  3. 3
    今は話すべきでないと感じるならば、そう言う 信頼関係を築くと言っても、自分の心に納めておきたい気持ちや秘密を何もかも伝えなければならないわけではありません。自分の個人情報を管理する権利はすべての人にあります。[12] プライバシーを守りつつ信頼を保つカギは、話せることと話せないことの境界線をはっきりさせることです。
    • 例えば、このように言えるでしょう。「そのことを自分がどう感じるかは、今話せないわ。でも、心配しなくても大丈夫よ」。相手は理解と辛抱を示してくれることでしょう。そして重要なことですが、こうすれば相手は安心します。個人的なことには一切触れないようにして曖昧にしたり、嘘をついたりするより良い方法です。
    広告

方法 4 の 4:
高潔さを示す

  1. 1
    知った秘密を守る 他の人に関する話を当人の意志に反して語るべきではありません。それは信頼を裏切る行為です。[13]
    • プレッシャーの下に置かれる、疲れている、しっかりと考えなかったという時に、口を滑らせるということが起きがちです。口を滑らせたならば、すぐに告白して謝りましょう。そうすれば、あなたがその人の個人情報を他に漏らしたということが、あなた以外の人を通してその人に知られるということを避けられます。また、あなたのしたことで生じるかもしれない害を最小限に食い止めることができるかもしれません。
  2. 2
    忠節を示す 忠節を示すとは、進んで他の人を守り、その人の味方になるということです。その人がいるところはもちろんですが、いないところでもその人に対する忠節を示すことは最も重要です。
    • あなたが忠節をつくして支持していることが相手に伝わると、信頼の絆が強まります。また、相手の関心事やその人との関係を自分のことよりも優先させることでも信頼関係を築くことができます。[14]
    • 例えば、自分にとって何の得にもならない残業をして同僚を助けてあげれば、その同僚のあなたに対する信頼感は強まるでしょう。
  3. 3
    感情をコントロールする 感情をコントロールすれば、他の人からの敬意や称賛を勝ち得るでしょう。いつ感情が爆発するかわからない人や気まぐれな人を信頼するのは難しいことです。
    • フォーチュン500企業の重役たちに関する研究は、感情をコントロールし、それを適切に表現する人は、そうしない人よりも信頼を得る傾向があると報告しています。[15]
    • 例えば、他人の些細な間違いで感情を爆発させないようにしましょう。さもないと信頼を落とすことになります。
    • 感情に圧倒されそうになっている時に示す徴候に気をつけ、それが表に出ないようにしましょう。手を開いてあごを楽にし、体の力を抜きます。
    • 呼吸することに集中すると感情をコントロールしやすくなります。呼吸している感覚に意識を向けましょう。呼吸の仕方を考えたり、それを変えたりする必要はありません。呼吸を感じるようにします。何かで気が散っても、意識をゆっくりと呼吸に戻すようにしましょう。[16]
    • あなたが感情を上手にコントロールするようになると、周囲の人はあなたがどのように行動するかがわかるようになります。あなたを落ち着いている人と見なし、あなたに対する信頼を深めることでしょう。
  4. 4
    虐待行為をしない 信頼関係を著しく損なう行動パターンに陥らないようにしましょう。以下はその例です。[17]
    • パートナーを侮辱したり、品位を落とすようなことを言ったりする
    • 他の人と会おうとせず孤立する
    • 他の人を脅したり、身体的な暴力を振るったりする
    • 虐待行為は一切しない 上述の方法で他の人をひどく扱ったならば、すぐに謝りましょう。改善することを約束し、その約束をずっと守り続けましょう。
  5. 5
    アサーティブ・コミュニケーションを行う 虐待行為や攻撃的行動を退け、アサーティブ・コミュニケーションを学びましょう。つまり他の人が必要としていることや意見を尊重しながらも、自分の必要としていることをはっきりと、敬意を込めて伝えるコミュニケーション技術です。[18]
    • アサーティブ・コミュニケーションには、自分が何かを行いたくない時に「いいえ」と言うこと、そして感情を上手にコントロールすることも含まれます。[19]
    • それは、人を馬鹿にしたり、いじめたりすることなく、自分の気持ちや意見を包み隠さず伝えるコミュニケーションの取り方です。
    • 近所の人の流している音楽がうるさいとしましょう。その家に行き「おい、お前んとこのバカ騒ぎ、何とかしろ、馬鹿野郎、警察呼ぶぞ!」と怒鳴りちらすのはアグレッシブなやり方です。アサーティブなやり方は、ドアをノックし、静かにこう言います。「すみません。もう夜も遅いので寝たいんです。少し音楽のボリュームを下げてもらうと助かります」。こうすれば、その人は侮辱されたとか脅されたと感じることなく、自分が他の人に迷惑をかけていたことを知るでしょう。
  6. 6
    行動を改めるために懸命に努力する 誰かをだましたり、信頼を裏切ったりしたのであれば、行動を改めることを約束し、その約束を守ることに専心しましょう。信頼を再び得るまで、その約束を一貫して守り続けなければならないことを覚えておきましょう。
    • 約束しただけの信頼は長く続きません。[20]
    • 謝罪そのものが長く続く信頼関係を築くわけではありません。[21]
    広告

ポイント

  • 自分を欺くことも一種の嘘です。自分は正直に話して行動したのだと自分をなだめようとしても、第三者の見方は正反対ということがあり得ます。あなたの行動や言葉を他の人がどのように理解するかは、あなたの望むものとは異なるでしょう。ひとたび他の人があなたの言動に疑問を持つと、信頼は崩れます。
  • 嘘をつくのはをやめましょう。ひとたび嘘をつくと、その嘘の話を覚えておかなければならず、また嘘をつくことになります。嘘に嘘を重ねていくうちに、他の人はそれに気づき始めます。

広告

注意事項

  • 卑劣な行動は信頼を破壊します。何らかの理由があったとしても、こそこそと行動することでどんな良いことが期待できるのかを考えてみましょう。そして本当にそのように行動したいのか自分に問い正してみましょう。おそらくそんなやり方を好んでいるわけではないでしょう。本気でそうするしかないと思っているのであれば、社交術を磨く時なのかもしれません。
  • 信頼を裏切っているように思える人は、精神障害や抑制できない怒り、あるいはそれに関連した問題を抱えている場合もあります。そのような人はセラピストの診断を受ける必要があるでしょう。
広告

Related wikiHows

広告

出典

  1. Simpson, J. A. (2007). Psychological foundations of trust. Current directions in psychological science, 16(5), 264-268.
  2. Rousseau, D. M., Sitkin, S. B., Burt, R. S., & Camerer, C. (1998). Not so different after all: A cross-discipline view of trust. Academy of management review, 23(3), 393-404.
  3. http://www.huffingtonpost.com/margaret-paul-phd/keeping-promises_b_2519691.html
  4. Simpson, J. A. (2007). Psychological foundations of trust. Current directions in psychological science, 16(5), 264-268.
  5. Simpson, J. A. (2007). Psychological foundations of trust. Current directions in psychological science, 16(5), 264-268.
  6. Plante, T. G. (2004). Do the Right Thing. Living Ethically.
  7. Simpson, J. A. (2007). Psychological foundations of trust. Current directions in psychological science, 16(5), 264-268.
  8. Simpson, J. A. (2007). Psychological foundations of trust. Current directions in psychological science, 16(5), 264-268.
  9. http://www.relationshipgold.com/communication/apologizelyin.htm
  1. Knapp, M. L. "Lying and deception in human interaction." (2008).
  2. http://www.wphealthcarenews.com/8-ways-to-build-trust-in-uncertain-times/
  3. Petronio, S. (2013). Brief status report on communication privacy management theory. Journal of Family Communication, 13(1), 6-14.
  4. http://goweloveit.info/lifestyle/8-things-to-stop-doing-right-now-if-you-want-people-to-like-you/
  5. Simpson, J. A. (2007). Psychological foundations of trust. Current directions in psychological science, 16(5), 264-268.
  6. Goleman, D. (1998). Working with emotional intelligence. Bantam.
  7. Arch, J. & Craske, M., (2006). Mechanisms of mindfulness: Emotion regulation following a focused breathing induction. Behaviour Research and Therapy, 44, 1849–1858.
  8. Shepard, M. F., & Campbell, J. A. (1992). The abusive behavior inventory A measure of psychological and physical abuse. Journal of Interpersonal Violence, 7(3), 291-305.
  9. http://www.mayoclinic.org/healthy-lifestyle/stress-management/in-depth/assertive/art-20044644
  10. http://www.mayoclinic.org/healthy-lifestyle/stress-management/in-depth/assertive/art-20044644.
  11. Schweitzer, M. E., Hershey, J. C., & Bradlow, E. T. (2006). Promises and lies: Restoring violated trust. Organizational behavior and human decision processes, 101(1), 1-19.
  12. Schweitzer, M. E., Hershey, J. C., & Bradlow, E. T. (2006). Promises and lies: Restoring violated trust. Organizational behavior and human decision processes, 101(1), 1-19.

このwikiHow記事について

認定ソーシャルワーカー(修士)
この記事はTasha Rube, LMSWが共著しています。 ターシャ・ルーブはカンザス州カンザスシティー在住の認定ソーシャルワーカーです。カンザス州レブンワースのドワイト・D・アイゼンハワー退役軍人病院と提携し、活躍しています。2014年にミズーリ大学にて社会福祉学の修士号を取得。
カテゴリ: 人間関係
このページは 4,127 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告