水道管を繋ぐシールテープの巻き方が甘い、サーモスタット(自動温度調節システム)の誤作動、または水道管を守る保温材が十分でないなどの理由で、水道管の中の水が凍ってしまうことがあります。 さらに、凍った水が原因で水道管が破裂し、大きな破損に繋がることもあります。水道管にひびや亀裂がないか点検し、水の元栓を確認しておくと、万が一の時に家が水浸しにならずに済むでしょう。 運良く惨事を免れることができたら、水道管に熱すぎない熱を当てるか、保温材を巻いて、凍結した部分を溶かしましょう。

パート 1 の 4:
凍結した水道管の位置を特定する

  1. 1
    水道管の位置を絞り込みましょう。家中の全ての蛇口をひねり、ちゃんと水が出るかどうか確認しましょう。1つの蛇口からは普通に水が出ているのに、その隣の蛇口からは出てない場合は、その2つの蛇口の沿いの水道管のどこかに問題があるということになります。全ての蛇口をしばらくの間、少しだけ開けたままにしておきましょう。水の出る蛇口から少しだけ水を出しておくと、水道管のさらなる凍結防止になり、凍った部分を溶かす助けにもなるでしょう。凍った水道管に直結している蛇口も、水道管への圧力を減らすために開けておきましょう。[1]
    • 一戸建ての場合、たいてい家の表と裏の外壁にも立水栓と蛇口がついています。
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    可能性のある箇所を調べましょう。ほとんどの蛇口から水が出ない場合は、壁に穴を開ける前に、まずは場所の目星をつけて、目視可能で手が届く場所から調べていきましょう。おおまかな位置を特定することができなかった場合は、以下に挙げる箇所を調べましょう。[2]
    • 断熱処理がされていない軒下、屋根裏、地下周辺を通る水道管
    • 冷気が通る排気口や冷たいコンクリート付近の水道管
    • 屋外の水栓や蛇口
    • 屋外の水道管も凍ることがありますが、通常は水道管の中で水が溜まらないように設計されているものです。まずは上記の箇所を調べ、屋外の水道管は一番最後に調べましょう。
  3. 3
    ひびや水漏れ箇所があるか調べましょう。凍結の可能性がある周辺の水道管を注意深く点検しましょう。水が凍ると、圧力の関係で水道管にひびが入ることがあります。その場合、水道管に縦に亀裂が入るか、結合部分にひびが現れます。[3]
    • 壁に面している水道管など、手が届かず点検しにくい場所には、日用品店にあるような懐中電灯と大きめの口腔内ミラーを使って点検するとよいでしょう。
    • 水漏れ箇所が見つかったら、直ちに元栓を閉めましょう。水道業者に水道管を交換してもらうか、自分で修理できるようであれば修理しましょう。
  4. 4
    凍結している水道管を特定しましょう。水漏れやひびがないと仮定して、以下の方法で凍結した水道管の位置を特定しましょう。[4]
    • 手で水道管を触るか赤外線温度計を使って、他の水道管よりも温度が大幅に低い場所を探しましょう。
    • ドライバーの持ち手部分などで水道管をコンコンと叩いて、より身が詰まった「空洞を感じにくい」音がする部分があるか聞き比べてみましょう。
    • 凍結した水道管が手の届かない場所にあるとわかっている場合はパート3「壁の内側で凍結した水道管を溶かす」に進みましょう。
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パート 2 の 4:
水道管の凍結部位を溶かす

  1. 1
    蛇口を少しだけ開けておきましょう。凍結した水道管に繋がっている蛇口とその近くの蛇口をひねり、水がポタポタと滴り落ちるようにしておきます。流水は、水道管の中で停滞している水に比べて凍りにくい性質があります。凍結した水道管の中やその周りで水が流れることにより、1〜2時間のうちに氷が溶けてくるかもしれません。[5]
    • 水道管にひびや亀裂が見られる場合は、直ちに水の元栓と全ての蛇口を閉めましょう。
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    ヘアドライヤーまたはヒートガンを使いましょう。ヘアドライヤーを上下左右に動かしながら、凍った水道管の周りに温風を当てましょう。急な温度差や、熱の伝わりにムラがあると水道管が破裂する恐れがあるので、凍った部位に直接ヘアドライヤーを当てて温めるのではなく、常に動かし続けましょう。金属製の水道管であれば、より熱量のあるヒートガンを使って同じ要領で温めてもよいでしょう。[6]
    • 塩ビパイプ(PVC)は、60度の熱でも破損する場合があります。塩ビパイプには、ヘアドライヤーよりも強力なヒートガンを使用したり、直接熱を加えたりしてはいけません。[7]
    • 屋外の水道バルブの内側には、ファイバー製のワッシャー(座金)や熱に弱い素材が使われていることがあります。ゆっくりと時間をかけて慎重に温めましょう。
  3. 3
    凍結防止帯を使用しましょう。電気式の凍結防止帯をホームセンターで購入しましょう。凍った水道管の長さに合わせて発熱帯を一重に巻き、電源プラグをコンセントに差し込みます。通電すると発熱帯が温かくなる仕組みになっています。[8]
    • 発熱帯を水道管に巻く際には、発熱帯が重なり合わないようにしましょう。発熱帯は水道管の周りに一巻きするか、螺旋状に巻きます。
  4. 4
    外気温を上げましょう。小型のヒーター、裸の白熱電球または保温電球を凍結した水道管の近くに設置しましょう。その際、ヒーターや電球が直接水道管に触れないように気をつけましょう。 ブルーシートや毛布を張って、温めたい場所に熱がこもるように工夫しながら、ブルーシートなどに熱源が触れないように気をつけましょう。大きな部屋を温める時には、水道管を温める時と同様に安全に気を配りながら小型ヒーターなどを数台使用して外気温を上げましょう。
  5. 5
    凍結した水道管に通じている排水溝に塩を撒きましょう。塩は氷の融点を下げ、低い温度でも氷を溶かすことができます。大さじ1杯の塩を排水溝に撒き、塩が氷を溶かし始めるまでしばし待ちましょう。[9]
    • 塩を120mlの熱湯で溶かし、排水口に流す方法もありますが、この方法では急激な温度差を与えることで水道管が破裂する可能性があります。
  6. 6
    お湯で温めたタオルを水道管に巻きましょう。ゴム手袋をして、タオルを熱いお湯の中に浸しましょう。タオルを絞り、凍結した部分にしっかりと巻き付けます。水道管が解凍するまで、5〜10分ごとに新たにお湯に浸したタオルを水道管に巻きつけます。[10]
    • 濡れて冷たくなったタオルを水道管に巻いたまま放置してはいけません。
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パート 3 の 4:
壁の内側で凍結した水道管を溶かす

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    屋外の換気口に向かってファンヒーターを吹き付けます。屋外へと通じる換気口を見つけたら、ファンヒーターの温風を換気口に向かって吹き付けましょう。ダンボールやビニールシートを利用して、熱が逃げないように工夫しましょう。[11]
  2. 2
    暖房をつけましょう。家中の室温を24〜27度に設定し、2〜3時間待ちましょう。
    • クローゼットや戸棚の扉を開け放し、なるべく壁に近い場所で温風が循環するようにします。
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    壁に穴を開けましょう。水道管が破裂する前に対処するために、残念ながら壁に穴を開けなければならない場合も多いでしょう(壁の素材は住宅によって異なるので、事前に壁の素材を確認しましょう)。上述の通り凍った水道管を特定する方法に従って、場所の目星をつけましょう。折込鋸などの小さな鋸で壁に穴を開け、前の項で紹介した水道管を解凍する方法を試してみましょう。
    • 度々同じ場所が凍る場合は、壁をきれいに修復するよりも、その部分に小窓を取り付けておくと問題が再発した時に簡単に対処できるので便利です。
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パート 4 の 4:
水道管の凍結を防ぐ

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    水道管に保温材などを巻いて凍結を防止しましょう。気温が低い場所にある水道管に、スポンジ状の保温カバー、タオル、その他保温効果のある素材を巻いておきましょう。電源が近くにある場合は、電源を抜いた状態で凍結防止帯を水道管に巻いておいて、冬になって気温が下がってきたら電源を入れるというのもよいでしょう。
  2. 2
    水道管を風や冷気から守りましょう。軒下や外壁に穴がないか点検し、もし穴を見つけたら水道管が冷たい外気に晒されないように修理しておきましょう。風よけや蛇口カバーを使用して、屋外の蛇口やバルブを凍結から守りましょう。[12]
  3. 3
    水道管の周囲を暖めましょう。冬の間は、過去に凍結したことのある水道管の周りやその下に60ワットの白熱電球を設置し電気をつけておきましょう。軒下や目の届かない場所に設置する場合は、燃えるものが近くにないことを確認しましょう。[13]
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    滴る程度に少しだけ水を出しておきましょう。水道管の中に絶えず水が通っていると、水が氷る間がないので、凍結する可能性がかなり低くなります。気温が氷点下を下回るときには、蛇口を開けて水を少しだけ出したままにしておきましょう。
    • トイレの水タンクの中にある重りなどを調整して、満水時でも絶えず水が流れるように工夫するのもよいでしょう。
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ポイント

  • 数日以内に気温が上がる予報が出ているときには、新しい工具や労力を使って水道管を解凍しようとするよりは、生活用にボトルウォーターを購入して対応したほうが安くあがるでしょう。
  • 風は水道管の凍結に大きく影響します。水道管や元栓の周囲にすきま風が入り込まないように気をつけましょう。防風対策には防風シートなどを使用しましょう。その際、隙間ができないように注意します。

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注意事項

  • 水道管の位置が特定できている場合以外は、壁に穴を開けてはいけません。
  • 水道管を解凍する目的でトーチバーナーを使用してはいけません。水道管の損傷となるだけでなく、火災の原因になります。
  • 凍結した水道管にパイプ洗浄剤などの薬品を注ぐと、中でガスや熱が発生し水道管が破裂する恐れがあるので使用してはいけません。最終手段として少量のお湯を使用することも可能ですが、水道管を破損させる可能性があるため危険です。
  • 電気器具を使用する際には、濡れたり湿ったりしていない、乾燥した場所で作業するようにしましょう。
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必要なもの

  • 赤外線温度計
  • ヘアドライヤー
  • ヒートガン
  • タオルまたは雑巾
  • 凍結防止帯
  • 折込鋸
  • 小型ヒーター

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カテゴリ: 住宅メンテナンス
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