出かけない口実を作る

共著者 : Brett Baughman

友人と夜の街に出かける約束の日がようやく近づいてきたものの、一晩中街を歩き回るよりも、ベッドでゴロゴロして過ごしたい気分になってしまうときもあるでしょう。友人たちに、「自分は出かけられなくなった」という事実をどのように伝えればよいのでしょうか。変に誤解されたり、あなたが相手を嫌っていると勘違いされたりする状況は避けたいものです。そんなときには、相手を気遣いながら誘いを断るしかありません。この記事では、友人との予定をキャンセルするための19の口実を紹介します。このような言い訳を使えば、誰の心も傷つけることなく、自宅でゆっくりと過ごせるはずです。

知っておくべきポイント

出かける気分になれないことを正直に話し、友人のせいではない旨を伝えましょう。
今回は都合が悪いだけで、是非また後日一緒に出かけたいという気持ちを伝えるために、予定を延期してもらえるかどうか聞いてみましょう。
その他の詳細は濁しておきましょう。明らかな嘘をつくよりも、詳細はある程度省略して伝えるのが得策です。

1

「今日はちょっと気分が乗らなくて……」

正直な気持ちを伝えることが望ましい場合もあります。率直な気持ちを伝える際に、きつい印象を与えずにすむ方法があります。言い訳をする際は自分に焦点を当て、「○○ちゃんのせいじゃなくて、これは私の問題なの」という言い方をすることもできます。具体的に説明する必要はなく、単に「今日は無理なの、ごめんね」程度で十分でしょう。^{[1]
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出典文献}
- 「ごめんね、今日はどうしても気乗りしなくて……」などと伝えましょう。
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2

「ちょっと自分だけの時間が必要なの」

周りの人は、あなたが自分自身を大切にする必要があることを理解してくれているものです。様々な出来事が起きるこの世の中では、誰もが口実として「自分を大切にする時間」をよく使う傾向があり、あなたが「自分の時間」を口実に誘いを断ったとしても理解してもらえるはずです。ただ、あまり頻繁に同じ理由で断るのは控えましょう。^{[2]
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出典文献}
- 「最近いろいろあってね……ちょっと今回は遠慮するね」
- 「いろいろと忙しすぎて、ちょっとゆっくりする時間が必要なの」

3

「急用ができた」

漠然と急用があると言われると、問い詰めにくいものです。人は、不明確かつ具体性のない事柄に関して言及するのを躊躇する傾向があります。また、そのことを問い詰めたり追及したりする行為は、相手に対して失礼になります。上手く言い訳をするときと同じように、この場合も差し障りのない内容にしておくのが無難です。可能な限り詳細は控えておくのが得策ですが、後日その件について聞かれたときに、うまくごまかせるようにしておきましょう。^{[3]
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出典文献}
- 「急用ができちゃったの……」
- 「ごめん！ちょっと大変なことが起きて、行かなきゃいけないの」
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4

「今日は行けなくなった」

出かけられない旨をはっきりと伝えましょう。「今日は出かけられない」という事実に焦点を当てると、本当の理由から相手の意識をそらすことができます。さらに、堂々とした口調で伝えることで、それ以上は質問してほしくないという雰囲気が伝わるはずです。明らかな嘘をつくよりは、細かい情報は伏せておくのが得策です。^{[4]
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出典文献}
- 「ごめん、今日は行けないんだ。でもまた次回よろしくね」
- 「残念だけど、今日は行けなくなっちゃったの」

5

「ちょっとだけ電話で話せる？」

予定をキャンセルする旨を電話で伝える行為によって相手への気遣いが伝わるため、喜んでもらえるでしょう。相手との関係を大切にしているからこそ、直接会えなくても、断りの電話を入れる努力をしているのだという姿勢が伝わるはずです。電話をかける行為によって、相手と話したくないわけではなく、今回だけはどうしても都合が悪いのだという状況が明確に伝わるでしょう。^{[5]
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出典文献}
- 「あ、電話に出てくれてよかった！今日は行けなくなったってことを早めに伝えておこうと思って」
- 「（留守電につながったとき）あ、今は電話に出られないみたいだね。今夜は行けなくなっちゃったんだ。このメッセージを聞いたら電話してね、少し話したいな！」
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6

「しまった！別の予定が入ってた」

予定が重なってしまう失敗はよくあることで、理解してもらえるはずです。このような失敗は誰にでもあり、断りのメッセージや電話をした経験があるはずです。重要なのは、相手との約束よりも他の約束のほうが大事だというわけではなく、単に責任に関わる問題である旨を伝えることです。その約束が何であっても、どうしても対処しなければならない状況であることを伝えましょう。友人であれば、きっと理解してくれるはずです。^{[6]
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出典文献}
- 「もう一つの予定をスケジュールに入れておくのを忘れちゃってたんだけど、どうしても行かないといけないんだ。本当にごめん」
- 「もう一つの予定のこと、すっかり忘れてたの。実は○○ちゃん（相手）との約束よりも先に決まってて、行くって約束しちゃったの」

7

「急に家族が近くに来てるの」

家族が急に自宅を訪ねてきたという状況は、誰にでも起こりうることです。例えば、母親が様子を見に来た、何年も会っていない祖父が急な思いつきで訪ねてきた、弟が深刻な悩みを抱えていて相談に来たなど、様々な状況が考えられます。他の約束よりも家庭内の問題のほうが大事であることを、大抵の人は理解しているものです。^{[7]
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出典文献}
- 「急にお姉ちゃんが来て何か手伝ってほしいって言うから、よくわからないけど行かないといけないの。後で連絡するね」
- 「叔母さんが急に家に来て、しばらく居座りそうな気がするの……何とか抜け出したいんだけど、もし今日の約束守れなかったらごめん！」
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8

「職場の急な案件で、締め切りに間に合わせないといけないんだ」

仕事の都合ということをアピールすると、理解を得やすいでしょう。仕事を優先せざるをえない状況であれば（仕事を優先したい人はいませんが）、通常は理解してもらえるものです。例えば、仕事の締め切りが迫っている、今月の生活費のためにもう少し稼がなければならない、残業が入った、会社の懇親会に参加するように上司に指示されたなどの様々な理由があり、対応せざるをえない場合があるのです。^{[8]
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出典文献}当然ながら、実際に仕事をする気がないときは、上司に向けてこのような言い訳をするのは控えましょう。
- 「ごめん、今月はもう少し稼ぎたいから残業してるんだ。でも、もう少しで落ち着くはずだから」
- 「その日の夜は上司から待機命令が出てるから、今回のお出かけはパスさせてもらうね」

9

「頭が痛くて……」

偏頭痛などの見た目ではわかりにくい不調を訴えると、言い訳がしやすいでしょう。嘔吐など、明らかに調子が悪いように見えなくても、一般的な偏頭痛程度であれば怪しまれることもないはずです。一方で、その日の晩はインターネットやSNSなどの使用は控えましょう。具合が悪いにもかかわらず、Instagramの投稿をしていることに気づかれると、「スマートフォンをいじれるくらい元気なのになぜ出かけられないのだろう」と相手に疑われるかもしれません。^{[9]
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出典文献}友人、家族、同僚など、ほとんどの人に対して約束を断る際には、偏頭痛を言い訳にすると効果的です。
- 「偏頭痛がきそうな予感がするから今日はパスさせてもらうね」
- 「ちょっと横にならないと。今はあんまり動き回らないほうがいいみたい」
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10

「具合が悪くて、うつしちゃうかもしれない」

周りの人に病気をうつす恐れがあると伝えると、単に具合が悪い状態よりもさらに効果的な言い訳になる場合があります。激しく咳き込んでいる上に、くしゃみも止まらず、寝込んでいると伝えましょう（実際には好きなテレビ番組を見ながらデリバリーした食べ物を食べたり好きな飲み物を飲んだりしているわけですが）。これで、あなたが危険な状態であることが相手に伝わり、あなたも周りの人に病気をうつすのは避けられるはずです。残念ですが、今夜は自宅で過ごしたほうがよさそうです……！^{[10]
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出典文献}体調不良や病気は、ほぼ誰にでも通用する言い訳です（看護師の友人には使わないほうがよいでしょう）。
- 「かなり調子が悪くて、風邪か何かわからないけどうつしたくないから……」
- 「こんなに具合が悪い状態で外出するのは非常識だと思うの」

11

「彼氏（または彼女、母親、犬など）の具合が悪くて、看病しないといけない」

第三者のトラブルを口実にして友人からの誘いを断っても、支障はないでしょう。その出来事はその人のせいでも誰のせいでもなかったとしても、あなたが対処しなければならないということにしておくのです。その第三者の存在を友人があまりよく知らない場合には、なおさらその件に関しては追求できないはずです。^{[11]
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- 「彼氏が急に体調を崩しちゃって、家で1人にしておくのはどうかと思って……」
- 「うちの猫の様子が変で、すごく心配なの。今日はこのまま一緒に家にいたいの。大したことないといいんだけど……」
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12

「コロナにかかりたくないの」

病気に関する不安は、誰もが感じるものです。このご時世では、何かの病気に感染することへの不安は驚くほど一般的なもので、このような言い訳を口にしても、友人は特に驚かないはずです。一方で、注意しなければならないのは、翌日に外出して楽しんでいる姿を見られないようにすることです。また、今までにこのような不安を口にしたことがない場合には、あなたが最近健康を気遣うようになった事実を信じてもらうために、うまく説得する必要があります。このタイプの口実は、普段あまり会わない人や、あなたの普段の健康に対する意識をあまり知らない人に対して使うのが効果的です。
- 「最近はマスクをしてても、人混みに行くと心配になっちゃうのよね」
- 「今、病気になって仕事を休むわけにはいかないんだ」
- 「今まで自分は健康に関してすごく無関心だったけど、これからはもっと健康に気を遣おうと思うんだ」

13

「彼氏がサプライズデートを計画してくれたの。今日の約束は今度にしてもらえるかな？」

恋人との関係は、優先される場合があります。恋人が時間をかけて計画してくれたサプライズデートなどには、特別な日にしたいという気持ちが込められているため、友人との予定を断る口実としては適切かつ理解してもらいやすいでしょう。恋人がいない場合は、仲の良い友人や兄弟がサプライズで何か素敵な計画を立ててくれたと伝えてみましょう。^{[12]
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出典文献}この口実は、友人に対して使ってみましょう。一方で、その話が恋人の耳に入った場合には問いただされる可能性があるため、注意しましょう。
- 「彼氏がサプライズを前から準備してくれてたみたいなの。せっかくの好意を無駄にしたくないの……今日の予定は延期してもらえるかな？」
- 「彼女がこのチケットを何ヶ月も前から準備してくれてたみたいなんだ。無駄にするのは心苦しいな」
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14

「大家さんが急に家の点検に来ることになった」

楽しみにしている約束などは、諸事情によって後回しにされることが多いものです。例えば、大家さんが急に訪ねてくる状況も多々あるでしょう。しかも、大家さんはあなたの住まいを管理している人であるため、「また今度にしてください」というわけにはいきません。友人との予定をキャンセルする際に困ったときには、「大家さんの急な訪問」を言い訳として使うと便利でしょう。^{[13]
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- 「大家さんが、ウチの電気配線を確認したいって言ってるの。私がいない間に部屋に入られるのはちょっと嫌なんだ」

15

「車が故障したみたい」

誰にも迷惑をかけずに誘いを断るには、移動手段がないことを口実に使うとよいでしょう。例えば電車が運休している、または車が故障して歩くには少々遠すぎるなどの言い訳が考えられます。一方で、逆に相手から「じゃあ、車で迎えに行くよ！」と言われる可能性もあるため、注意が必要です。このような状況になると言い逃れができないため、相手から別の提案をされないような口実を考えておくことが重要です。^{[14]
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- 「30分待ってもバスが来ないの。まだ全然来そうにないよ」
- 「今日運転してくれるはずのルームメイトがどこにいるかわからなくて、今日は行けそうにないの」
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16

「サプライズ企画で推しのアーティストが近くに来ることになって、絶対に逃したくないの」

推しのアーティストが近くの街でコンサートを開催するなどの特別なイベントは、日常的な予定よりも優先されることがあります。今回の公演を逃した場合、そのアーティストがいつまたこの街に戻ってくるかは誰にもわかりません。このような体験は、一生に一度しかないかもしれないのです。このようなイベントに対して、友人と見に行く予定の映画は、きっと来週でも上映しているため、予定を調整してもらっても構わないはずです。^{[15]
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出典文献}口実として思いついたイベントに友人があまり興味がない場合のみ、この方法が有効です。友人がそのイベントに興味があれば、「一緒に行きたい」と言われる可能性があります。
- 「このバンドにどれほどハマってるか、知ってるよね。絶対に行かないと後悔する！」
- 「このアーティストを推してるんだけど、この街での展示会は今週だけなんだ。どうしても行きたいの。わかってもらえるかな？」

17

「子供の世話をしないといけない」

子供は常に最優先で、言い訳として使うには非常に便利です。「責任を持って子育てをする」親を非難する人はいないはずです。たとえそれが、実際はベビーシッターを雇って、自分はリビングのソファに横になってテレビを見るだけだったとしても、（詳細までは相手には伝えないため）非難されることはないでしょう。当然ながら、これは子供がいる人だけが使える口実です。^{[16]
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出典文献} この言い訳は、子供の世話が大変なときも多々あるという事実を理解している友人に対して使うとよいでしょう。
- 「ベビーシッターさんが帰っちゃったから、今夜は出かけられそうにないの」
- 「今日は子供たちと貴重な時間を過ごしたいの」
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18

「別の日にしてもらえる？」

相手を気遣いつつ、別の機会に出かける提案をしましょう。別の日程を提案することで、「本当は一緒に出かけたいけれど、今回だけは都合が悪い」という事情がわかってもらえるはずです。さらに、あなたのほうから新たな日程を提案すれば、本当に出かけたい気持ちが明確に伝わるでしょう。^{[17]
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出典文献}
- 「ちょっと今夜は無理そうなんだ。明日の夜なら大丈夫だけど、どう？」
- 「今はまだ気分が乗らないけど、また是非次の機会に！」

19

「代わりに○○しない？」

妥協点を見つけることで、お互いに納得できるはずです。例えば、大音量のライブ会場に行くのは気乗りしない、または薄暗い地下室に住んでいる友人宅に誘われるのは今週で既に3回目で、うんざりしていることもあるでしょう。代替案を提案することで状況が好転し、実際に外出する意欲がわいてくると同時に、友人を落胆させることもなくなります。または、代替案として自宅に友人を招くこともできますが、全てはあなた次第です。^{[18]
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出典文献}
- 「今日の映画はちょっと……。明日上映の映画だったら行きたいんだけど、どう？」
- 「私が○○ちゃんのうちに行く代わりに、○○ちゃんが私の家に来るっていうのはどう？」
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