包皮環状切除手術後のケア方法

共同執筆者 Laura Marusinec, MD

包皮環状切除術後、完全に治すためには適切な洗い方とケアが必要です。新生児の場合、おむつ替えの度に患部付近を清潔にして濡らさないようにし、傷口を優しく洗って自然乾燥させ、ワセリンを塗ってからガーゼで覆い、おむつは頻繁にかえます。成人の場合、手術の48時間後に患部をふやかしてから、包帯を取ります。包帯は1~2日おきに交換し、シャワーをする際も注意して、患部を乾いた状態に保ちます。痛みや排尿困難などの症状に注意するとともに、赤み、腫れ、出血、黄色い分泌物などの感染の兆候にも気をつけましょう。

パート 1 の 3:
新生児の包皮環状切除術後のケア

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    おむつ替えの度に、患部付近をきれいにする 毎回、尿や排泄物が患部付近についていないかを確認します。刺激の少ない赤ちゃん用の石鹸と水で濡らした柔らかい布で優しく患部の汚れを取り、清潔な湿らせた布で軽くふきます。術後最低7~10日間は、赤ちゃん用おしりふきの使用は控えましょう。おしりふきは肌触りが悪いため、痛みの原因にもなります。[1]
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    自然乾燥させる きれいにした後は、自然乾燥させます。傷口が治る過程でタオルを使うと、患部を刺激することがあります。スポンジバス(湯船に入れず体をふく方法)ですませる場合は、患部を避け、それ以外の部位だけタオルでふきましょう。[2]
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    おむつを頻繁に確認して交換する 感染や刺激から守るため、頻繁におむつを確認します。新生児は20分おきにおしっこをすると言われているため、2~3時間毎におむつを確認します。また、赤ちゃんが泣いたり、何となく様子がおかしい場合は、おしっこかうんちが出ていないか確認しましょう。[3]排泄後、長くそのままにしておくと、感染の原因になることがあります。[4]
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    スポンジバスをする 最初の7~10日間は患部が治りかけているため、水につけないようにします。赤ちゃん用石鹸と水を使いスポンジバスをします。頭、顔、体は別で洗って乾かし、その間、赤ちゃんが冷えないよう各部位に布などをかけましょう。[5]
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    傷口にガーゼをあてる 傷口が治るまでは、おむつが直接患部に触れないようにガーゼなどをあてましょう。方法は主治医の指示に従いますが、 通常は洗って自然乾燥させた後、患部にワセリンを塗ってどこにも貼りつかないようにします。主治医によっては、おむつをつける前に小さいガーゼで患部を覆うことを勧める場合もあります。[6]
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パート 2 の 3:
成人の包皮環状切除術後のケア

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    術後の48時間は、入浴およびシャワーを控える 成人の包皮環状切除術後の48時間は、入浴、シャワーを避け、患部が濡れないようにします。包帯で巻かれた患部を避けて、濡れタオルなどで体を清潔にしましょう。包皮環状切除術後の患部は、通常48時間後には乾燥し、濡れても差支えなくなります。 [7]
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    術後の包帯をとる 術後に医師が巻いた包帯やガーゼは、48時間以降に浅い湯船に浸してから外します。湯船か洗面器に、ぬるま湯と治りを早めるための塩(エプソムソルトもしくは食卓塩)を入れます。包帯をとる時に傷口がガーゼにはりつくのを防ぐため、包帯を十分お湯につけましょう。 [8]
    • お湯に長くつけすぎないようにします。乾いた血液とガーゼの繊維が患部からはがれる程度だけ濡らしてからカーゼをとり、清潔なガーゼで軽く押さえて水分を取りましょう。
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    頻繁に清潔な包帯に替える 包帯は24~48時間ごと、もしくは濡れてしまった場合に替えましょう。尿が数滴ついた程度なら構いませんが、包帯がぐっしょりと濡れた場合は交換します。包帯が貼りつかないように、ペニスの陰核亀頭と棒状部に少量のワセリンを塗りましょう。[9]
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    入浴は2週間待つ 術後から48時間以降はシャワーをしても問題ありませんが、傷口は完治するまで湯船に浸けないほうがよいでしょう(術後の包帯を取る時は例外です)。湯船につかると傷口に細菌が入り、感染症の原因となります。年齢、生活スタイル、病歴にもよりますが、回復には通常2~3週間かかります。[10]
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    シャワーをする時は気をつける 回復期間中は、手で傷口を覆って、傷口に直接シャワーの水がかからないようにします。 手で覆うことで水圧を弱めながら患部を洗うことができます。[11]
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パート 3 の 3:
傷口を観察する

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    赤み、腫れ、熱に気をつける 回復期間の7~10日間ほどは、傷口に赤みと腫れが見られても問題ありません。術後の5~10日で、患部の赤みや腫れがさらに悪化した場合、もしくは熱をもって痛みがある場合は、感染症の恐れがあるので医師に相談しましょう。[12] 赤ちゃんの直腸温(肛門で測定)が38℃を超える場合、すぐに小児科医に連絡して診てもらう必要があります。
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    出血に注意する 術後の数日間は、出血に注意します。この時期の数滴の出血(10円硬貨大より少ない場合)は問題ありませんが、これより大粒の出血や、出血が止まらない場合はすぐに医師や小児科医に相談しましょう。[13]
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    黄色や緑色の分泌物に注意する 回復中に、少量のかさぶたや黄色い分泌物が出ることは問題ありませんが、1週間以上続く場合は別の疾病が潜んでいることがあります。また、緑色の分泌物が増えたり、臭う場合は感染症の疑いがあるため、患部を入念に確認します。術後の7日間で、いずれかの症状がある場合は、小児科医に相談しましょう。[14]
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    傷口がただれていないか確認する 患部が治る過程での小さいかさぶたは問題ありませんが、患部付近がただれている場合はすぐに医師に相談しましょう。硬くて液体がたまった腫れものがある場合、感染症の疑いがあります。[15]
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    排尿の記録をつける 新生児でも成人でも、包皮環状切除術後の排尿困難は感染症や合併症の兆候であり、重視するべきです。新生児の術後、6~8時間排尿がない場合は、すぐに小児科医に相談しましょう。成人の術後、排尿時に痛みがある場合や排尿困難な場合は、速やかに医師に相談しましょう。[16]
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このwikiHow記事について

学会認定小児科医
この記事はLaura Marusinec, MDが共著しています。 マルシネック医師はウィスコンシン小児科病院の小児科医で、病院内の臨床実務評議会に参加しています。1995年にウィスコンシン医科大学医学部にて医学博士号を取得後、1998年に同大学病院小児科にて臨床研修を修了。全米医療ライター協会と小児緊急治療学会の会員です。
カテゴリ: 健康 | 子供
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