台風に備える方法

4 パート:台風の季節に備える台風の接近に備える台風上陸時に、安全を確保する台風後の安全を確保する

台風は、激しい嵐のことを指し、破滅的な被害を引き起こすことがあります。台風の直撃を食い止めることはできませんが、入念な準備や計画をしておくことで、台風が来ても安全に過ごすことができます。台風が多発する地域に住んでいる人も、台風の到来が時折ある程度の地域に住んでいる人も、この記事で、台風中や台風後に自分自身と家族の安全を守るための予防措置を学びましょう。

パート 1
台風の季節に備える

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    住んでいる地域について知る 自宅のある場所が、避難が必要な地域であるかどうかを知りましょう。通常、水辺に近い地域は、台風中に避難対象になることが多いでしょう。自分が住んでいる地域が該当するかを把握することで、暴風雨警報が発令された時に、必要に応じて避難の準備をしておくことができます。[1]
    • 自宅の近くに、避難所があるかどうかを把握しましょう。自宅から避難する必要がある際に、どこに行ったら良いのかを地図上に記載します。
    • 自宅近くの地形にも、注意を払いましょう。丘のふもとに自宅がある場合、水が自宅の方向に流れて来ます。これは、自宅が浸水しやすいことを意味し、台風が近づいている場合は、特別な予防措置を取る必要があります。例えば、土嚢を自宅の周りに積んでおくと、浸水のリスクを抑えることができます。
    • 自宅近くの高地を探し、自宅が浸水した場合に逃げられる場所を把握しましょう。
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    食料と水を蓄える 台風が到来した場合、数日間、食料の入手が困難になることがあります。また、自宅周辺地域が停電した場合、近隣のスーパーマーケットは営業することができないでしょう。日本首相官邸のホームページでは、家庭での備蓄の例として、飲料水(1人1日3リットルが目安)や非常食は3日分を準備することが望ましいとしています。[2]
    • 缶詰のような傷みにくい食料を準備しておくと、停電した場合でも腐りません。台風の季節に入ったら、こうした傷みにくい食品を準備しておくと、最低でも翌年まで取り替える必要がないので便利でしょう。
    • 大規模災害発生時には、1週間分の備蓄が望ましいとされています。[3]
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    その他の必需品を用意する 日本気象庁では、食料や水の他にも以下のものなどを自宅に備えておくことを推奨しています。[4]
    • 応急手当箱や、服用中の処方薬などの医療用品
    • 停電時にも使える、電池式ラジオ
    • 懐中電灯
    • 衣類
    • 携帯ボンベ式コンロ
    • 貴重品
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    車に非常用セットを積んでおく 自宅から避難するように命じられたり、突然の洪水で自宅から離れなければならない場合もあります。そういった場合に備えて、非常用品を車にも積んでおく必要があるでしょう。日本自動車連盟(JAF)のホームページでは、以下のような非常用品を車に積んでおくことを薦めています。[5]
    • 傷みにくい食品と水
    • 防寒具
    • 携帯トイレ
    • 常備薬
    • 毛布
    • 予備のめがね
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    緊急時の対策を立てる 台風に備え、行動計画を立てることが自分自身や家族全員にとってとても大切です。定期的に行動計画を見直すと、家族全員がこの計画に精通することができるでしょう。子供がいる家庭は、年に数回、予行演習を行うと、子供にとって素早く荷物をまとめたり車に乗ったりする練習になります。行動計画には、以下の点も盛り込みましょう。[6]
    • どの時点で自宅を出るのかを決めましょう。地域に避難指示が出ていないからといって、自宅を出なくていいというわけではありません。台風の影響で、海岸から遠く離れた家屋を浸水させるほどの津波が発生する場合があります。
    • 自宅を出なければいけなくなった場合、滞在できる場所のリストを作りましょう。
    • 避難する際の、家族同士の連絡方法を決めましょう。
    • ペットを飼っている場合、避難しなければいけなくなったら、ペットをどうするかを決めましょう。
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    発電機を設置する 台風による強風で、簡単に停電することがあります。できれば、停電時に備えて発電機を設置しておくと、食料を新鮮に保ち、電気や電話を使うこともできます。[7]
    • ガソリンを使用するタイプの発電機の場合、必ず予備のガソリンを用意しておきましょう。
    • 停電時に自動で発電する機能のある発電機ではない場合、必ず台風の最中でも簡単に使用できる場所に設置しましょう。
    • 発電機は、絶対に屋内に設置してはいけません。発電機は、一酸化炭素を発生させるガソリンを使用するタイプがほとんどです。こうしたタイプの発電機を室内で使用すると、一酸化炭素中毒になります。
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    自宅の写真を撮り、安全で濡れない場所に保管する 台風で自宅が損傷したら、損失を補うために保険会社に保険金請求をする必要があります。台風前の自宅の状態を写真に完全におさめておくと、請求がスムーズに運ぶでしょう。
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    自宅周りの木や低木を刈り整える 伸びすぎた木や低木は風を受ける面積が大きいので、台風が到来すると、根こそぎにされたり倒れたりして、自宅に損害を与えることがあります。刈り整えておくと、耐風性が高まり根こそぎにされる可能性を抑えることができます。[8]
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    必要な保険に加入する 住宅保険とは、住宅にかける火災保険と地震保険のことを指します。加入している保険内容を確認し、台風による損害が適応されるかどうかを把握しましょう。適応外である場合、台風による損害を適応できる商品を保険会社に問い合わせましょう。台風は、甚大な被害を及ぼす天災です。適切な補償内容がなければ、かなりの金銭的損失を被ることになるでしょう。[9]

パート 2
台風の接近に備える

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    最新情報を入手する 台風が予想以上に悪化した場合、突然の避難指示が出されることがあります。テレビを見る、ラジオを聞く、気象庁のホームページを見るなどして、台風の最新情報を入手しましょう。[10]
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    自宅の外の固定されていないものを片付ける 平均風速20m/s程度の風では、おおよその瞬間風速が30m/sを超える可能性があります。[11]これは屋外に置いた固定の不十分なものが飛散する強さです。吊り下げている植物や家具、バーベキューコンロなど、飛ばされてしまいそうなものは片付けましょう。風で飛ばされて自宅にぶつかり損害を与えるだけではなく、車や歩行者にぶつかって人に怪我をさせることもあります。台風の前に屋内に移動させ、こうした被害を防ぎましょう。
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    現金を下ろす 自宅周辺の地域が停電になった場合、ATMは機能せず、銀行も営業しないので、台風が来る際は現金を手元に置いておきましょう。口座から現金を下ろせなくなる状況に備え、最低でも数日間しのぐのに十分な現金を下ろしておきましょう。
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    窓に板を打ち付ける 比較的中程度の台風でも、強風で物が飛び窓を突き破ることがあります。自宅への被害があるだけでなく、ガラスが飛ぶと自分自身や家族の怪我にもつながりかねません。気象庁では、飛散防止フィルムなどをガラスに貼ったり、飛来物の飛び込みに備えてカーテンやブラインドを下ろしておくことも推奨しています。[12]窓に板を打ち付ける際は、ベニヤ板を窓の上に釘で打ち付けましょう。
    • 台風多発地帯に住んでいる場合は、窓にシャッターを取り付けると良いでしょう。台風が接近したら、シャッターを下ろすだけで簡単に窓を守ることができます。
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    車のガソリンを満タンにしておく 台風の最中や、台風が過ぎ去った後に、自宅から避難する必要があるかもしれません。突然の避難に備え、車のガソリンは満タンにしておきましょう。[13]
    • 車のタンク以外にも、非常用のタンクを数個用意し、ガソリンを満タンにしておくのも良いでしょう。自宅周辺の地域が停電になったり、ガソリンスタンドが被害を受けた場合、台風後の数日間はガソリンを購入することはできないでしょう。こういった状況を乗り切るために、ガソリンは必ず余分に準備しましょう。
    • 台風多発地帯に住んでいる場合、予期せぬ台風上陸のため、台風の季節には常にタンクの二分の一以上のガソリンを入れておきましょう。
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    全ての重要書類を、安全で水に濡れない場所に保管する 洪水に備え、健康保険証や運転免許証のコピー、各種保険証書などの重要書類を安全な場所に保管しましょう。防水ケースに保管すると、自宅が浸水した場合でも損害がないでしょう。
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    防災用品を確認する 台風が近づいたら、防災用品を再度確認しましょう。日本首相官邸のホームページに記載されている、自宅での備蓄例や非常用持ち出しバッグのリストの内容が全て備わっているか、更に非常食の賞味期限が切れていないかを確認しましょう。台風が上陸したら店が閉まる可能性があるので、必要な物がある場合はなるべく早く買いに行きましょう。[14]
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    避難指示があったら、避難する 自治体から、自宅のある地域への避難指示が出された場合は、それに従いましょう。避難指示は、台風の大きさの予測を元に発令されます。自宅に残ることを選ぶと、自分自身や家族を危険にさらすだけではなく、状況が悪化した場合、助けに来る救助隊までをも危険な状態にさらすことになるでしょう。日本内閣府による避難勧告等に関するガイドラインを読み、避難に備えましょう。

パート 3
台風上陸時に、安全を確保する

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    自治体の全ての指示に従う テレビやラジオを常につけておき、最新情報を入手しましょう。台風の進路に合わせ、自治体が新しい指示をするかもしれません。停電したら、電池式のラジオを使いましょう。[15]
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    浴槽とバケツに水を溜める 台風が上陸中は、断水になることもありえます。困難な事態を避けるために、浴槽と大きめのバケツいくつかに水を溜めましょう。断水の際にも、トイレの水を流したり体を洗ったりすることができます。[16]
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    冷蔵庫と冷凍庫を最低温度に設定する 停電すると、冷蔵庫や冷凍庫の食品は傷んでしまいます。設定温度を最も低くしておくことで、停電時でも庫内の食品をなるべく長く冷たく保つことができます。冷気を内部に閉じ込めるため、冷蔵庫・冷凍庫のドアの開け閉めは最小限に抑えましょう。
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    プロパンタンクの栓を閉める プロパンタンクを自宅に設置している場合、台風時は栓を閉めましょう。台風の影響でガスが止まり、ガス爆発や火災につながる可能性があります。[17]
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    窓やガラス製のドアから離れる 強風で物が窓を突き破り、怪我の原因になることがあります。窓に板を打ち付けるなどの処置をしていない場合、窓からは離れましょう。台風中に医師の診察を受けることは難しいかもしれないので、怪我を避けることを最優先に考えましょう。[18]
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    自治体から台風通過の通知が来るまで、屋内にいる 台風の中、最も安全な対処法は、屋内にとどまり、台風が過ぎ去るのを待つことです。自宅でも避難所でも、重大な緊急事態が発生しない限り、台風上陸中は屋内にいましょう。最新のニュースを入手し、屋外に出る前には台風が過ぎ去ったことを確認しましょう。[19]
    • 一時的な静けさに注意しましょう。一時的に天候が落ち着いたら、それは台風の目の中にいることを指します。台風の目の中は、風が落ち着き、雨が止むこともあるでしょう。しかし、騙されてはいけません。台風は何の前触れもなく再開するので、屋外に出ると雨風にさらされる可能性があります。地域の自治体が台風が去ったことを確認してから、自宅や避難所から離れましょう。

パート 4
台風後の安全を確保する

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    自宅への被害を記録する 自宅が被害にあった場合、保険請求のために、すぐに記録しましょう。保険請求の準備として、被害にあった箇所の写真を撮ります。[20]
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    自治体から安全確認があるまで、水道水を飲まない 高潮の影響で、水がバクテリアやごみで汚染されることがあるので、自治体が水質検査をして水質の安全性を確認する必要があります。確認がとれるまでは、自宅に備えておいた水を飲みましょう。[21]
  3. 3
    自宅や近隣の被害を報告する 切れて垂れ下がった電線やガス漏れは、台風後によく見られます。被害を目撃したり、ガスの臭いがした場合は、すぐに自治体に連絡して、復旧作業を要請しましょう。[22]
    • 自宅でガスの臭いがしたら、すぐに消防署(119)に連絡しましょう。
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    外出時には注意を払う 台風が過ぎ去ったからといって、外出しても安全だとは限りません。洪水、破損した木、電線など、注意が必要なものがあるかもしれません。清掃作業が完了するまで、屋内にいるのが良いでしょう。何か必要なものがある場合のみ、外出しましょう。[23]
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    自治体からの安全確認後、自宅へ戻る 避難した場合、台風が過ぎたからといってすぐに自宅に戻ってはいけません。自宅周辺が甚大な被害にあっている可能性があり得ます。その際は、自治体職員によるガス漏れ、むき出しになった電線、洪水の有無などの調査を待つ必要があります。調査修了後、帰宅許可が下りるでしょう。[24]

ポイント

  • 自宅が浸水する恐れがある場合は、主幹ブレーカーを落とし、電気を遮断しましょう。
  • 懐中電灯、予備の乾電池と共に電池式のラジオまたはテレビを持って避難しましょう。
  • 屋内にとどまり、窓、天窓、ガラス製のドアから離れましょう。
  • 電話は、緊急事態にのみ使用しましょう。命に危険が及ぶ場合にのみ、救急サービスに電話しましょう。

注意事項

  • どんな状況でも、落ちたりぶらさがったりしている電線に触れてはいけません。電線が浸かっている水溜り、または水溜りの近くにある電線からは離れましょう。また、電線と接触している木やその他の物にも触れてはいけません。
  • 人が探しに来られるように、台風後は同じ場所にとどまりましょう。

記事の情報

カテゴリ: 住まいと暮らし・ガーデニング

他言語版:

English: Be Safe During a Hurricane, Русский: безопасно пережить ураган, العربية: الحفاظ على سلامتك أثناء الأعاصير, Deutsch: Bei einem Hurrikan in Sicherheit, Français: rester en sécurité pendant un ouragan, Tiếng Việt: An toàn trong cơn bão, Português: Se Proteger Durante um Furacão, Bahasa Indonesia: Menjaga Keselamatan Selama Angin Puting Beliung, Italiano: Restare al Sicuro Durante un Uragano, Español: mantenerte seguro durante un huracán, Nederlands: Veilig blijven tijdens een orkaan

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