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「喘鳴」とは呼吸時にヒューヒューと高音の笛のような音がすることです。喘鳴をとめるには気道の詰まりを取り除き、呼吸時に空気が肺へ流れやすくする必要があります。喘鳴の原因によっては医療機関での治療が必要になります。

パート 1 の 4:
空気を浄化する

  1. 1
    生活空間の空気をきれいな状態に保ちます。呼吸する空気から刺激物を取り除くと、外部要因による喘鳴や関連した症状を抑えることができるので、自宅および職場で空気を清浄にすることが大切です。[1]
    • 家庭や職場で、定期的に塵払いや掃除をしましょう。ペットを飼っている場合は、1日おきにフケや抜け毛を適切に掃除する必要があります。
    • 冷暖房装置のフィルター掃除や交換をしましょう。低アレルギー性のフィルターを使用すると、呼吸系への刺激物を多く取り除くことができます。
    • 普段過ごす部屋、寝室、仕事場などで小型の空気清浄機を使用します。
    • 喫煙を控えるだけでなく、喫煙者と同席しないようにしましょう。空気汚染の酷い工業地帯などへ行かないようにします。
  2. 2
    寒い季節はマフラーをつけましょう。冷たい空気で肺や気道が収縮し喘鳴が悪化します。吐息が白く見えるほど寒い日は、外出前にマフラーで鼻と口を覆いましょう。
    • マフラーをすると、吸った空気が気道に入る前に温まります。また、冬の寒い時期に流行する空気中のウィルスなどをブロックするフィルターの働きもします。
  3. 3
    アレルゲンや刺激物を避けましょう。食物や環境アレルゲンで喘鳴が出たり、痰をつくる食物で喘鳴が悪化することがあります。できるだけアレルゲンや刺激物を避けましょう。
    • 痰をつくる食物は、乳製品、バナナ、砂糖などです。
    • アレルギーテストを受けると、自分のアレルゲンを知ることができます。
    • 市販の抗ヒスタミン剤を服用して、避けようのない季節性のアレルゲンに対処します。症状が重篤な場合は、治療に処方薬が必要になることもあります。
  4. 4
    蒸気を吸いましょう。シャワーを浴びたり、室内でスチーム吸入器を使用して蒸気を吸います。気道の緊張が和らぎ、詰まった痰が水分で薄くなります。[2]
    • 別の方法としては、1リットルの水にペパーミントオイルを8~10滴たらし、沸かします。沸騰したら、閉めきった小さな部屋に持っていき蒸気を吸いましょう。やけどの恐れがあるので、蒸気が顔に直接触れないように気を付けます。
  5. 5
    強烈なにおいを避けます。肺が健康な状態であれば、強いにおいが必ずしも悪影響を及ぼすわけではありませんが、調子が悪い時は気道に負担をかけます。気道の負荷が大きくなると、喘鳴の原因になったり悪化する恐れがあります。
    • 塗料や化学洗浄剤など化学薬品のにおいは刺激性の高いものですが、ほかにも香水や香りの強い石鹸やシャンプーも避けたほうが無難です。
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パート 2 の 4:
食生活を見直す

  1. 1
    バランスの取れた食事を心がけます。下記のような健康でバランスの取れた食生活を心がけ、体調を整えて機能の向上を図りましょう。機能の向上とは肺を強くするという意味で、喘鳴を軽減する効果があります。[3]
    • 気管支喘息や不安障害が原因の喘鳴には、食生活の見直しが大切です。適切な栄養を摂って、体にたまったストレスだけでなく肺や気道のストレスも緩和しましょう。
  2. 2
    水分を摂ります。喘鳴が出たら普段より多めに水分を摂りましょう。一日の水分摂取量をグラス8杯(1杯250ml)ではなく、10~12杯摂るようにします。
    • 水を飲んで、喘鳴の原因である気道に詰まった痰を薄めます。
    • ハーブティーや柑橘系のフルーツジュースなども効果がありますが、水分不足を促す飲み物(アルコールやカフェイン)や痰を増やす飲み物(乳製品など)は避けましょう。
  3. 3
    温かいものを飲みましょう。温かい飲み物は、水分を補給すると同時に詰まった気道をなだめ、喘鳴をとめることもあります。
    • 中でもハーブティーが適しています。ジンジャーティー、カモミールティー、甘草茶などを飲みましょう。大さじ1杯のはちみつをハーブティーに入れると、傷ついた気道をなだめると同時に消毒する効果があります。
    • 温かいスープを飲みましょう。特に、吸い物やブイヨンスープなどが適しています。クリームタイプのスープには乳製品が含まれているので、痰が濃くなったり増える恐れがあります。
    • 適度に飲むとコーヒーも効果があります。カフェインには気道を広げる効果があるため、呼吸が楽になり喘鳴がとまることもあります。ただし、カフェインは脱水を促すので、1日に3杯(1杯を250ml)以上は飲まないように、またコーヒーを飲んだ分水を多く摂り、脱水を補いましょう。
  4. 4
    フィッシュオイルサプリメントを摂取します。オメガ3脂肪酸が肺を強化するという研究結果があります。摂取しても直ちに喘鳴をとめることはできませんが、長く続けると効果が出るでしょう。
    • フィッシュオイルサプリメントを摂取するとオメガ3脂肪酸を効果的に摂ることができますが、鮭、鯖、鰯などの魚を食生活に取り入れ、オメガ3脂肪酸の摂取量を自然に増やす方法もあります。
  5. 5
    辛い物を食べます。副鼻腔の詰まりによる頭重感の際に辛い物を食べると効果があるように、辛い食べ物は詰まりを早く軽減します。同様に、赤唐辛子を含む食べ物は喘鳴の緩和に効果があります。
    • 赤唐辛子は体内の液体を活発化するので、体液が循環し痰を薄めます。痰が薄まると呼吸が楽になります。
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パート 3 の 4:
肺を強くする

  1. 1
    落ち着きましょう。喘鳴のような呼吸器の異常があると体が自然に緊張し、その結果肺や気道がさらに狭窄することがあります。気持ちを落ち着かせて体の力を抜くと、緊張が緩和し呼吸が楽になるでしょう。
    • 肺に負荷をかけずにリラックスできることをしましょう。例えば、瞑想、お祈り、心が癒される音楽を聴くこと、入浴などが適しています。喫煙や飲酒は、たとえ一時的に気持ちが落ち着くとしても、体には負担となり喘鳴を悪化させるので控えましょう。
  2. 2
    鼻詰まりを解消します。鼻から呼吸をすると、環境アレルゲンの多くを取り除くことができ、喘鳴や関連した呼吸器の症状を和らげます。ただし、鼻から呼吸をする前に鼻の詰まりを解消する必要があります。
    • できるだけ呼吸を鎮め、まず鼻から少し息を吸って吐きます。鼻から呼吸できない場合は、口の一角で呼吸します。
    • 指で鼻をつまみ、口を閉じ息を止めます。苦しくなるまで、息を止めたまま頭をうなずくようにゆっくりと上下する運動を繰り返します。
    • 口は閉じたまま鼻をつまんだ指を離して息を吸います。そっと鼻で呼吸しましょう。息を吸って、吐いて、できるだけ素早く呼吸を鎮めます。
    • 鼻詰まりが解消しなければ、2分後に繰り返し行います。
  3. 3
    胸と背中を温めます。喘鳴は胸部の神経と筋肉の緊張に関連しているので、この部位を温めると緊張が和らぎ呼吸系の症状を軽減できます。
    • 胸、背中、肩、首に10分くらい温かいタオルをあてましょう。症状が続く間は、30分おきに繰り返します。
  4. 4
    ゆっくり呼吸する練習をしましょう。過呼吸により喘鳴が出たり悪化することがあります。このような経験があれば、ゆっくり呼吸する練習をすると過呼吸から肺を守り喘鳴を軽減できます。[4]
    • 数分間、呼吸に集中します。この間は、1回の呼吸(吸って吐く)に13~16秒かけましょう。口で呼吸をすると早くなりがちなので鼻で呼吸します。
  5. 5
    正式な呼吸法を練習します。正しい呼吸法は肺活量を高め、肺を強くします。喘鳴を直ちにとめるわけではありませんが、続けると肺全体の健康が増進し喘鳴が減るでしょう。
    • ヨガ教室やマインドフルネス瞑想クラスに参加します。どちらも正しい呼吸法の指導があり、肺を強化する様々なエクササイズを学べます。
    • 歌唱教室でも肺活量を強化する指導をすることもあるので、ヨガに興味がなければ、代わりに歌唱クラスに参加する方法もあります。
  6. 6
    運動して肺を強化します。一般的に、有酸素運動は体全体の健康を増進し、続けることで肺活量を高めます。
    • 日常生活に緩やかな運動を取り入れることから始めましょう。たとえば、毎日30分歩くことから始めます。数週間後、歩く代わりにジョギングにします。その数週間後にはジョギングをランニングに変えましょう。
    • 初めからきつい運動をするより、徐々に負荷を増やすほうが実現しやすいでしょう。激しい運動に肺が対応できない場合は、深刻な喘鳴が出る恐れがあります。
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パート 4 の 4:
医療機関で治療を受ける

  1. 1
    喘鳴の原因を診断してもらいます。喘鳴は病気の症状の一つです。喘鳴が数日続く場合は医師の診察を受け、喘鳴が出る原因を診断してもらいましょう。[5]
    • 症状と喘鳴が出るきっかけを尋ねられるでしょう。聴診器で肺の音を聞き、肺の検査を受けたことがなければ、呼吸テストを受けることもあります。そのほかに、血液検査、胸部レントゲンが必要になることもあります。
    • 喘鳴を起こす可能性のある病気は、気管支喘息、アレルギー、気管支炎、その他呼吸器系の感染症、不安障害などです。
  2. 2
    原因を治療します。喘鳴の治療はその原因によって様々です。医師により喘鳴の原因の診断がついたら、相談して最良の治療法を決定します。
    • 気管支喘息による喘鳴の治療には、「緊急用」気管支拡張薬吸入器、吸入ステロイド薬、長時間作用性気管支拡張薬と吸入ステロイド薬を両方含む吸入器、喘息コントロール薬などを服用します。
    • アレルギーによる喘鳴は、アレルゲンを避けることで予防できます。非鎮静型ヒスタミン剤を処方されることもあります。
    • 気管支炎による喘鳴の治療に気管支拡張薬吸入器が処方されることがありますが、細菌感染が広がると、抗生物質を処方されることもあります。
    • 不安障害から出る喘鳴の治療には、不安障害を治療する必要があります。治療には、薬のほかカウンセリングなどを受けることがあります。
  3. 3
    救急治療が必要な状態を知りましょう。喘鳴で呼吸困難になったら緊急治療が必要です。重篤な脱力感、めまい、高熱がある場合も救急治療を受けましょう。
    • 救急治療では、エピネフリンの静脈注射で気道を拡張することがあります。また、酸素投与、ステロイド、ネブライザーによる治療、人工呼吸器が使用されることもあります。
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カテゴリ: 全般的健康
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