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毒性の薬物を誤飲してしまった時にすぐに嘔吐すると、最低でもある程度の毒物を体内から排出できるかもしれません。もし誤って毒物を口にしてしまった場合は、嘔吐する前に中毒事故管理センター(大阪:072-727-2499 つくば:029-852-9999)に電話で相談をしましょう。誤飲した毒物の種類がはっきりしない時は、中毒事故管理センターに連絡するまで嘔吐を誘発してはいけません。当事者が無呼吸、無気力、興奮状態や痙攣の症状を起こしているときは、すぐに救急センター、または地元の緊急サービスに連絡してください。最近の研究によると、嘔吐だけでは体から毒を十分に排出することができず、中毒の緊急処置の際に嘔吐誘発剤は有害になる場合もあるそうです。
ステップ
方法 1 の 5:
咽頭反射での強制誘発
方法 1 の 5:
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1口を開ける 窒息を防ぐために、うつ伏せの姿勢を保ってください。
- この方法では自分自身で嘔吐を誘発することも可能です。ただし、自分で行なう場合にはかなりの気力が必要です。
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2口の中に人差し指と中指を入れます。指を舌の上に置き、指先で舌を喉の後ろ側へ向けて動かします。
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3喉の奥に触れて指先で下方向に押します。これで嘔吐ができなかったら、喉の奥を指先でくすぐります。[1]
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4嘔吐の用意をしましょう。嘔吐が必要な当事者が震えて吐き気を催したら、なるべく離れるようにして、当事者をトイレ、用意した容器、その他の都合の良い場所に誘導しましょう。ただし、毒物などを吐くために迅速な行動が必要な時は、カーペットが汚れることなど気にしないように。
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5手を洗います。吐瀉物がかかってしまったら、手をぬるま湯と石鹸でしっかり洗いましょう。広告
方法 2 の 5:
未証明の民間療法:マスタード液嘔吐
方法 2 の 5:
方法 3 の 5:
未証明の民間療法:生理食塩水嘔吐
方法 3 の 5:
方法 4 の 5:
未証明の民間療法:スライム嘔吐
方法 4 の 5:
方法 5 の 5:
他の人が嘔吐している場面を見る(もらいゲロ)
方法 5 の 5:
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1誰かに嘔吐してもらうように頼みましょう。他人が吐いているのを見ると、吐き気を催します。科学的にこれはシンパシー・ボミティング(共感嘔吐)といいます。[4] シンパシー・ボミティングは見ている人の体調に関係なく起きます。
- 最も安全で効果的な方法は咽頭反射を用いたものです。
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2誰かが嘔吐するのを待ちます。相手が吐いたらそれをしっかりと観察し、その匂いを嗅ぐようにします。吐き気を催したらそれに抵抗せずに、自分も嘔吐します。
- この方法は、他の安全な方法を試して専門家にも相談した上ですべてが上手く行かなかった時の最終手段にしましょう。
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ポイント
- 誤飲した薬物がわかっている場合は、その容器を救急隊員に渡しましょう。救急隊員に正しい情報を伝えることにより、誤飲した当事者は最適な治療を受けられるようになります。
- 嘔吐しても全てが吐き出されたわけではないので、当事者が嘔吐した後の状態を見守りましょう。うまく吐くことができた場合でも早急な治療が必要となります。
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注意事項
- 嘔吐を誘発することは危険です。個人の健康状態によっては特に危険な場合があります。次のような場合は嘔吐を誘発はさせてはいけません。
- 洗剤や酸性/アルカリ性の薬品の誤飲 嘔吐時に喉と口に化学薬品による火傷を起こす恐れがあります。
- 石油系物質の誤飲 嘔吐時に石油系物質が発するガスを吸引すると、肺炎になる恐れがあります。
- 混乱して意識が朦朧としている
- 指示に従えない幼児が誤飲した時
- 疑わしい場合やどうすればよいのか分からない時は直ちに中毒情報センターか救急センターに連絡しましょう。
- 吐根シロップは何十年にも渡り毒物誤飲の際の嘔吐誘発剤として使用されてきました。吐根シロップ自体が自分ではどうしようもないほどの吐き気を催す毒なのです。ところが最近ではその効果が疑問視され、逆に抗毒素や他の治療の効果を妨げるという説もあります。[5] 現在、吐根シロップは生産されておらず、使用も推奨されていません。また、深刻なアレルギー反応を起こす人がいることも知られています。[6] 家に吐根シロップがあっても、中毒情報センターの許可がない限りは使わないでください。さらに妊娠中や心臓病、消化器官系の異常、クローン病、感染症を患っている人は絶対に使わないでください。[7]
- 体重を減らすために定期的に嘔吐している、もしくは過食後に嘔吐して食べた物を体から出しているのなら、あなたは過食症 です。長期の嘔吐癖は脱水症状、歯のエナメルへのダメージ、食道の永久的な損傷などを引き起こします。もし自分に過食症 のような摂食障害があると思うのでしたら、直ちにカウンセラーや医師などに相談する必要があります。
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出典
- ↑ http://www.neuroanatomy.wisc.edu/virtualbrain/BrainStem/09NA.html
- ↑ http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/14677797
- ↑ http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2255221
- ↑ http://goaskalice.columbia.edu/why-do-i-gag-when-someone-vomiting
- ↑ http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9482425
- ↑ MayoClinic.com - Ipecac Syrup (Oral Route)
- ↑ http://www.webmd.com/vitamins-supplements/ingredientmono-157-IPECAC.aspx?activeIngredientId=157&activeIngredientName=IPECAC
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