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中毒情報センターの相談員のような医療専門家の指示を受けた場合を除き、独断で嘔吐を誘発してはいけません。中毒を起こした人に無呼吸や無気力、興奮、けいれんなどの症状が見られた場合は直ちに救急車を呼びましょう。[1] このような症状がなければ、日本中毒情報センターが運営する中毒110番(大阪:072-727-2499、つくば:029-852-9999)に連絡して適切な指示を仰ぎます。減量のためなど、医学的に緊急性がない理由で嘔吐を誘発するのはやめましょう。

方法 1 の 3:
中毒の治療を受ける

  1. 1
    直ちに中毒110番に連絡しましょう。自宅で嘔吐を誘発する必要はありません。自分や傍にいる人に中毒を起こした可能性があれば、中毒110番(大阪:072-727-2499、つくば:029-852-9999)に連絡しましょう。この番号に電話をかけると中毒110番の専門スタッフにつながり、無料でアドバイスを受けられるうえ秘密は守られます。[2]
    • 中毒110番では、実際に起こっている中毒事故に関する相談を年中無休で24時間受け付けています。
    • 日本国外では、その国の毒物管理センターの電話番号を探して直ちに連絡しましょう。たとえば、アメリカで中毒事故が起こった場合は、アメリカ毒物管理センター(1-800-222-1222)に連絡します。
    • 薬や特定の食品の過剰摂取、および化学物質が原因で中毒が起こる可能性があります。自分や周りの人が中毒を起こしている可能性があれば、ためらわずに中毒110番に電話しましょう。
  2. 2
    中毒110番の指示に正確に従いましょう。中毒110番に連絡すると、摂取物の種類や症状などを聞かれます。救急外来で治療を受けるように指示されたら、直ちに病院へ行きましょう。[3]
    • 繰り返しになりますが、指示された場合を除いて嘔吐を誘発するのはやめましょう。
  3. 3
    中毒の原因となった可能性がある物質を持参します。中毒の原因物質に心当たりがあれば、それ(薬の瓶など)を持って病院へ行きましょう。中毒の原因物質は医療関係者にとって貴重な情報であり、原因物資がはっきりすると適切な治療を受けることができます。[4]
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方法 2 の 3:
危険な方法を避ける

  1. 1
    医療専門家に指示された場合を除き、催吐薬を服用するのはやめましょう。医療専門家が最後の手段として服用を指示したのでなければ、市販の催吐薬や嘔吐を誘発する薬を服用するのはやめましょう。たとえば、トコンシロップは嘔吐を誘発するために一般的に使われてきましたが、このような薬は中毒治療の妨げになる可能性があることが明らかになっています。そのため、市販のトコンシロップはすでに製造が中止されています。[5]
  2. 2
    塩水を飲むのはやめましょう。嘔吐を誘発する民間療法として昔から塩水が使われていましたが、中毒を起こした人が塩水を飲むと危険な場合があります。これは、塩水を飲むと有毒物質が消化器官に押し流され、体に吸収されるスピードが速くなる恐れがあるためです。[6]
    • さらに、大量の塩水を飲むと深刻な健康被害につながる恐れがあり、場合によっては命にかかわる可能性もあります。
  3. 3
    その他の民間療法にも注意が必要です。嘔吐を誘発する民間療法として、マスタードや生卵を飲み込む方法や食品を大量に食べる方法などがありますが、これらの民間療法の効果や安全性は証明されていません。たとえば、嘔吐を誘発するために大量の食品を食べると、かえって有毒物質の吸収が速くなる恐れがあります。[7]
  4. 4
    嘔吐を誘発するために、潜在的な危険性がある物質を摂取しないように気を付けましょう。活性炭やアトロピン、ビペリデン、ジフェンヒドラミン、ドキシラミン、スコポラミン、硫酸銅、ブラッドルート、過酸化水素など、嘔吐を誘発する可能性がある物質は多くありますが、嘔吐を誘発するためにこれらを摂取するのはやめましょう。[8]
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方法 3 の 3:
嘔吐後の対処

  1. 1
    吐いた後は口をすすぎます。嘔吐した後は口の中に嫌な味が残るので、温水で必要なだけ口をすすぎ、すっきりさせましょう。[9]
  2. 2
    歯を磨くのはやめましょう。吐いてすぐ歯を磨くと歯のエナメル質がダメージを受ける可能性があります。これは、吐いた時に腐食性の胃酸が逆流して口に残っている可能性があるためです。[10]
  3. 3
    嘔吐後の対処についても中毒110番の指示に従いましょう。中毒110番に指示されたことをすべて行います。水を飲むように指示されるかもしれませんが、しばらく飲食を控えるように指示される場合もあります。病院に行くように指示されたら、胃の中の中毒物質をすべて吐き出したと思っても病院へ行きましょう。[11]
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ポイント

  • 食物アレルギーを起こした場合、中毒110番に連絡すると嘔吐を誘発するように指示されるかもしれません。
  • 鎮痛剤、抗生物質、抗うつ剤、抗ヒスタミン剤、アヘン剤などの薬を過剰摂取した場合も、嘔吐を誘発するように指示される可能性があります。
  • 有毒植物やメタノール、不凍液、一部の農薬、水銀を摂取した場合にも、医療専門家は嘔吐を誘発するように指示する可能性があります。
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注意事項

  • 体重を減らすために定期的に嘔吐を誘発している場合や、むちゃ食い(過食)してから食べた物を吐き出している場合は、神経性過食症という摂食障害に陥っている可能性があります。長期にわたる嘔吐は脱水症や歯のエナメル質の損傷、食道の永久的な損傷を引き起こす恐れがあります。神経性過食症のような摂食障害の疑いがあれば、直ちに内科や精神科、心療内科で治療を受けましょう。
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このwikiHow記事について

Daniel Wozniczka, MD, MPH
共著者 ::
内科医
この記事の共著者 : Daniel Wozniczka, MD, MPH. ウォーズニスカ医師はシカゴ在住の内科医です。サブサハラアフリカ(サハラ以南のアフリカ)、東ヨーロッパ、そして東南アジアなど、世界中の国々の医療に携わってきました。2014年にヤギェウォ大学にて医学博士課程を修了しています。また、イリノイ大学シカゴ校で公共衛生修士および経営修士の学位も取得しています。 この記事は128,724回アクセスされました。
カテゴリ: 健康
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