吐き気や嘔吐の原因は、疾患、妊娠、乗り物酔い、食中毒など多岐にわたります。多くの場合、嘔吐の症状は簡単な自己療法ですぐに治まりますが、24時間以上持続する嘔吐は、懸念すべき疾患の可能性があります。嘔気や嘔吐を1~2日以上認めたら、早急に医療機関を受診しましょう。そうでなければ、飲食を調整し、体の回復を促進することで、嘔吐後の症状がすぐに改善できるでしょう。

方法 1 の 3:
嘔吐直後の吐き気を抑える

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    頭を高くし足を伸ばして座る 吐き気が悪化するため、嘔吐後は動き回らないようにしましょう。体を起こし、頭を足より30センチほど高くして座り、安静にしましょう。嘔吐後の回復に最適な姿勢になります。[1]
    • 横になって休まないようにしましょう。吐き気を再発させる恐れがあります。
    • 少なくとも1時間あるいは吐き気が治まるまで、この姿勢で安静にしましょう。
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    首の後ろを冷やす 清潔なタオルを冷たい流水で濡らします。タオルをシンクの上で絞り、半分に畳みます。タオルを首の後ろに当てて、5~10分ほど冷やします。嘔吐後の不快感を緩和させるほか、嘔吐で上昇した体温を鎮める効果もあります。[2]
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    吐き気が治まるまで刺激の強いにおいは避ける タバコの煙、強い香水、香辛料などのにおいは、吐き気を有する場合、嘔吐を誘発させる原因となります。嘔吐後少なくとも24時間以内は、強いにおいのするものは、なるべく避けましょう。[3]
    • 温かい料理は、冷たい料理に比べ、においが強く感じられます。食品のにおいが吐き気を増強させるため、温かい料理も控えた方がいいでしょう。
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    胃を刺激する内服薬の服用は控える アスピリン(アセチルサリチル酸)、イブプロフェン、ナプロキセンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や血圧剤などは、胃を刺激する作用を有します。ただし、嘔吐が出現する前から、服用していた他疾患の治療薬を中断する際は、医師に相談が必要です。[4]
    • 抗菌薬も吐き気を引き起こす副作用を有します。ただし、抗菌薬は医師の指示がない限り、服用を中断することは厳禁です。
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    吐き気が消えない場合は、外に出て新鮮な空気を吸う 軽く散歩をして、外の空気に触れましょう。吐き気や嘔吐を緩和させるのに効果的です。ただし、体調がすぐれないときは、無理しない程度に歩きましょう。[5]
    • 気分が悪く散歩に行くことが難しければ、窓を開けて窓際に座り、外からの新鮮な空気を吸うといいでしょう。
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    アロマセラピーで吐き気を軽減する アロマセラピーは、精油の芳香を用いた療法であり、アロマディフューザーに精油を数滴垂らしたり、アロマキャンドルを焚いて芳香を吸入します。以下の精油には、吐き気を緩和する働きがあるとされています。[6]
    • ショウガ
    • ペパーミント
    • ラベンダー
    • フェンネルシード
    • レモン
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    深呼吸法を行い、吐き気を鎮静する ゆっくり深呼吸することで、副交感神経系を活性化させ、悪心や消化不良を緩和する効果があると示されています。楽な姿勢で座り、目を閉じて、鼻から5秒間深く息を吸います。次に、ゆっくりと7秒かけて鼻から息を吐きだします。吐き気が落ち着くまで、繰り返し行いましょう。[7]
    • 息を吸うとき、肺を一杯にさせると、最大限の効果が得られます。
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方法 2 の 3:
嘔吐後に食べる、飲む

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    15分間は飲食せずに、胃を休ませる 嘔吐すると胃の括約筋に負担がかかります。大量に嘔吐した場合、その負担は増強します。胃を休ませてから食事をすることで、食事を嘔吐するリスクが低減できるでしょう。[8]
    • 嘔吐後の不快な味を取り除くために、口をゆすぐことは問題ありません。ただし、嘔吐後の15分間は、水を飲みこまないよう気をつけましょう。
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    水を少量ずつ飲む、あるいは、氷を舐めて脱水症を防ぐ 15分経過しても、嘔吐がない場合は、水を5~10分おきに少しずつ摂取して、体内に水分を補給します。嘔吐は多量の水分を排出させるため、水分摂取が可能になったらすぐに、水分補給を始めることが重要です。[9]
    • 水分補給後に嘔吐の症状が出た場合は、水分摂取を中断して、15~20分安静にしてから、補給を再開しましょう。
    • 水以外にも、薄茶、スポーツドリンク、非炭酸の透明清涼飲料水など、胃を刺激しない水分であれば、摂取可能です。
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    新鮮なショウガを食べる、あるいは、ショウガ湯を飲む ショウガには鎮吐作用があるため、嘔気や嘔吐を抑える効果があります。新鮮なショウガがあれば、約1~1.5センチの厚さに切って、そのまま噛んだり、ショウガ湯を作るのに使用しましょう。ショウガの皮を包丁で剥き、ショウガを口の中に入れて噛みます。ショウガ湯の場合は、コップにショウガを入れて熱湯を注ぎます。10分ほど抽出させてからゆっくり飲みましょう。[10]
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    嘔吐後8時間したら、淡白で、柔らかい、でんぷん質の多い食品を摂取する 水分補給を8時間行い嘔吐しなければ、食事を摂取しましょう。まずは、消化吸収に優れたでんぷん質の食品を軽く食べます。バナナ、白米、アップルソース、トースト(BRAT食事法)などが適しているでしょう。[11]
    • BRAT(B:バナナ、R:米、A:アップルソース、T:トースト)食事法は、消化不良に対して推奨される食事療法です。
    • お茶やヨーグルトも嘔吐後の胃に優しい飲食物です。
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    2~3時間毎に少量の食事を摂取しながら、ゆっくりと通常の食事に戻していく 6~8時間おきにしっかり食事を摂るよりも、複数回に少量ずつ分けた方が胃への負担が軽減されます。また、嘔吐後24時間以内は、常温もしくは冷たい料理に制限して、胃の刺激を最小限に抑えましょう。[12]
    • マッシュポテト(熱くないものに限る)、白米、クリームスープ(低脂肪牛乳)、プレッツェル、低脂肪プディングなどを少量ずつ摂取しましょう。
    • 揚げ物、脂肪分の多い食品、酸味や甘味の強い食品(から揚げやグレーズドドーナツなど)は胃を刺激させるため、24~48時間嘔吐が生じないことを確認するまでは、摂取を控えましょう。
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    カフェイン、タバコ、アルコールは胃の調子が回復するまで控える カフェイン含有飲料、アルコール飲料、タバコは胃の刺激物であり、嘔吐を再び誘発する可能性があります。嘔吐後24~48時間は摂取や使用を控えることが安全でしょう。[13]
    • 乳糖不耐症や乳製品に対する過敏症を有する場合、嘔吐後24時間経過するまで、乳製品の摂取はやめましょう。
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方法 3 の 3:
吐き気から体を回復させる

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    嘔吐後1~2日間は安静にする 体は嘔吐からの回復のほか、嘔吐の根本原因の治癒が必要であるため、休養が大事になります。嘔気の症状が出ているときに、無理して動き回ると、嘔吐を再発させる恐れがあります。吐き気が完全に消えるまで、安静でいるようにしましょう。[14]
    • 身の回りの世話をしてくれる家族や友達がいれば、吐き気が治るまでお願いしてみましょう。
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    頻発する嘔気や嘔吐を抑えるために、薬の服用を検討する 自己療法で吐き気の抑制を行っても嘔吐の症状が頻発する際は、治療薬の服用が必要かもしれません。医師に相談して、制嘔吐剤を処方してもらい、再発性の嘔気や嘔吐の抑制を図りましょう。[15]
    • 一般的に、ピレチア、ゾフランなどが制嘔吐剤として処方されます。
    • 市販の胃腸薬は、胃不調の改善に有効ですが、ウィルス性胃腸炎による嘔吐の場合は、効果がありません。
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    嘔吐が続いたり、悪化する場合は、医療機関を受診する 通常、嘔吐や嘔気は安静にしていれば24時間以内に消失しますが、ときに重篤疾患の徴候な場合もあります。1日以上続く嘔吐、嘔吐物に血液の混入、強い腹痛などの症状を認めたら、医療機関を受診しましょう。[16]
    • 嘔吐はなくても、吐き気が2日以上続く場合も、医師に相談する必要があります。
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ポイント

  • 嘔吐物の後味が口内に残るときは、飴をしばらく舐めてみましょう。胃の気持ち悪さは治らなくとも、嘔吐物の不快な味は取り除けるでしょう。

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注意事項

  • 嘔吐物に血液が混入したり、強い頭痛や腹痛、昏睡、錯乱、38度以上の高熱、息切れなどを伴う嘔吐を呈したら、直ちに医療機関を受診しましょう。重篤な疾患を示唆する症状かもしれません。
  • 6歳未満の幼児が数時間嘔吐を繰り返したり、6歳以上の小児に1日以上嘔吐の症状が続く場合は、医師の診察を受けましょう。
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このwikiHow記事について

Luba Lee, FNP-BC, MS
共著者
治験審査委員
この記事の共著者 Luba Lee, FNP-BC, MS. ルーバ・リーはテネシー州に住む家庭医療を専門とするナース・プラクティショナー(一定レベルの診断や治療を行うことが許可されている上級看護師)です。2006年にテネシー大学にて 看護学修士号を取得しています。
カテゴリ: 全般的健康
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