噛んだ舌を治す方法

共同執筆者 Cristian Macau, DDS

この記事には:直ちに行える応急処置傷口をゆすいで洗浄・治癒する痛みを和らげ治癒する予防策をとる22 出典

うっかり自分の舌を噛んで痛い思いをするというのは、誰でも経験するものです。舌を噛まないようにはできないかもしれませんが、噛んでしまった舌を治す方法はいくつか存在します。

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直ちに行える応急処置

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    手を洗う 口の中を触る前に手を洗いましょう。ぬるま湯とせっけんで1分間ほど洗いましょう。できない場合は手の除菌用ローションを使用しましょう。手についた細菌が舌の傷口に入って、感染症を起こすのを防ぐのが目的です。[1]
    • 耐性を持ったウイルスでも、傷口から入って感染症を引き起こすことがあります。
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    圧迫する 舌には多くの血管が集中しているため、ほとんどの場合噛んだ瞬間から出血します。噛んだ場所を圧迫すると、血液の流れが遅くなり血餅ができます。噛んだら直ちに圧迫止血することが大切です。[2]
    • 噛んだ場所が舌の先端だった場合は、舌を口蓋に押し当てて5秒ほど圧迫し続けます。舌を頬の内側に押し当てても良いでしょう。
    • 傷口に手が届くところにある場合は、氷を患部に当てましょう。痛みがそれほど強くなければ、硬口蓋と舌の間に氷を挟んでも良いでしょう。氷が解けるまで患部に当てたり離したりしましょう。患部に清潔な布や医療用ガーゼを当てて圧迫しても良いでしょう。[3]
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    傷口を確認する 口を大きく開けて鏡で舌を見てみましょう。血が止まっていて傷が浅いようなら、家庭で治療を続けて構いません。血が止まらなかったり、出血量が増えてくる、もしくは傷口が深いようなら歯科医に連絡して縫合が必要かを確認しましょう。
    • 大量に出血している場合は、緊急な処置が必要です。救急車を呼びましょう。
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    他に傷がないか確認する スポーツ中のケガや落下事故で舌を噛む事がよくあります。他に歯の欠損やぐらつき、歯が折れて歯茎から出血がないか等を確認しましょう。顎を上下に動かしてみて、痛みがないかも確認しましょう。どれか一つでも当てはまる場合は医者や歯科医に連絡しましょう。[4]
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    氷嚢を当てる ケガをした直後から舌は腫れてきます。そうなると、再び舌を噛みやすくなるため、清潔な布で覆った氷等の冷たいものを患部に当てましょう。感覚がなくなるまで氷嚢を当て続けます。これを数日間に渡り、数回行いましょう。[5]
    • 子供が舌を切った場合、冷凍フルーツで患部を痺れさせると良いでしょう。[6]
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    鎮痛剤を服用する アドビル等の耐用性のある抗炎症剤を選んで、直ちに推奨用量を服用しましょう。薬で腫れが引き、ケガの直後から起こる痛みの発症を抑えることができます。[7]
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    マウスウォッシュでうがいする マウスウォッシュが近くにあるなら、素早く口をゆすぎましょう。患部を洗浄し、炎症を抑える効果があります。特に食べているときに舌を噛んだ場合は、とても重要です。マウスウォッシュを吐き出して、血が出ているようならもう一度繰り返しゆすぎましょう。[8]

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傷口をゆすいで洗浄・治癒する

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    塩水でゆすぐ ぬるま湯250mlに塩を小さじ1杯入れてスプーンで混ぜます。これでクチュクチュと15~20秒口をゆすいで吐き出しましょう。傷が治るまで、1日最高3回これを繰り返しましょう。食事の後にはとても効果的です。[9]
    • 塩で口の中の悪い細菌を殺し、患部を洗浄、そして炎症を抑える効果があります。また、傷口の回復を早める効果も期待できます。
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    過酸化水素でうがいする グラスに過酸化水素(3%)と水を1:1の割合で入れて混ぜ、クチュクチュと15~20秒口をゆすいで吐き出しましょう。飲み込まないように気を付けましょう。1日に4回までこの工程を繰り返しても良いでしょう。[10]
    • 過酸化水素は強力な消毒剤で、傷口のバクテリアの活動を抑制する働きがあります。また、傷の残屑を取り除く洗浄剤としての働きもあり、その上、細胞に一定量の酸素を運んで、止血を助ける働きもあります。
    • 綿棒を使用して、ジェル状のものを傷口に直接塗布しても良いでしょう。
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    制酸剤や抗ヒスタミン剤でゆすぐ アレルギー薬のベナドリル等のジフェンヒドラミンとマグネシア乳等の制酸剤を1:1の割合で混ぜます。クチュクチュと1分ほど口をゆすいで吐き出しましょう。1日に1、2回ゆすぎましょう。
    • 制酸剤により口の中の酸レベルをコントロールすることで回復を早め、抗ヒスタミン剤で炎症を抑えます。これらの薬を組み合わせると「ミラクルマウスウォッシュ」とも呼ばれるものになるのです。[11]
    • この液で口をゆすぐのに抵抗があるなら、すこし濃いめにペースト状になるように作って、塗布しても良いでしょう。
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    昔からあるマウスウォッシュを使用する ベンジダミン塩酸塩、クロルヘキシジングルコン酸塩0.12%、もしくは一般的なマウスウォッシュでも構いません。推奨用量を口に含み、15~30秒クチュクチュとゆすいで、吐き出しましょう。食べ物を口にした後に、この工程を繰り返しましょう。食べ物のカスを洗い流して傷口をきれいに保ち、炎症を防いで回復を促す効果があります。[12]

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痛みを和らげ治癒する

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    氷嚢や保冷剤を使用し続ける ビニール袋に角氷を数個入れて、痛みが鎮静するまで舌に当て続けてましょう。ビニール袋をおしぼりで包むと当たりが柔らかくなるでしょう。棒付きアイスキャンディーや冷たい飲み物をすすって痛みを和らげても良いですが、酸性の飲み物は避けましょう。
    • 再び開いた傷口からの出血を止めて、回復までの痛みを軽減します。
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    アロエを使用する ドラッグストアでアロエジェルを購入するか、アロエの葉をカットして内側の果肉を絞り取り、最高1日に3回傷口に塗りましょう。口をゆすいだ後と夜寝る前にアロエを塗ると、より効果的です。[13]
    • アロエは天然の植物由来の治療薬で血行を改善することて知られています。また、ある種の有害な細菌を殺す働きもあります。ジェルを直接飲み込まないように気を付けましょう。[14]
    • ジェルを滅菌ガーゼに乗せて傷口に当てても良いでしょう。こうすると、唾液でジェルが薄まらないため、効果がより持続します。
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    マウスジェルを使用する 近くの薬局で局部麻酔ジェルや殺菌ジェルを購入しましょう。例えば、コンクールマウスジェルは小さなチューブに入っていて使いやすいジェルです。少量を綿棒に絞り出して、傷口に塗りましょう。傷が治るまで1日に2~4回塗布しましょう。
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    ペースト状のオーラルケアを使用する マウスジェルと同様の効果があります。ペーストを少量綿棒に絞り出して傷口に塗りましょう。傷が治るまで、1日に最高4回塗布します。ペーストを指で直接塗っても良いでしょう。
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    重曹を使用する 重曹小さじ1杯と水を混ぜて滑らかなペーストを作り、綿棒を浸けて噛んだ箇所に塗布しましょう。重曹が酸の生成と細菌の増殖を抑えます。また、腫れや炎症による痛みを抑える効果もあります。[15]
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    ハチミツを使用する 小さじでハチミツをすくって舐めるか、傷口に垂らしましょう。これを1日に2回行います。ハチミツが口の中をコーティングして、有害な細菌が蓄積するのを防ぎます。ハチミツにターメリックを加えるとより効果的です。ターメリックには細菌と戦う抗菌作用があり、ミツバチプロポリスと組み合わさることにより、回復を促します。[16]
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    マグネシア乳を傷口に塗布する 綿棒をマグネシア乳のボトルに浸けて、傷口に塗布します。1日に3、4回塗りましょう。口をゆすいだ後に塗布すると、より効果的です。マグネシア乳は活性制酸剤で、口の中を善玉菌に良い環境にする働きがあります。[17]

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予防策をとる

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    歯医者に行く 最低でも年に2回は歯医者で定期検診を受けましょう。舌を噛んで治療が必要になった場合、頻繁に予約を取らなくてはいけません。先のとがった歯がある人や、虫歯がたくさんあって折れやすく、先がとがった形で折れるような歯がある人は、口の中を切るリスクが高いため、歯科医に相談しましょう。[18]
    • 例えば、歯並びが悪いと、何度も舌を噛んでしまう可能性があります。歯科医もしくは歯科矯正医に予防策を提案してもらいましょう。
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    義歯のフィット感をチェックする 義歯が歯茎にぴったりとフィットして、過度に動かないようにしましょう。また、義歯には尖った部分がないようにしましょう。舌を噛んでケガをするようなら、義歯が正しく装着できているか歯科医に診てもらいましょう。[19]
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    歯列矯正器具からの刺激を避ける 歯列矯正器具を装着している場合、口に正しくフィットして大きくずれたりしないようにしましょう。予想されるズレの範囲を歯科矯正医に聞いて、正しく矯正し、舌を噛まないようにしましょう。また、矯正器具のブラケットに尖った部分がある場合は、ワックスを塗布して舌を切らないようにしましょう。
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    保護具を使用する 口の中を切ることがあるようなスポーツをするときは、マウスガードやヘルメットを装着しましょう。こういったギアは衝撃時に顎を安定させ、舌を噛んだりその他のケガを防ぎます。[20]
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    安全にてんかんの対処をする てんかんの発作を持っている場合、周りの人にしっかりと指示しましょう。発作が起きているときに口にものをいれると、舌を噛む可能性があり危険です。助けを呼んで、到着するまでは体を横向きにしましょう。

ポイント

  • 1週間経っても痛みが治まらない、回復が見られない、傷口から嫌なにおいがする、または熱がでた場合は、直ちに医師や歯科医師に連絡しましょう。[21]
  • 口の中の衛生状態をきれいに保ちましょう。1日に3回柔らかい毛の歯ブラシで歯を磨きましょう。傷口周辺を刺激しないように気を付けましょう。

注意事項

  • 食べ物はゆっくり噛んで、たばこやお酒(喫煙や噛む嗜好品のキンマ等)は控えましょう。刺激を与えて、回復が遅くなります。
  • 熱い/辛い食べ物や酸性の飲み物等は、噛んだ傷口に刺激や不快感与えることがあるため避けましょう。[22]

出典

  1. http://www.cdc.gov/healthywater/hygiene/hand/handwashing.html
  2. http://www.webmd.com/first-aid/how-to-stop-bleeding-from-a-skin-wound
  3. https://healdove.com/oral-health/Bitten-Tongue-Lip
  4. http://www.drgreene.com/kat-bit-her-tongue/
  5. http://www.hopkinsmedicine.org/healthlibrary/conditions/orthopaedic_disorders/ice_packs_vs_warm_compresses_for_pain_85,P00918/
  6. http://www.parenting.com/article/mom-rx-treating-a-mouth-wound
  7. https://healdove.com/oral-health/Bitten-Tongue-Lip
  8. http://www.ada.org/en/science-research/ada-seal-of-acceptance/product-category-information/mouthrinses
  9. http://www.webmd.com/oral-health/tc/mouth-and-dental-injuries-home-treatment#1
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記事の情報

この記事はCristian Macau, DDSが共著しています。 マカウ医師は2015年にキャロル・ダヴィラ大学医学部から口腔外科博士号を授与されています。現在はロンドンの歯科医院、「Favero Dental Clinic」にて口腔外科医および歯周病専門医を務めています。また同医院で審美歯科の施術も行っています。

カテゴリ: 救急処置・緊急医療

他言語版:

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