固着したボルトを外す方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム

ボルトが固く締まっていたら、大抵の場合はレンチでナットを回すと外すことができます。しかし、サビなどが原因で固着している場合は、他の方法をとる必要があります。ボルトやナットの六角形の角が潰れていなければ、ガストーチで熱して緩めましょう。ボルトが激しく固着している場合は、切断する必要があるかもしれません。大型金物店またはホームセンターで、必要な道具を揃えましょう。

方法 1 の 4:
レンチまたはプライヤーでボルトを緩める

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    ボルトの頭の下とナットの周りに、浸透潤滑剤を吹きかける WD-40などの潤滑剤をボルトの頭の下とナットの内側に浸透させると、ボルトのネジ部分が滑りやすくなります。こうするとボルトが緩むため、特にサビて固着しているボルトに効果があります。20分ほどおいて潤滑油を浸透させましょう。[1]
    • 潤滑油は金物店やホームセンターで販売されています。大型のスーパーマーケットで購入できる場合もあります。
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    金属のパイプをメガネレンチの柄に被せる 最低60cmの長さの金属パイプを使いましょう。レンチの柄の長さを60cm以上にすることで、固着したネジを回す際にさらに力をかけることができます。[2]
    • 金属パイプは大型の金物店またはホームセンターで販売されています。内側の直径が2cm以上のパイプを購入しましょう。
    • 適切なサイズの金属パイプを見つけるには、金物店にメガネレンチを持って行くとよいでしょう。
    • レンチに金属パイプを被せて力を加えると、レンチが破損したり、折れたりすることがあるため注意が必要です。
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    延長したレンチを使い、固着したボルトを緩める ボルトの頭にメガネレンチをかけ、レンチに被せたパイプの先端を持ちます。もう一方の手で大きめのプライヤーを持ちナットを押さえましょう。パイプの先端を勢いよく押してボルトを緩めましょう。潤滑油によってボルトの抵抗が弱まっていれば、ボルトは緩んで回るはずです。[3]
    • レンチとプライヤーを同時に持つのが難しい場合は、友人や家族にプライヤーを持ってもらいましょう。
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    ボルトやナットが潰れている場合は、バイスグリップ(ロッキング)プライヤーを使う ボルトの六角形の角が潰れて丸くなっていたら、メガネレンチはすべってボルトから外れてしまいます。バイスグリップの口部分にはギザギザの歯が刻まれいて、六角形の側面をしっかりと挟むことができます。[4]
    • 他の種類のレンチと同様に、金属のパイプをバイスグリップの柄に被せることもできます。
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方法 2 の 4:
ボルトを熱して緩める

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    頑固なボルトはガストーチで熱する 延長レンチを使ってもボルトが緩まない場合は、ボルトを熱してみましょう。ガストーチを点火し、炎をボルトから1.5cmほど離して持ちます。炎でボルトを約15秒熱しましょう。[5]
    • ガストーチの熱でボルトが膨張します。
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    ガストーチの炎をナットに15秒当てる 熱したボルトが膨張し始めたら、炎をナットに移動して15秒熱します。ボルトとナットを交互に、合計で約2分熱しましょう。炎が当たっていないボルトの端が収縮し、当たっている端が膨張します。これにより、ボルトの形が全体的に変化します。[6]
    • ボルトの膨張と収縮によって、ボルトを固着させているサビが剥がれるはずです。
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    延長したレンチでボルトを緩める メガネレンチの柄を金属のパイプに挿し込みます。レンチをボルトにかけ、大きめのプライヤーでナットを押さえます。ナットを固定し、パイプの端を押しましょう。4、5回勢いよく押し、ボルトが動くかを確かめましょう。[7]
    • ボルトが緩まない場合は、さらに10分熱するか、他の方法を試しましょう。
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方法 3 の 4:
サビたボルトを外す

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    ワイヤーブラシを使い、サビをできるだけ落とす 硬いワイヤーブラシを使い、ボルトとナットのサビを強く擦って落としましょう。完全にサビついているボルトを外すのは困難なため、サビが大方落ちるまで4~5分擦り続けましょう。[8]
    • 大型の金物店やホームセンターでは、サビ落とし専用のワイヤーブラシを販売している店舗もあります。
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    ネジ緩め剤をネジ部分に浸透させる 大方のサビが落ちたら、ボルトの両端にネジ緩め剤を吹き付けます。ネジ緩め剤をボルトに浸透させ、ネジ部分まで行き渡るように30分ほどおきましょう。リキッドレンチ、ロイヤルパープルマックスフィルム、スリーボンドなどの製品が効果的です。[9]
    • この作業にWD-40は使えません。WD-40は優れた潤滑油ですが、厚く付着したサビには浸透しません。
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    ボルトの頭を金づちで6~12回叩く ネジ緩め剤が浸透してサビついたボルトが緩んだら、金づちで叩いて振動させ、さらに緩めましょう。また、金づちで叩くことでボルト全体に微細な亀裂が生じ、外しやすくなります。[10]
    • ボルトの1箇所だけを叩くのではなく、金づちの位置をずらして全体を叩きましょう。六角形のすべての側面を最低1回は叩きましょう。
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    長い柄のソケットレンチを使い、サビたボルトを回す 長い柄のレンチを使うと、一般的な短い柄のものより大きな力をかけることができます。レンチの柄の先端を持ち、一定の力で押しましょう。[11]十分な力をかけると、ボルトは緩んで外れるはずです。
    • ボルトのサイズがわからない場合は、サイズが合うまで3、4種類のソケットを試しましょう。
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方法 4 の 4:
固着したボルトを破壊して外す

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    適切なサイズのスクリューエキストラクターを購入する 固着の激しいたボルトを外すには、スクリューエキストラクター(逆タップ)を使いましょう。適切なサイズのエキストラクターを、ボルトのネジ部分の直径を測って探します。金物店やホームセンターで、ボルトのネジ径より4mmほど細いエキストラクターを購入しましょう。
    • ボルトのネジ径がわかっていれば、販売員が正しいサイズのエキストラクターを探してくれるでしょう。
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    ボルトの中心部にエキストラクターを打ち込む スクリューエキストラクターは、ネジ切りされた細長い金属棒で、一般的な電動ドライバーに装着できます。ボルトの中心にエキストラクターを当て、電動ドリルをゆっくりと回転させます。エキストラクターをボルトの軸まで食い込ませ、反時計回りに回してボルトを外します。[12]
    • この方法をとるとボルトは破損しますが、エキストラクターを使うとより簡単にボルトを外すことができます。
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    メガネレンチを使ってボルトを外す スクリューエキストラクターだけでボルトが外れない場合は、メガネレンチを併用しましょう。ボルトの頭にレンチをかけ、反時計回りに回してボルトを緩めます。[13]
    • スクリューエキストラクターがボルトを破壊し、破片がボルトのネジ付近に残っている場合は、ボルトとナットを金づちで数回叩き、破片を取り除く必要があるかもしれません。
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    上記の方法で外せない場合は、レシプロソーでボルトを切断する スクリューエキストラクターを使ってもボルトを外せない、またはサビが激しくてエキストラクターが食い込まない場合は、ボルトを切断するしか方法はないでしょう。レシプロソーにハックソーブレードを取り付け、固着したボルトの軸にブレードを当てます。レシプロソーを稼働させ、ボルトの軸を切断しましょう。[14]
    • ボルトを切断する際、指や手をブレードに近づけないようにしましょう。
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必要なもの

レンチまたはプライヤーでボルトを緩める方法

  • 浸透潤滑剤
  • メガネレンチ
  • 金属のパイプ
  • 大きめのプライヤー
  • バイスグリッププライヤー

ボルトを熱して緩める方法

  • ガストーチ
  • メガネレンチ
  • 金属のパイプ
  • 大きめのプライヤー

サビたボルトを外す方法

  • ワイヤーブラシ
  • ネジ緩め剤
  • 金づち
  • 長い柄のソケットレンチ

固着したボルトを破壊して外す方法

  • 電動ドリル
  • スクリューエキストラクター
  • メガネレンチ
  • 金づち(任意)
  • レシプロソー
  • ハックソーブレード

ポイント

  • ボルトは、雄ネジが切られた金属の丸棒に六角形の頭が付いたネジの一種です。ナットは、内側に雌ネジが切られた六角形の筒状の金属部品で、ボルトと組み合わせて使います。ナットで締めると、ボルトを挿し込んだ物がしっかりと固定されます。
  • 固着したボルトが大きい(直径が5cm以上)場合は、パイプレンチを使いましょう。十分な力をかけることができ、固着が激しいボルトでもパイプレンチの歯がしっかりと食い込んで緩めることができます。[15]
  • 頭が取れたり、平たく潰れたりしたボルトを外すには、スクリューエキストラクターが最適です。[16]

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注意事項

  • ガストーチは安全に留意して使用しましょう。トーチの炎は非常に熱くなるため、決して顔や手に向けてはいけません。
  • ガストーチには、引火性の高いブタンやプロパンガスが使われています。涼しい場所に保管し、火気や熱源の近くに置かないようにしましょう。
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wikiHowスタッフ編集者
この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。
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