地震は私たちの生活に致命的な破壊をもたらす自然災害です。地震は主にプレートどうしの境界近くで起こりますが、実際にはどこでも起こり得ます。地震を予測することは不可能ですが、万全に備えをし、地震発生時にすべき事が把握できていれば、生存率はかなり高まるでしょう。

方法 1 の 4:
車の中にいる時の対処方法

  1. 1
    できるだけ早く安全に止まり車の中で待機する 建物、樹木、陸橋、電線などが転倒、落下する恐れがあるので、それらの近くに駐車してはいけません。[1]
  2. 2
    地震がおさまるまで車の中で待機する
    • 落ち着いて行動しましょう。車の中にいれば落下物や建物からの破片などで怪我をすることがありません。
    • ただし、ガレージや2階建て以上の立体駐車場にいる時は車から出ましょう。ガレージにいる時に地震が発生したら、直ちに車から降りて車の近くで姿勢を低くして身を守りましょう。コンクリートが落下すると車は耐えられません。立体駐車場で地震が発生した場合に生存できるかどうかは、運次第です。生存率を高めるにはガレージにいる時と同様に車の近くで身を低くして地震がおさまるのを待ちましょう。
    • 地震の直後に自宅に戻ってはいけません。余震が続く恐れがあるため警戒が必要です。
      • 本震で崩壊しかけた建物が余震でさらに壊れます。
      • 余震のスケールは本震並みのパワーを持つものから小さいものまで様々です。揺れの長さはおよそ10秒、またはそれ以上続く場合もあり、生命に危険をもたらす可能性もあります。残念なことに余震を予知することは不可能のため「常に警戒する」ことが大切です。
  3. 3
    地震がおさまったら慎重に行動を再開する 本震で破壊された道路、橋、高速道路の出入り口に近づいてはいけません。
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    市や地域の救助隊を待つ 救助隊が食料、水、その他必要な物品を持って救済に来るまでそれ程時間はかかりません。車の中で長く待機する必要はないでしょう。
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方法 2 の 4:
建物の中にいる時の対処方法

  1. 1
    何かに捕まる 頑丈そうな物に捕まるか、床に伏せて転ばないようにしましょう。家具の下に潜るのも場合によっては効果的かもしれません。
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    ドロップ(姿勢を低く)、カバー(頭を守って)、ホールドオン(揺れがおさまるまでじっとして) これは災害時に自分の身を守るための安全行動です。[2]あるいは、頑丈な家具の近くで身を守りましょう。壁や天井が崩壊すると家具などを押しつぶしてしまいますが、その隣に空洞が生まれます。家具の下ではなくその側にいれば、できた空洞から這い上がることができるかもしれません。大きな家具などに物がぶつかり生まれる空洞は「命の三角空間」と呼ばれます。ただし、そこへの避難が安全かどうかは議論の余地があります。これまでの地震の研究と矛盾するところがあるため、特にアメリカ赤十字社、北部カリフォルニア構造技術者協会などは推奨していません。
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    頭と首をカバーする 手と腕で落下物から頭と首を保護しましょう。
    • 上半身も保護しましょう。上半身は首を支え、首は頭を支える重要な役割を果たします。
    • 呼吸器系統の病気がある場合は、破片物が落ち止むまでTシャツやバンダナなどで頭と顔全体を覆いましょう。埃っぽい空気は肺に有害です。
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    動かない 周りの安全を確かめながら揺れがおさまるまでその場で1〜2分じっと待ちましょう。
    • 余震はいつ起こるか分かりません。また大きな地震の後はほぼ確実に起こります。揺れの強度は、ほんの数人しか感じない程度から全都市を破壊してしまう強さまで様々です。余震は古くなった建物や脆弱な構造物などを破壊する恐れがあります。移動住宅のような脆い構造の建物は特に破壊され易いでしょう。
  5. 5
    注意しながらゆっくりと建物を出る 火事の時と同様に、公園や野球場など家族で事前に決めた避難場所に集合しましょう。避難場所で政府派遣の救助を待ちましょう。
  6. 6
    自宅が危険な状態にあるかどうかを点検する ガラスの破片や破壊した電気器具などは危険です。またガスの匂いも危険信号です。
    • 電気器具のスイッチをいれてはいけません。照明器具のスイッチをいれただけで火花が散ることがあり、感電したり火事になったりする恐れがあります。電気コードの近くで発生する火事はとても危険です。
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    自宅の周りで破壊物があるかどうかを確かめる 自宅または居合わせた建物の周りで破壊物があるかを確認しましょう。消火活動に水が必要なら、ボイラー給湯器から水を引くことができます。ただし熱いので気をつけましょう。火事がおさまったら次の事柄に注意しましょう。
    • 構造的に破損した建物が多い地域には近づいてはいけません。警察官、配管工、消防隊員、救助隊が地域の安全性を確認し安全だと公表されるまで中に入ってはいけません。
    • 危険な流出物を拭き取りましょう。ガソリンは爆発または発火すると致命的です。また、有毒で洗い流しにくいので、身近にペーパータオルしかない場合は何枚も重ねて拭き取りましょう。溢れたガソリンに砂をかけると効果的です。砂をかけた後で「ガソリンの溢れあり」と表示しましょう。
    • 水道水は汚染している危険があるので飲んではいけません。大地震で下水道が破損することがあります。またトイレの水も流してはいけません。水道の元栓を締めましょう。元栓の場所がわからない場合は配管工に頼みましょう。また、下水が逆流しないように流し台やお風呂場の排水口を塞ぎましょう。
    • 暖炉を使う前に煙突に被害がないかを点検しましょう。見えない所でも破損していると火事の原因になります。
    • ガス、水道、電気等を点検しましょう。
      • ガス漏れがないか調べましょう。ガスの匂いがしたら、またガス漏れの音が聞こえたら、すぐに窓を開け外に出ましょう。外に設置されたガスの元栓を締め、携帯電話や近所の家の電話を借りてガス会社に連絡を取りましょう。ガスの元栓を自分で締めたら、再び開く時は専門家にお願いましょう。
      • 電気系統に被害がないかを調べましょう。電気コードから火花が出ている、コードが壊れている、または擦り切れている場合、あるいは絶縁体が焦げた匂いがする場合は、ヒューズボックスかブレーカーで電源を切りましょう。その際、水たまりなどを通らなければならない場合は電気工に助言を求めましょう。
      • 下水道、上水道に被害がないかを確かめましょう。下水道が破損している可能性があれば配管工を呼び、トイレを使ってはいけません。水道のパイプが破損している場合は水道会社に連絡をとり、水道水を使ってはいけません。飲み水にはペットボトルの水を使うか氷を溶かして使うと安全です。
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    慎重に食器棚を開ける 開けた時に中のものが落ちる可能性があるので注意しましょう。瓶が割れていないか、中身が漏れていないかを慎重に調べましょう。アルコール、酸、クリーナー、その他有害なものには全て細心の注意を払いましょう。
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方法 3 の 4:
出先での対処方法

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    危険な場所でない限りその場に留まる 都会で地震にあった時は周りを良く観察しましょう。耐震の建物でも危険な場合があります。常に危険と隣り合わせでいることを自覚しましょう。また、地震時に走ったり車を使ったりしてはいけません。怪我をする確率が大きくなります。
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    建物、街路灯、電線など落下する危険のあるものから遠ざかる 立ち入り規制のない故障個所や陥没穴などにも近づいてはいけません。地震の時に突然できた大きな穴に人が落ちて亡くなる場合があります。陥没は道路や公園などあらゆる場所で起こります。
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    丘や空き地の近くで避難場所を探す 物が落下しそうな場所にいる場合は、落下物の危険性がない場所に移動しましょう。可能なら雨風がしのげる場所に避難しましょう。ただし、余震の影響で岩石や土砂が崩れ落ちる可能性のある場所は避けましょう。橋の下に避難してはいけません。どんなに丈夫な橋や耐震構造の橋でも、看板や電灯などが落ちて来る危険があります。
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    建物、送電線など転倒や落下の危険性がある大きな物、重い物には近づかない 猛吹雪の時と同様に、電力線、倒れた街灯、瓦礫の近くを歩いてはいけません。
    • ガラスの破片で足を怪我する危険があるので注意しましょう。丈夫な靴を履いて足を保護しましょう。
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    避難場所から外に出る場合は警戒を怠らない 近くに人が居るかもしれません。携帯電話はとても便利です。怪我をした人を見つけたら救急車を呼ぶことができます。
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    地震が発生しても少し待ってから他の場所に移動する 本震の直後に起こる余震が最も強力なので、少し待って様子を見ましょう。いずれその場から逃げるとしても、前述の安全のためのルールを守り瓦礫や破損物の落下に注意しましょう。
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方法 4 の 4:
地震に備える

  1. 1
    緊急避難用品を備える 緊急事態が発生すると、普段当たり前に使っている電気や水などのライフラインが止まる恐れがあります。食料、水、その他必需品をすぐに持ち出せるように用意しておきましょう。家族全員がすぐに持ち出せるように、備蓄品の保管場所を全員が把握する必要があります。食料や水の他に緊急用品として次のものを備えましょう。
    • 懐中電灯
    • 救急箱
    • 現金
    • 衣服
    • 毛布
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    家族の避難計画を立てる 家族全員が瞬時に安全な場所に逃げられるように計画を立てましょう。家族一人一人が地震時に取るべき行動、避難場所をきちんと把握する必要があります。丈夫なテーブルの下や部屋の隅の壁際など家の中の安全な場所も確認しておきましょう。また、危険な場所も把握しましょう。窓の近くや壁に掛かっている鏡や絵画の近くは危険です。
    • 家族全員が地震時にすべき事をきちんと把握しているかを確かめるためにも、半年に一度避難訓練をしましょう。
  3. 3
    応急処置と心肺停止時の蘇生方法を学ぶ 家族の誰かが地震で負傷した場合、応急処置の基礎知識があると救助できるでしょう。最悪の場合でも命を救うことができるように、応急処置の基本コースや心肺蘇生法の訓練コースを受講しておきましょう。
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    水道、電気、ガスの元栓の締め方を習う 地震で水道、電気、ガスの供給が絶たれたり、供給ラインが破損したりして命に関わる恐れがあります。地震の直後に電気、ガス、水道の元栓を締められるように準備して危険を回避しましょう。
    • 地震の直後または避難訓練でガスの元栓を締めたら、パイロットバーナーを点火してはいけません。ガス漏れや火事の原因になります。ガス会社に連絡して処置をお願いしましょう。
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    危険物は鍵のかかる収納棚か、戸棚の下の段に保管する 怪我などのリスクを最小限に抑えるために、壊れ易い物、重い物、可燃性および危険な液体などの危険物は落下したり漏れたりしないように安全な場所に確保しましょう。家の中の安全な場所から遠ざけて保管しましょう。
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ポイント

  • 困っている人に手を貸しましょう。大地震で自分の安全が確保できたら、生存者の捜索に協力しましょう。家族やペットと再会した後で被害の後始末をしましょう。
  • サンダルなどではなく、丈夫な靴を履いてガラスの破片や瓦礫、その他の危険物から足を保護しましょう。
  • 電池式ラジオで最新情報を入手しましょう。援助が欲しい時などに役立ちます。
  • 負傷した人を助けましょう。特に若年層やお年寄りが負傷した場合、特別な手当が必要かもしれません。協力を惜しんではいけません。
  • 家族全員で避難訓練を実施しましょう。いざという時に慌てずに済みます。身を守る場所としては何もない所、大きな家具のそばが理想的です。
  • 慌てないようにしましょう。揺れは数秒から1分程度しか続きません。1989年に発生したサンフランシスコの大地震では[3][4]揺れはたったの15 秒間でした。15 秒間でも地震時は1時間にも感じられますが、やがて揺れはおさまります。
  • 緊急支援は緊急の時だけ要請しましょう。当局は大地震の発生を常に把握しています。自分で状況を切り抜けられるにせよ、援助を待つにせよ、その場に合った判断をしましょう。電話は繋がりにくくなるかもしれません。覚悟しましょう。
  • 学校にいる間は先生たちの支持に従いましょう。通常は姿勢を低くして机の下などに避難しましょう。頭と上半身を保護しましょう。
  • 津波警報が発動したら、海岸から直ちに離れましょう。2004年のスマトラ沖地震による津波では「水が引いた海」をじっと見ていた何千人もの人たちが溺れるという事故がありました。津波警報の直後に大きな津波が海岸に押し寄せ大勢の命を奪い、多くの建物を破壊し、何百万人もの人たちが避難を余儀無くさせられました。[5]詳細は 津波から身を守る方法を参照しましょう。
  • 通常、マグニチュード6.0以下の地震では命の危険はありません。マグニチュード6.0以下の地震が起きたら壁や頑丈な家具の近くで身を守りましょう。
  • 緊急事態に備えて市外の信頼できる親戚を連絡先にしましょう。電話線がかなり混雑するため、地震後1時間はなるべく電話連絡を控えましょう。
  • 何かに挟まれて身動きが取れない場合は、自分の居場所を知らせる努力をしましょう。口笛を吹いたり、警笛クラクションを鳴らしたりして自分の居場所を知らせましょう。
  • 地震で生き延びた人のアドバイスを聞きましょう。逃げる場合のヒントなどを教えてくれるでしょう。

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注意事項

  • 地震が招く二次災害に注意しましょう。地震は地滑りの原因になります。また海岸の近くに住んでいる場合は津波にも注意しましょう。建物、高速道路、その他の大きな構造物の被害に注意しましょう。また地震の後の火事にも警戒しましょう。雪の積もった火山では土砂流が発生することがあります。命の危険がありますので注意しましょう。
  • 建物の中にいる時は上層階よりも1階の方が安全です。1階では瓦礫などが落下する危険がありますが、上層階から瓦礫の山に落ちるよりは安全でしょう。同じ理由で地下も危険です。地下が複数階ある場合は完全に埋れてしまう危険もあります。
  • たとえ誤報でも無視してはいけません。警報が発動したと仮定して行動を取りましょう。誤報で時間を無駄に使ったとしても、聞き逃せば最悪の事態を招くでしょう。
  • 1886年8月31日午後9時50分、南カリフォルニアのチャールストンで地震が発生しました。[6][7]マグニチュード7.3の大地震と報告されましたが、街は一番近い断層から400キロも離れていました。このことからも分かるように、地震は断層線沿いに起こるとは限りません。
  • 天候にも注意しましょう。寒い場所や時期に地震が発生したら体を暖かく保つ物が必要です。最悪の天候にも備えて必需品を準備しましょう。暑い時、特に摂氏32度の予報が出ている時は、体を冷やすものも必要です。
  • 地震発生時には決して外に飛び出してはいけません。地震時に建物から逃げる人達の多くがガラスの破片や落下物、外壁のタイルや木材などに当たって怪我をしたり命を落としたりします。建物や壁の崩壊に巻き込まれることもあります。揺れがおさまるのを待ってから建物の外に避難しましょう。
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必要なもの

必需品

 

必須のもの

  • 1日1人当たりおよそ2〜4リットルの水
  • 缶詰や袋詰めの食料品、赤ちゃんやペットのための食料品、その他必要な食料
  • 新しい救急用具一式
  • 常備薬、メガネ、コンタクトケース及びその他の必需品
  • 缶切り
  • 電池式携帯ラジオと予備の電池
  • 懐中電灯と予備の電池および電球
  • 丈夫な靴(家族全員分)
  • 瓦礫の除去に必要な丈夫な手袋(家族全員分)
  • よく切れるナイフまたは剃刀の刃
  • 着替え一式

あると便利な物

  • 毛布
  • 粉末式消火器(A火災[普通火災]B火災[油火災]C火災[電気火災]対応のもの)
  • 女性用品
  • ベビー用品(赤ちゃんがいる場合)
  • パスポート(国外脱出に備えて)

車の中に備えておく用具一式

  • コーヒー缶などに詰めた保存食
  • お湯
  • 救急用具一式と指導書
  • 毛布
  • 懐中電灯、予備の電池と電球
  • 常備薬、予備のメガネ
  • スクリュードライバー、ペンチ、ワイヤー、ナイフなどの道具
  • 短めのゴム製ホース
  • 女性用品
  • 丈夫な靴と手袋

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