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塗装の専門業者やリフォーム業者は、既存の壁紙を剥がしてから塗装する方法をすすめるでしょう。ただし、壁紙が強い接着剤で貼りつけられていて、剥がすことが困難な場合もあります。このような時は、壁紙の上から塗り直す方法が得策かもしれません。壁紙の上から塗装する場合は、まず壁紙の表面の汚れを落とし、下塗り剤を塗りましょう。次に、お好みの色をその上から塗ります。

パート 1 の 3:
壁紙の表面の汚れを落とす

  1. 1
    作業中の安全を確保する 壁の汚れを落とす際は化学薬品を用います。マスクや呼吸器、安全ゴーグル、汚れても構わない服、さらに分厚い手袋で保護しましょう。また、扉や窓を開け放ち、空気の流れを良くしましょう。
  2. 2
    リン酸三ナトリウムで汚れを落とす リン酸三ナトリウムは、不要な油分や化学物質を壁紙から効果的に取り除くことのできる洗浄成分です。塗料を塗る準備をする際に適しています。4リットルの水に対し60ミリリットルの割合で混ぜ合わせます。この洗浄剤を柔らかなスポンジや刷毛につけて表面を拭き取りましょう。[1]
    • 工具店やホームセンターなどでリン酸三ナトリウムを探してみましょう。
  3. 3
    リン酸三ナトリウムを乾かす 次の手順に進む前に、リン酸三ナトリウムをしっかりと乾かしましょう。[2] 乾燥にかかる時間は用いた量や室温によっても変わりますが、最低でも24時間放置するようにしましょう。
  4. 4
    壁紙を水拭きする リン酸三ナトリウムが完全に乾いたことを確認し、清潔な布を濡らして水拭きしましょう。残さず取り除かれるまで拭き続けます。[3]
    • 布は十分に湿らせる必要がありますが、水が滴る状態は濡らし過ぎです。過剰な水分は、壁紙を傷ませてしまう可能性があります。
    • 水がよく乾いてから次の手順に進みましょう。
  5. 5
    壁紙の継ぎ目を目地材でふさぐ 塗装した上から壁紙の継ぎ目を見えにくくしたいのであれば、継ぎ目を覆う必要があります。乾式壁用パテナイフを使い、適した目地材を継ぎ目の上から薄く塗ります。乾くのを待ってから、やすりがけを行いましょう。[4]
    • 乾式壁用パテナイフや目地材は、工具店やホームセンターで探してみましょう。
  6. 6
    破損している箇所は壁紙用のパテ状補修材と接着剤で補修する パテ状の補修材や接着剤は工具店やホームセンターで購入できます。壁紙に穴が空いている箇所や剥がれかけている箇所がないか確認しましょう。穴は補修材で埋めましょう。剥がれかけている箇所は壁紙用の接着剤で貼り直しましょう。[5]
    • 補修材や接着剤を購入した時に含まれている道具を使って製品を壁紙に塗りましょう。
  7. 7
    粗い部分をやすりがけする プライマーや塗料はやすりがけをした表面に用いた方が密着力が高まります。サンディングブロックを使って、壁紙の表面を優しく磨きましょう。目地材を用いた継ぎ目、補修材を用いた箇所、手触りが粗い部分などは特に入念に磨きましょう。[6]
  8. 8
    やすりがけで出たかすを取り除く やすりがけが完了したら、表面を布で拭き取りましょう。かすや粒が大量に付着していると、最終的な仕上がりに影響します。
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パート 2 の 3:
下塗りをする

  1. 1
    プライマーとシーラー混合の油性下塗り剤を選ぶ プライマーとシーラーの成分混合の下塗り剤は、工具店などで探してみましょう。2種類が混合されていることで、壁紙が剥がれにくくなるだけでなく、塗料が密着しやすい表面が出来上がります。壁紙の上から塗装する時は、水性ではなく油性の混合下塗り剤を選びましょう。[7]
  2. 2
    下塗り剤を壁に塗る 塗装用の刷毛やペイントローラーを使い下地材を塗りしましょう。塗料(ペンキなどの上塗り剤)と同じ要領で塗り、角や隅、割れ目などまでくまなく塗りましょう。1回でまんべんなく均等に塗りましょう。2度塗りをする必要はありません。[8]
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    じっくりと乾かす 下塗り剤が乾くまで待ちましょう。かかる時間は用いた製品によって変わります。およその時間が容器に書かれているはずです。探してみましょう。場合によっては2~3日要することもあります。[9]
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パート 3 の 3:
塗料を塗る

  1. 1
    塗料を付着させたくない箇所は塗装用マスキングテープで養生する 幅木や窓枠は塗装用マスキングテープやペインターズテープを貼って保護しましょう。隙間があると塗料が侵入してしまうので、縁や角までぴったりと貼ることが大切です。
  2. 2
    小さな刷毛で角を塗る 小さめの、できれば角度がついている刷毛を使って、まず手の届きにくい部分から塗り始めましょう。例えば、角、窓の近く、幅木沿いなどが含まれます。[10]
  3. 3
    「M」の字を描いて塗料を塗る ペイントローラーに塗料を浸し、「M」の字を描きます。次に、それに重なるようにもう一度「M」の字を描きます。壁全体に塗れるまで、この手順を繰り返しましょう。[11]
  4. 4
    1層目の塗料を乾かす 塗料が乾くまで最大2~3日かかることもあります。重ね塗りをする前に、必ずしっかりと乾かしましょう。製品に目安の時間が書かれているはずです。
  5. 5
    必要に応じて2度塗りをする 一般的に、2度塗りをするとより綺麗に仕上がります。[12] 思っていたよりも色が明るかった場合や壁紙が透けて見える場合は、2度塗りをしましょう。
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    塗装用マスキングテープを剥がし、仕上がりを確認する 塗料が乾いたらテープを剥がしましょう。色むらや塗り損ねた箇所がある場合は、部分的に塗り直すことができます。
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ポイント

  • 用いるペンキの色に合わせて、下塗り剤にも色をつけてもらえないか聞いてみましょう。無料のサービスとして提供されているかもしれません。下塗り剤にも色がついていると、より美しく仕上がります。
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注意事項

  • 壁紙によっては、もろく、塗装に向かないものもあります。こうした壁紙の上から塗装しようとすると剥がれる恐れがあります。まずは、小さな部分で試し、仕上がり具合を確認してから壁全体に塗装しましょう。
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必要なもの

  • マスクまたは呼吸器
  • 安全ゴーグル
  • グローブ
  • リン酸三ナトリウム
  • 目地材
  • 乾式壁用パテ
  • パテ状補修材
  • 壁紙用接着剤
  • 紙やすり、またはサンディングブロック
  • プライマーとシーラー成分混合の下塗り材(油性)
  • 塗装用マスキングテープ
  • 刷毛
  • ペイントローラー
  • 内壁用塗料

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このwikiHow記事について

Andres Matheu
共著者 ::
塗装業者
この記事の共著者 : Andres Matheu. アンドレス・マセウはワシントンD.C.首都圏にて一般住宅を対象に外装及び内装塗装サービスを提供している会社「Hömm Certified Painting System」の経営者です。同社では住宅内装や外装塗装の他にもカラーコンサルティング、キャビネットの塗り替え、壁紙除去、床のエポキシ樹脂加工サービスを請け負っています。アメリカ環境保護庁より鉛含有物取り扱い業者の認定資格を受けており、2019年にはBest of Houzzより最優秀サービス賞、そしてアンジーズリストより特別サービス賞を、2018年にはノーザンヴァージニア誌より住宅専門賞(塗装部門)を受賞。
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