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夫婦間の問題を乗り越える過程は非常に大変であり、どこから手を付けていいかさえも分からないかもしれません。結婚生活はそれぞれの夫婦によって異なるため、対立の中心となっている具体的な問題を特定することが大切です。そして、その解決策を見つけるためには、夫婦の双方が心を開いて建設的なコミュニケーションを取る必要があります。まずは前向きに考え、相手を責める、黙り込む、個人攻撃をするなどの行動は避けましょう。夫婦の絆を再構築するには時間がかかるため、我慢強さを持つ必要もあります。また、夫婦カウンセリングは夫婦間の溝を修復するのに効果的です。専門家に相談することに対して恥ずかしがる必要はありません。

パート 1 の 3:
問題に対処する

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    夫婦間の違いや意見が合わない部分を書き出しましょう。夫婦間の問題は、必ずしも浮気や激しい言い争いなどの規模の大きなものであるとは限りません。何が足止めになっているのかが分からなければ前には進めないため、正直にその問題と向き合いましょう。その時には、「夫婦仲が悪い」などではなく具体的に考える必要があります。以下の質問を参考にして、自分自身に問いかけてみましょう(そして、相手とも話し合ってみましょう)。[1]
    • 相手との心が離れてしまっていませんか?将来の目標や願望、夢に一致しない部分はありませんか?
    • 肉体的および感情的な欲求が満たされていますか?また、相手はどうでしょうか?
    • コミュニケーションが不足していませんか?お互いが何か言った時にはしっかりと聞いてあげていますか?必要最低限の短いコミュニケーションで終わっていませんか?
    • 職場でのトラブル、金銭トラブル、病気、大切な人の死など、ストレスを感じる出来事に直面していますか?
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    大きな問題の下に潜む問題を特定しましょう。不貞などの重大な違反行為によって夫婦が対立している場合は、根本的な問題を特定する必要があります。なぜなら、根本的な問題を特定および対処しなければ将来的に同じような状況に陥ってしまう可能性があるからです。[2]
    • あなたが浮気をしたと仮定します。その場合、夫婦は信頼を取り戻すだけではなく、不貞行為に至った要因と向き合う必要があります。おそらく、その要因としては相手が自分の欲求を満たしてくれなかった、相手との関係に飽きてしまったなどが挙げられるでしょう。
    • 相手を非難しても意味はありません。「気持ち的にも肉体的にもお前が無理になったから浮気したんだよ」と言うよりも、「自分のしたことは間違ってるし、後悔している。信頼を取り戻してこの問題を解決できるように努力するよ」と言う方が望ましいでしょう。
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    問題に対する解決策を見つけましょう。特定した問題を解決するためには何ができるかを考えてみましょう。今の状況を改善するためには、具体的に2人のどんな部分を変えられるでしょうか?なお、夫婦間の問題を解決するためには双方が努力する必要があるということを心に留めておきましょう。[3]
    • 紙の真ん中に縦線を1本引いてみましょう。そして、片側には自分ができることを、もう片側には相手ができることを書き出します。それぞれがリストを作り終わったら、お互いに比べてみましょう。
    • 例えば、自分が変えなければならない部分として「仕事に集中しすぎない」、「命令しない」、「愛情を持って接する」などと書く人もいるでしょう。また、相手に家庭や子育てに協力してもらいたいと思っている人もいるかもしれません。
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    自分の短所を改善することに専念しましょう。解決策について話し合う時には建設的な対話を心がけましょう。また、相手の変わらなければならない部分を強調するのではなく、自分が貢献できる部分に焦点を当てることが大切です。同様に、相手側も自身にできることに集中する必要があります。[4]
    • 「私たち夫婦の○○な部分は変えられると思うんだ。もちろん私もあなたも努力すべきだし、あなたにしてほしいことを私がただ押し付けてるって思ってほしくないの。お互いが求めてばっかりじゃなくて、お互いができることに集中しよう」のように話すと良いでしょう。
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    夫婦カウンセラーの助けを求めましょう。カウンセラーに相談すると客観的な視点で夫婦の関係を見つめることができ、夫婦間の溝を埋めるのに必要なスキルを身に付けるのに役立ちます。カウンセラーやセラピストに相談することに対して不安を抱いたり人目を気にしたりする必要はありません。専門家に助けを求めることは何も悪いことではありません。[5]
    • 特に、不貞行為や依存症、侮辱行為などの問題を抱えている場合はカウンセリングを受けるのが賢明です。侮辱行為とは、相手に対して嫌悪感を表す、嘲笑う、バカにする、「お前は負け犬だ」、「あなたに問題がある」、「お前に満足できる日なんか来るわけない」などの言葉で意気消沈させることなどを言います。
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パート 2 の 3:
コミュニケーションを改善する

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    個人攻撃をするのではなく、建設的な意見を伝えましょう。どんな夫婦でも、お互いにイライラして文句を言ってしまうものです。しかし、個人攻撃を常に繰り返すようになると、一緒にいるだけで相手に気を遣ってしまうようになります。[6]
    • 「いつも私を無視するあなたが悪いのよ」ではなく、「話しかけた時に返事がないと軽く扱われてるような気がして不安になるの。お互いをもっと尊重する努力をしてくれたら嬉しいな」のように話しましょう。
    • 建設的な意見とは、相手の性格ではなく具体的な行動を対象とするものです。結婚生活を維持したいのであれば、夫婦の双方が、敬意を持って建設的に話し合う方法を身に付ける必要があります。
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    大きな声を出すのではなく、1度立ち止まって深呼吸をし、リラックスしましょう。どんなに不満があっても全力で怒りを抑えましょう。結婚生活を維持するためには、夫婦の双方が感情を抑える必要があります。ゆっくりと息を吸い込み、目を閉じ、数字を数え、お互いを尊重しなければ問題を解決することはできないということを自分自身に言い聞かせましょう。[7]
    • 怒りが爆発しそうになる時には数字を10まで数えてから言葉を発しましょう。どんなに大変でも言い争いたくなる衝動を抑え、まず相手の気持ちを考えてみることが大切です。
    • 相手が大声で叫ぶ場合は、「お前が取り乱すのも理解できるし、俺も怒鳴り散らしたいよ。でもお互いが叫んでも何の役にも立たないから、ちょっと落ち着いてお互いに対して敬意を持とうよ」などと言いましょう。
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    「沈黙しない」というルールを作りましょう。沈黙とは、黙ったり相手を無視したりすることです。夫婦の対立を解決するためにはお互いにコミュニケーションを取る必要があります。片方もしくは双方が黙り込んでしまったら、絶対に問題を解決することはできません。[8]
    • 「この問題を乗り越えるのは大変かもしれないし、お互い見て見ぬふりする方が簡単だってことは分かってるよ。でも上手くやっていくためには2人の間に壁を作るんじゃなくてしっかり話し合わないと」のように話してみましょう。
    • 熱くなって言い争いを続けるのではなく、冷静になる時間を取っても構いません。ただし、お互いを無視してはいけません。「ちょっと頭冷やして、落ち着いてから話そう」などと伝えましょう。
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    相手の意図を推測するのは止めましょう。常に相手の言動に悪意があると決めつけるのではなく、とりあえず信じてみることも大切です。相手が不愛想であったり無視をされたりする場合は、自分を攻撃しないようにしているのだと考えるようにしましょう。怒りで返すのではなく、共感の気持ちを示すように努めましょう。[9]
    • 例えば、相手が不愛想な場合は仕事で疲れているのかもしれません。口数が少ない時には怒っているのではなく悲しい気持ちになっているのかもしれません。
    • 「お互い黙り込んでても何にもならないよ。お互いに心を開いて、相手の考えを決めつけるのは止めよう」と伝えてみましょう。
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    定期的に中身のある対話をするように努力しましょう。1日の中で、夫婦でじっくり話をする時間を取りましょう。この時にはテレビや電話、子ども、仕事などの邪魔になるものは最小限に抑えておきます。家事やしなければならないことについて話すのではなく、お互いの意見や気持ち、好奇心、不安、目標などについて話し合いましょう。[10]
    • 自然に深い対話ができるようになるまでには時間がかかるかもしれませんが、ぐっと我慢しましょう。いつも通り過ごしながらニュースや面白い出来事など、会話のきっかけになるものを書き留めておくと良いでしょう。
    • また、相手が自分に対して1日の出来事を吐き出せるようにしましょう。必ずしも助言や分析をする必要はありません。お互いに肩を貸して頼ることで、夫婦の絆を再構築するのに役立ちます。
  6. 6
    過去を掘り返すよりも現在に集中しましょう。自分の主張を裏付けようとして10年前の出来事を持ち出したくなることもあるかもしれません。しかし、夫婦間の問題を解決すること=喧嘩に勝つことではありません。冷静かつ理性的に自分の考えを伝え、相手との妥協点を見つけましょう。[11]
    • 過去の汚点を掘り返してばかりいては、相手は話し合いをしているのではなく攻撃されているような気分になるでしょう。
    • 難しいことではありますが、過去に傷つけられたことがあっても相手を許しましょう。結婚生活における現在と未来に集中することが大切です。
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パート 3 の 3:
夫婦の仲を再構築する

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    2人にとっての良い記憶を思い出しましょう。最初の出会い、初デート、婚約した日、結婚式、子どもがいる場合は子どもが生まれた日のこと、そしてこれらの大切な瞬間を迎えた時、どんな気持ちになったかを思い出してみてください。2人は素晴らしい瞬間をたくさん共有してきたはずです。これまでお互いに多大な投資をしてきたのには理由があります。[12]
    • 長年にわたる単調な生活、ストレス、言い争いなどの結婚に伴うあらゆる問題を乗り越えて夫婦関係を再構築するのは大変なことです。2人の関係が最も良かった頃を思い出せば相手の好きなところに集中することができます。
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    ちょっとした親切を毎日行いましょう。日常における小さな出来事は、大げさな行為よりも多大な影響を与えます。お互いを褒めたり手紙やメールを書いたりするなど、気遣いが伝わる小さな親切を行いましょう。[13]
    • 例えば、相手が仕事に行く前に、「良い1日を!大好きだよ」と書いたメモをカバンに入れておくと良いでしょう。もしくは、相手の外見を褒めたり、これまでできていなかった家事をしたりするのも良い方法です。
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    楽しくてワクワクするようなデートをしましょう。毎週、もしくはできるだけ頻繁に夜デートの予定を立てましょう。マンネリ感を和らげるためには、毎回目新しくてワクワクするようなことをすることが大切です。新しいレストランや料理に挑戦したり、コンサートやハイキングに行ったり、近所のまだ知らない場所を開拓したりすると良いでしょう。[14]
    • また、日帰り旅行や週末旅行に出かけるのも良いでしょう。子どもがいる場合は、両家の両親やベビーシッターに子守を頼んで夫婦で充実した時間を過ごせるようにしましょう。
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    肉体的および感情的な欲求を打ち明けましょう。自分の欲求や希望、願望に正直でありたいということを相手に伝えることが重要です。また、相手も自分からの反応を恐れずに、信頼して何でも共有してほしいということを伝えましょう。[15]
    • 「私たちがお互いの欲求に正直になれたらいいなって思うし、私はあなたの肉体的な欲求も感情的な欲求も満たしてあげたい。お互いがお互いにとって最高の配偶者になる方法を知っておかないと」などと話しましょう。
    • 自分の弱みを見せるのは怖いことです。そのため、「愛してるとか素敵だよって言ってほしいな」もしくは「ベッドで何か新しいことしてみたい」のように伝えると良いでしょう。夫婦の絆を深めるために必要なこととは、まさに勇気を持って自分の弱みを見せることなのかもしれません。
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    徐々に肉体的な親密度を高めていきましょう。肉体的な結びつきを再構築するのは難しいかもしれません。そのため、ゆっくり進めていきましょう。初めは手を握る、軽いハグをする、ぎゅっと抱きしめることから始めます。慣れてきたらボディタッチやキス、そして性交渉の回数を増やしていきましょう。[16]
    • 相手の気持ちが前に向いているかどうかを確かめましょう。映画を観ながら「手握っていい?」と聞いたり、長い1日の最後に背中のマッサージを提案したりしてみましょう。
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ポイント

  • 何か約束をしたら必ず守り通しましょう。子どもの世話や家事、買い物をすると約束したら、必ずそれを守りましょう。信頼関係を再構築しようとする時には、約束を最後まで守り通すことが必要不可欠です。
  • お互いのチアリーダーになれるよう最善を尽くしましょう。お互いの成功を喜び、物事が上手くいかない時には支え合うのです。
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注意事項

  • 結婚生活を維持しようと努力しているのが自分だけなら、それが何を意味しているのかを考え、今の関係を続けたいのかどうか尋ねてみましょう。
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このwikiHow記事について

この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。

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カテゴリ: 家庭生活
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