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この記事の共著者 : Alina Bokovikova. アリーナ・ボコヴィコワは、カリフォルニア出身のコスチュームデザイナーです。舞台作品の衣装デザインを専門とし、経験は15年以上。カリフォルニア大学サンディエゴ校にてコスチュームデザインの修士号を、ノボシビルスク教育大学にて教育学修士号を取得。また、過去には優秀コスチュームデザイン賞を2度受賞し、モスクワ、プラハ、カリフォルニア州サンノゼにてコスチュームの展示会を開催。
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妖精の羽根を手作りすれば、ハロウィンのコスチュームにかける費用が抑えられ、子供へのプレゼントにも最適です。段ボールだけでも簡単な羽根を作れますが、針金ハンガーとストッキングを使えば、もっときちんとした羽根になります。また、ポスター用紙や針金で羽根の枠を作り、セロファンを貼ると本格的な羽根ができるでしょう。
ステップ
方法 1
方法 1 の 3:
針金ハンガーとストッキングを使う
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1ワイヤーカッターで針金ハンガーのフックを切りましょう。針金ハンガーを4つ用意し、針金がねじれている部分のすぐ上でフックを切ります。ねじれている部分まで切らないように注意しましょう。[1]
- 針金ハンガーの下端にボール紙が付いている場合は、カッターナイフで切って取り除きましょう。
- 針金ハンガーが見つからなければ、#14の針金を使いましょう。針金を切り、端をねじって大きな輪を作ります。ねじれた部分が5~7㎝になるようにして、全部で4つ作りましょう。
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2ハンガーを楕円形か円形に曲げましょう。同じ形のものが2つずつ必要です。1つは羽根の上、もう1つは下になります。後で形を調整するので、この時点で完璧に整える必要はありません。
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3針金がねじれた部分を重ね、羽根の上下をテープでまとめましょう。まず、羽根の片側を作ります。2つの輪を平らな場所に置き、針金がねじれた部分を揃えましょう。針金がねじれた部分を重ね、そこにダクトテープをしっかりと巻き付けます。反対側の羽根も同じ要領で作りましょう。[2]
- ダクトテープがなければ、絶縁テープか造花テープを使いましょう。
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4左右の羽根をダクトテープでつなげます。平らな場所に、羽根の両側が平行になるように並べます。羽根の上下をテープでまとめた部分、つまり針金がねじれた部分を重ねて、ダクトテープを巻き付けましょう。[3]
- この時点で羽根の上下が重なっていても問題ありません。次の手順で形を整えます。
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5必要に応じて、好みの形に羽根を整えましょう。左右の羽根の上は上に引っ張り、下は下に引っ張って、上下が重ならないようにします。羽根の形を整えたら、次の手順に進みましょう。針金を曲げて、羽根の形を円形、楕円形、その他の好きな形に変えても良いでしょう。[4]
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6羽根に膝下ストッキングをかぶせ、テープで留めましょう。膝下ストッキングを4本用意し、左右の羽根の上下に1本ずつかぶせます。ストッキングが薄くなるように、羽根の中心に向かって引っ張りましょう。羽根の中心でストッキングの先端をねじり、ダクトテープを巻いて固定します。[5]
- 白いストッキングが最適です。たとえ色を塗る場合でも、きれいに発色するでしょう。いたずらな妖精に扮装するなら、黒などの別の色のストッキングを使っても良いでしょう。
- 膝下ストッキングがなければタイツを使いましょう。太ももの部分で切ってから使います。
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7必要に応じてストッキングの余分な部分を切り、羽根の形を整えます。ストッキングをどれくらい強く引っ張ったかにもよりますが、羽根の中心に留めたテープの下からストッキングがはみ出しているかもしれません。よく切れるはさみで、はみ出した部分を切り落としましょう。できるだけテープの端に近い部分で切ります。羽根が変形した場合は、針金を曲げて元の形に戻しましょう。
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8好みに応じてスプレー塗料を吹き付けます。屋外か換気の良い場所に移動しましょう。新聞紙の上に羽根を載せ、スプレー塗料を軽く吹き付けて乾かします。必要に応じて羽根を裏返し、裏面にもスプレーしましょう。[6]
- 普通のスプレー塗料や布用スプレー塗料を使うことができます。
- 羽根全体にスプレー塗料を吹き付けても、端だけに吹き付けてグラデーションをつけても良いでしょう。
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9グリッターやラインストーンで羽根を飾りましょう。のりで模様を描き、グリッターを振りかけます。羽根を振って余分なグリッターを落とし、のりを乾かしましょう。布用接着剤やホットメルト接着剤でラインストーンを貼り付けると、さらにきらきらするでしょう。
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10羽根の中心に巻いたダクトテープをフェルトで包みます。羽根と同じ色のフェルトを用意し、中心に巻いたテープを包むのに十分な長さと幅5㎝の長方形に切りましょう。羽根の中心を包むように巻き、布用接着剤やホットメルト接着剤で端を貼り付けます。
- フェルトの代わりにきれいなリボンを巻いても良いでしょう。
- フェルトの上に大きな造花を付けると、華やかな雰囲気になります。[7]
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11テープを巻いた羽根の中心に、長いリボンを2本巻き付けます。羽根の色に合うリボンを長く切りましょう。それを半分に折り、テープを巻いた羽根の中心に後ろからあてます。リボンの輪の部分が、羽根の中心の上に3㎝とび出すようにしましょう。リボンの輪とは反対側の端2本を輪に通し、引き抜いて締めます。このリボンを左側の羽根に寄せましょう。
- 同じ要領でリボンをもう1本付け、今度は右側の羽根に寄せましょう。
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12リボンを肩に巻いて、羽根を背中に固定します。上下のリボンを結べば、リュックのように羽根を背負うことができます。もしくは、リボンを胸の前でXの形に交差させて結んでも良いでしょう。広告
方法 2
方法 2 の 3:
段ボールとリボンを使う
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1大きな紙に羽根の輪郭を描きましょう。これは羽根の型紙になるので、片側だけを描けば十分です。[8] ポスター用紙や模造紙のように大きな紙を使いましょう。もしくは、数枚の紙をテープでつなげて使ってもかまいません。
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2羽根の型紙を切り、段ボールに形を写します。描いた線に沿って型紙を切り、段ボールに載せてペンや鉛筆で輪郭をなぞりましょう。本のページをめくるように型紙を反対側に裏返し、もう1度なぞります。
- 段ボールがなければポスター用紙を使いましょう。
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3なぞった線のすぐ内側で羽根を切りましょう。段ボールを切るには、カッターナイフや工作用ナイフが最適です。ポスター用紙を使った場合は、はさみで切っても良いでしょう。必ず、なぞった線のすぐ内側を切りましょう。こうすると、切り抜いた羽根に鉛筆やペンの線が残りません。
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4羽根の中心を折るか切れ目を入れます。羽根の中心で左右を折りたたみましょう。羽根の中心に、カッターナイフで浅く切れ目を入れます。切れ目に沿って羽根を半分に折り、開きましょう。[9]
- ポスター用紙を使う場合は切れ目を入れる必要はありません。半分に折って開きましょう。
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5好みに応じて、羽根を1色に塗りましょう。スプレー塗料、ポスターカラー、アクリル絵の具を使います。羽根の片面を塗り、乾いてから反対の面を塗りましょう。
- ポスター用紙を使う場合は、この手順を省略してもかまいません。
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6本物の羽根のように仕上げたければ、細かい部分を描き加えましょう。蝶の羽の画像を参考にして段ボールの羽根に鉛筆で模様を描き、絵筆でアクリル絵の具やポスターカラーを塗りましょう。
- 羽根の両面に模様を描いてもかまいませんが、片面が乾いてからにしましょう。
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7妖精の羽根らしく仕上げたければ、グリッターで模様を描きましょう。まず鉛筆で模様を描き、その上をグリッターグルーでなぞります。虹色のグリッターグルーを使うときれいに見えますが、別の色でもかまいません。グリッターグルーがなければ、液体のり(容器から直接使う)で模様を描き、その上にグリッターを振りかけましょう。
- 妖精の羽根やとんぼの羽の画像を見て、模様を考えましょう。
- 羽根の両面に模様を描いてもかまいませんが、片面が乾いてからにしましょう。
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8好みに応じて、羽根に他の飾りを付けても良いでしょう。羽根をデコレーションする方法は無限にあります。グリッターグルーや絵の具などの基本的な工作用品、造花やラインストーンなどの手芸用品を使って飾りましょう。羽根を飾る方法の例は、次の通りです。[10]
- 絵の具で模様を描きましょう。絵の具に少量のグリッターを混ぜて塗ると、輝いて見えます。
- ラインストーンを接着剤で貼り付けると、きらきらした羽根になるでしょう。グリッターグルーで模様を描き加えましょう。
- 紙のドイリーを接着剤で貼り付けると、雪の妖精の羽根になります。
- 造花や造花葉物で羽根を飾れば、自然の妖精にぴったりです。
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9羽根を完全に乾かしましょう。乾燥にかかる時間は、羽根の飾り付けに使ったものによって異なります。絵の具は1時間以内に乾きますが、グリッターグルーは乾くのに1日かかることもあります。屋外の日あたりが良い場所に置けば、速く乾くでしょう。
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10中心の折り目の両側に穴を2か所ずつ開けます。釘とハンマーを使って、左の羽根寄りの部分に穴を2つ開け、右の羽根寄りの部分にもう2つ穴を開けましょう。4つの穴が正方形になるように、等間隔で開けます。中心の折り目から5~7㎝のところに開けましょう。[11]
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11リボンを2本切り、穴に通して肩紐を作りましょう。リボンを左上と左下の穴に通し、もう1本を右上と右下の穴に通します。肩に巻いて蝶結びできるくらいの長さのリボンを使いましょう。[12]
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12羽根を背中にあてて、リボンを結びます。背中にあてた羽根を誰かに押さえてもらい、左側のリボンを肩から前に回して蝶結びにします。右側のリボンも同じように結びましょう。[13]広告
方法 3
方法 3 の 3:
針金とセロファンを使う
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1ポスター用紙に羽根を描きます。この形を基に針金を曲げるので、羽根の片側だけで十分です。初めに羽根の輪郭を描き、その内側に渦巻き模様や線を加えます。渦巻き模様や線の端は、羽の付け根(羽の内側の下)につながるように描きましょう。
- この羽根は、胴の部分がぴったりした服やコルセットと合わせて装着することになります。
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2羽根の輪郭に沿って丈夫な針金を曲げます。ポスター用紙の上に#16~#18の太い針金を載せ、羽根の輪郭に合わせて曲げましょう。羽根の内側の下に、手の大きさくらいのまっすぐな部分を残します。頑丈なワイヤーカッターで余った針金を切りましょう。必要に応じて、針金の端をアルミテープで留めます。
- アルミテープは銀色のダクトテープのようなものですが、表面がつるつるしています。
- 針金が細いと曲がりやすく、羽根の輪郭が変形するので、#16~#18の太い針金を使いましょう。このような針金は、ホームセンターなどで販売されています。
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3細めの針金で内側の線を作ります。どんな太さでもかまいませんが、数メートル離れた場所からでも見える針金を使いましょう。輪郭を作った時と同じように、描いた線に沿って針金を曲げてワイヤーカッターで切ります。この針金の端は、輪郭の針金にアルミテープで留めましょう。
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4広げたセロファンにスプレーのりを吹き付け、羽根を載せます。ロール状のセロファンを羽根より少し大きく広げ、スプレーのりをたっぷり吹き付けます。この上に、羽根をすぐ載せましょう。セロファンは、まだ切りません。
- 透き通った虹色のセロファンを使うときれいな羽根になりますが、別の色でもかまいません。
- この作業は手袋をつけて行うと、セロファンが手にくっつきにくいでしょう。
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5羽根の裏側までセロファンを広げて切りましょう。羽根の裏側にセロファンを伸ばし、裏側からも輪郭を覆います。ここでセロファンを切りましょう。セロファンを折った部分を含め、羽根の輪郭の周りにセロファンが少しはみ出すようにします。
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6セロファンを滑らかに整え、輪郭の周りを切り落とします。セロファンを指で押しながら、輪郭の周りと内側の針金の周りを滑らかに整えます。しわが寄っている部分があれば、指で伸ばしましょう。その後、輪郭の周囲2.5㎝を残してセロファンを切り落とします。
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7もう1つの羽根にセロファンを貼り付けるまで、できがった羽根を本の間に挟んで乾かします。セロファンを貼った羽根を平らな場所に置き、その上に重い本を何冊か載せましょう。この間に、もう1つの羽根を同じ要領で作ります。2つ目の羽根にセロファンを貼って切る頃には、1つ目の羽根が乾いているでしょう。
- 1つ目の羽根に使ったスケッチを見ながら2つ目の羽根を作りましょう。こうすると、 左右対称にでき上がります。
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8羽根に紙をかぶせ、低温に設定したアイロンをかけます。羽根にコピー用紙を載せ、スチーム機能を使わずにアイロンを数秒間押しあてます。羽根の片側から反対側に向かって、少しずつアイロンをかけましょう。アイロンをかけるとセロファンが縮んでしわが寄り、針金の周りに貼り付きます。羽根に直接アイロンをあてるのではなく、必ず紙をかぶせましょう。
- 低温に設定したアイロンをかけても何も変わらない場合は、温度を1段階上げましょう。
- この時点で、重い本を載せておいた2つ目の羽根が乾いているでしょう。
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9輪郭の周りのセロファンを切りましょう。ただし、針金のところで切るとセロファンが剥がれてしまうので、縁を少し残します。輪郭の周りに0.3~0.6㎝残して切りましょう。
- 羽根の付け根のセロファンも切り落としましょう。
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102つ目の羽根を仕上げます。2つ目の羽根は、この時点で乾いているでしょう。本の下から羽根を取り出します。紙をかぶせてアイロンをかけ、セロファンを溶かしましょう。羽根の周りに細い縁を残して、余分なセロファンを切り落とします。
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11好みに応じて、羽根にU字型の針金を付けましょう。#16~#18の太い針金を切り、U字に曲げます。指2~3本の幅で手の大きさより少し長いU字を作りましょう。Uの両側に羽根の付け根をそれぞれ合わせ、U字の針金の端から端までアルミテープを巻いて固定します。
- アルミテープで羽根の付け根を完全に隠しましょう。U字から羽根だけが突き出るようにします。
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12コルセットや体にぴったりした服の背中に羽根を差しましょう。羽根にU字の針金を付けた場合は、コルセットや肩紐のないワンピースの背中にU字の部分を差し込みます。背中にあてた羽根をワンピースやコルセットで押さえます。U字の針金を付けなかった場合は、羽根に合わせる衣装の背中に細いポケットを作り、そこに羽根の付け根を差し込みましょう。広告
ポイント
- ペンチを使うと針金をつかみやすく、正確に曲げられるでしょう。
- 虹色のセロファンを重ねると、一風変わった雰囲気に仕上がります。
- セロファンの間に虹色のグリッターを挟むと、一層きらきらするでしょう。
- #14の針金が見つからなければ、#16か#18の針金を使いましょう。これより細い針金では、羽根の重さを支えられません。
- ナイロン生地を染め、乾かしてから羽根に使いましょう。こうすると、スプレー塗料を使う必要がありません。
- スプレー塗料を使わない別の方法もあります。スポンジブラシやスポンジを使って、アクリル絵の具や布用塗料を塗りましょう。
- 蝶の羽根、とんぼの羽、妖精の羽根の画像を参考にして、羽根の模様を考えましょう
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注意事項
- スプレー塗料を屋内で使うのはやめましょう。換気が良い場所、できれば屋外で使います。
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必要なもの
針金ハンガーとストッキングを使う
- 針金ハンガー4本
- ワイヤーカッター(頑丈なもの)
- ダクトテープ
- 白かベージュの膝下ストッキング 4本
- フェルト
- リボン
- グルーガン
- スプレー塗料(任意)
- グリッターグルー、ラインストーン(任意)
段ボールとリボンを使う
- ペン、または鉛筆
- 紙
- 段ボール、またはポスター用紙
- 絵の具と絵筆
- カッターナイフ、または工作用ナイフ
- リボン
- はさみ
- 飾り(グリッター、ラインストーン、造花など)
針金とセロファンを使う
- ポスター用紙
- #16~#18の針金
- ワイヤーカッター(頑丈なもの)
- アルミテープ
- 虹色のセロファン
- スプレーのり
- アイロン
- 紙
- はさみ
出典
- ↑ http://www.beafunmum.com/2011/05/how-to-make-fairy-wings/
- ↑ http://www.beafunmum.com/2011/05/how-to-make-fairy-wings/
- ↑ http://www.beafunmum.com/2011/05/how-to-make-fairy-wings/
- ↑ http://www.beafunmum.com/2011/05/how-to-make-fairy-wings/
- ↑ http://www.beafunmum.com/2011/05/how-to-make-fairy-wings/
- ↑ http://www.beafunmum.com/2011/05/how-to-make-fairy-wings/
- ↑ http://www.kidspot.com.au/things-to-do/activity-articles/fairy-costume-make-your-own-fairy-wings/news-story/d0f22289505cb9cd8c8f57191498048f
- ↑ https://artfulparent.com/2015/08/how-to-make-fairy-wings-with-cardboard-and-doilies.html
- ↑ https://artfulparent.com/2015/08/how-to-make-fairy-wings-with-cardboard-and-doilies.html
- ↑ https://artfulparent.com/2015/08/how-to-make-fairy-wings-with-cardboard-and-doilies.html
- ↑ https://artfulparent.com/2015/08/how-to-make-fairy-wings-with-cardboard-and-doilies.html
- ↑ https://artfulparent.com/2015/08/how-to-make-fairy-wings-with-cardboard-and-doilies.html
- ↑ https://artfulparent.com/2015/08/how-to-make-fairy-wings-with-cardboard-and-doilies.html
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