子猫の性別を見分ける方法

共同執筆者 Pippa Elliott, MRCVS

この記事には:生殖器の特徴で判断する生殖器以外の特徴から判断する6 出典

飼っている子猫がオスかメスかわからなくてお困りですか?子猫の生殖器からオス・メスを見分けるのは、成猫ほどはっきりしていないため容易ではありません。しかし、見分けるポイントさえ知っていれば、それほど難しくはありません。獣医師に相談すれば確信が持てるかもしれませんが、獣医師でも子猫の性別を間違えることがまれにあります。

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生殖器の特徴で判断する

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    暖かくて安全な場所を用意してください。あまり知られていませんが、子猫は寒さにとても弱い生き物です。自分自身で体温を調整して体を温められるようになるまで、子猫は母猫の体温で温められています。そのため、子猫を母猫から引き離すと、子猫の健康に被害が及ぶ可能性もあります、性別判断を行う際には、子猫の健康に悪影響が及ばないように、以下のガイドラインに従って子猫を扱ってください。
    • 暖かい室内で子猫を扱う
    • 子猫は5-10分以上母猫から離さない 
    • 大理石のテーブルやフローリングの床のように体温を奪う場所に子猫を置かない
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    子猫のしっぽをそっと持ち上げます。子猫の生殖器を確認することが性別識別の最短方法です。しっぽを持ち上げて生殖器を見ようとすると、当然子猫は嫌がります。常に優しく子猫に触れましょう。乱暴な扱いや無理やり動かそうとすると、子猫が痛みを覚えて、防衛本能により暴れ出すかもしれません。猫のしっぽはとても繊細なので、しっぽでつまみ上げるようなことはしないでください。
    • 子猫を少しの間優しく撫でて可愛がってあげてから、柔らかくて清潔なタオルの上に寝かせてしっぽを持ち上げてみましょう。嫌がって抵抗するようなら直ちに手を離して、母猫の元に戻しましょう。
    • 顔を反対側に向けて立たせます。
    • しっぽを持ち上げます。この時、強く引っ張ることのないように。
    • 子猫が嫌がって生殖器を確認させてくれない場合には、誰かに手伝ってもらいましょう。一人が子猫を優しく押さえている間に、もう一人がしっぽをゆっくりと持ち上げます。
    • 背中側のしっぽのつけ根を少し掻いてあげると、自然にしっぽが持ち上がることもあります。[1]
    • しっぽを持ち上げてみると、二つの穴があります。上にある穴が肛門で、下にある穴はオスまたはメスの生殖器です [2]
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    下部の生殖口の形を確認してください。一匹以上の子猫がいる場合、2匹の猫を横に並べて比べてみるといいでしょう。直接比べると、オス猫とメス猫の区別がつきやすくなります。
    • メスの子猫の生殖口は垂直になった小さな切れ目のように見えます。メスの子猫の肛門と生殖口はアルファベットの小文字の「i」のような形に見えます。
    • オスの子猫の生殖口は小さな丸い穴のように見えます。オスの子猫の肛門と生殖口は、コロン「 : 」のような形に見えます。[3]
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    それぞれの生殖口の距離を見てみましょう。メスの子猫の場合、肛門と生殖口の距離がオスの子猫よりも短いという特徴があるため、この特徴を使って性別を識別することができます。
    • メスの子猫の生殖口は肛門に近い場所にあります。
    • オスの子猫の生殖口は肛門からだいぶ離れた下にあります。
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    睾丸を確認してみましょう。オスの子猫の睾丸を目視で確認するのは困難ですが、まったく無理だというわけではありません。ただし、無理やり探そうとしないでください。特に子猫のペニスはとても繊細です。通常は体の内側に隠れているオス猫のペニスを無理やり引っぱり出したりすると、後遺症の残る怪我の原因になりかねません。
    • 生殖口と肛門の間を良く見てみましょう。もし小さな膨らみやたるみが見られたら、それは陰嚢です。陰嚢があるということはオス猫です。
    • 陰嚢を目視できない場合、生後1、2ヶ月以上の子猫であれば触って確認することができます。睾丸を触って確認するためには、肛門と生殖口の間を優しく指で挟んでみます。1つか2つのしこりがあることに気付くでしょう。生後1,2ヶ月以下の子猫の場合は触っても確認できない場合があるので注意してください。

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生殖器以外の特徴から判断する

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    毛並みを見てみましょう。子猫の毛色から性別が分かる場合があります
    • 三毛猫(黒、白、茶の大きな斑)や三毛トラ猫(まだら状になった黒、茶色、そしてまれに白)などの三毛の遺伝子はX染色体により遺伝し、X染色体が二つ必要です。メスの染色体はXXであり、オスはXを一つしか持たないことから、希少な染色体異常のケースでない限り、オスが三毛や三毛トラの毛色を持つことはありません。
    • 茶トラ(茶の縞模様)の猫は大抵オス猫です。
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    盛り(発情期)の兆候を見てみましょう。生後6-10ヶ月、猫の種類によっては早くて生後4ヶ月くらいから、避妊手術を受けていないメス猫は「盛り」(専門的には「発情期」)の時期に入ります。 メス猫の盛りはおよそ2-19日間です。交尾をしないメス猫の発情期のサイクルの平均日数はおよそ8日間ですが、交尾をするメス猫の場合、排卵を誘導するため、その周期は大抵短くなります。[4]盛りがついた猫はその行動で盛りに入ったことを表すため、メス猫であることがわかります。 主な行動は以下の通りです。
    • 大きく、耳障りな鳴き声で頻繁に鳴くようになります。鳴き声が強烈になり、まるで遠吠えのように聞こえることもあります。
    • 屋外に出たがるようになります。
    • 非常に人懐こくなり、人や周りの物に擦り寄るようになります。
    • 前かがみになり、背中を伸ばしてしっぽとお尻を持ち上げて、まるでオス猫を「誘うような」ポーズをとります。
    • おしっこを撒き散らします。
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    おしっこのニオイを確認しましょう。去勢手術を受けていないオス猫が成長したとき、ニオイの強いおしっこを振りまく習性が出てきます。
    • 十分に訓練をしていても、トイレ以外の場所でおしっこをしてしまうことがあります。
    • とてもニオイのきついおしっこをします。
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    子猫の体型と顔つきを見てみましょう。猫が性的に大人になるまでは、体格の違いを見て判別することは難しいでしょう。しかし、子猫が十分に成長すれば、体格で性別を判断することができるようになります。
    • 虚勢をしていないオス猫は体が引き締まって立派になり、頭とアゴの骨もしっかりしてきます。
    • また、虚勢をしていないオス猫は「スタッドテイル」と呼ばれる尾腺炎になりがちです。しっぽの付け根部分のリンパ腺から大量の皮脂が分泌され、この皮脂により、しっぽの付け根部分の毛がギトギトする、絡まる、抜け毛、薄毛、脱毛、ニキビや吹き出物、発疹や皮膚病の原因となります。また、悪臭がすることもあります。

注意事項

  • 生後3-4週間の子猫に触るのは避けましょう。生後3-4週間以内の子猫は人間の匂いを吸収しやすく、母猫が自分の子供であることを判別できなくなる可能性もあります。母猫は子猫を拒絶し、その結果、子猫は十分な栄養と母猫の温もりを与えられず、死に至る恐れもあります。[5][6]
  • 子猫が触られるのを嫌がるように、母猫も子猫が危険にさらされると動揺して子猫を守ろうとします。子猫を触るときには必ず母猫が安心するように環境を整えてください。もし母猫が怒ったり、ストレスを感じているようでしたら、子猫を触ることを一旦中止して、母猫の元に返してあげましょう。

記事の情報

この記事はPippa Elliott, MRCVSが共著しています。 獣医であり、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるエリオット医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得してます。エリオット医師は生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。

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