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猫は(子猫も)とても綺麗好きです。とは言え、飼っている子猫がススだらけの暖炉をよじ登ってしまったら、毛づくろいだけでは不十分でしょう。子猫をお風呂に慣れさせる方法、子猫の体の洗い方を覚えておけば、必要に迫られても慌てずにこなせるでしょう。

パート 1 の 2:
子猫をお風呂に慣れさせる

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    8週に満たない子猫はお風呂には入れない 8週未満の子猫にお風呂は適しません。[1] 8週未満であれば、母親猫が子猫の毛づくろいをしていることがほとんどです。生まれたばかりの子猫をきれいにする必要がある時は、お風呂に入れるのではなく、柔らかい布を湿らせ、毛の汚れている部分を拭き取るようにしましょう。[2]
    • 8週を過ぎた子猫は、お風呂が必要というわけではありませんが、お風呂に慣れさせ、飼い主のアレルギー症状も和らげたいといった場合は、この頃からお風呂に入れる習慣をつけておくと良いでしょう。子猫の頃から慣れさせることで、大人になってもお風呂をあまり嫌がらなくなるでしょう。[3]
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    飼い主の手に子猫を慣れさせる 猫をお風呂に入れさせることができるようになりたいのであれば、できる限り早いうちから子猫を自分の手に慣れさせておきましょう。水を怖がらないよう訓練させる他に、お風呂に入れさせる間、あなたの手に触られていることにも慣れるさせる必要があります。[4]
    • 子猫の足、広げた指、お腹、背中、耳の内側にも触れて慣れさせましょう。[5]
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    空の浴槽に猫を置く シンクを使おうとまず思うかもしれませんが、シンクから飛び出して怪我をする可能性があるので安全ではありません。浴槽であれば、子猫は簡単には外に飛び出せないので、かなり安全度が増します。湯の入っていない空の浴槽に子猫を置き、数分間、探検させて臭いを嗅がせましょう。その間、ずっと褒めてあげましょう。
    • この手順は8週になる前から始めることもできます。そうすれば、湯を足すころには浴槽にも慣れているでしょう。
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    子猫の足を濡らす 空の浴槽に慣れたようであれば、次は足だけを濡らしてみましょう。2.5~5センチほどの深さになるよう、ぬるま湯を溜めます。湯が熱すぎず、足がかぶる程度の深さであることが大切です。同時に流水にも慣れさせることができます。逃げないように浴室の扉を閉めておいたほうが良いかもしれません。子猫のお腹を手で持つようにして支え、湯の中に入れましょう。[6] 撫でて優しく褒めましょう。抵抗したり逃げたりせずに数分間いることができた時はご褒美をあげましょう。[7]
    • 浴槽で子猫が暴れている時に褒めたりご褒美をあげると、その行動を強化してしまうので注意しましょう。その代わり、一旦浴槽から子猫を引き上げ、次の日にもう一度試してみましょう。子猫が抵抗しなくなるまで数日間、同じことを繰り返す必要があるかもしれません。[8]
    • 子猫がパニックに陥った時は、優しく首筋を持って引き上げてあげましょう。首筋を持たれると猫は落ち着く習性があるので、試してみましょう。
    • 塗れた浴槽で足元が滑ると、よりパニックに陥りやすいので、底に滑り止めマットを敷いておくと良いかもしれません
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    乾いた清潔なタオルで子猫の足を拭く 小さな子猫は毛皮が塗れるとあっという間に冷えてしまいます。お風呂に慣れさせようとしている間は、塗れたのが足先だけでも、全体にびしょ濡れになっている時でも、湯から引き上げたら優しく拭いて乾かしてあげましょう。
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    落ち着いた態度で接する 飼い主の手で触られることや大量の水に慣れさせるには時間と忍耐が求められます。どのような時であっても、大声を出して叱ったりしないようにしましょう。怖がって、余計に慣れなくなってしまいます。その代わりに、落ち着いた優しい声で話しかけ、良い行動は、撫でたりご褒美をあげたりすることで強化し、慣れていくごとに褒めましょう。
    専門家情報
    獣医であり、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるエリオット医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得してます。エリオット医師は生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。
    Pippa Elliott, MRCVS
    Pippa Elliott, MRCVS
    獣医

    食事前にお風呂に入れることで、お風呂とご褒美を結び付けましょう。 ご褒美を使って動物に特定の行動を促すことを条件付けと呼びます。この方法は、元々好きではないこと(水に濡れる、など)をペットに教える時に大変役立ちます。まずご飯を見せ、次にお風呂に入れ、最後にご褒美としてご飯を与えましょう。

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パート 2 の 2:
お風呂に入れる

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    必要に応じて助けを借りる 子猫の首筋を持って落ち着かせることは可能ですが、子猫の体を洗ったり、シャンプーを泡立てている最中などは手がふさがっていて難しいかもしれません。湯に慣れず抵抗している時は、もう1人呼んで助けを借り、次の手順に進みましょう。2人目がいてくれれば、あなたの手がふさがっていても、パニックに陥って逃げ出そうとした子猫の首筋を持たせることができます。
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    洗面用タオルを使う 湯の中に立っていることに子猫が慣れて抵抗しなくなったことを確認し、より広範囲に渡って毛を濡らしていきましょう。湯をざっと流しかけるのではなく、まずは洗面用タオルを濡らして体をこすってあげましょう。[9] こうすると、子猫の背中を撫でたりやさしく掻いてあげながら(びしょ濡れになるよりも何倍も喜ぶことです)毛を濡らすことができます。
    • この段階では、まだシャンプーは使わないようにしましょう。何回か洗面用タオルでこするだけにして慣らせましょう。完全にお風呂に慣れる前にシャンプーを使ってしまうと、泡だらけになりパニックに陥った子猫をなだめなければならなくなります。他の手順と同様に、風呂に対して好ましい反応を見せた時は必ず褒めて、ご褒美をあげることで、強化していきましょう。[10]
    • シャンプーも使って本格的にお風呂に入れるとすると5分は要します。そこで、少なくともその時間、浴槽の中に留まれるように慣らせましょう。
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    子猫の背中から湯を流しかける 濡れた洗面用タオルに慣れたようであれば、小さなコップやボウルに湯を汲んで、子猫の背中から流しかけてみましょう。この時も、大人しくしていることができたら褒めてご褒美を与えましょう。[11]
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    子猫の顔は濡らさないよう気をつける 子猫の目、耳、鼻に水が入ってしまうのは危険です。顔の近くに湯を流しかける時は、必ず子猫の顎を引き上げ、自分の手を使って湯が顔にかからないよう工夫しましょう。[12]
    • 顔を洗ってあげる時は、湿らせた清潔な洗面用タオル(シャンプーはつけない)で目鼻の周りや口元を拭いてあげましょう。舐めながら毛づくろいをするときの仕草を真似て、短く小まめに、毛並みに沿って手を動かします。
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    シャンプーを用いる 子猫用のシャンプーを硬貨1枚程の量を手に取ります。シャンプーを濡れた毛に伸ばし、こすって泡立てて洗っていきます。[13] わき腹やお腹部分もよく洗い、汚れが詰まっていることが多い肉球の隙間も忘れないようにしましょう。お尻も洗う必要がある時は、柔らかい洗面用タオルで優しく尻尾を持ち上げます。
    • 人間用ではなく、子猫用のシャンプーを使いましょう。人間用と子猫用ではpH値がかなり違います。人間用のシャンプーを使うと子猫の肌は激しく乾燥してしまいます。
    • 子猫がシャンプーに慣れたとしても、肌の乾燥を防ぐために毎回ではなく1回おきに使いましょう。[14]
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    よく洗う ここまでくれば子猫は湯を流しかけられることにも慣れているはずなので、比較的楽にシャンプーを洗い流すことができるでしょう。頭頂部にシャンプーがついている時は、頭から湯を流しかけるのではなく、濡らしてよく絞った清潔な洗面用タオルで拭き取りましょう。[15]
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    手早く済ませる 焦る必要はありませんが、長時間浴槽に留まらせるのも賢明ではありません。濡らして、シャンプーでこすり、洗い流すまでの流れは5分程度で完了させましょう。お風呂に入れながら子猫の忍耐力を試すようなことをすると、慣れるまでにより多くの時間がかかることになるかもしれません。
    • ここまでの手順をこなしている間は終始、落ち着いた態度で接し、穏やかな安心させるような声で何度も褒めてあげましょう。こうすることで子猫も落ち着いていくでしょう。
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    子猫の体を乾かす 浴槽から引き上げたら、体が冷えてしまう前に、すぐにタオルで拭いてあげましょう。濡らしてお風呂に入れる手順と同様に、優しくこすりましょう。
    • タオルで乾かすのが好ましいですが、ヘアドライヤーを使って乾かす場合は最も低い温度と風力に設定し、少なくとも50センチ離して風を送るようにしましょう。
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ポイント

  • 子猫の耳が汚れている時は、水をかけるのではなく、ペットの耳掃除用のウェットティッシュで拭いてあげましょう。
  • 身をよじって抵抗した弾みに引っかかれてしまわないよう、浴槽に湯をはると決めた時は、事前に爪を切っておきましょう。先端の尖っている部分を2~3ミリを切れば充分でしょう。子猫の爪はクイックと呼ばれる神経と血管が通っている部分がそこまで深くないので、それ以上切るのは危険です。
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注意事項

  • 浴槽にはる湯の深さは2.5~5センチ程にしましょう。湯の中に子猫を入れたまま目を離さないようにしましょう。
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必要なもの

  • 子猫
  • 子猫用シャンプー
  • 洗い流す時に湯を汲むコップ
  • ぬるま湯
  • タオルと洗面用タオル
  • 浴槽

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このwikiHow記事について

Pippa Elliott, MRCVS
共著者 ::
獣医
この記事の共著者 : Pippa Elliott, MRCVS. 獣医であり、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるエリオット医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得してます。エリオット医師は生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。
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