「宇宙飛行士になりたい」と言い出したら、みなさんのご両親はどんな顔をするでしょう?「家出する!」とまで言って食い下がったとしても、きっと相手にされず、「バスケやサッカーをしなさい」と言われるだけでしょう。親というのはそういうものです。そんな宇宙飛行士になる夢を持つみなさんの手助けをするのが、私達wikiHowの仕事です!この記事を読んで、しっかり準備をして次のラグランジュ点まで行き、そこから宇宙へ向かって大きく羽ばたいてください。

方法 1 の 3:
最初に成すべきこと

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    まずは「人間を宇宙へ送り出すことができる国」の住民にならないと話になりません。日本にもJAXA(宇宙航空研究開発機構)など優れた宇宙開発機関がありますが、宇宙飛行士を養成しているわけではありません。他国で正式な訓練を受けない限り、地上勤務のまま定年を迎えることになるでしょう。宇宙開発競争に参加している国はたくさんありますが、中でも最先端を行くのがロシア、中国、そしてアメリカです。[1]
    • ESA(欧州宇宙機関)もまた、他の機関と共同で飛行士をロケットに搭乗させて宇宙へと送り出しています。ESAは現在のところ20の国の共同機関です: アルファベット順に、オーストラリア、ベルギー、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スペイン、スウェーデン、スイス、そしてイギリスです。[2]
    • NASAはこれまでに、国際協定を結んだ国の宇宙飛行士を受け入れてきました。つまり、カナダ、日本、ロシア、ブラジルです。ちなみに、これらの国々には優れた宇宙開発機関があります。
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    宇宙飛行士には適正年齢があります。もしみなさんがまだ学業途中であったり、あるいは年金申請をするような年齢にまでなってしまうと、宇宙飛行士になることはできないでしょう。ESAは27~37歳までの志願者を公募しています。[3] NASAの場合はそこまで厳しくはありません。年齢制限はありませんが、過去の宇宙飛行士は26~46歳の間までです。平均年齢は34歳です。
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    身長制限もあります。身長が足りない人は、伸びるように祈るしかありません!ESAの応募基準は153~190cmとなっています。ホッとされた人もいるでしょうか?
    • NASAの場合はどうでしょう。NASAの応募基準は男女ともに157~190.5cmとなっています。ほとんど違いはありません。
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    身体検査はすんなり合格しましょう。NASAの宇宙飛行士になるためには、両目が近視、遠視ともに2.0に“矯正”できないといけません。そう、レーシック手術を受けるのもアリです。健康状態に関して言えば、座った状態で血圧が上下140/90を超えなければ大丈夫です。
    • 最初の視力検査にパスすると、次はさらに眼の屈折力検査が行われます(※被験者の網膜に赤外光を当て、目の前の画面に映った対象物と反射した赤外光のズレ具合を計測します)。パイロットとしての経験がない場合、この検査をパスするには、遠く(8m以上先)を見る際に、「いかなる範囲の視野でも網膜の屈折度数が+5.50~-5.50の間」でなくてはいけません。パイロット経験のある場合は、「いかなる視野の範囲でも屈折度数が+2.50~-4.00の間」でなくてはいけません。また、乱視があると検査にパスすることが難しくなるので注意が必要です。パイロットとしての経験がなければ、度数3.00以上のシリンダーレンズによる矯正が必要な場合は、検査にパスすることはできません(パイロット経験がある場合は、2.0以下の度数のシリンダーレンズでなくてはいけません)。あるいは、度数3.5以上の不同視(左右の視力が違う)の場合もパスすることができません(パイロット経験がある場合は、2.5が限界です)。
    • ESAの条件もほとんど同じです。ESAでは、応募者の精神面における健全さも重要視されます。なにより、みなさんはやがて他の飛行士達と共に、何か月にもわたって狭い場所で暮らすことになるのです。攻撃的な人、心が狭い人、また頑固な人には、宇宙飛行は不向きと言えるでしょう。[4]
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    英語を話しましょう。「国際宇宙ステーション(ISS)」という名前は伊達ではありません。宇宙ステーションで働く人のほとんどが英語を話します。みなさんが将来あらゆる国の人々と一緒に仕事をしようとするなら、英語は不可欠です。
    • またロシア語ができると役に立ちます。宇宙開発は、英語圏に次いでロシアの影響力が大きい分野です。英語・ロシア語両方に堪能であれば、NASAでもESAでも大いに重宝されます。[5][6]
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    水泳を徹底的に極めましょう。重力という厄介な現象のため、単に空気を薄くしながら生活したところで、宇宙環境のシミュレーションとしてはほとんど役に立ちません。そのため、トレーニングのいくつかは水中で行われます。泳げない人はおそらく宇宙飛行士になることはできないでしょう。
    • NASAでは、軍隊用の水中サバイバル訓練が行われます。スペーススーツを装着したまま75mを泳ぐだけでなく、10分間水中を歩かされ、最終的にはスキューバダイビングの資格まで取得できます。[5]今のうちに近所のプールに行って年間パスの申し込みをしましょう。
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方法 2 の 3:
優秀な成績

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    高校では優秀な成績を取りましょう。あらゆる科目で好成績を収めてください。すべての教科です。オール5を目指しましょう。宇宙飛行士とは選りすぐりの優秀な人達のことです。理数系の科目は最重要ですが、他にも英語、歴史、国際関係などが大切です。できる限り万遍なく勉強するようにしましょう。これから厳しい競争がみなさんを待ち受けています。優秀な人達との競争に勝たない限り宇宙飛行士になることはできません。
    • 確かに限度はあります。時間も待ってはくれません。みなさんは機械ではありませんから、ひとまず、理数系の科目に集中しましょう。少なくともこの先10年間、トレーニングの一環として、必死に勉強しましょう。
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    名だたる大学に入り、さらに突出して優秀な学生になりましょう。評価の高い大学の数学、物理学、工学、あるいは自然科学の学士号は必須です。社交活動に惑わされず、ひたすら勉学に励みましょう。何よりも大切なのは学業成績です。
    • 海外(アメリカ、カナダ、イギリス、韓国、台湾、フィリピン)のいくつかの大学には、ROTCプログラム(予備役将校訓練課程)があり、空軍または海軍の課程を修了すれば、テストパイロット(各種実験的な飛行機に乗ることになります)への道が開けます。ちなみに、日本では、航空自衛官から宇宙飛行士になった例はありません。
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    大学を卒業後3年以上は専門的な仕事をすることになります。特定の職業につくか、または学位を取るという選択肢もあります。学位を取得する場合、取得にかかった年数にかかわらず、NASAの審査の段階では修士課程を1年、博士課程を3年としてカウントされます。
    • 航空パイロットになることを選んだ場合は、機長として少なくとも1000時間のフライト経験が必要になります。そして、必ずフライトテストの経験を積んでください。
    • その他の仕事に就く場合は、宇宙飛行士が実際に行う作業に関係する仕事を選びましょう:例えば、航海術、機械の操縦、コンピューター関係、化学・生物学系、船舶の操縦、など。 また、教員としての経験も宇宙飛行士になるためには大切です。NASAでも教員(大学でも、小学校でも)の宇宙飛行士への採用は強く奨励されています。
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方法 3 の 3:
本格的に仕事にする

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    軍隊に入るという選択肢もあります。決して軍人が民間人に比べて偉いわけではありませんが、夢を実現するための手段と割り切りましょう。軍隊に入れば、トレーニング(肉体的にも、精神的にも)を積むことができ、また各種飛行機に乗る機会もあります。まさに一石二鳥でしょう。(※繰り返しになりますが、日本では、自衛官および民間機のパイロットが宇宙飛行士になった例はまだありません)。
    • NASAでは短期の契約で軍事関係者を採用しています。採用された軍事関係者は民間人が参加できない軍事プログラムに従事します。
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    いよいよ候補者訓練プログラムに応募します。アメリカ国民は、OPM(連邦人事管理局)www.usajobs.govを通じて応募します。軍事関係者はOPMの申請書と共に、自らが所属する部署に願書を提出します。日本人のみなさんは、多くの場合、JAXAの推薦を受けて応募することになります。
    • ESAが最後に宇宙飛行士を公募したのは2009年です。[7] どのような試験を経て募集が行われたのか、オンラインサイトで確認することができます。[8] NASAに関して言えば、2013年に候補者の最終トレーニングが行われました。[5] 地上から次の公募に目を光らせておきましょう!
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    最後まで訓練をやり遂げましょう。NASAの場合、トレーニングはテキサスで行われ、約2年間続きます。ESAのトレーニングはドイツのケルンで16か月にわたって行われます。その内容は、宇宙関係からその開発技術を支える科学について学び、水中やシミュレーター内での作業もあります。また、人間工学、工学技術、天文学にも重点が置かれます。そしてNASAでも、またESAでも、きっとみなさんはロシア語漬けになることでしょう。[5][9]
    • NASAの場合、訓練プログラムを修了した民間人は以降5年間、宇宙飛行士になるまでの間NASAの職員として滞在することが義務付けられています。軍事関係者はNASAの特定のプロジェクトに従事します。
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ポイント

  • いかなることをしても、常に勉強に集中し、好成績を維持しましょう。たとえ夏休みであっても関係ありません!
  • トレーニングをしましょう。肉体を鍛え、将来の本格的な仕事に備えましょう。ゆくゆくみなさんは水中でトレーニングをすることになり、また、宇宙空間では重量がほとんど意味を持たないため、長期にわたる滞在でみなさんの筋肉は劣化します。常に肉体のコンディションをピークに保ちましょう。
  • あきらめてはいけません!根気強く、常に最終目標を心に描きましょう。
  • いきなり大きな目標を実現しようとしてはいけません。目の前の小さな目標を一つずつクリアしながら、最終目標に向かいましょう。また、しっかり勉強しましょう。

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注意事項

  • 上記のとおり、宇宙飛行士として仕事をする限り、そう簡単に不快感を覚えてはいけません。ロケットに乗っている最中、みなさんの排泄物はどこに行くか、想像はつくでしょう。
  • 宇宙飛行士の特権の一つは、衛星軌道からの壮大な眺めを堪能できることですが、それにばかり気を取られているようでは宇宙飛行士の仕事は務まりません。宇宙飛行士は制約された環境の中で、膨大な量の仕事をこなすのです。
  • また臆病でもこの仕事は務まりません。宇宙飛行はとても危険な仕事です。チャレンジャーもコロンビアも空中分解し、またアポロ1号もテストの段階で爆発炎上し、いずれのケースも乗組員全員が死亡しました。また、正しくハーネスを装着していないと、宇宙空間に投げ出されたり、大気圏に再突入することにもなりかねません。あまり魅力的なことではないでしょう。
  • ひどい乗り物酔いのある人は、地上勤務を選択した方が無難でしょう。


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カテゴリ: 仕事
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