人目につかないようにしなければならない、少し一人でいたい、という時があるかもしれません。このような時、完全に姿を消す術を心得ていると便利です。ただ、逃げることが必要となる事態は少なく、大半のトラブルは助けを借りることで解決可能です。完全に姿を消してしまう前に、いくつか小さな要素を変えることで一時的な休息を取ることも検討しましょう。すべきことを整理し、自分の痕跡を消し、生活スタイルを変えましょう。元の生活に戻ってくる予定があったとしても新たな気持ちで再出発をすることができるでしょう。

パート 1 の 3:
安全かつ責任感のある決断をする

  1. 1
    完全に姿を消さずに解決する方法を模索する 姿を消すという方法には多くの利点がありますが、こうした思い切った方法をとらずに解決できる可能性も十分にあります。信頼のおける人物、例えば友人や家族に相談してみましょう。また、セラピストに相談するという方法もあります。さらに、警察や地域のサポート団体などに問い合わせ、情報を集めてみましょう。[1]
    • 例えば、気分が落ち込んでいるのであればセラピストが助けになってくれるでしょう。また、生活スタイルや服装を変えるといった「部分的に」姿を消す方法も検討しましょう。
    • 家庭内暴力を受けている人は、居住している都市や自治体、NPO団体などの相談窓口に問い合わせましょう。小さな子供もいる場合は189番(児童虐待対応ダイヤル)へ連絡しましょう。
  2. 2
    未成年の人は様子を見ることで事態の悪化を防ぐ 子供が姿を消すと、大人は探し始めます。また、金銭的に苦しくなり必要なものが何も買えなくなってしまう可能性が高いでしょう。自分だけで生きていくというのは簡単なことではなく孤独も伴います。危険な目に遭うこともあるかもしれません。法律上、成人になると選択肢が広がっていくでしょう。[2]
    • 未成年が自分一人で生きていこうとすると、事態が悪化することがほとんどだという点を忘れないようにしましょう。また、見つかってしまえば家に連れ戻されます。状況が深刻で、身の安全が脅かされているという場合を除き、他の方法で家庭での自分の生活を改善しましょう。
    • 自分がいなくなって寂しがる人はいないと思っているかもしれませんが、それでも単純に姿を消す以外に、より安全な方法を模索した方が良いでしょう。望ましくない状況に自分が置かれている時に参考になる情報もあります。こうした情報を活用しながら、いつかその場を去ることができる日を待ちましょう。
  3. 3
    成人の場合は、責任のある行動をする 成人であれば、これまでの日常から姿を消し新たな生活を始めることが、かなり現実的な選択肢となります。悩む要素として挙げられるのが、身近な人を傷つけてしまうかもしれないという点です。突然消息不明になるのではなく、事前に「いなくなる」ということを伝えておいた方がよいかもしれません。[3]
    • 法律上の問題も考慮しなければなりません。例えば、あなたのための捜索活動が行われると、その時に生じた費用が戻った後で請求されることもあります。
    • 成人は自分の意志で家を出ていくことができます。ただし、出廷命令といった法的な義務を免れるために消える場合などは例外です。
    • 嫌がらせ行為、脅迫、ストーカー行為等を受けているのであれば警察に通報しましょう。法的に自分の身元を変え、より安全に暮らせるようになるための方法もあります。
  4. 4
    発見されにくくするために一人で行動する 誰かと一緒に行動すると見つかる可能性が高まります。捜索活動がより大規模になり、行動の足跡も残りやすくなります。一緒に行動する人次第では、一人の時以上にトラブルに見舞われやすくなることも考えられます。相手が誰であれ、自分の本当の身元がばれてしまわないよう複数の偽名や身元情報を用意しておきましょう。[4]
    • 子供と一緒に姿を消そうとすると、誘拐あるいは子供を危険にさらす行為として罪に問われる恐れもあります。子供を守るための行動であったとしても控えたほうが良いでしょう。
  5. 5
    少し息抜きが必要なのであれば一時的に一人になる 完全に姿を消すのではなく、旅行に行ってみましょう。これまでの身元や生活を維持したまま、新しいことに挑戦してみましょう。身元を変えなくても、どこか別の場所に赴くだけで気分転換になることもあります。日常の風景や習慣を少し変えるだけでも効果があり、姿を消すことを思いとどまるきっかけになるかもしれません。[5]
    • 姿を消すと家族に多大な心労をかけてしまいます。突然いなくなるのではなく行き先と帰宅予定日を前もって伝えておきましょう。
    • 例えば、キャンプを楽しんだり、これまで行ったことのなかった場所を訪れてみましょう。消息を完全に絶たずに安全に行動をすることができるのであれば、全てを捨てる必要はありません。仮に全てを捨てなければいけないとしても、警察や慈善団体の助けを借りることができます。
    広告

パート 2 の 3:
足跡を消す

  1. 1
    携帯できない持ち物は処分する 人生の再出発を望む時、多くの持ち物は必要はありません。そもそも携帯できるものにも限りがあるでしょう。必需品だけをいくつか書き出してみましょう。恐らく少ないはずなので、残りは全て手放しましょう。[6]
    • 本人が特定されやすくなるもの(家族写真など)は置いていきましょう。思い出の品をどうしても持って行きたいのであれば、誰の目にもつかないよう厳重に隠しておく必要があります。
    • 所有していた車も手放したほうが良いでしょう。車があると遠くまで逃げることができますが身元がばれやすくなるという側面もあります。行き先次第で、売る、寄付をする、そのまま置いていくといった判断をしましょう。
  2. 2
    SNSからログオフする ただログオフするだけでなく、これまで投稿した情報などの一切を削除し、退会すると、より徹底することができます。近況を投稿したりランチの写真を掲載すると、あなたの行動歴が残ります。削除しておけばSNSを使いたくなる衝動も抑えることができるでしょう。[7]
    • 昨今の世の中でSNSから完全にいなくなることは難しく、ある程度の準備も必要となります。見つかってしまう原因となるので携帯電話やパソコンは置いていきましょう。
    • インターネット上の自分に関する情報、写真、あるいはオンライン上での嫌がらせ行為に悩まされているのであれば、インターネットに関わらないという方法を試してみましょう。つまり、ネットやSNSをあまり使わずに毎日を過ごしてみましょう。これまでの生活そのものを捨てなくても、気持ちが軽くなるかもしれません。
  3. 3
    パソコンと携帯電話の検索履歴を削除する パソコンには、前回までの検索履歴から最近ダウンロードしたファイルに至るまで様々な情報が残されています。つまり、あなたの計画の内容が明らかになりかねない重要な情報が含まれている可能性も高いでしょう。プライバシーを守るためにも、関連したファイルは削除しておきましょう。また、使用しているブラウザの閲覧履歴なども削除しておきましょう。[8]
    • 見られては困る情報が残っているかもしれないので「ダウンロード」フォルダなどの中身もくまなく確認しましょう。端末や機器がパスワードで保護されているとしても、捜索の目からは逃れられないかもしれません。
    • 図書館といった場所の共有パソコンの使用は十分に注意しましょう。全てが共有されているという前提で考えたほうが良いでしょう。つまり、見つかってしまう可能性を下げるためにも、個人的なアカウントには一切アクセスしないようにしましょう。
  4. 4
    新たな名前と人物背景を作り出す 姿を消している間に本当の身元が発覚しないよう新しい人物像を作り上げましょう。実際の身元とは異なりつつも、あまり目立たないような内容が適しています。すべての設定が決まったのであれば、全体を何度か見直し詳細を詰めましょう。見落としている点やつじつまの合わない要素があると、周囲の人間に怪しまれる恐れがあります。[9]
    • 最も簡単な方法が、自分の名前を変えるというものです。ただし、正式に改名するには法的な手続きが必要となります。また、昨今のデジタル社会では、過去を完全に隠すことはできないという点も念頭に置きましょう。
    • 例えば、「トム」という偽名で休暇目的、あるいは勉強のためにカリフォルニア州に住んでいると仮定してみましょう。建築家という設定にすると、専門的なことを色々と質問される可能性があります。つまり、ある程度の曖昧さを残しつつ、つじつまを合わせておくことがポイントです。
  5. 5
    クレジットカードといった本名が記載されているものは捨てる 身元があっという間に断定されてしまうので、カード類は捨てましょう。クレジットカードは解約して使えないようにしておきましょう。また、銀行のATMカードもしまっておきましょう。一度姿を消した後は使えません。頻繁に利用している店のメンバーカードですら、あなたのこれまでの行動歴をたどるヒントになる可能性があります。[10]
    • 今後必要のないものは廃棄しましょう。不要なものを処分するだけで十分気持ちが入れ替わるかもしれません。それでも姿を消し身を隠したいのであれば、自分の名前が記載されている所持品のすべてを置いていきましょう。
    広告

パート 3 の 3:
行ったことのない場所を訪れる

  1. 1
    現金は少しずつ口座から引き出す 安心して移動できるようにするには、ある程度の資金が必要となります。一度に大量の現金を引き出すと怪しまれるので、一気に口座を空にしないよう注意しましょう。少しずつ複数回に分けて、必要と思われる金額を引き出していきましょう。可能であれば、残高をゼロにした口座を解約しておくと心配する必要がなくなります。[11]
    • 大金を所持している状態は安全ではないので、十分注意しながら行動しましょう。必要な金額だけを持ち歩いて使用し、残りは安全な場所に保管しておきましょう。
    • 少ない所持金で再出発することも不可能ではありません。例えば、長距離バスのチケットを購入し、たどり着いた場所で新たな生活を始めてみましょう。
  2. 2
    移動に必要な持ち物をや衣類を用意して荷造りする 必要な持ち物は行き先によって異なります。少なくとも着替え、簡単な食べ物、その他の必需品は忘れないようにしましょう。大量の荷物を携帯することは出来ないので、必要最低限に留めておきましょう。[12]
    • 自分一人で生活できるよう準備しておきましょう。お金は必要でしょう。また、目的地に到着してから具体的に何をするのかについても計画を立てておきましょう。
    • 社会のルールの外で生活していくのであれば、大き目のバックパック、暖かな衣類、レインコート、頑丈な靴、テント、寝袋、地図、コンパス、ポケットナイフ、応急手当のセットなどをそろえておきましょう。
  3. 3
    滞在地を決める どれくらいの期間これまでの日常から離れて暮らしてみたいのか、何をしたいのかを考えてみましょう。予算に合った目的地を見つけましょう。どこにでも行くことはできるものの、こうした行動には時間、費用、そして事前の計画が必要となります。海外へ向かうのであれば、パスポートも取得しておくことが必須です。[13]
    • 海外に行くのであれば、行き先のビザの条件といった規定も確認しておきましょう。国によっては観光目的の入国だけでなく、移住も率先して受け入れようとしていることもあります。その一方で、中国のように渡航がより厳しく制限されている国もあります。
    • 自国に留まる場合、発見されるリスクと自国にとどまる利点を比べてみましょう。森の中でキャンプを楽しみながら週末を過ごすというのは良い方法かもしれませんが、新しい気持ちで始めたいと考えているのであれば、別の都市に引っ越した方が良いでしょう。また、何度も訪れたことのある観光地は避けましょう。
  4. 4
    必要なチケットを買いそろえる 行き先によって必要なチケットも異なります。自国に留まるのであれば、バスや電車のチケット(切符)が必要になるでしょう。自転車で一人で移動していれば、身元が分かってしまう可能性も下がります。その他の移動手段を選択すると、移動にかかる時間が短縮されますが、見つかりやすくなるという欠点もあります。[14]
    • バスや電車であれば身分証明書を提示せずに乗車できることの方が多いでしょう。
    • 周囲にしばらく海外に行くことを伝えても構わない場合を除き、飛行機や船は選択肢から外しましょう。空港や船の乗り場は警備が厳重なので、搭乗する際に身分証明書の提示が求められるでしょう。
  5. 5
    本当の行き先が発覚しないよう取り繕う 夜更けにこっそりと抜け出す場合を除き、自分の行動が説明できるようにしておきましょう。残念ながら、その話の中には多少の真実も含めておかなければなりません。例えば、数日間旅行してくる、あるいはお気に入りの場所に少しの間滞在する、などの話をしなければならないかもしれません。信ぴょう性の高い内容であれば、本当の行き先がばれてしまうことは恐らくないでしょう。[15]
    • 適切な言い訳を考えておくと、邪魔されずに数日間留守にすることができます。例えば、2~3日出張で留守にする、あるいは数日間旅に出て一人で過ごしたいと伝えてみましょう。上手に話を取り繕うことができれば、誰にもばれずに数日間過ごせるでしょう。
    • 本当の行き先がばれてしまわないよう、意図的に誤報を与えておきましょう。例えば、特定の行き先の飛行機の搭乗券を購入し、実際は乗らずに別の場所に向かうといった工夫をすることができます。あるいは、これまで一度も聞いたことのないような会社と絡めてみても良いでしょう。
  6. 6
    仕事 を見つけ新たな場所でも生きていけるようにする すぐに元の場所へ戻る予定がないのであれば、じきにお金が必要になるでしょう。仕事がなければホームレスになり、これまで以上に困難な状況に陥る可能性があります。スーパー、レストラン、工事現場の作業といった職種であれば、どのような場所でも求人が出ているはずです。ただし、個人情報を提供しなければ仕事を得ることが出来ないという点も考慮しましょう。身元を隠していたい人にとって理想的ではありません。不正な方法で人を雇っている場所もゼロではありませんが、違法行為を行っているだけでなく、あなたが搾取される恐れもあります。[16]
    • 日本では、アルバイトであったとしても少なくとも住所、氏名、連絡先、銀行口座などに関する情報が求められます。これらを避けて仕事をすることは難しいでしょう。もちろん、現場では本名以外の名前で呼んでくれるよう頼むことができるかもしれませんが、偽りの身分で仕事を見つけることはできないでしょう。
    • 日本では、18歳未満の年少者は雇用に関する制限があるので、仕事がなかなか見つからない可能性があります。思いつきで飛び出さないようにしましょう。今後の計画が決まっていないのであれば、地域の行政機関で雇用や支援サービスについて相談してみましょう。
    • パソコンがない場合は公共の図書館などに置かれているパソコンを使って仕事に応募してみましょう。雇用主となる企業や店舗を直接訪ね、応募書類を提出することもできるでしょう。
  7. 7
    服装や髪型を変えて新しい人物像を作り上げる 新しい人物像がなければ、これまでの好ましくない状況に逆戻りしてしまうでしょう。日常の習慣に新しい要素を加えてみましょう。このチャンスを利用して新しいこと(髪型や服装)に挑戦してみましょう。小さな変化でも新たなスタートを切る大きなきっかけとなるかもしれません。[17]
    • 例えば、普段Tシャツとジーンズという着こなしが多いのであれば、少し異なるファッションを取り入れましょう。オタクっぽい服装、ヒッピー風、ヘビーメタルファン、あるいは特定の人物のファッションを真似るなど、様々なことを試せるでしょう。ただし、予算を忘れず、金銭的な無理をしないようにしましょう。
    • これまでと全く異なる髪型にしてみましょう。髪が長かったのであれば、バッサリと切り、思い切って染めてみましょう。ヘアスタイリストに相談してみましょう。
    • 帽子、フード付きトレーナー、サングラスなどを着用しておくと、人混みでもばれにくいでしょう。普段こうした衣服や小物を着用することがない人も一通りそろえておくと、新しい服装やスタイルに自分らしさを加えることができるので重宝します。
  8. 8
    これまでの自分とは異なる習慣を確立する これまでとは違う自分になりたいのであれば、日々の生活にも新しい要素を取り入れてみましょう。例えば、いくつかの団体やアクティビティに申し込んだり、これまで知らなかった宗教のコミュニティーに参加してみても良いでしょう。ウェイトリフティングを始めることで肉体改造をしたり、髭を伸ばしすことも検討しましょう。タトゥーを入れたり、馴染みのないジャンルの音楽のライブに足を運んでみましょう。この世界には知らないことが沢山存在します。姿を消して再出発する機会を最大限活用しましょう。[18]
    • これまで家でゲームをしてばかりだった人は外に出ましょう。スポーツやキャンプを楽しむことで、あなたを探している人をまきましょう。
    • 食べ物も変えましょう。お気に入りのファストフードばかり食べていたのであれば、その習慣からきっぱりと決別しましょう。行ったことのなかったレストランに足を運んだり、近くのスーパーマーケットで買い物をしましょう。
    • 人は身のこなしで認識されることも少なくありません。普段から早歩きの人は、速度を落としてみましょう。これだけでも、かなり気分が変わるかもしれません。
    広告

ポイント

  • 完全に姿を消すのは最後の手段です。他に方法がないということが、はっきりと分かるまで実行しないようにしましょう。
  • 自殺について考えている人は相談窓口に問い合わせましょう。日本に居住しているのであればこちらを参考にしましょう。[19]
  • 必需品の残り状況を定期的に確認しましょう。水や食糧の蓄えが空にならないよう注意しましょう。
  • 目立たずに溶け込める場所を探しましょう。例えば、自分だけ異なる言語を話すと、どうしても目立ってしまいます。その一方で、大胆に新しいことを身につける機会だと捉えることもできます。
  • 社会のルールの外に身を置きたいのであれば、自然の中で生活するという選択肢が常に存在します。キャンプ場や森の入口などを探してみましょう。
  • 新しい仕事を見つけ、新天地で生活をするというのが最善策です。身分を変えることはできなくても、心機一転、前を向くことができるでしょう。

広告

注意事項

  • 前触れもなく突然姿を消すと法的な責任を問われることになるかもしれません。また身近な家族や友人に精神的な苦痛を与える可能性もあります。
  • 一人での移動には危険が伴うので身の安全を確保しましょう。大金の所持は控え、危険な場所に行かないようにしましょう。
  • 計画も立てずに飛び出すとホームレスになる恐れがあります。まず滞在場所や仕事を確保してから出発するようにしましょう。
広告

このwikiHow記事について

wikiHow編集チーム
共著者 by
wikiHowスタッフ編集者
この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。

wikiHowのコンテンツ管理チームは、編集チームが編集した記事を細心の注意を払って精査し、すべての記事がwikiHowの高品質基準を満たしているかどうかを確認しています。
このページは 5 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告