タバコの煙やニコチンの臭いは、内壁や網戸、家庭用リネン類、カーペットに染み付き、家中が不快な臭いになってしまいます。家の中がタバコの臭いがするのは、臭いが消えにくいヤニやタールが残ることが原因です。家のタバコの臭いをとるには、家全体の洗浄、空気の浄化が必要です。また、臭いが特にひどい場合はカーペットの交換、ペンキの塗装が必要です。

パート 1 の 5:
臭いをとる前の準備

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    使い捨て手袋をはめる タバコ製品や化学洗浄液を扱う際は、使い捨て手袋などの保護具を身につけましょう。手袋をすれば、触れたくないものに触れなくてすみ、洗剤に含まれる化学物質による肌荒れを防ぐことができます。
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    臭いの元を取り除く 家の中や外にあるタバコや葉巻の吸い殻、灰など片付けます。吸い殻などを家の中に置いたままにしておくと、タバコの臭いが継続的に染み込んでしまうことになります。火が完全に消えた後に片付けます。レジ袋などに吸い殻を入れ、口をしっかり閉めてから外のゴミ箱に入れます。
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    家の窓とドアを全て開け、家の中の空気を外に出す 洗浄と消臭の作業では空気の入れ替えを頻繁に行います。
    • 家の中の空気の流れが良くなるよう考えて扇風機を配置します。扇風機を部屋の角に向けて風を当てるようにすると、空気の流れが良くなり、部屋の空気を外に出すことができます。または、ドアの入り口や窓に向けて扇風機を置くと一定して空気を外に出すことができます。
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    脱臭剤を購入する タバコの臭いをとるには、臭いの抑制作用や消臭作用だけではなく洗浄作用もある製品を選ぶ必要があります。臭いを隠すだけの製品ではタバコの臭いをとることはできません。下記を含む製品を準備しましょう。
    • 重曹 重曹は、酸性や塩基性の臭い物質のpHを中性にしたり中性に保つことで、臭いを自然に中和させる作用があります。
    • 活性炭 炭は、水の汚れや粒子をろ過するために使われるだけでなく、いやな臭いを吸収する優れた消臭剤としての作用もあります。
    • 過酸化水素(オキシドール) 過酸化水素は、汚染部分や悪臭部分に酸素を与えることによって臭いを取り除きます。だだし、過酸化水素の化学成分は漂白剤のような作用があるため、使用の際には注意が必要です。また、使用できる場所が限られます。過酸化水素を使う際は、目立たないところで試してから使いましょう。また、漂白作用で布が色あせてしまうことがあるため、手袋をはめ、汚れてもよい古い服を着ます。保存する時はきつく蓋を閉めます。
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パート 2 の 5:
カーペット、衣類、リネン類の臭いをとる

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    衣類、布団、枕、カーテンなどを全て集める 衣類やリネン類など水洗いできるものを全て集めて洗います。
    • 嗅覚が鈍くなっているために、嗅いでもタバコの臭いがしないこともあります。これは、タバコの臭いに慣れてしまうと、タバコの臭いで満たされた環境とタバコの臭いとを嗅ぎ分けられなくなってしまうためです。家の中にあるものがタバコの臭いがすれば、その他の全てのものにタバコの臭い付いているはずです。
    • 洗えるものは全て水洗いかドライクリーニングします。家の洗浄計画を立てる前に衣類だけでなく布製品、リネン類、枕も洗っておく必要があります。布製品やリネン類は他のものよりも臭いを吸収しやすい性質があります。こうした布類を退けておくと、家具などの表面の洗浄がしやすくなります。
    • 布製品やリネン類は洗い、洗ったものは家の外にしまいましょう。洗ったものを家の中に置いておくと、家の中に残っているタバコの臭いがついてしまう恐れがあります。
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    カーテンやロールスクリーンの洗浄、洗濯、交換も忘れずに タールやヤニが最も染み付きやすいカーテンやロールスクリーンの洗濯を忘れてしまう人がたくさんいます。カーテンやロールスクリーンを取り外して洗いましょう。臭いがひどく古くなっているものは新しく買い替えてもよいでしょう。
    • 壁掛けの中には布製や帆布製のものもあります。こういったものも取り外して中性洗剤、水、雑巾を使ってきれいにしましょう。汚れを拭き取り、家の消臭作業が終わるまで家の外で保管します。
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    カーペットを調べる カーペットがかなり汚れていてタバコの臭いが強い場合は、交換します。交換できない場合は、以下の方法で洗います。
    • 専用のシャンプーで洗います。カーペットスチームクリーナーをレンタルすれば、自分でカーペットをシャンプーすることができます。または、プロの清掃業者にカーペットの洗浄を依頼しましょう。
    • 重曹をまきます。重曹をカーペットにたっぷり振りまいて、そのまま1日置きます。重曹が、カーペットのタバコの臭いと水分を吸収します。掃除機をかけて、重曹を吸い取ります。臭いがなくなるまで何度か繰り返します。[1]
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    布を使った家具やカーペットに重曹を振りかける 強力な化学洗浄剤を使ってもよいでしょう。こうした消臭製品は、火事の後に家の修復作業でプロの業者が使うものです。
    • 取り外し可能なクッションカバーは取り外し、水で濡らして重曹を溶かした溶液で手洗いするか、洗濯機にかけます。少し乾かして、カバーが少し濡れている状態でクッションにかぶせます。こうすることによって、カビが発生することもなく、カバーの生地をちょうど良いサイズに伸ばすことができます。
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パート 3 の 5:
家庭用品の表面の臭いをとる

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    表面が布で覆われていない家庭用品は薄めた酢や漂白剤を使う 漂白剤、特に酢はタバコの煙に含まれるタールやヤニの分解に良い働きをします。はじめのうちは漂白剤や酢の臭いが気になるかもしれませんが、タバコの臭いとは違って、こうした臭いはすぐに消えます。
    • 蒸留酢とぬるま湯を同量ずつ混ぜ合わせて洗浄液を作ります。
    • 漂白剤115mlに対して水4リットルを混ぜ合わせ、シンク、シャワー、浴槽、台所のカウンター、施釉タイル、ビニル製品、床などの表面を拭きます。拭き終わったら、使う前にしっかりと水ですすぎます。酢の洗浄液を塗布した所に漂白剤の洗浄液を塗布してはいけません。
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    床、天井、網戸、壁、付帯設備の洗浄 手が届かない所は、はしごを使って洗浄します。
    • クローゼットやキャビネットの内部、地下室の壁、廊下、食器棚、引き出しなども忘れずに洗浄を行います。
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    蒸留酢を薄めた洗浄液で木製製品、プラスティック、金属製家具や家庭用品を拭く 霧吹きに薄めた酢を入れ、雑巾で拭きます。傷付きやすい繊細な家具を洗浄する場合は、水拭きした後にきれいな雑巾で乾拭きをします。
    • 酢の洗浄液の中にラベンダー、柑橘系、ローズマリーなどのエッセンシャルオイルを数滴入れると酢の臭いが和らぎます。エッセンシャルオイルを入れなくても、家具についた臭いが消える時に酢の臭いも消えます。
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    小物は全てほこりを払い、水で洗う 布で拭くか、中性洗剤で洗います。家の洗浄と消臭作業が終わるまで別の所で保管しましょう。
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パート 4 の 5:
壁を塗り直す

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    壁の洗浄 壁の洗浄剤には、ほこり、油汚れ、臭いなどを除去するさまざまな種類のものがあります。
    • プロの塗装業者は、一般的にTSP(リン酸三ナトリウム)で壁を洗浄します。1カップのTSPに対して20カップの水で薄めたものや市販のTSPスプレーを壁に塗布して雑巾で拭きます。TSPを使う際は必ず手袋をはめましょう。
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    洗浄後に脱臭用プライマー(下塗液)を塗布する 脱臭効果を備えたプライマーでの下塗作業は、長い間蓄積したタバコの臭いをとるために必要不可欠です。塗り直すだけでは、タバコの臭いがペンキの中に取り込まれるだけで臭いはとれません。
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    他にペンキを塗った方がいい所はないか確認する 例えば、古い家具からタバコの臭いがする場合、洗浄し、消臭プライマーで下塗し、ペンキを塗って臭いをとります。
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パート 5 の 5:
空気を浄化する

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    空気清浄器、暖房、エアコンのフィルターを交換する 家中の空気がフィルターを通過しても、タバコの臭いはまだ残ります。あらゆる機械のフィルターを交換すれは空気が浄化され、きれいで新鮮な空気が部屋に行き渡ります。
    • TSP溶液でもフィルターを洗浄できます。手袋をはめ、フィルターをTSP溶液の中に入れ、時々フィルターを揺らしながら1時間弱浸します。ブラシを使ってほこりやこびりついている臭いを取り除きます。洗浄が終わったらしっかりすすぎます。
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    空気清浄機を買う 家全体の空気を浄化する強制空気循環構造の空気清浄機を設置します。または個室用のものを買って置いてもよいでしょう。家や部屋の広さを確認し、広さに適した性能の空気清浄機を買いましょう。
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    活性炭を入れたボウルを家のあちこちに置く 活性炭は臭いをゆっくり時間をかけて吸収します。窓のない部屋や収納スペースなど空気の入れ換えができない場所に、活性炭を入れたボウルを置きます。活性炭が少しずつ臭いを吸収します。
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ポイント

  • 1日単位または1週間単位で定期的に掃除すると、さらに臭いがとれやすくなります。例えば、1日に数時間ドアや窓を開ける、毎日掃除機をかける、週に1回布製品を洗うなどです。
  • 一時的に臭い消すため、臭いを隠すタイプの消臭剤を家具にスプレーします。こうした消臭剤は全部の臭いを取り除くわけではありませんが、家の臭いを一時的にとるのに役立ちます。
  • 玄関、ベランダ、裏庭など家の外の部分も掃除しましょう。タバコを吸う場所や煙が流れつく場所の清掃と消臭を行い、タバコの臭いが屋内に入らないようにしましょう。

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注意事項

  • 漂白剤やTSPなどの化学製剤を扱う際は、手袋や安全メガネなどの保護具を身につけましょう。
  • 洗浄する家具や家庭用品などが傷まないように洗浄剤の説明書をよく読み、使用上の注意に従いましょう。専用の洗浄剤しか使えないものもあります。
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