家庭での陣痛促進方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム | 37 出典

この記事には:特定の食品を食べる姿勢を変える身体を動かす陣痛に備えるハーブ療法体の緊張をほぐす医療処置

出産予定日は、通常、妊娠してから40週目を基準に計算されます。妊娠40週目を過ぎると、不快感を覚えたり、早く出産したいと思うことがあるかもしれません。そうなったら、病院で陣痛促進処置を受ける前に、家庭できる数々の陣痛促進方法を試してみましょう。

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特定の食品を食べる

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    パイナップル 陣痛を誘発する可能性のある食品のひとつにパイナップルがあります。パイナップルに含まれるブロメラインは、陣痛が始まるための重要な段階である子宮頚管の軟化と熟化を促します。[1]
    • パイナップルをそのまま食べるか、100%果汁のジュースやパイナップルを使ったフルーツスムージーにして飲みましょう。
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    辛い食品 辛い食べ物で陣痛が起きると言う人もいます。メキシコ料理や唐辛子を使った料理には陣痛促進効果があるかもしれません。ただし、出産間近にこうした辛い食品を食べて消化不良を起こさないように注意しましょう。
    • 特定の辛い食品に含まれるカプサイシンという成分が陣痛の痛みを和らげるという研究結果があります。カプサイシンには天然の鎮痛作用を持つエンドルフィンをしのぐ効果があります。[2]
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    リコリス(甘草) ブラック・リコリスには陣痛促進作用があると言われています。糖分の少ない天然のリコリスを入手しましょう。リコリスは錠剤でも購入できます。リコリスには腸の動きを活発にする緩下剤の働きもあり、腸が動き出すと陣痛が始まるかもしれません。[3]
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    にんにく にんにくをたくさん食べると腸の働きが活発になります。この作用により腸を空にすると、胎児が下腹部まで下がるための空間ができます。胎児が下腹部に下がってきたら、あとは子宮と子宮頚管が自ずから陣痛の準備をするだけです。[4]
    • にんにくをたくさん使った料理を作りましょう。ただし、消化不良を起こさないように注意してください。
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    食物繊維 食物繊維を多く含む食品を摂取すると便秘の予防になります。[5]便秘になると腸が膨らんで、下腹部に胎児が下りてくるはずのスペースがなくなってしまいます。出産予定日前の2、3週間は果物や野菜をたくさん食べましょう。ドライプルーンやその他のドライフルーツも便秘解消に効果があります。
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    レッドラズベリー・リーフ・ティー このお茶は子宮を丈夫にして、子宮の収縮を促します。ティーバッグひとつに対して180mlのお湯を注ぎます。3分ほど待つとお茶ができます。冷まして飲みましょう。[6]
    • 夏はレッドラズベリー・リーフ・ティーをアイスティーにして飲みましょう。
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    クミン・ティー クミンは消化器官の不調に効果があります。また月経促進や腹部の膨満感解消にも有効です。クミンシードのお茶を煎れて、陣痛を誘発しましょう。[7][8]
    • クミンティーの苦味が気になる場合は砂糖やハチミツを加えて飲みましょう。

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姿勢を変える

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    四つん這いになる 四つん這いの姿勢になると胎児がよい位置に来ます。胎児の頭が子宮頚部を圧迫すると、子宮頚部は短く薄くなり始めます。一回に10分ほど四つん這いの姿勢になることを一日に数回行うと、胎児の頭が最善の位置に来るようになります。[9]
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    ソファーの背にもたれかからない 出産間近になると母体にも疲れが出てきて、ゆっくり休みたくなることが多いかもしれません。しかし、ソファーの背にもたれかかって座ると、陣痛が始まる時に胎児の頭が正しい位置に来なくなる可能性があります。その代わりに、体の左側を下にしてソファーに横になり、ほんの少し前屈みになります。クッションを使って居心地を調整しましょう。[10]
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    バランスボールに座って跳ねる バランスボールはエクササイズだけでなく出産間近に心地よく座るために使うこともできます。また、このボールには陣痛を緩和する効果もあります。脚を大きく広げてバランスボールに座るかボールに座って跳ねると胎児が下がってきます。[11]

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身体を動かす

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    散歩する ウォーキングをすると胎児が下がりやすくなります。胎児の頭が子宮頚部を圧迫し始めたら、陣痛が始まるのもそう遠くはありません。15-20分ほど散歩に出かけましょう。新鮮な空気に触れるのもプラス効果です。[12]
    • 坂道を登ってみましょう。こうすると身体が前方に傾きます。身体を前方に40-45度傾けると、胎児が正しい方向に下がりやすくなります。
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    ギャロップする 前足を一歩出したら、後ろ足で飛び跳ねて前足に追いつくようにすると、お腹の中の赤ちゃんの居心地がほんの少し悪くなります。ただし、自分の足につまずいて転ぶことがないように細心の注意を払ってください。[13]
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    階段の上り下り 階段を上る時には上体を前に(約40-45度)傾けるため、胎児の位置が下がりやすくなります。その際には必ず手すりにつかまり、安全に階段を上るようにしましょう。[14]
    • 一段ごとにドンドンと足を踏みならしながら階段を上るのも効果があります。
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    家の掃除をする 適度に激しい作業を行うと陣痛が始まりやすくなります。車庫の掃除、掃除機やモップを使った床掃除などで身体を忙しく動かすと、陣痛が始まるかもしれません。出産後に掃除の行き届いた家に帰ることができるのも嬉しい特典です。

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陣痛に備える

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    性交を行う パートナーとのセックスはプロスタグランジン(ホルモンのような役割を持つ)の分泌を促します。プロスタグランジンには陣痛促進作用があります。膣内に射精された精子は子宮頚部の軟化と拡張を促し、同時に母体を陣痛に導きます。[15]
    • オーガズムに達するとプロスタグランジンの分泌が活発になります。もしセックスをすることに不安があるのならば、自力でオーガズムに達するという方法もあります。
    • 破水をした後に性交渉をしてはいけません。感染症の危険性が増します。
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    乳首を刺激する 乳首への刺激も子宮の収縮を促すひとつの方法です。親指と人差し指で乳首をはさんで2分ほど回します。3分休んだ後にまた繰り返し、これを20分行います。これでも子宮の収縮を感じない場合は、乳首をはさんで回す時間を3分に伸ばし、2分休みましょう。[16]
    • 指にオリーブオイルを塗って、乳首への摩擦を減らしましょう。
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    指圧をする 指圧は鍼灸に似た中国の伝統的なボディーワークの手法で、リラクゼーションと癒しをもたらします。この癒しの手法では、体にはエネルギーが流れる場所に「ツボ」があるとしています。[17] そのうちの二つのツボを直接強めに押すと、陣痛が始まるかもしれません。[18] 指圧の方法は以下の通りです。
    • 親指と人差し指の付け根にあるツボと、足の内側のくるぶしから7cmほど上にあるツボを探します。
    • 親指と人差し指の付け根の間をもう片方の手の親指と人差し指ではさみ、30-60秒ほど円を描くように揉みます。[19]
    • 一本または二本の指先で足の内側のツボを押さえ、円を描くように揉みます。
    • どちらのツボを揉んでいる時でも、子宮の収縮を感じたらツボを揉むのを一旦やめます。子宮の収縮が収まったら、またツボを刺激します。
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    足ツボを刺激する 足ツボを使う方法では、足のツボを刺激して24-48時間以内に陣痛を起こさせます。[20] 下垂体、膀胱、みぞおち、卵巣と子宮に効果のあるツボを刺激して、母体を陣痛に導きましょう。これらのツボのひとつを強めに押して、円を描くように揉みます。[21]
    • 下垂体は足の親指にツボがあります。このツボを押すと脳下垂体を刺激して、オキシトシンなどのホルモン分泌を促します。
    • 膀胱のツボは土踏まずの下のほうで足の内側に近い部分にあります。このツボを刺激すると子宮のまわりの筋肉を収縮させ、子宮の収縮を促します。
    • みぞおちのツボは足の裏の中心に位置し、リラックス効果と精神安定効果があります。
    • 卵巣と子宮のツボは足首の内側にあり、くるぶしのすぐ下に位置します。ここを押すと痛みを感じるかもしれませんが、子宮の収縮がすぐに始まります。
    • 妊娠38週目以前に足ツボを刺激してはいけません。妊娠満期になる前に陣痛が始まる恐れがあります。妊娠初期には絶対に足ツボを刺激しないでください。流産する危険があります。[22]
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    ひまし油を飲む ひまし油を飲むと腸の動きが活発になりお通じをよくするため、陣痛が起こりやすくなります。腸の筋肉を動かすことで子宮の収縮を誘発します。ひまし油は下痢を引き起こすため、不快感が伴うかもしれません。[23]
    • グラス1杯のジュースに60mlのひまし油を混ぜて、一気に飲み干しましょう。
    • ひまし油の代わりに家庭でできる浣腸を試してみましょう。ただし、これは一度しかできず、細心の注意を必要とします。腸が空っぽになるため脱水症状を起こしやすく、かなりの不快感を伴います。

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ハーブ療法

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    マツヨイグサのオイルを服用する マツヨイグサのオイルには、ホルモンのような働きで子宮の収縮を促して子宮頚部の軟化を進めるプロスタグランジンが含まれています。500mgの経口カプセルを1日3回服用しましょう。[24]
    • 別の方法として、マツヨイグサのオイルのカプセルを就寝前に膣内に挿入します。膣内の湿り気でカプセルが溶け、子宮頚部全体にオイルが行きわたります。
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    コホッシュを摂取する コホッシュの根は月経不順、更年期障害、骨粗しょう症などの治療と陣痛促進に使われる薬用植物です。[25]ブラックコホッシュとブルーコホッシュの根があり、通常は水性あるいはアルコール性のチンキ剤として販売されています。[26]表示された用量をしっかりと守りましょう。
    • ブルーコホッシュよりブラックコホッシュのほうが効き目があるとされています。
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    ホメオパシー療法を試す ホメオパシー療法で用いられるオキナグサやルイヨウボタンも陣痛を誘発するために使うことができます。[27]オキナグサは月経不順や頭痛、不眠の治療に用いられます。[28]ルイヨウボタンは子宮の筋肉を調え、陣痛に備えます。[29]
    • どちらのハーブを用いる際も、表示どおりの用量をしっかり守って摂取しましょう。

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体の緊張をほぐす

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    お風呂に入る 温かいお湯につかると身体をリラックスさせることができ、筋肉の緊張がほぐれます。お湯にラベンダーオイルを数滴たらして心の「こり」もほぐしましょう。
    • 肌が赤くなるほどお湯を熱くしないように気をつけましょう。過剰な熱はお腹の赤ちゃんにストレスを与えます。
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    イメージする 瞑想するように座り、出産の始まりを想像しましょう。深く息を吸って、子宮の収縮が始まることを想像します。子宮頚部が開いていく様子をイメージして、胎児が産道を下りてくる感覚を想像します。[30]
    • 陣痛促進のための瞑想用音声ガイドをインターネットで探しましょう。こうした音声ガイドにはmp3形式でダウンロードできるものがたくさんあります。「催眠出産」というキーワードで検索するとみつかる場合もあります。催眠出産は瞑想と似たような手法で自然分娩の最中にずっと妊婦さんを励まします。[31]
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    大泣きする 泣くと身体の緊張がほぐれて、陣痛が起きやすくなります。出産間近になるとストレスが溜まりやすくなるため、なにか理由を見つけて、大泣きしてみましょう。[32]
    • ティッシュの箱を抱えて悲しいストーリーの映画を観れば、涙を流すきっかけになるかもしれません。
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    マッサージを受ける 緊張をほぐすマッサージを受けると、身体を穏やかに保つことができます。ただし、妊婦さんに対するマッサージの心得があるマッサージ師にお願いすることを忘れずに。マッサージは体の左側を下にして横になり、脚の間に枕を挟んで身体を支えながら受けましょう。

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医療処置

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    医師が陣痛促進に踏み切るタイミングを知る 自宅での出産を計画している場合も、医師や助産師に立ち会ってもらったほうがよいでしょう。たいていの医師は、よほどの事情がない限り、陣痛促進を行うことはありません。例外を以下に挙げました。
    • 破水しても陣痛が起きない
    • 出産予定日を2週間以上過ぎている
    • 子宮内に炎症が起きている
    • 妊娠糖尿病や高血圧症を患っている、または羊水が減少している
    • 胎盤、胎児の位置、胎児の成長に異常がみられる[33]
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    医師の最初の処置は羊膜腔を剥がすことだと覚えておく 医師はゴム手袋をはめた指で子宮頚部の奥を触診し、子宮内膜から羊膜腔を剥がします。それにより、ホルモンが自然に分泌され、陣痛が始まります。[34]
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    その時になったら、医師が手動で破水を導くことを覚えておく 医学的には人口破膜と呼ばれるこの処置では、医師が細いフックを使って羊膜腔を破ります。通常はこの処置から2-3時間後に必ず陣痛が始まります。
    • この処置はすぐに終わりますが、痛みと不快感を伴います。
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    天然のホルモンであるプロスタグランディンの処方に備える このホルモンは膣内に直接挿入するか経口摂取するかのどちらかです。これは通常は病院で行われる処置で、出産に備えて子宮頚部を広げます。
    • この処置には強く引きつる感覚と痛みが伴います。[35]
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    病院では点滴でオキシトシンを注入されることを覚えておく これは長引く分娩時に行われる処置です。上記のような緊急時にはこの処置で陣痛が起きやすくなります。
    • オキシトシンによる陣痛促進では、子宮収縮の間隔が短くなることがあります。[36]
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    陣痛促進のリスクを医師と話し合う 上記の処置には絶対的な効果があるわけではなく、妊婦の身体がまだ分娩態勢に入っていない場合にはなおさらです。陣痛促進方法を試しても効果が表れない時にはすぐに医療施設に向かうべきです。以下のリスクや注意事項を考慮しましょう。
    • 感染症 (特に破水後は注意が必要)
    • 子宮内膜の損傷
    • 未熟児の出産
    • 不規則な陣痛[37]

ポイント

  • でこぼこ道を車で走ると、上下の振動で胎児が下に降りてくることがあります。

注意事項

  • 上記の方法を試す前に、必ず助産師か産婦人科の医師に相談しましょう。
  • 妊娠40週目に達するまでは上記のどの方法も試してはいけません。上記の方法はどれも陣痛促進には効果がありますが、出産の始まりはなるべく自然に任せましょう。

出典

  1. http://www.natural-pregnancy-midwife.com/ways-to-induce-labor.html
  2. http://www.obgynnorth.com/patient_education/childbirth_preparation/natural_ways_to_encourage_labor
  3. http://trimestertalk.com/42-natural-methods-to-induce-labor-when-postdate-or-overdue/
  4. http://www.natural-pregnancy-midwife.com/ways-to-induce-labor.html
  5. http://www.natural-pregnancy-midwife.com/ways-to-induce-labor.html
  6. http://joyinbirthing.com/months/month10/naturalinductionmethods
  7. http://www.webmd.com/vitamins-supplements/ingredientmono-635-cumin.aspx?activeingredientid=635&activeingredientname=cumin
  8. http://joyinbirthing.com/months/month10/naturalinductionmethods
  9. http://www.natural-pregnancy-midwife.com/ways-to-induce-labor.html
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記事の情報

この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。

カテゴリ: 妊娠期 | 家族

他言語版:

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