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この記事の共著者 : Tami Claytor. タミ・クレイターはニューヨーク州ニューヨーク市に拠点をおく「Always Appropriate Image and Etiquette Consulting」の経営者です。マナーコーチ、イメージコンサルタントとして20年以上の経験を有し、個人、学校、企業、コミュニティーグループを対象にマナー講座を開講。数10年以上にわたり文化を研究。世界5大陸をくまなく訪れ、その際培った経験をもとに社会正義と異文化認識を推奨する文化多様性ワークショップを設立。 クラーク大学にて経済学(国際関係専攻)の学士号を、Fashion Institute of Technologyにてイメージコンサルタントの認定資格を取得。Ophelia DeVore School of Charmにてマナーコースを修了しました。
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英語で手紙を送る際、個人宛であれば封筒の宛名書きは簡単です。氏名に敬称を加えれば完成です。ただし、手紙が家族宛てとなると、少々手順に違いが生じます。こうした場合の封筒の宛名書きには複数の方法があり、それぞれ微妙な違いがあるので、状況に最も適したものを選ばなければなりません。特に難しいというわけではありませんが、どのような時に(そして、どのように)用いるべきかを心得ていると礼儀作法として役立ちます。この記事を参考に身につけましょう。
ステップ
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1「The 〇〇〇 Family」と書く[1] 家族へ宛てて手紙を送る際は2通りの方法があります。まずは、その一家の姓を用いて家族全員に宛てる方法、そして個人名を明記して家族全員あるいはその一部に宛てる方法です。ここではまず1つ目の方法を試してみましょう。姓を当てはめて「The 〇〇〇 Family」という文言を住所の1番上の列に書きましょう。これは、あまり気取らない一般的な内容の手紙を送る際に適していますが、結婚式の招待状のような個別の受取人が指定されている手紙では用いない方が賢明かもしれません。
- 例えばTimとJanetという夫婦、さらに2人の子供EmmaとPeterという家族構成のJones一家であれば、The Jones Familyと書くことができます。
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2姓を複数形にする[2] 上記の方法の他にも、家族の姓を複数形にして住所の1番上の列に書くことも可能です。この場合、姓の前にかならず定冠詞「The」をつけましょう。つまり「The Smiths」や「The Garcias」といった書き方になります。
- 誤ってアポストロフィーをつけてしまわないよう注意しましょう。アポストロフィーは所有を表す機能を果たすためのもので、名詞を複数形にするためには用いません。そのため、この場面でも必要はありません。姓の多くは、末尾に「-s」を付け足せば完了です(例えば「Thompsons」や「Lincolns」など)。ただし、姓の末尾に既に「-s」「sh」あるいは「x」が含まれている場合は「-es」を付け加えましょう(例えば「Roses」「Foxes」あるいは「Welshes」など)。
- 例えば既出のJones一家の場合、「The Jones Family」の他にもThe Jonesesという書き方も可能です。
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3それ以外の情報は通常通りに記載する 住所の1行目でどのような書き方を用いても、それ以降の部分の書き方は通常の宛名と変わりません。1行目に家族の姓を用いた宛名を書くことができたら、2行目に番地や通り(あるいは私書箱)の情報を書き、さらに次の行に都市、州(あるいは群)、郵便番号などを明記しましょう。国際郵便として送る場合は、4行目に国名を必ず書きましょう。同じ面の左上に、宛名と同じ要領で差出人の名前と住所も忘れずに明記しましょう。詳しくは、国際郵便の住所の書き方を検索してみましょう。
- 例えばJones一家の宛名は次のようになります。
- The Jones Family (あるいは The Joneses)
- 21 Jump Street
- Anytown, CA, 98765
- 一般的に、一家に宛てて手紙を送る際、変える必要があるのは1行のみです。番地や通り名は変わらないはずです。この記事では、パート2でも「名前」に続く情報は通常通りに書くという前提で説明を行います。
広告 - 例えばJones一家の宛名は次のようになります。
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1両親の名と敬称から始める 家族に宛てて手紙を送る時、姓を用いて一度に全員に宛てる方法の他に、家族全員、あるいは一部の個人名を明記するという方法をとることもできます。これは、結婚式の招待状のように受取人をはっきりとさせる必要がある場合、便利でしょう。まず、住所の1行目に両親の名前を書きましょう。この時、必要な敬称も忘れずに付け加えましょう。「Mr.」や「Mrs.」であれば無難です。「Dr.」や「Judge」といった正式な敬称や職業に基づく敬称を用いた方が適切である場合もあります。
- 例えば、Jones一家を自分の新居でのパーティーに招く場合は、まずMr. and Mrs. Jonesと両親に宛てましょう。
- 夫の姓名を書き、夫と妻両方の宛名とする伝統的な書き方も有効です(Mr. and Mrs. Tim Jonesなど)。ただし、必ずしもこの方法を採用する必要はありません。
- また、夫と妻双方の名前を明記することもできます(Tim and Janet Jonesなど)。これは、顔見知りで気取る必要のない関係性であれば有効です。面識があまりない相手に対してこのような宛名書きをすると、敬称ではなく個人名が強調され、失礼な印象を与えてしまう可能性があります。
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2子供の名前を付け加える 次の行に18歳未満の子供(あるいは子供たち)の名を付け加えましょう。名の後に姓を加えても(David, Chelsea, and Gabriela Richardsonなど)良いでしょう。加えない方法も可能です(David, Chelsea, and Gabrielaなど)。子供たちの年齢が分かっている場合は、最も年上の子供の名から順に書きましょう。
- 例えば、Jones一家を招く場合、両親の名前の下に2人の子供たちEmma and Peterを加えます。つまり、住所欄の最初の2行は次のようになります。
- Mr. and Mrs. Jones
- Emma and Peter
- 例えば、Jones一家を招く場合、両親の名前の下に2人の子供たちEmma and Peterを加えます。つまり、住所欄の最初の2行は次のようになります。
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3あるいは両親の名前と「and Family」という文言を用いる 子供の名前が分からない場合は、総称を用いることも可能です。この場合、子供の名前を書く2行目に「and Family」と書きましょう。あるいは「and Children」という書き方を選択すると、より具体的になります。
- Jones家の場合、EmmaとPeterという2人の子供の名前を「and Family」あるいは「and Children」という文言で置き換えることができます。例えば、次のようになります。
- Mr. and Mrs. Jones
- and Children
- Jones家の場合、EmmaとPeterという2人の子供の名前を「and Family」あるいは「and Children」という文言で置き換えることができます。例えば、次のようになります。
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4子供たちに宛てていないのであれば名前を省く[3] ここまで紹介した例は、手紙が両親と子供たちに宛てられているということを前提にしています。これが当てはまらない場合は、該当する受取人の名前のみを明記し、2行目にさらに名前を加えずに番地や通り名に進みましょう。
- 例えば、Jones家の夫婦のみをパーティーに招きたいのであれば、標準的なMr. and Mrs. Jonesという書き方を用い、子供たちの名前は一切書かないようにしましょう。
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518歳以上の子供には個別に手紙を送る[4] 手紙を送る家族に18歳(あるいはそれ以外の成人とみなされる年齢)以上の子供がいる場合は、両親宛てのものとは分けて個別に手紙を送りましょう。自分宛の手紙を受け取るということは、大人の仲間入りをしたことを意味しています。比較的些細なことではあるものの、例えば、両親宛ての手紙の中で一緒に招待を受けると、やや侮辱された気持ちになってしまう子供もいるかもしれません。広告
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1外側の封筒は両親のみに宛てる 手紙の中には、受取人からの返答を要するものもあります。こうした場合は住所の書かれた小さな返信用封筒を同封するのが一般的です。このような手紙を家族に宛てて送る時、外側と内側の封筒で書き方は若干異なるということも知っておきましょう。まず、外側の封筒(つまり返信用の封筒を入れて送るための封筒)には両親や世帯主の名前のみを明記しましょう。
- 外側の封筒には、ここまでで説明されている方法を用いて両親の名前を書きましょう。例えばJones一家全員を自分の結婚式に招待したいのであれば、外側の封筒には Mr. and Mrs. Jonesや Mr. and Mrs. Tim Jones、あるいは Tim and Janet Jonesという書き方を採用しましょう。
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2返信用封筒は受取人全員を含める 同封する返信用封筒の書き方は少々異なります。家族全員の返答が必要なのであれば(例えば全員を結婚式に招待する場合など)、まず両親の名前を差出人住所欄の1行目に書き、その下の行に子供たちの名前を書きましょう。ただし、両親からの返答しか必要ない場合は、2人の名前のみを1行目に書き、番地や通り名に進みましょう。
- 返信用封筒なので、外側の封筒の受取人が「差出人」となります。つまり、適切に返送されるよう、受取人としてあなた本人(あるいは結婚式を仕切るブライダル企業や会社、私書箱など)の住所を書きましょう。
- Jones一家に宛てた招待状の例で考えてみましょう。家族全員を招待するのであれば、返送用封筒の差出人住所の1行目に両親、2行目に子供たちの名前を書く必要があります。つまり、次のようになります。
- Mr. and Mrs. Jones
- Emma and Peter
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3返信用封筒に切手を貼る 誰からの返信を待っているのかに関わらず、前もって返信用封筒に切手を貼っておくと丁寧です。切手は比較的安価なので、事前に切手を貼るという行為は金銭的な援助というよりも相手に対する敬意や心遣いを示すということを目的としています。無礼を働くことがないよう、多少手間でも切手は貼っておきましょう。
- 既に説明されているように、18歳(あるいは成人としてみなされる年齢)以上の子供たちには個別に手紙を送りましょう。返信用封筒を同封して郵送する場合も同様に、18歳以上の子供1人1人を差出人として返信用封筒を用意し、切手を貼る必要があります。
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ポイント
- 宛先を間違えないように注意しましょう。
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出典
このwikiHow記事について
他言語版
English:Address an Envelope to a Family
Français:adresser une enveloppe à une famille
Español:enviar un sobre a una familia
Nederlands:Een envelop adresseren aan een familie
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