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寒さは車のバッテリーにダメージを与えます。そのため、冬の季節や起こり得るトラブルに備えることが重要です。以下の内容を読んで、車が発進しない場合の対処法や、事前の予防策について学びましょう。

方法 1
方法 1 の 4:
エンジンをかける

  1. 1
    バッテリーからの電気の流出を最小限にします。これは、寒波が訪れる前の最後の車の使用時に行うのが理想です。しかし、車を発進させる直前に行っても十分効果があります。[1]
    • 車のドアを閉めます(主な理由はルームライトを消すためです)。
    • エアコン/送風機、ラジオ、電気等、「全て」の付属品のスイッチを切ります。
  2. 2
    鍵を回してエンジンをかけ、10秒間維持します。10秒以上回し続けてはいけません。スターターに負荷をかけ過ぎると、エンジンが全くかからなくなってしまいます。
    • 点火装置に鍵を差し込んだら、回してダッシュボードライトが点くか確認しましょう。それが確認出来たら、少なくともバッテリー内にいくらか充電が残っているということなので、良い兆候です。
    • 鍵を回しても音(モーターが始動する際の音やカチカチする音)がせず、ダッシュボードライトが点かない場合、バッテリーが完全にあがっていると推測されます。 鍵を回すのを止めて、ジャンプスタートでエンジンをかけましょう。バッテリーの問題を解決しない限り、同じことを何回試してもエンジンはかかりません。
    • 鍵を回してエンジンをかけてみましょう。うまくいけばすぐに、または一瞬間があってからエンジンがかかります。一瞬の間は、エンジンを痛めるものではないので問題ありません。
    • カチカチ音はするけれどエンジンがかからない場合、バッテリーの充電量が不足していて、点火装置が始動しないのかもしれません。適切にスタートさせるのにはバッテリーが消耗しすぎているということなので、その時点で手を止めましょう。
    • エンジンのクランクが回らない場合、数分待ってから再度挑戦しましょう。そうすることで、バッテリー内の充電量が増え、エンジンがかかることもあります。
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    エンジンがかからなかった場合はバッテリーを休息させます。10~20秒クランクを回転させてもエンジンがかからない場合、手を止めて1~2分待ってから再挑戦しましょう。そうすればバッテリーに回復時間を与えられ、少し温まります。その間、起動機は冷やされます。
    • エンジンがかかりそうなのに正常に作動しない場合、少し休ませてから再挑戦しましょう。バッテリーがエンジンに対して全く作用しない場合は、充電切れなのでジャンプスタートをする必要があります。
    • 何度試しても正常に作動しない場合、バッテリーを温める必要があるかもしれません。バッテリーを外して室内に持って行けば温まりますが、再度取り付けてからしばらくの間はインジケーターの表示が狂う可能性があります。バッテリーを外しても車に害を与えることはありません。非常に寒い天候の場合、バッテリーを十分温めて電流量を上げるのに2時間かかることもあります。
  4. 4
    取扱説明書を見ます。最近はほぼ全ての車の取扱説明書に寒い時のエンジンのかけ方が書かれており、スロットルをあまり開けないことが推奨されています。自分の車の取扱説明書を読んで詳細を確認しましょう。
    • 取扱説明書が無い場合、カーディーラーに頼めば入手できます。中古車販売店や車用品のチェーン店にあたってみましょう。
    • オンラインにもたくさんの取扱説明書が載っています。「車の取扱説明書」で検索してみて、関連する結果を探しましょう。
  5. 5
    1985年頃より古い車で、エンジンに気化器を使っている物の場合、車を止めたまま優しくアクセルを踏みます。一度アクセルを踏んで、離しましょう。そうすると少量の燃料が取り入れ口に送り込まれ、車の初動を促します。燃料噴射式のエンジンの場合はこれは不要です。1990年頃よりも新しい車であれば、電子式燃料噴射装置があります。
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方法 2
方法 2 の 4:
あがったバッテリーをジャンプスタートするJumping a Dead Battery

  1. 1
    バッテリーが完全に動かない場合、ジャンプスタート します。スターターが全く始動しない場合、恐らくバッテリーがあがっています。そうなったらジャンプスタートを試しましょう。ジャンプスタートのためにはブースターケーブル一セットと、正常な車を持っている補助者が必要です。
  2. 2
    正常な車をバッテリーが上がった車にできるだけ近づけます。可能であれば、正面を向かい合わせにしましょう。[2]
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    ブースターケーブルを正しい極につなげます。ブースターケーブルに書かれた「+」と「-」の記号を探し、「+」記号がある方を、正常な車とバッテリーがあがった車それぞれの陽極につなげます。「-」記号のあるケーブルは陰極につなげます。[3]
    • 「赤‐死、赤‐生」と覚えると、ブースターケーブルのつなげ方を簡単に思い出せます。赤のクランプを死んだバッテリーの赤いつまみにつなげ、赤いクランプを動く車の赤いつまみにつなげます。そして黒のクランプで逆のことをします。黒いクランプを「生きている」車につなげ、最後に黒いクランプを「死んだ」車につなげましょう。「死んだ」車の黒いクランプは、無着色のエンジンボルトか発電機の取付金具につなげるものであり、バッテリーの端子自体につなげるものではないことに注意しましょう。これはショートを防ぐためです。
  4. 4
    数分間、正常な車からあがったバッテリーに充電します。バッテリーがあがった車のエンジンをかける前に、正常な車のエンジンを少し回転させると効果的です。2,000RPMまで回転させたら十分です。
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    バッテリーが上がった車のエンジンをかけてみます。1回目で失敗した場合、ブースターケーブルが正しくつながっているか再度確認しましょう(特にマイナスの黒いケーブルがバッテリーにつながっていないかどうか)。それから正常な車のエンジンをしばらくかけ続けて、再度挑戦します。[4]
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    ケーブルは素早く外しますが、両方の車のエンジンは何分間か回し続けて、どちらのバッテリーも再度エンジンをかけるのに足りるよう、十分充電します。最近の車には発電機があるので、アイドル回転数でも電圧を充電し続けることができます。エンジンを回転させる必要はありません。
  7. 7
    必要に応じてバッテリーを交換します。どの車も寿命を迎える前にバッテリー交換が必要になります。車のバッテリーには耐用年数があり、どれだけメンテナンスや手入れをしても、金属が受ける化学物質による影響は止められません。[5] 車のバッテリーは通常約4年間もちます。 [6]
    • 自分で車のバッテリーを交換する場合、必ずエンジンを切り、停車した状態で、サイドブレーキをかけましょう。
    • 車のバッテリーを交換する際は必ず手袋と安全メガネを着用しましょう。車のバッテリーには危険な酸やガスが含まれていて、バッテリーを誤って扱うと外に漏れる可能性があるためです。また、古いバッテリーは正しい手続きで再利用しましょう。買取センターや、一部の修理店で取り扱っています。
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方法 3
方法 3 の 4:
問題を防止する

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    エンジンブロックヒーターでエンジンを温めます。エンジンブロックヒーターは、エンジン内に取り付ける小さな発熱装置で、壁のソケットに差し込んで使います。エンジンとオイルを温め、始動しやすくする物です。エンジンブロックヒーター自体は高価ではありませんが、整備工に頼んで正しく取りつける必要があります。[7]
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    車のバッテリーが冷えないようにします。車のバッテリーは温かいと送電力がかなり高まります。バッテリー保護カバーが有効です。
    • バッテリー保護カバーや毛布で包むと、バッテリー周辺の断熱材や加熱要素として機能を果たすことが期待されます。バッテリーを十分温めるには約1時間必要です。
  3. 3
    屋内に駐車します。ガレージ等、屋内に駐車すれば、車のエンジンを冷たい風や凍るような大気から守れます。可能であればガレージを温め、気温をより温かく保ちましょう。
  4. 4
    より薄いオイルを使います。非常に寒い場所では、オイルの濃度が濃くなり、潤滑油を必要とするエンジンの重要な部分まで素早く流れなくなります。粘度が低い冬用のオイルは、寒くても流れやすく、燃費を良くします。[8] 取扱説明書に、どの種類のオイルを使うべきか書いてあるはずです。
  5. 5
    燃料用安定化剤が入った不凍液を使います。不凍液はドライガスとも呼ばれる化学物質(メタノール)で、ガソリンタンクに加えるとガス管が凍らなくなります。ガス管が凍ると、解けるまで車は動きません。多くのガソリンスタンドでは、冬季の間は予め不凍剤をガソリンに混ぜています。自分がよく行くガソリンスタンドはどうか、確認してみましょう。[9]
    • (可能であれば)ドライガスは給油する「前」にタンクに入れて、タンク内でよく混ざるようにします。
  6. 6
    ディーゼルエンジンの場合、フューエルコンディショナーの利用を検討しましょう。フューエルコンディショナーは、複数の機能があるディーゼル燃料用の添加剤です。フューエルコンディショナーを使うと、ディーゼルエンジンが寒くてもかかりやすくなるため、燃料の「ゲル化」を防ぎ、厳しい冬の季節でも安定した燃料性能が得られます。
  7. 7
    ガソリンタンクを満タンに保ちます。ガソリンタンクの壁面についた水滴が固体になり、やがて底に沈んでガス管を凍結させる原因になります。ガソリンタンクがほぼ空の状態で、冷えた車のエンジンをかけるのはより難しいため、冬の間は車が動かなくなる前に、面倒でも頻繁に給油するようにしましょう。
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方法 4
方法 4 の 4:
車に防寒装備をする

  1. 1
    フロントガラスのワイパーとウォッシャー液を取り換えます。ワイパーの先は寒いとひび割れし、性能が弱まり、荒天時には危険です。視界が悪いと、寒い中運転するのが非常に危険になります。そのため、ワイパーの先は完全な状態にしておくことが重要です。[10] 半年に1回程度の頻度で取り換えるようにしましょう。
  2. 2
    タイヤの空気圧を確認し、スタッドレスタイヤの使用を検討しましょう。気温が大きく変化すると、タイヤの空気圧に影響を与えます。そして適切な空気圧ではないタイヤで走行するのは非常に危険です。冷えたタイヤと温まったタイヤでは数値が異なるため、少し車を走らせてからガソリンスタンドやタイヤ店で空気圧を調べてもらいましょう。
    • 豪雪地帯に住んでいる場合、車にスタッドレスタイヤを履かせるか、荒天時用にチェーンを購入することを検討しましょう。ただし、走る地域の交通規制を確認して判断する必要があります。「チェーン装着義務化」が発令されると、スタッドレスタイヤであってもチェーンを装着しないと走行できなくなります。
  3. 3
    バッテリーを整備します。冬は2つの理由でバッテリーに良くありません。バッテリーは寒いと発電量が通常よりも減ってしまいます。発電するための化学反応の速度が、気温が低いと遅くなるためです。[11] 時々車のバッテリーの状態を確認するようにすると、修理が必要な問題を把握できます。ただし、車のバッテリーは3~5年しかもたないことを念頭に置きましょう。 また、エンジン内のオイルは粘度が高いので、より始動しにくい特徴があります。そのため、バッテリーからの電流量をより多く必要とします。10W30のようなマルチグレードオイルは、この影響を軽減します。
    • バッテリーケーブルやクランプがすり減ったり腐食したりしていないか確認します。白い粉状の物質がクランプの周りにある場合、バッテリーの酸による腐食が起こっています。これは重曹、水、歯ブラシを使えば簡単に落とせます。
    • バッテリー内には電解液が入っていて、蒸発したりこぼれたりすることがあります。そのため、残量を確認しましょう。多くのバッテリーには上に蓋が付いていて、それを外すと電解液の量が確認できます。少ない場合は穴から蒸留水を足しましょう。上限の印を越えたり、蓋の下部を越えて入れ過ぎないように気をつけましょう。[12]
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ポイント

  • 車に積もった雪や氷をできるだけ落としましょう。その作業をしている間に、車は始動し少しずつ温まります。氷のように冷たい雪が車に積載されていても何も良いことはありません。多量の雪を車から払い除け、ホイールハウス内にできた氷を砕きましょう。また、ウォッシャー液の管とワイパーが凍っていないことも確認します。
  • バッテリーを温かく保つため、端子を外して夜間はバッテリーを屋内に保管する方法もあります。手間はかかりますが、毎朝30分間かけてあがってしまったバッテリーを復活させるよりは楽です。
  • 出発する前に、数秒間エンジンを回しましょう。どれだけ冷えているかによって必要な長さは変わります。エンジンオイルは寒いと粘性が高まるため、エンジンをかけてから数秒間は適切に流れません。
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注意事項

  • 高温の熱源を直接当ててバッテリーを温めてはいけません。火をおこしたり、燃えさしの傍に車を停めては「絶対に」いけません。
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このwikiHow記事について

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カテゴリ: 車・乗り物
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