小型犬が転落した時の対処方法

共同執筆者 Pippa Elliott, MRCVS

飼い主がペットの安全に精一杯気を配っていても事故が起こることがあります。事故による犬の怪我の原因の1つが転落です。犬は機敏に見えますが、転落すると他の動物と同じように怪我を負います。興奮した犬が2階の窓から落ちたり、運転中の車の窓から外へ飛び出したりすることもあります。犬が転落した後に確認すべきことや獣医師に伝えるべきことを知っておくと、必要な治療を受けるのに大いに役立つでしょう。

パート 1 の 3:
転落後の犬を確認する

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    まず落ち着きます。ペットの転落を目撃するとかなりショックを受けますが、冷静になりましょう。できるだけ落ち着ついて対処すると、怪我の状態を的確に見極めたり犬を落ち着かせたりすることができます。飼い主が冷静に対処しないと、犬がさらに怪我をしたりストレスを受けたりする恐れがあります。[1]
    • 飼い主がパニック状態では犬もパニックに陥り、痛みやストレスが増加します。
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    怪我を見つけます。犬が転落したら、落ち着いて傷ついた個所を探しましょう。犬に触れずに目だけで探します。転落によって犬が負った怪我の程度を確認すると、次に何をすべきか判断でるでしょう。次のような症状を確認しましょう。[2][3]
    • 犬が鋭くかん高い叫び声をあげるのは、明らかに痛みを訴えている状態です。
    • 切り傷、擦り傷、骨の突出など表面上の傷を確認します。
    • 犬の前後の足を確認します。足が変形したり、曲がったり、変な角度に伸びていたりすると骨折の可能性があります。
    • 見た目では判断できない骨折もあります。5分以上足を引きずるようなら獣医師の診察を受けましょう。
    • 怪我をすると犬は呼吸が通常より早くなります。持続的に呼吸が早いかを確認しましょう。
    • すべての怪我が外傷または目に見えるとは限りません。体の内部の損傷を確認することができるのは獣医師だけです。
    • 犬の歯茎を確認します。歯茎が青白いまたは白い場合は、犬がショックを受けているか体の内部が損傷している可能性があります。緊急事態ですから、直ちに獣医師の治療を受ける必要があります。
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    応急手当てをします。目に見える傷があれば応急手当てを施しましょう。基本的な応急手当てをしておくと、獣医師の診察を受けるまでの間に傷が悪化するのを防げます。触られても犬が嫌がらない場合に限って応急手当てをします。ストレスと痛みのせいで犬が唸ったり噛みついたりする危険もあるので、犬の反応を確認しながら慎重に行いましょう。[4]
    • 犬が動けない場合はそのまま抱き上げずに、体の下に板など丈夫で安定したものを敷いてから持ち上げます。
    • 重篤な怪我を手当てするのは控え、治療は獣医師に任せましょう。
    • 目に見える切り傷や怪我した箇所を塩水で洗います。
    • 出血が多い場合は清潔なガーゼで圧迫しましょう。
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    獣医師の診察を受けます。犬の怪我の状態を確認し、応急手当てをしたら獣医師に連絡します。獣医師は、転落によって損傷した可能性のある部分を特定し治療することができます。[5]
    • 犬の状態が重篤な場合は、直ちに救急動物病院で治療を受けましょう。
    • 直ちに命に関わるような怪我でなくても、できるだけ早く獣医師の診察を受けましょう。
    • 外見上明らかな怪我がなくても、獣医師は体の内部の損傷や目には見えない怪我などを見つけることができます。
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パート 2 の 3:
犬を動物病院に連れていく

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    獣医師に転落について説明します。獣医師の診察を受ける際は、犬の怪我について正確な情報を伝えましょう。状況を正確に伝えると、獣医師がより早く的確に治療を始めることができます。
    • 犬がいつどのように転落したかを伝えます。
    • 気が付いた怪我について説明します。
    • 施した応急処置を伝えます。
    • 犬の過去の怪我や手術の経験などを伝えます。
    • 犬の年齢、服用している薬、健康状態など基本的な情報を伝えられるように準備しておきましょう。
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    獣医師が行う検査や治療を理解しておきます。獣医師は診断のための検査を行い、怪我の治療を施します。獣医師が行う可能性のある検査や治療は次の通りです。[6][7]
    • 基本的な身体検査をして犬の表面上の怪我や全身の状態を確認します。
    • 整形外科的検査で骨、間接、筋肉の怪我や可動域を確認します。レントゲン検査をすることもあります。
    • 転落時に犬が頭を打った場合は、神経学的検査を行うことがあります。歩行異常や意識の消失があると、この検査で神経損傷の有無を確認することがあります。
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    獣医師の指示に従います。犬の緊急治療が終わり飼い主との帰宅が許されたら、獣医師が家での手当ての方法を指示します。犬が早く完全に回復するために、獣医師の指示を忠実に守りましょう。[8][9]
    • 薬が処方された場合はスケジュールに従って薬を与えます。また、服用させる場合は犬が薬を完全に飲み込んだか確認しましょう。
    • 包帯などの交換が必要であれば指示に従って行います。
    • 獣医師から指示があれば、傷を冷やしたり温めたりします。
    • 傷が治るまでゆっくり休ませ、できるだけ犬が動かないように注意します。
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パート 3 の 3:
犬の転落事故を防ぐ

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    自動車の窓を閉めます。この簡単な方法で、ドライブ好きな犬の安全を守れます。通常人間は動いている車から飛び降りることはありませんが、犬は躊躇せずに飛び出すことがあります。運転中は、犬の体が外に出ない位置まで窓を上げておきましょう。[10]
    • 犬が安全にドライブを楽しめるように、犬専用のシートベルトを使う方法もあります。
    • 犬が誤って窓を開けるのを防ぐために、パワーウィンドウをロックしておきましょう。
    • 暑い日に窓を閉めたまま犬を車に残してはいけません。車内の温度が上がり命にかかわる危険があります。[11]
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    家の窓を閉めておきましょう。犬が届く位置の窓が開いていると転落の危険があります。たとえ窓に網戸がついていても、犬が逃げ出そうとする場合は危険な転落につながります。犬が届く範囲の窓は、犬の体が通らないくらいまで狭くしておく必要があります。[12]
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    家の中の転落の可能性がある場所から犬を遠ざけます。家の中に転落しそうな場所があれば、犬が近づけないようにします。潜在的に危険な場所から犬を遠ざけると、家の中で犬が安全に過ごせます。
    • 可能性がある場所の一例として、急な階段、手すりのないロフト、ベランダなどがあります。
    • このような場所へ続くドアを閉めておきましょう。
    • 階段や廊下へ続くドアにはペットゲートを取り付けましょう。
    • 家の中で転落の可能性がある場所へ犬を連れて行くのはやめましょう。
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    理由もなく犬が転倒する場合は獣医師の診察を受けましょう。犬がつまづいて理由もなく転倒するようならできるだけ早く獣医師の診察を受けましょう。病気の可能性があり、獣医はそれを診断し適切な治療法を提示できます。[13]
    • 内耳の病気や耳の感染症が原因で犬が転倒することがあります。
    • 老犬によく見られる脳腫瘍が原因で転倒することもあります。
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ポイント

  • 転落後は落ち着いて、注意深く犬の状態を確認しましょう。
  • どのように転落したか、気が付いた傷などできるだけ詳しく獣医師に伝えましょう。
  • 犬を連れて帰宅した後は、獣医師の指示に注意深く従いましょう。

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注意事項

  • 転落後犬がしっぽを振っているからといって、怪我をしていないと考えてはいけません。犬は必ずしも痛みや怪我を表現するわけではありません。
  • 犬に痛みがあると飼い主にも噛みつくことがあります。怪我をした犬の近くでは注意しましょう。
  • 犬が怪我をしたらできるだけ早く獣医師の診察を受けましょう。
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このwikiHow記事について

この記事はPippa Elliott, MRCVSが共著しています。 獣医であり、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるエリオット医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得してます。エリオット医師は生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。
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