小論文の冒頭に引用文を使う方法

共同執筆者 Michelle Golden, PhD

小論文を書くうえで最も厄介なことのひとつは、効果的な序論を書くことです。序論の書き方はさまざまですが、引用文を使う手も考えられます。自分にぴったりの引用文を見つけて、小論文のしかるべき位置に自分の言葉で収めることができたら、幸先よく執筆作業が行えるでしょう。

パート 1 の 3:
最適な引用文を見つける

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    決まり文句やよく目にする引用文は避ける 多くの人が利用している有名な引用文をそのまま使ったりすると、それだけで読者はうんざりしてしまいます。[1] また、著者が真面目に取り組んでいないか、読者のことをあまり考えていないかのようにさえ思われるでしょう。
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    目を引くコメントを使う いろいろな意味で驚きのある引用文を探してみましょう。次に示す方法のひとつを用いてみてはいかがでしょうか。
    • その人物が言ったとは思えない意外な一言を引用する
    • あまり知られてない人物の一言を引用する
    • 引用文として良く知られるものをあえて否定する
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    引用文の背景を調査する 引用する文はそもそもどのように使われたのかという背景を知ることは、それを正確に利用するうえでとても大切です。自分の作品を紹介するものとして適当であるかどうかを判断するのに役立つでしょう。
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    対象となる読者を知る 使用した引用文が功を奏すかどうかは対象となる読者層によって決まります。
    • 引用する人物が読者に認知されているかどうかを見極める あまり知られていない、あるいは人物像がぼんやりしている時には、さらに詳しい情報提供を考慮しましょう。
    • 引用文に反論する計画がない限り、読者に対して攻撃的になり得るような引用文は使わないようにします。
    • 読者の知識度を、「何でも知っている」と「何も知らない」の中間点に据えてバランスを取りましょう。発言は明解で有益であるべきですが、読者を馬鹿にするようであってはいけません。
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    読者を引き付ける 序論は読者を引き付け、続きが読みたくなるように仕向けるための「釣り針」だと考えましょう。優れた序論は読者を小論文に引き込むための一つの手段です。[2]
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    引用文が自分の小論文に役立つかを確かめる しゃれた序論でも、小論文の主張を伝えるために役立たない、あるいは本文に関係ないものであれば、かえって作品の主題をぼやかしてしまいます。[3]
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パート 2 の 3:
引用は正確に

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    引用文の紹介は適切に行う 引用文は作品の中で孤立させてはいけません。自分の言葉を使って引用文を紹介しましょう。普通は前文で説明しますが、後からでもかまいません。説明の方法はいくつかあります。
    • 引用は文述語として使う:文章の主語は引用文を発信した人物になり、動詞はおおむね「と述べている」のような表現になります。(例) 「ジェーン・スミスは『あれこれ、あれこれ』と述べています」
    • 引用文の内容をあらかじめ確認する:引用文が伝えようとしていることを自分の言葉で言い換えます。
    • 引用文で文章を始める:引用文からはじめる場合は引用文の後にきちんと読点を入れ、その後動詞を添えて引用文の出典を明確にします。(例) 「『あれやこれや』、ジェーン・スミスはこう述べました」
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    引用文は適切に区切る 引用文には常にそれを囲む引用符を付けます。付け忘れると盗用したとみなされることがあります。[4]
    • 引用文は文節の始めにくる、または人名や地名といった固有名詞の最初の一文字のときだけ大文字にします。(英語の場合)
    • 通常、句点は省くか括弧の内側に入れます。(例) 「これは引用文です。」
    • 引用文を言い換えて使う(誰かの考えを自分の言葉にした)時には括弧で囲む必要はありません。しかし出典は明らかにします。
    • 引用文を発信者名と動詞と共に紹介するときは、引用文が始まる前に読点を入れます。(例) 「ジェーン・スミスはこう言いました、『あれやこれ。』」
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    引用文の出典を正確にする 当たり前のようにきこえますが、本当にその人物がそう言ったのかどうかを確認しておきましょう。情報がいつも正確だとは限りません。インターネットだけに頼らずに学術的な情報源でも確認する必要があります。冒頭で明らかなミスをおかしては、せっかくの内容も台無しになってしまいます。
    • ソーシャルメディアのPinterestやBrainyquoteのような引用文アグリゲーター(収集サイト)で見つけた引用文には特に注意しましょう。間違いを多く掲載したり、有名な引用文をでっち上げることで知られているサイトです。
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    引用文の内容と意味を忠実に表す これは学術的な見地からの誠意につながる考え方です。故意に言葉を省いたり内容をゆがめて読者を間違った方向に導くなどといった、自分の目的に合わせた引用文の操作はしてはいけません。[5]
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    長い引用文の一部分だけを利用する 引用文が長い、または、ほんの一部分だけ利用すればことが足りる場合には(…)を使って省略したことを示します。[6]
    • 自分の意図を明快に伝えるため、特定の単語を別のもので言い換えたい(代名詞ではなく名称のように)場合もあるでしょう。そんなときは単語を[ ]で囲み変更を加えたことを明確に示します。(例)  「ジェーン・スミスは『あれやこれ[あれこれ]』と言いました」
    • 引用文に変更を加える場合でも原文の持つ含意を損なわないように注意しましょう。変更は引用文の内容を操作するのではなく、内容をさらに明快に伝える目的、または長さを調整する目的で行います。
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パート 3 の 3:
引用文を序論に組み入れる

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    引用文を紹介する 引用文の紹介はしっかりと自分の言葉で記し、引用文の直前か直後に入れます。引用文の発信者は明確にしておきましょう。
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    引用文と小論文との関係性を明示する 特に引用文が作品の一番最初にくる場合は、説明文をいくつか書き、その関係性も明示しましょう。なぜこの引用文を自分が選んで使用するのか、そして本文とどのような重要な関わりを持っているかを明らかにします。
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    自分の主張と引用文を結びつける 引用文と自分の主張や記事の中心的な要旨の明らかな結びつきを示しましょう。[7]
    • 利用する引用文が自分の主張の役に立っているかをよく考慮しましょう。
    • 引用文の使用が自分が伝えようとしている要旨を混乱させることなく、間違いなく助けとなっていることを確認しましょう。[8]
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ポイント

単にインターネットで見つけた引用文リストの内の一つではなく、自分にとってきちんと意味のある引用文を探しましょう。


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注意事項

引用文で始まるような小論文には目を通したがらない大学教授も中にはいます。その理由は、先入観もあるでしょうが、飽きるほど多用されている手法でもあるからです。充分な注意を払って上手に取り入れれば、この壁も乗り越えられるでしょう。

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このwikiHow記事について

英語学博士
この記事はMichelle Golden, PhDが共著しています。 ミッシェル・ゴールデンはジョージア州アセンズ市に住む英語教師です。2008年に言語技術教授法の修士号を取得後、2015年にはジョージア州立大学にて英語学の博士号を取得しています。
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