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日本の大学生の就職活動の採用広報解禁は例年3月から、選考の解禁は6月からとなっています。[1] 毎年多くの大学生が就職活動に臨み、就職先を決めますが、就職活動はその準備期間を入れると3月よりもずっと前からスタートします。この準備期間に自己分析・業界研究・企業研究を通じて、3月の広報解禁までに自分の志望を固めることが、就職戦線を勝ち抜くコツです。

方法 1 の 3:
自己分析をする

  1. 1
    自分史をつくる 就職活動において大事なのは仕事の適性や志向を知るために自分を知ることなので、「自己分析」を行いましょう。今までの自分の人生を生まれた時から年表形式で書き出し、「自分史」を作ります。自分の中で印象に残る経験、努力をしたことなどを、小学生・中学生・高校生・大学生の4期間において、一覧で洗い出します。自分の行動や経験を、たとえ小さいエピソードだったとしても、思い出せる範囲でざっと書いてみましょう。
    • 部活動、サークル、アルバイトなどで自分が経験して嬉しかったこと、悔しかったことを書きます。
    • 小学生から大学生まで、それぞれの期間に分けて、「印象的な経験」「経験の概要」「自分の行動」「その行動の結果」を書き出しましょう。[2]
  2. 2
    モチベーショングラフをつくる 自分史の他にも、自分の人生の中でどんな時に充実感を味わえたかをグラフ化する「モチベーショングラフ」を作成すると、自分が何を人生に望んでいるかが見えてきます。横軸に自分の子供の頃から今までの年齢を書き、各年齢時における出来事を書き込みます。縦軸に「心の充実度」と書き込み、各出来事と照らし合わせて自分の充実度を線で繋ぐと、モチベーショングラフができ上がります。[3]
    • 自分をグラフで表すと、一目で、自分はどんな時に辛いと感じたのか? 自分はどんな時に嬉しいと感じたのか? が浮かび上がります。それらを通じて自分の価値観が具体化されます。
    • モチベーショングラフの始点は0歳からに限定されません。高校生から始めるのも可です。
    • モチベーショングラフがあると、自分のモチベーションが上がる要因、下がる要因がわかるので、会社選びの基準ができます。[4]
  3. 3
    自分の経験を掘り下げる 自分史やモチベーショングラフを作ったら、これまで頑張った経験について、詳しく思い出しましょう。たとえすごい実績があったとしても、その実績を作った事実を思い出すだけでは不十分です。その経験から自分は何を学んだか、逆に、悔しい思いをした経験からは何を学んだか、なぜ悔しかったのか、自分に「なぜ?」と何度も問いましょう。すると、自分の長所や短所や人柄が見えてきます。
    • 1つの頑張ったことにつき、10回は「なぜ?」と問いかけましょう。[5]
    • 大学までの経験で、困難の解決方法、そこから学んだことのなかに共通点があると、それは長所や「強み」となります。
    • 面接官は就活生の経験から何を学んだかに明確な根拠を求めてきます。そのためエピソードの掘り下げは具体的に行いましょう。[6]
  4. 4
    SPI性格検査を受ける SPIとは適性検査の一種で、Synthetic Personality Inventoryの略語を意味します。[7] SPI性格検査は、30分ほどの所要時間の中で合計300問、応募者の日頃の行動や考え方についての質問に答え、自分の性格の特徴が明らかになります。自分だけで進める自己分析は主観的になってしまいますが、SPI性格検査を受けることで、テストによって客観的な自分の性格特徴がわかります。そこから、どのような組織や仕事に向いているかが自ずと導き出されます。[8]
  5. 5
    他己分析を受ける 自分のことは自分ではなく周りの人間のほうがよく知っているものです。これから一緒に就職活動を始める、自分のことをよく知っている友達と集まり、自分の長所・短所、自分のことをどう思っているかを言ってもらう「他己分析」を受けましょう。耳を覆いたくなるような厳しい指摘を受ける可能性もありますが、指摘されることで自分で行った自己分析から主観性を排除でき、客観的なものに仕上げられます。また、自分では気づかなかった自分の新たな魅力にも気づくことができます。[9]
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方法 2 の 3:
業界研究をする

  1. 1
    就職サイトの業界情報を見る 自己分析と同時に自分の行きたい業界を絞る、「業界研究」を行います。金融、商社、マスコミ、アパレルなどさまざまな業界を、まずは登録した就職サイトを見て、その概要を掴みましょう。就職サイトには業界別に情報がまとまっているので、どの業界にどんな会社があり、どんな仕事をするのかをサイトから洗い出します。
    • その業界トップの企業はどこか、何社が大手かを調べましょう。
    • 業界全体の平均年齢・勤続年数を調べましょう。
  2. 2
    業界団体のHPを見る 業界を知るために、その業界に属する企業が加盟している「○○協会」「○○組合」など任意の団体のHPにアクセスしてみましょう。すると、その業界全体の動向や景気、歴史などが見えてきます。
    • 業界によっては専門誌や専門の新聞を発行しているところもあるので、興味のある業界の新聞は読みましょう。
  3. 3
    業界の書籍を読む 業界団体のHPでは専門的な内容も多いので、学生にとっては理解が難しいこともあります。これからのファッションビジネスを語ったもの、金融の流れについて語ったものなど、各業界から出されている本を読みましょう。業界についてわかりやすく学べ、具体的な職種も解説されているので、理解が早まります。[10]
    • 経済関連の情報を扱う出版社や新聞社が毎年「業界地図」を発行し、さまざまな業界について最新の概説をしています。読んでおくと理解に役立ちます。[11]
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方法 3 の 3:
企業研究をする

  1. 1
    「四季報」を読む 行きたい業界が決まったら、次は実際に志望する企業を選びましょう。毎年発行されている「就職四季報」には、たくさんの企業の企業ごとのプロフィールや業績予想、平均年収、勤続年数、福利厚生などのデータがまとまって掲載されています。また、「就職四季報」にはエントリーや試験について、その会社を受けたら、もしくは働いたらどうなるかというところにまで触れられています。企業を絞る際に役立てましょう。[12]
    • せっかく入社した会社が倒産したら大変なので、興味がある企業の業績は必ず見ましょう。各企業の枠内の、下段左端欄の「企業業績」にはで売上高、営業利益、経常利益、純利益、1株利益、配当が過去5期分、先の予想も記載されているので、ここを見ます。[13]
  2. 2
    合同企業説明会に参加する 大きな会場で開催される合同企業説明会に行くと、自分が興味を持った企業のブースが出ていたり、イベントが開催されています。志望する業界の複数の企業で働く社員が来ていて、会社についての概要を直接話してもらえます。興味を持った企業の説明を聞き、各企業同士を見比べて、志望する企業を絞り込みましょう。[14]
  3. 3
    OB・OG訪問をする 興味のある企業が見つかったら、自分の大学からその企業に就職したOBやOGがいないかを調べ、コンタクトを取って会いましょう。これを「OB・OG訪問」と言います。OB・OG訪問をすると、個別でいろいろな質問を、実際にその企業で働いている人から聞くことができます。OB・OG訪問をすると企業がより深くわかり、具体的なイメージがわくだけではなく、意欲のある学生だということもアピールすることができます。
    • アイデム・人と仕事研究所の調査(2017卒)によると、OB・OG訪問をする割合は15.8%に上ります。[15]
    • OB・OGから面接のアドバイスをもらえます。
  4. 4
    インターンシップを受ける インターンシップとは、長期休暇などを利用して、実際に学生が企業で一定期間、会社の業務を経験する活動です。実際に現役の社員たちと一緒に働くことができ、説明会や個人面談よりも多くの情報を得られるため、志望する企業がインターンシップを募集していたら応募して、積極的に参加しましょう。インターンシップによっては採用に直結するものもあり、優秀な学生はスカウトもされています。
    • 多くの企業が3年生の夏休み期間を利用してインターンシップを行います。[16]
    • 企業によっては、その後の採用セミナーの告知を先にくれるなど、有利な情報を得られます。
    • インターンシップ参加後は、志望する企業に受かるために、インターンシップで見えた課題克服にあてましょう。[17]
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ポイント

  • 就活の準備は、遅くともシーズン突入となる3月の半年前、9月から始めましょう。合同説明会などが始まる3月からでは自己分析などに充てる時間はほとんどありません。[18]
  • 他己分析を受ける時、分析してもらう相手は一人だけではなく複数人にしましょう。家族や後輩、先輩、大学の友人、バイト先の友人など、年齢や環境の違う相手に聞くとより深い分析ができます。[19]
  • 業界研究をすることによって、自分がその業界に漠然と抱いていたイメージを確認したり、イメージと違っていた点に気づくことができます。[20]
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注意事項

  • SPI性格検査で、自分の入りたい会社の求める人物像に合わせて本来の自分を偽って回答すると、会社が自分に合っていなくて入社後に苦労することになります。正直に答えましょう。[21]
  • SPI性格検査では、自分のついた嘘や、人物像の盛りすぎはバレてしまいます。質問事項には「自分は嘘をついたことはない」といったものも含まれていて、企業は自分を良く演出しようする学生をこういった質問の回答から見破ります。[22]
  • OB・OG訪問やインターンシップを経験したからといって、内定に必ず直結するわけではありません。
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カテゴリ: 仕事
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