猫が庭で日光浴をしている時でも、猫用トイレで用を足すためにわざわざ家の中に入ってくる場合があります。このような状況は苛立たしいだけでなく、特に家の中で幼い子供が床を這いまわっている場合には不衛生な環境になる恐れがあります。単にトイレを撤去するだけでは屋外でのトイレトレーニングにはならず、屋内でのトイレの失敗につながる可能性が高くなります。屋外で排泄するように猫を再度しつけることは可能ですが、まず最初に屋内ではなく屋外で用を足したいと猫に思わせる必要があります。

パート 1 の 2:
適切な環境を整える

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    猫用ドアを設置する 猫は数時間排泄を我慢できますが、トイレトレーニングされた猫は好きな時にトイレに行くことに慣れています。小さい猫用ドアを設置すると猫がいつでも屋外に出られるようになるため、最終的に猫用トイレを撤去した時に移動が楽になるでしょう。[1]
    • 猫用ドアを設置するつもりがなければ、猫を朝早くから頻繁に屋外に出すようにします。起床後すぐに猫を屋外に出し、エサを与えた後や就寝前にも猫が外に出る機会を十分与える必要があります。
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    屋外で、猫に排泄させる場所を決める 最終的には猫自身が屋外で選んだ場所で用を足すようになりますが、トイレに行きたくなるような特定の場所を用意し、猫にとって快適なトイレに見せるための手段を試すことができます。下記のような特徴のある場所を選びましょう。
    • 猫が穴を掘って排泄物を埋められる柔らかい土がある場所(子供用の砂場には蓋をするようにします)。
    • 壁やフェンスなどの隠れる所が1面または複数面ある場所。猫はトイレの最中に露出している状況を嫌います。そのため、自然に隠れられる場所が側面にあると、猫にとって居心地のよい場所になります。
    • 茂みや木などの頭上が安全な場所。用を足す場所の頭上が安全な場合、猫も居心地よく感じます。茂みなどの自然な環境や、手作りで用意した屋根のある場所でもよいでしょう。このような場所では、悪天候でも快適な環境を保つことができます。
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    交通量の少ない場所を選択する 犬や遊んでいる子供達と場所を共有しなければならない場合は、猫が快適に過ごせるように十分離れた場所を用意する必要があります。用を足している間に怯える心配のあるような場所に、猫は順応しないでしょう。
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    猫のお気に入りの猫砂を追加で置く トイレトレーニングを受けた猫は、排泄場所に非常にこだわる可能性があります。他のタイプの猫砂ではトイレに行かず、特定の猫砂の上だけで用を足す場合もあります。猫のお気に入りの猫砂を指定場所に撒きましょう。こうすると、その場所が新しいトイレであることを猫が理解しやすくなります。[2]
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パート 2 の 2:
猫が屋外に出るように促す

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    指定した場所を猫に散策させる 次の手順に関しては、猫が新しいトイレの場所に慣れるまで、数週間かつ複数回の繰り返しが必要になる可能性があります。まず最初に猫を新しく指定した場所に連れて行き、においを嗅がせることから始めます。こうすると猫は、その場にある猫砂が自分の砂であることを理解しますが、そこで用を足してよいかどうかを判断するには、もうしばらく時間がかかるでしょう。
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    猫用トイレ内の排泄物を取り出して指定場所に置く 新しい場所で用を足してもよいことを猫に理解させるため、屋内用のトイレから新鮮な排泄物をすくい取り、屋外の指定場所に撒いた猫砂の上に置きます。[3] 猫を再度指定場所に連れて行き、においを嗅がせます。こうすると、排泄してもよい場所であることを猫に理解させるのに効果的です。
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    猫が食事をした後に指定場所に連れて行く 猫の胃の中の食べ物が腸を刺激するため、食後20分以内にトイレに行きたくなるでしょう。食後すぐに屋外に出して家のドアを閉め、指定場所付近に猫を放置しましょう。こうすると、猫が新しい指定場所で用を足す可能性が高まります。[4]
    • 猫の周りをうろついたりして邪魔をせず、猫を指定場所に何度も連れ戻してはいけません。また、猫が新しい場所で排泄するようになっても褒めないようにします。猫は、犬のように褒めても反応しません。褒めたとしても、用を足している最中に猫の気が散る可能性が高くなるでしょう。
    • 20分以上経過しても、屋内トイレを使用するために排泄を我慢している場合があります。猫が新しい場所を選んで使用することを促すのが目的であるため、この場合はいったん猫を家の中に戻します。
    • 1週間にわたって数回、食後に猫を屋外に出し、最終的に猫が意図を理解できるかどうか様子を見てみましょう。
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    猫用トイレに外の土を加える 前述の通り、猫は用を足す場所に非常にこだわる傾向があります。指定場所に撒かれている猫砂と土の混合物に慣れていない可能性があります。この混合物に慣れさせるには、指定場所の土を屋内用トイレに加えます。土と猫砂の割合が4分の1対4分の3程度になるようにしましょう。[5] 土を混ぜた後でも猫はそのトイレを使用し、新たに混ぜ合わせた土と砂の上でも排泄できることが徐々にわかるようになるでしょう。
    • この方法を試す際も、週に数回食後に猫を屋外に出すようにしましょう。
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    猫用トイレを移動する 猫がまだ意図を理解していないようであれば、猫用トイレを徐々に動かして屋外への移行を早めましょう。まずはトイレを屋内に置いたまま、庭に通じている猫用ドアの隣に移動させます。猫用ドアがない場合は、猫を屋外に出す際に使用するドアの隣に置くだけでよいでしょう。猫が用を足そうとした時に急に以前のトイレがなくなっているという状況にならないように、トイレが移動したことを猫に見せておくようにします。[6]
    • また、以前トイレがあった場所に家具やその他の障害物を置くとよいかもしれません。何もない場合、猫は以前トイレがあった場所で排泄する可能性があります。
    • 新しい場所にトイレを数日間放置すると同時に、引き続き食後に屋外の指定場所に猫を連れて行くようにします。猫を屋外の指定場所で排泄させる際に、屋内用トイレに屋外の土を入れたことと、新たなトイレとして場所を指定したという両方の方法を試せば、猫が新しいトイレを使い始めるには十分効果があるかもしれません。
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    猫用トイレのトレーを屋外に置く 全ての方法を試しても猫が屋外でトイレに行かない場合は、猫用トイレのトレーを屋外に出します。猫用ドア(または猫を外に出す際に使用するドア)の隣に置くと、トイレで用を足すために遠くまで行く必要がなくなるでしょう。[7]
    • 家の中の床で猫が用を足さないように、猫用トイレの新しい場所を必ず猫に見せるようにしましょう。
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    猫用トイレを徐々に指定場所に移動する 猫がようやく外に出るようになったら、トイレを猫用のドアから徐々に遠ざけて実際の指定場所まで移動させます。[8] 1週間かけてトイレを移動すると、猫はトイレを使用するために毎日少しずつ屋外のほうへ移動して順応するようになります。
    • トイレを指定場所まで移動させたら、さらに10日間かけて土に混ぜている猫砂の量を調整します。混ぜたものがほとんど土でも猫が用を足すようであれば、トイレを完全に撤去して排泄物を少しだけ指定場所に置くようにします。 [9] これで最終的に成功するはずです。
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注意事項

  • 猫が失敗しても絶対に罰してはいけません。罰することは不適切で、猫には効果がありません。猫に対して唯一効果的なのは、再度しつけをすることです。失敗を猫に見せ、すぐに指定場所に連れて行きます。猫は非常に知能の高い生き物です。猫が取るべき行動を把握していることを評価しましょう。猫にとって屋外で用を足す行為は、比較的に簡単にできるはずです。
  • 天候が悪い時は、よく訓練された猫でさえ屋外での排泄を好まないことを把握しておきましょう。最後まで諦めないようにしますが、それでも屋内で猫が用を足してしまう可能性があるかもしれません。天候が悪い日にドアを開けていても外に出ないようであれば、以前トイレがあった場所にゴミ袋などを置いて掃除の手間を省きましょう。
  • 屋外で過ごす猫は、盗難被害、車による事故、犬や残虐な人間や捕食動物による被害、悪天候、病気など、多くの危険にさらされることを忘れてはいけません。猫をこのような危険にさらす前に、よく考えましょう。
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出典

  1. Why Does My Cat..? Sarah Heath. Souvenir Press
  2. Feline Behavior. Bonnie Beaver. Publisher: Saunders
  3. Feline Behavior.  Bonnie Beaver. Publisher: Saunders
  4. Feline Behavior.  Bonnie Beaver. Publisher: Saunders
  5. Feline Behavior.  Bonnie Beaver. Publisher: Saunders
  6. Feline Behavior.  Bonnie Beaver. Publisher: Saunders
  7. Feline Behavior.  Bonnie Beaver. Publisher: Saunders
  8. Feline Behavior.  Bonnie Beaver. Publisher: Saunders
  9. Feline Behavior.  Bonnie Beaver. Publisher: Saunders

このwikiHow記事について

Pippa Elliott, MRCVS
共著者 ::
獣医
この記事の共著者 : Pippa Elliott, MRCVS. 獣医であり、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるエリオット医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得してます。エリオット医師は生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。
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