巣から落ちたひなを助ける方法

共同執筆者 Pippa Elliott, MRCVS

この記事には:ひなの若さと怪我の程度を確かめるひなのために一時的な巣を作る野生動物リハビリテーターに相談する15 出典

巣から落ちたひなを見れば、直感的に助けたいと思うことでしょう。しかし善意で差し伸べた手でも、ためになるどころか害になることも多くあります。行動を起こす前に、かえりたてのひななのか、怪我や病気のため専門的治療が必要な巣立ちひななのかを判断して、生き延びていつか飛べるようになるための有効な支援をしましょう。

パート 1
ひなの若さと怪我の程度を確かめる

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    ひながかえりたてなのか巣立ち後なのか判断しましょう。ひなを助けるためには、ひながどれだけ幼く、発達の程度はどれほどなのかチェックする必要があります。[1]
    • かえりたてのひなには少しの羽があるか、ふわふわの羽毛で覆われています。目は閉じられているかわずかに開いている状態です。このようなひなは栄養面で親鳥への依存度が高いので、巣で過ごす必要があります。
    • 巣立ちひなはかえりたてのひなよりも成長していて、より多くの羽があります。彼らの場合は巣から出るタイミングであり、親鳥から巣の外に押し出されたりすることさえあります。彼らは巣から出たら2~5日間を地面で過ごし、羽をばたつかせたりぴょんぴょん跳んで回ります。しかし、ひなが自分でエサを捕食したり外敵から保身したりする術を身に付けるまでは、親鳥が近い距離で見守り、エサをやって面倒を見ます。
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    ひなの親鳥や巣が近くに無いか確認しましょう。ひなが危険にさらされているかどうか判断するには、近くの木や止まり木に巣が無いかチェックするとよいでしょう。成鳥がひなの近くにとまって様子を見ているのが確認できるかもしれません。近くに巣や親鳥が確認できる巣立ち後のひなであれば、そのままにしても問題ないでしょう。[2]
    • もしかえりたてのひなの近くに巣を見つけたら、ひなをそっと拾い上げて巣に返してあげましょう。鳥類の嗅覚は鋭くないため、人間の臭いが付くと親鳥がひなを拒否するようになるというのは迷信です。ひなが巣に戻されれば、また親鳥からエサをもらい育てられるでしょう。[3]
    • 近くに親鳥がいたり、ひなが親鳥を呼んで鳴き声を交わしたりするそぶりが無いか、最低でも1時間ほど観察してみましょう。ひなが親鳥に見捨てられ、1羽だけ取り残されるような状況に無いことを確かめる必要があります。[4]
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    鳥に怪我や病気の兆候があるか調べましょう。翼の骨折、体からの出血、羽が無くなっている部分(巣立ちひなの場合)など、怪我の兆候を探しましょう。また、体の震えや小さな鳴き声などが見られる場合もあります。他にも、親鳥がその近くや巣の中で死んでいたり、ひなを攻撃したと思われる猫や犬などが近くにいることもあるでしょう。[5]
    • 怪我や病気の兆候が見られるときや、親鳥が死亡などにより2時間しても戻らない場合は、ひなのために一時的な巣を作り、近くの野生生物保護センターに連れていきましょう。
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    巣が近くにあり怪我も無いのであれば、巣立ちひなとの接触は避けましょう。巣立ちひなの場合は、怪我も病気も無ければ、地面での発育を続けられるようにそのままにしましょう。しかし、猫などのペットの接近を防ぎ、外敵や危険のある場所であれば跳んで逃げられることを確認するとよいでしょう。[6]
    • 鳥類は特有の決まったものしか口にしないため、エサをやろうと試みるのはやめましょう。また、鳥に水をあげると水死の危険があります。

パート 2
ひなのために一時的な巣を作る

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    鳥を扱うときには手袋をしましょう。病気や寄生虫、くちばしやつめから身を守るために手袋を使用しましょう。また、手袋を使用する場合でも、鳥を扱う前後には手を洗いましょう。
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    親鳥が近くにいても巣が壊れているときは、吊り下げ式の巣を作りましょう。明らかに巣が破損していて親鳥も近くにいる場合は、彼らのためにシンプルな吊り下げ式の巣を作りましょう。[7]
    • 小さなかごかタッパーウェア容器を使いましょう。容器にペーパータオルを敷いたら、打ち込むか底に穴を開けて設置しましょう。
    • 古い巣の近くにガムテープを使って設置します。吊り下げ式の巣の中にひなを入れます。親鳥が新しい巣を作ってひなを移動させられるでしょう。
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    ひなに親がいない場合は、小さなプラスチックのボウルにペーパータオルを敷いて巣を作りましょう。ひなに怪我があり親鳥もいないのであれば、ひなを元の巣に戻してはいけません。巣にいる寄生虫が鳥をさらに衰弱させてしまうかもしれません。そのため、小さなプラスチック容器やイチゴ箱などを使って一時的な巣を作りましょう。無香のペーパータオルを入れて鳥のためのクッション材にしましょう。[8]
    • 金網の鳥かごは繊細な羽を傷める可能性があるため、使わないようにしましょう。
    • プラスチックのボウルが無ければ、空気穴を開けた紙袋でも代理できます。
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    鳥を巣に入れたらペーパータオルで覆いましょう。鳥の体温を温かく保ち、鳥の保護にもなります。[9]
    • 鳥が震えているときは、低温に設定した電気座布団の上に段ボールの板を敷き、鳥を置いて温めることができます。ボウルの中にいる鳥の側に、お湯を入れたペットボトルを置いてもよいでしょう。火傷を防ぐためペットボトルが鳥に触れないようにすることと、お湯が漏れて後にさらに冷えてしまわないように気を付けましょう。
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    巣は暖かく、静かで、暗い場所に設置しましょう。裏打ちされたプラスチックのボウルに鳥を入れたら、段ボール箱にボウルを入れてふたを閉め、テープで留めましょう。ペットや子どもが手に触れないように、段ボールは空いている部屋か浴室に置きましょう。[10]
    • 雑音は鳥にとって大きなストレスとなる可能性があるため、ラジオやテレビの電源を切りましょう。鳥への接触は最低限にし、怪我や病気を悪化させないように気を付けましょう。ひなの脚は折りたたまれ、体の下にしまわれている状態になっていることを確認しましょう。
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    ひなにエサをやるのはやめましょう。鳥類は種によって食べるものが異なるため、不適切な食べ物を与えて衰弱させることの無いようにしましょう。鳥に怪我があるときは、ショックと怪我からの回復にすべてのエネルギーが使われます。そのため、無理やり食べさせてさらなるエネルギーを消費させないようにしましょう。[11]
    • 水をあげると溺れてしまうことがあるので、鳥にはあげないようにしましょう。
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    鳥を扱った後には手を洗いましょう。病気や寄生虫がうつらないように、鳥に触れた後は手を洗いましょう。[12]
    • タオル、毛布、上着など、鳥が触れたものはすべて洗いましょう。

パート 3
野生動物リハビリテーターに相談する

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    近くの野生生物関連施設に連絡をしましょう。怪我をしたまたは親のいないひなに一時的な巣を作ったら、地元の野生生物関連施設に連絡をするとよいでしょう。次のような施設に連絡をすれば、最も近い野生生物センターを教えてもらうことができます。[13]
    • 県の野生動物保護施設
    • 近くの愛護協会
    • 野生動物や外来動物に特化した動物病院
    • 環境省の野生生物保護センター 
    • 野生動物リハビリテーション施設
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    ひなの容態を伝えましょう。野生生物リハビリセンターへの連絡の際は、ひなの見た目や症状を伝えましょう。ひなを放すときに参考にされる可能性があるため、発見場所も教えるのが望ましいでしょう。[14]
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    リハビリテーターにひなをたくしましょう。できる限り早く野生に戻されるように、一時的な巣に入れたひなを近くのリハビリセンターに連れていき、治療を受けられるようにしましょう。
    • ひなを手元に置いてペットとして飼いたいと思うかもしれませんが、ひなは野生動物とみなされます。保護した鳥を飼い続けるのは鳥獣保護法違反となってしまうだけでなく、命を危険にさらす可能性もあります。[15]

記事の情報

この記事はPippa Elliott, MRCVSが共著しています。 獣医であり、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるエリオット医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得してます。エリオット医師は生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。

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他言語版:

English: Help a Baby Bird That Has Fallen Out of a Nest, Français: aider un oisillon qui est tombé du nid, Italiano: Salvare un Uccellino Caduto dal Nido, Español: ayudar a un pajarito que ha caído de su nido, Português: Ajudar um Passarinho que Caiu do Ninho, Русский: помочь птенцу, выпавшему из гнезда, Deutsch: Einem Küken helfen, das aus dem Nest gefallen ist, Bahasa Indonesia: Menolong Anak Burung yang Terjatuh dari Sarangnya, Nederlands: Een jong vogeltje helpen dat uit een nest gevallen is, العربية: مساعدة طائر صغير سقط من عشه, Tiếng Việt: Giúp đỡ chim non bị rơi khỏi tổ, 中文: 帮助一只从巢中掉落的幼鸟, हिन्दी: घोंसले से गिरे चिड़िया के बच्चे की मदद की जाए

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